| 「あっ、涼!あ、あのっ‥‥」 するとハルカが間に入り、 「この子に何か用?」 「はぁ?!私は舞衣に話しているの!」 「なにっ?もしかしてケンカ売ってる?」 舞衣が慌ててハルカの腕を掴む。 「や、やめてっ!」 「舞衣、なにしてんの?こっちに来て!」 舞衣は涼の背後に隠れる。 「なに?もしかしてあんた舞衣に惚れてんの?そりゃ傑作だ。」 「どうゆう意味?」 「だってそいつ変態だよ。」 言いながらポケットの中でスイッチを入れた。 舞衣は涼の後ろでイヤッイヤッと首を振りハルカに目で訴えた。 「馬鹿なことを言うな。この子はそんなんじゃない!」 「聞いてみたら?ほらっ。」 涼が振り返る。舞衣は必死に平静を装い、 「ち、違います。あっ‥、や‥やめっ‥‥」 ハルカがスイッチを強にした。 「舞衣、舞衣、どうしたの?」 舞衣は両手で涼の腕にすがりながら、腰をビクビクと動かしている。 周りを見渡すと、皆が好奇の目で見ている気がする。 「舞衣っ。」 「やぁ‥‥あああ〜‥‥いやぁ〜〜」 「どうしたの?舞衣。」 とうとう舞衣は立っていられなくなり、 その場にしゃがむ。 「あぁあ〜〜‥‥イクッ‥イッちゃう‥‥いや〜〜〜〜!!!」 舞衣はガクガクと身体を震わせ、ジョジョジョジョと失禁してしまった。
涼はハルカの襟首を掴んだ。 「舞衣になにしたんだ?」 「熱くなるなよ。見ろよ、彼女の顔を!悦んでる顔を!」 「違うっ!そんな子じゃない!二度と舞衣に近づかないで!」 「熱いね。別にいいよ。でも彼女はいいのかな? あんたじゃ彼女の相手は無理だよ。必ずあたしの所に戻ってくるよ。」 「させない、絶対にさせない。」
涼は、泣きじゃくる舞衣に声をかけて、肩を抱き抱えて立たせた。 ハルカを睨みながら歩き出す。ハルカは肩をすくめて見送った。
続く
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