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Re[2]: 浄魔師弓香の受難
水無月
数日後、
子どもたち相手の音楽教室の仕事を終えたあたしは自室への帰路についていた。
子どもたち相手の仕事は楽しいが体力を使う。
これからの仕事のスケジュールと裏稼業の兼ね合いも考えながら車をのんびり走らせていた。
突然、あたしの髪が引っ張られた。
いきなり、何が来たのだろう。
妖怪妖魔の類か？怨霊か？
路上駐車はまずい
市街地なのでコインパーキングはすぐに見つかった。
お金はかかるがやむを得ない。後で青葉の会に請求する。
車に常備してるの浄魔用の和笛を掴み車を出る。
携帯電話で青葉の会に連絡を入れる。
が、何でこんなときにでないのだあの電話番！！
留守電に状況の報告を入れ、あたしは髪の毛が導くまま高層アパートに突入する。
屋上への階段上がると、ドアの前に誰か倒れている。
美雪ちゃん！
美雪ちゃんが縄で縛られている！
そして今にも変態男が美雪ちゃんを食い物にしようとしていた‼️
浄魔法の笛は緊急時には武器に使えるよう頑丈に出来ている。
あたしは浄魔法の笛を男の後頭部に叩きつけた‼️
男は頭をかかえうずくまる。
あたしは男の脇腹を蹴り、男は階段を無様に転げ落ちた。
男は逃げた。
可哀想に
あたしは口のテープを慎重にはがし、美雪ちゃんの縄をほどこうとしたその瞬間、美雪ちゃんを縛っていたはずの縄が消えた？
「え？」
一瞬混乱した。そのあたしの隙を突くと美雪ちゃんが落ちていたスタンガンを拾い、あたしに押し当てた‼️
何、何をするのと問う間もなく強烈なショックがあたしを襲った。
あたしは意識を失った
06/11 09:53
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