SMビアンエッセイ♪

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■8039 / ResNo.10)  Re[8]: 義姉×2
  
□投稿者/ さおちんが 一般人(2回)-(2017/08/24(Thu) 22:28:39)
    待ってました‼
    また続きが気になります。❗
    妄想が止まらないです。

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■8043 / ResNo.11)  Re[8]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(7回)-(2017/09/08(Fri) 23:37:56)
    其の夜、真新しいベッドで姉は私を愛してくれた。
    レースの天蓋の内側は二人だけの世界だった。

    あわいの奥深くを弄る姉の指先はいつもより意地悪、
    せわしなく動いてはふっと動きを止める。

    「ぁぁァ、ダメ、お姉さん。いかせて。」
    「まだ、まだだめ。」
    「ゃッ、嫌ぁっ!」

    もどかしいほどの姉の指。
    不意に舌先で陰核を突かれ、また動き始めてはすぐ止まる。

    「ィ、ぃくっ、ァァ……、ゃ、ィかせてぇっ。」
    「唯は私だけのもの…。」

    小さく響く水音、腰を震わせすすり泣くように喘げばすぐに指が止まる。
    イキそうになのに、イかせてもらえないもどかしさ。
    延々と焦らされて、いかせてもらえない切なさに身悶えた。
    何時までも続くお預けにあわいに抱いた指の感触は膨れ上がるばかり。

    涙を零し、何度も何度も姉に絶頂を強請った。
    姉の指が止まるたびに、焦らされるたびに、お預けされるたびに、
    舞い上がった官能を持て余し、泣きながら何度も何度も懇願した。
    そのほかの感覚を見失いそうになりながら、下腹部を小さく引き攣らせる。

    其の夜は、姉の指を深く咥え繰り返し押し寄せる甘い大波に飲み込まれた。
    繰り返し繰り返し狂わされた挙句、意識を飛ばした。


    姉が不機嫌な原因はライサお姉さんだった。
    でも、私はライサお姉さんのことが気になって仕方が無かった。

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■8044 / ResNo.12)  Re[9]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(1回)-(2017/09/08(Fri) 23:38:46)
    次の日の昼下がり、そっと背後から細い腕に絡め取られた。
    ライサお姉さんだった。
    姉が席を外したのを見計らっていたよう。

    仄かな良い匂い。
    大人の雰囲気に包まれて、首筋に零される吐息に肌がざわめく。

    「綺麗な体してるのね、唯ちゃん。」

    部屋着の上から優しく弄ってくる掌と押し付けてくる体の柔らかさ。

    「ぁ…」

    姉の抱擁とは違う、真綿で包まれる、そんな抱擁。
    優しく抱きしめられて心地よさに身を委ねてしまう。
    柔らかな愛撫に頭の中に霞が掛かり始め、
    拒否とか抵抗とか思いつきすらしない。
    眼に見えない蜘蛛の糸で気づかぬうちに絡め取られていくよう。

    高鳴る胸の鼓動、無意識にライサお姉さんのバスローブを握り締める。
    青い瞳を見詰めたまま腕の中で蕩けていく意識。



    愛撫してくる指先が…止まった。

    「姉さん!、唯に手を出さないでって言ったでしょ。」

    リビングに響く姉の鋭い声。
    ずかずかと歩み寄ってきた姉に腕を引かれ、ライサお姉さんから引き離された。

    「唯、ダメよ。姉さんは、ダメ。」
    「ぁ…、え?」

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■8048 / ResNo.13)  Re[10]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(2回)-(2017/09/10(Sun) 14:50:46)
    腕を掴まれて自室まで引き摺られるように連れて行かれた。
    扉を締め私を見詰め、不意に抱きしめて来る姉。

    「唯は私だけ、姉さんには渡さない。」
    「ぇ?」
    「…」
    「どうしてライサお姉さんはダメなの?」
    「だめ、唯は私だけなの。」
    「私はライサお姉さんも大好きだから、仲良くしたいの。」
    「…」

