[]-623/親
ネコと子犬と一人の飼い主T
みな

困ったことに私は捨て猫や捨て犬を見ると、すぐに拾ってしまう性格だった。
幼い頃から雨の日の度にダンボールで鳴いている動物を見つけ家に連れて帰っていた。
自分の親も似たような性格だったので、エサを与え回復するまで飼わせてくれた。
それからいつも近所のペットショップに張り紙をし、里親探しをする。
里親が見つかった猫や犬と別れるのが辛くて別れの度に泣く。
それがとても辛いことだとわかっているのに、それでも捨てられていると拾わずにはいられない。
だから今でもこうやってニ匹も飼うハメになっている。
いづれ来る別れに怯えながら・・・。


「ご飯だよ、キキ・・・ララ・・・」
子犬のキキと子猫のララは勢い良く、私の足元に駆けよってくる。
この子達、実際には人間だ。
だけど拾って首輪をつけて飼ってるうちに、犬と猫にしか見えなくなった。
二人の性格は両極端で、まさに犬と猫。
「ご飯ご飯〜vv今日も僕のために働いてくれてありがと、ご主人様vv」
子犬のキキはよく懐く。
私の足をペロペロ舐めながら喜ぶ姿が、完全に子犬。
キキの一人称は「僕」だが、キキは女である。
尻尾を(正確には尻尾付きこけし)を嬉しそうに振り、エサを食べる姿がいい。
四つん這いになって食べる後ろ姿から除く、秘部からは甘いジュースが溢れている。
「キキ、お留守番できた?」
「はいっ、ご主人様の帰りをじっと待ってました」
「えらいね・・・キキ・・・」
「んっ、はぁっ・・・ご主人さまぁ・・・」
甘いジュースを舐めてやると、キキは甘い声を出す。
これが私の晩御飯なのだ。
「今日も美味しいよ、キキ・・・」
「ふっ・・・ありがとうございます・・・んんっ・・・あぅ・・・」
「・・・ご主人さまぁ」
いつもこうやって食事をしていると、遠慮がちにすりよってくるのがララだ。
自分の食事を終えたララは、私の目の前で仰向けになる。
服従のポーズ・・・普通の猫はこんなポーズとらない。
でも私の前では特別、そう躾たのだから。
「キキ、ちょっと待ってね?」
キキの秘部から口を離すと、キキはララを恨めしそうに見る。
そんなキキが可愛くて、私は更に虐めたくなる。
細めのバイブを入れてやり、私はララの方に興味を向ける。
「ララもお留守番できたかな?」
弱々しく首を縦に振り、顔を真っ赤にして私の愛撫に反応する。
猫の気持ちのいいところは全て知ってる。
首、背中、お腹、手・・・ララの性感帯を執拗に責める。
その度に掠れたような声を出す。
溢れ出す愛液は甘美な味がする。
この食事時間は、自分の一日の中で一番好き。
キキもララも私を愛してくれるから。
拾って来たこの子達しか愛せない。
「キキ、ララ、愛してるよ」
二人を同じくらい愛していて、大切に思ってる。
そのうち別れがくるのは分かってるのに、どんどん深く愛してしまう。
少しの時間だけでも、二人を出来る限り愛してあげよう。
同じくらいの愛で、同じくらいの愛撫を・・・。

だけど、二人がこの「平等な愛」に納得いかないことくらい、ちゃんと分かっていたんだ・・・。



08/18 03:10
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No2186
あっ続きが

のの
(08/06 01:28)
No2178
お疲れさまでしたvv

キョウ
(08/03 10:06)
No2176
NO TITLE

まみ
(08/02 07:57)
No2175
ネコと子犬と一人の飼い主 最終話

みな
(08/02 04:00)
No2174
復活おめでとぉ↑↑ございます((..

杏奈
(08/02 02:20)
No2161
ほんとごめんなさい・・・

みな
(08/01 01:58)
No2160
ネコと子犬と一人の飼い主Z

みな
(08/01 01:54)
No2060
もう終わりかな?

のの
(07/20 23:19)
No1804
おかえりなさいvv

キョウ
(03/09 03:51)
No1759
NO TITLE

菜貴
(03/04 02:12)
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