| いっていっていきまくり、さんざん醜態をさらして、そのほとぼりを冷ますかのように、シャワーで私のそこが洗われた。 そして美香は私の部屋から持って来た例のものの中身をガラスのボールにあけた。 「これから入れてあげる。でも、これだけじゃつまらないから……」 そう言って、袋から白い粉をボールに入れてかき混ぜた。 そしてガラスの浣腸器に吸い取った。 「これ、浣腸のグリセリンと反応して、人間の体温で柔らかいゴムみたいな固まりになるの。でもね、腸壁に吸い付いて、自力では排泄できないのよね」 ヤメて、ヤメて、そんなもの入れないで、入れないでぇぇ…… 入ってくる、入ってくる、冷たい薬液が…… 自分でやったときと同じ、我慢できない便意。 出したい、出したい、でも、出せない! 「しっかり固まるまで、待ちましょうね」 一人の時の何十倍もの強烈な便意! でも、いくら力んでも出せない! 「お願い、お願い、助けて!」 「自力では絶対に出せないわ。誰かにお願いして、少しずつ掻きだして貰わないと。それも、入れたときのキレイな薬液じゃないわ。あなたのお腹の中のウンチと混じり合った、汚い汚いものよ。それを指で掻きだして貰わないといけないの。そうしないと、そうね、だいたい2時間くらいで、口からウンチを吐き出して死ぬわ」 「やめて! お願いだから、助けて」 耐えられない、本当に耐えられない腹痛だった。 「お客様にお願いしたら?」 お客様に? 「鏡の向こうのお客様の中に、あなたの汚い肛門に指を入れて、汚い汚い汚物を掻きだしてくれる方がいらっしゃったら、もしかしたら助かるかもね」 何を言ってるの? 「さ、言いなさい、私の肛門に指を突っ込んで、汚物を掻きだして下さい、って」 言えるわけないじゃない、そんなこと、でも、でも…… 耐えられない…… 「わ、わたしの肛門に指を……」 美香はそれを何語かに翻訳した。 鏡の向こうでどよめきが起こった。 「突っ込んで……」 爆笑だった。 「汚物を掻きだして下さい……」 もう押さえようのない騒ぎになった。 言葉は分からないけれど、誰が行く、と言うことで揉めているらしいことはわかった。 もう耐えられない腹痛は限界に達し、何も考えられなかった。 ドアが開き、東洋系の美人が三人入って来た。(つづく)
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