    暫くの沈黙、俯いたままの青い瞳。
    こんなに不安そうな姉を見たのは初めてだった。

    「上手すぎるの…」

    ポツリと答えた姉。

    「…」
    「唯を取られちゃうから…、お願い私だけの唯で居て。」
    「でも…」

    また逡巡する姉。いつもの自信に溢れた生徒会長とは思えない。

    「全部…話すね。」

    「去年、姉さんが自宅から通学していた大学一年生の子に手を出したの。
     其の子が姉さんにぞっこんになって寄宿舎の姉さんの部屋に毎晩泊まって抱かれてたらしくて。
     娘が帰ってこないとご両親が学校に問い合わせて事が発覚して大騒ぎになったの。」

    「パパが学校に多額の寄付をして姉さんが退学になるのは防いだけど、
     結局、姉さんは寄宿舎から追い出されて半年間の謹慎処分。
     このマンションは寄宿舎に居られなくなった姉さんがここから通うようにとパパが買ってくれたの。
     パパの再婚が決まったのはマンションを買った後だったから唯の部屋がない訳。」

    「唯は私だけ。ね、約束して。」
    「…」

    困惑した。
    ライサお姉さんも大好きだったから…。
    どう答えて良いかわからなかったけど、頷くしかなかった。
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■8049 / ResNo.14)  Re[11]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(3回)-(2017/09/16(Sat) 10:42:01)
    あれ以来、毎日のようにライサお姉さんがわざとらしく姉の前で私にちょっかいを出して来る。
    本格的に私を横取りしようというわけではなく、すぐ見つかるようなタイミングで姉の反応を楽しんでいる様子。
    姉がちょこっと横を向いた隙に抱きしめられたり、
    トイレから戻ってくるタイミングでわざとらしく押し倒して来たり。
    避けるわけにも行かず困惑するばかり。
    姉とライサお姉さんの鞘当てゲームのような不思議な緊張感。
    姉にとってはたまったものでは無いと思うけれど…。
    毎日不機嫌な女神様、その所為もあるのだろう毎晩私がお預けされ啼かされる。

    新しい生活に慣れようとしても、日毎に高まる緊張に落ち着かなくなる。
    それだけでは無い、一日ごとに二学期が迫って来ていた。


    始業式の朝、姉と二人でマンションのエレベーターに乗った。
    久しぶりの学校、楽しいはずなのだけれど不安でたまらなかった。

    「唯、どうしたの? 具合でも悪いの?」
    「違う、学校に行くのが怖いの。きっと大騒ぎになるから。」
    「だって仕方が無いじゃない、パパとママが結婚したんだから。」
    「でも…。」
    「少しばかり騒がれるのは仕方ないけれど、大丈夫よ。
     さ、行きましょう。」

    一階で開いたエレベーターの扉の向こうに踏み出すのを躊躇する私を見て、姉が私の手を引いた。

    「唯、大丈夫だから。」

    姉の言葉に小さく頷いて、手を引かれるままにエレベーターを降りた。

    「唯、学校で何か有ったら私に教えてね。
     それから、これからは授業が終わったら生徒会室に来て頂戴。宿題とか見てあげるから。」
    「はい。」

    そのときはまだ姉の意図がわからなかった…。

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■8051 / ResNo.15)  Re[12]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(4回)-(2017/09/18(Mon) 15:57:27)
    姉に手を引かれて学校へ向かう、その足取りは重い。
    学校へ近づけば、同じ制服姿の生徒達が私たちを遠巻きにし始める。

    「手を離して、お願い。」
    「学校まではダメ。」

    姉の手がぎゅっと握り締めて私を引っ張る。
    姉と一緒に校門をくぐった。
    そこに担任の先生が待っていた。

    「おはようございます。」
    「おはようございます。」
    「笹山さん…じゃ無いわね。名前で呼んで良いかしら。
     びっくりしたわよ、あの生徒会長の妹になるなんてね。」
    「…」

