| M性感というのに憧れていた。 自分がマゾ男で、サディストの美女にオモチャにされる。 快楽で責め抜かれる。 特に、寸止め地獄を思うとアソコがジュンとなる。 イキそうになると、寸前で止められる! それを繰り返され、精液ではない何かがドロドロと溢れだす。 それでもイケない。 縛られて自分でイクことの出来ないマゾ男はひたすら哀願するしかない。 「イカせてください、イカせてください」 ゾクッとする。 自分で寸止めを試してみた。 もうたっぷりと蜜を湛えた池に指を浸し、敏感な芽を…… イイ、イイ、と、まるでマゾ男のように喘いでみる。 ふと、指を止める。 そして「お願いします、イカせてください」と口に出してみる。 脳が痺れ、それだけでイッてしまう。 だめだ…… 上手く行かない。 もっと、もっと、焦らし、焦らされ、泣くほどにならなきゃ。 もう一度…… こんなことが一年くらい続き、やっぱり駄目なことが身にしみて分かった。 私はオナニーを繰り返しながら、ネットの風俗サイトでM性感の記事を貪るように読んだ。 そして見つけてしまった…… 「女の子もOKだよ。優しく虐めて上げるね」 の文字。 しかも写真を見る限り、恐ろしいほどの美少女だ。 「あい 十八歳」 私はおそるおそる電話をかけ、あいちゃんを予約した。 よくわからないから、六十分全サービスてんこ盛りコースにした。 三万五千円。 高い方だと思う。 私はドキドキしながら待ち合わせのコンビニに急いだ。
|