| あの事件からしばらく経ち、性慾の高まりは落ち着いては来ていたけど、
満月の夜はどうしても自慰を我慢出来ない。
美雪ちゃんを思い浮かべて自慰に耽ってしまう。 いけないと自分を叱り付けても満月の夜は淫らな想像が止まらない。
一度では満足できず、二度目の絶頂を求めて自慰に耽る。
美雪ちゃんを十字架に磔にしたらどんなに綺麗なんだろう? こんな想像していることが教会のシスターに知られたら軽蔑されるのかなあ。
でも指が止まらない。もう一度いきたい。 一心不乱に陰核を刺激する。そしてまたあの感覚に酔う。 そうしてようやく眠りに落ちる。 その瞬間、嘲笑まじりの囁きが耳を刺激する。
「ぶりっこしていけないダメと言いながらオナニーかい?大した浄魔師さんだねえ」 いつの間にかベッドに侵入していた美女。 いや、頭に羊の巻き角を思わせるものがある。 これはもしかしたら、サキュバス?
あたしは飛ぶように起きると照明をつける。 南米系の美女を思わせる姿に実体化したサキュバスがそこにいた。
「あんただって満更でもなかったろ。大好きな美雪ちゃんにいじめてもらってアへアへヨガってさ」 こいつが元凶だったのか! あたしは祝詞を唱えようとした。 しかしサキュバスは素早く唇を重ねて来た。 美雪ちゃんのとは違う、成熟した大人の唇の感触。 身体の力が抜け、あたしはベッドに押し倒される
抵抗しようとしても身体が動かない。強制的な拘束ではない。 とにかく力が抜けてしまうのだ。
サキュバスはあたしの身体を一度起こすと背後から抱きしめ、あたしの乳房に手を這わす。
「あたしは女の子大好き あんたと美雪ちゃんの性のエネルギーであたしも綺麗な身体で実体化できたの。ありがとう.あたしのことはアニータと呼んで」 アニータはそう囁きながらあたしの乳房を弄ぶ。 爪先で乳首を擽り、つまみ上げたかと思えば手のひらで捏ね回す。
「お近づきの印にいかせてあげる」 アニータは指であたしの陰核を責め立てる。 何度もいかされ、あたしは気絶した
朝になるとアニータの姿は消えていた。 枕許には「美雪ちゃんもあなたを欲しがっているよ」とメモが残されていた。
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