    黙って俯けば先生が耳元で囁いた。

    「女神様に愛してもらったの?」
    「!!」

    一瞬で耳まで真っ赤になった。
    私の様子に全てを理解した先生が小さく呟いた。

    「取られちゃったわね…。」
    「!?」

    目が点になった。 私、先生に狙われてたんだ…。
    顔を上げたときには先生は既に校舎のほうへ歩き始めていた。
    慌てて先生の後を追った。

    上履きに履き替え教室へ向かう途中、先生にいろいろ質問された。
    全て正直に答えるだけだった。
    私の説明に先生も仕方なさそうな顔をしていた。

    教室へ辿りついたのは始業時間直前。
    先生と一緒に教室へ足を踏み入れた途端ざわつく教室。
    こちらを向く視線が痛い。

    「唯さん、席についてください。」

    放送で校長先生の挨拶のあと、先生から二学期のための資料が配られた。
    其の後、休み中にあったこととして先生が私の姓が変わったことをクラスに伝えた。
    私が生徒会長の妹になったと。

    「「「えーーーっ!!」」」

    蜂の巣を突いたような大騒ぎ。
    みんなの視線が突き刺さった。 羨望と妬みと好奇心の真ん中で俯く。
    その日のうちに姉と私のことは学校中に知れ渡った。

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■8052 / ResNo.16)  Re[13]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(5回)-(2017/09/18(Mon) 16:04:37)
    始業式の後、皆を避けるように生徒会室へ向かった。
    目の前にあるのは6月のあの日と同じ扉。
    躊躇い無くノックすれば中から姉の声、僅かに開けた扉の隙間から滑り込むように部屋に入る。
    すぐ閉めて背中で扉に凭れ掛かりほっとため息を零した。
    あの時は緊張したこの部屋、今は私の逃げ込める場所だった。

    「ちょっと騒ぎになったみたいね。すぐに静かになるから暫くの我慢ね。」

    姉が扉に手を伸ばし内側から鍵を閉め、耳元で囁く。

    「これで唯と二人きりになれた…。」

    姉が扉のほうへちらと視線を向け、私の手を引いて窓際へと誘った。
    生徒会室で姉と二人。今日は始業式だけなので宿題は無い。
    放課後の校庭で陸上部がランニングを始めていた。

    「唯、愛してる。」
    「だめ、お姉さん。ここ学校だから。」

    そっと抱きしめてくる仄かな姉の薫り。
    柔らかな腕に包まれて、困ったように身じろぎする。

    「大丈夫よ、誰も来ないから。ここは私の個室みたいなのもの。」
    「でも…。」

    窓の外は長閑な放課後の時間、校門へ向かうみんなの小さな後姿。

    「ひッ。」

    滑る舌先に耳朶をなぞられて小さく悲鳴を上げた。

    「好き…。」

    視界の端で揺れる金色の髪、吐息が首筋を撫でて来る。
    白い指先がブラウスのボタンを一つ、また一つと外し始めていた。
    生徒会室に微かに響くエアコンの音に鼓動が重なる。
    早くなる呼吸とあわいの奥の期待。

    夏の終わりの日差し、校舎の向こうに入道雲が白く輝いていた。
    何もかもが眩しかった…。

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■8055 / ResNo.17)  Re[14]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(6回)-(2017/09/25(Mon) 20:26:14)
    学校で姉に愛された…。
    背徳感に煽られてあっけなく舞い上がった私。
    生徒会室であわい深く中指を咥えて眩い空高く羽ばたいた。
    姉の愛が嬉しかった。
    私と姉だけの秘密。


