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Re[28]: 義姉×2
Honoka

気だるい休日の午後、まだ9月、相変わらず外は暑い。
お昼を済ませた後のそれぞれにリビングですごす時間。

ライサお姉さんはピアノを、イリーナお姉さんは雑誌を読んでいた。
私も雑誌を手にしたものの気はそぞろ、姉たちのことばかりが気になる。
ふと手元に視線を落すと雑誌が逆さま。
別の雑誌を取りに立っては、日差しの眩しい外を眺めてみたり。
テレビを見るわけでもなくリモコンを弄んでいたり。

私が立ち上がるたびに二対の蒼い視線を感じた。
ソファーに戻っても、手にした雑誌を弄びながら、
ちらちらと二人の姉のほうを伺い、もぞもぞと太股をこすり合わせる。

少し頭を冷やそうと洗面台に向かっても下腹部奥の昨夜の記憶が蘇る。
どうしても我慢できなくてトイレで自分で慰めた。
昨夜の感覚を思い出しながら喘いだ。
でも、でも、違う、物足りない。

リビングへ戻れば、ちらとこちらを見てすぐに逸れる蒼い瞳。
ため息をついてソファに腰を降ろしまた太股をこすり合わせた。


ピアノの音が止まったのに気づいてライサお姉さんのほうを見れば、青い瞳が微笑んでいた。
ゆっくり私のほうへ歩み寄り、私を覗き込み。

「落ち着かないみたいだけど、大丈夫?」
「はい、大丈夫ですけど…。」

間近に寄せられた蒼い瞳が耳元で小さく囁く、

「愛して欲しいの?」

顔を赤くして頷いた。
イリーナお姉さんが雑誌を置いて私のほうを見詰めていた。

「じゃあ晩御飯の後で、良いかな。」
「はい…。」

ライサお姉さんが抱きしめてくれた、良い匂いがした。
姉達が微笑んでいた。


01/18 11:37
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