[戻]-7220/親
大人のオモチャ
hime
うちの会社はまあ、大企業とは言えないけれど、中堅の中ではそれなりに知られたメーカーだろう。
小型モーターの性能には定評があって、ある特殊な用途のもののシェアは全国、というか、世界の七割を占めている。
で、その納入先の企業から、女性社員をアドバイザーとして派遣してくれないかという依頼があり、なぜか私が選ばれた。
「あなたを推薦したのは私なの。あなただったら大丈夫。というより、あなたしかいないわ」と課長は言った。
「何の会社なんですか?」
「まあ、行ったらわかるから」
課長はいつもの酷薄な笑みを作った。
実はあんまりこの課長とは仲が良くない。
今回の出向も、課長が私を追い出したのだとふんでいる。
「女性ばっかりの会社だから、すぐに馴染むと思う。簡単なプロジェクトだし、すぐに戻って来れるわ」
この段階で、かなりアヤシイと思った。
やっぱりアヤシかった。
「セイグ」と聞いて、それが「性具」であり、大人のオモチャだと気付く人がどれほどいるだろう。
「女性向けのセイグを開発してるんです」
は?
という感じだった。
目の前に次々と並べられる禍々しいと言っていいそれに、私はどう反応して良いかわからず、ただ息を飲んだ。
「御社のモーターは実に素晴らしいんですよ。特に、ネオジム磁石を使った超小型のモーター……」
そう言って、社長と名乗る、私と同じくらいに若い、おそらく二十代前半の女性は、指ほどの太さの棒を手に取った。
外見はそれほど禍々しくない。
スマートで、ピンクと水色の二種類がある。
「使ってみます?」
さりげなく聞いてくる。
「いえ、私は……」
「男性自身や、オナニーとは全く違いますよ。どうぞ、いいから、持って帰って使ってみて下さい。明日、感想を聞かせて下さいね」
感想って言ったって……(続くよ。感想待ってるね)
09/11 08:32
編集 削除
続き・感想を書く
第1レス(続き・感想)
|前レス10>
レス古い順
▽続き・感想(32)1-10
No7460
Re[12]: 大人のオモチャ12
ゆい
(12/23 21:29)
No7451
いいな〜
hime
(12/21 09:43)
No7450
Re[14]: NO TITLE
美姫
(12/20 22:45)
No7254
NO TITLE
沙子
(09/23 10:59)
No7253
NO TITLE
美咲
(09/22 16:31)
No7252
大人のオモチャ13
hime
(09/22 13:57)
No7251
NO TITLE
沙子
(09/22 11:05)
No7250
こんばんは!
美咲
(09/22 02:58)
No7249
大人のオモチャ12
hime
(09/21 17:24)
No7248
大人のオモチャ11
hime
(09/21 14:04)
|前レス10>
Menu 初頁
Child K-Tai