| 2004/10/28(Thu) 23:41:58 編集(投稿者)
いつの間にか秋も深まり、午後五時を過ぎる頃、街は夜の帳を降ろし始める。 「雪。今日はどう?」 週末、金曜の夜だからそんな声も掛かるが 「ごめん。今日はちょっと…また今度誘って!」 同僚からの誘いを断り帰り仕度をする雪。 「雪、最近、付合い悪くない?」 「そうそう。今日なんか仕事中も上の空だったし。」 そんな話は雪の耳にも届いていたが、それを気に止める余裕は雪には無く、ただひたすらに帰路を急いだ。
女の二人暮らし。部屋に誰かがいても物騒だからと、鍵を開け放す事は無く、雪はバックから鍵を取り出すと、おぼつかない手で鍵を開けた。 「ただいま…」 「おかえりー」 声の主。尚は返事はするが出迎えはしない。そして続けて 「いつも通りシャワー浴びて来てー。下着とか全部そっちに用意してあるからー。」 と顔も見ずに言う。 「うん…」 雪はますっぐシャワーへ向かい、一枚づつ服を脱いて行く。 ブラジャーを外すと名の通り雪の様に白い乳房がプルンと飛び出す。先端は何かの飾り物の様に自己主張していて、乳房全体が熟れた果実のようだ。 Tバック…とは言っても肌を覆う部分は殆ど無いお情け程度の物だが、それでも喰い込んでいた部分には、それと分かるシミを残している。 ガーターベルトを外しガーターも脱ぐ。片方のガーター、太腿部分に差し込まれていたコントローラーが重力に逆らわずして、ブランと揺れる。 「あ…」 思わず甘い吐息が漏れる。 ゆっくりと引き抜くと愛液でコーティングされたピンク色のローターが怪しく震えている。 「や…」 朝、出勤前の玄関で尚の手によって装着されたローターは、今の今まで雪の中で蠢(うごめ)き続けていたのだった。 ローターをピカピカに光らせているのが他ならぬ自分自信である事に恥ずかしさを感じる雪だった。
(携帯)
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