    手を繋いで学校を後にしたのはお昼を過ぎた頃。
    姉は上機嫌だった。

    白い腕に縋るように俯いて歩く眩しい日差しの下。
    いつもより小さな歩幅で踏みしめる道。
    汗ばんだ肌は日差しのせいだけではなかった。


    『これで私とお揃いね。』

    それは生徒会室を出る直前の姉の言葉。
    汚れたショーツは鞄の中。
    姉も下着をつけていない、だからお揃い。
    スカートの中が、涼しい。

    青空の下、一歩踏み出すたびに蘇る姉の指の感触。
    汗とは違うものが内股を伝う。
    恥ずかしくてたまらなかった。

    姉が立ち止まり私の顔を覗きこむ。
    見上げた青い瞳は優しく微笑んでいた。
    姉がそっと抱きしめてくれた。嬉しかった。

    「帰ったら、愛して…。」

    消え入りそうな声で姉にねだる。
    金色が眩しく揺れて、ぎゅっと抱きしめられた。


    マンションに帰ると、リビングのピアノの前でライサお姉さんが微笑んでいた。
    「ただいま。」と声をかけた。
    鞄を放り出し、姉に手を引かれて浴室へ駆け込む。
    背後から「お帰りなさい。」と小さく声が聞こえた。

    制服を脱がせあい、姉に抱きついた。甘い汗の匂いがした。
    縺れ合うようにシャワーブースへ向かう。

    金色の滝の雫を浴びながら、舌を啜り上げられ、
    指をあわいに抱きしめて、愛しい姉に縋りついた。
    立て続けに頭の中がショートした。
    何度も、何度も、私のほうから求めた。際限がなかった。

    その夜、姉はとても優しかった。

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■8058 / ResNo.18)  Re[15]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(7回)-(2017/10/07(Sat) 12:51:53)
    二学期が始まって未だ一週間。嫌がらせもあったけれど大したものではなかった。
    でも、時折見知らぬ生徒が私に睨むような視線を送って来る。

    暫くして、変わったのは私だけではないと気づいた。
    先輩にキスマークをつけられて恥ずかしそうにしている子がいた。
    クラス委員の子が担任の先生と仲良くなったらしい。

    相変わらず数学の先生はねちっこく私に質問して来る。
    数学だけは苦手だ。
    放課後に姉に教えてもらっても数学の成績だけは上がらない。

    生徒会室で勉強を見てもらった後、姉に愛されるのも日課になり始めた。
    だから、姉と一緒に帰るのは嬉しかったけど、とても恥ずかしかった。

    マンションに帰れば、相変わらずライサお姉さんがちょっかいを出して来る。
    だから姉が不機嫌になる。
    姉の言うことも判るのだけれど、納得がいかなかった。
    私は、ライサお姉さんも大好きなのに…。
    お姉さん達には仲良くして欲しいし…。

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■8061 / ResNo.19)  Re[16]: 義姉×2
□投稿者/ Honoka 一般人(8回)-(2017/10/15(Sun) 18:32:56)
    9月の半ばの週末、まだ暑い日が続いていた。
    今日は生徒会の会合がある。
    だから生徒会室へは寄らず、今日は私一人で先に帰る。
    クラスの友達と雑談しながら教室を後にした。
    いつもの日常だった。

    靴に履き替えようと下駄箱の靴を取ろうとして手を伸ばした指先に何かが触れた。
    次の瞬間、掌にひんやりとしたなにかがぶつかってきた。

    「!」

    思わず一歩後ずさりして飛び出してきたものを凝視した。
    床の上で小さな蛙が怯えたように跳ねていた。
    すぐ脇で友達が顔を引き攣らせている。

    蛙か…。
    また誰かの嫌がらせなのだろう。
    小さく溜息をついた。
    蛙は怖くなかった。
    小学校の頃、近所の男の子達と一緒に公園で蛙や虫を追いかけて遊んでいたから。

    コンクリートの床で跳ねる蛙を逃がしてやろうと、
    視線で追いかけ、両手を伸ばした。
    子供の頃を思い出し夢中になる。

    そっと両手で包んだ掌の中で跳ね回る小さな生き物。
    汗で汚れた体操服の入った袋の隅にそっと押し込む。
    立ち上がり振り返ると、さっきまで一緒だった友達の姿が消えていた。

    一人で校門へ向かう途中で姉の言葉を思い出した。
       『学校で何か有ったら私に教えてね。』

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