[戻]-7650/親
夢のために 第一話
左眼
第一話
夢の中のボクは、まだ女子高に通っている高校生だ。
紺のスカートと白いブラウスの制服を着ている。
場所は学園の礼拝堂で、壇上の十字架に両手を縛られている。
「この娘の中に悪魔がいます」
ボクを取り囲んでいた教師の一人がかん高い声で叫ぶ。
「悪魔が清純な学園を汚しています」
別の教師も大声で言う。
「助けて、ボクは何もしていない」
「これを見ろ、この汚らわしい手紙を」
ボクの前に突きつけられた何枚もの手紙。
ボクあてのラブレター。
「今年で3人目よ、この娘の虜になった女の子は」
忌々しげに言うのは修道女姿の校長だ。
「美しい姿にみんなが騙される」
「こんなに可愛い顔をしているのに」
「魔女よ、魔女にちがいない」
次々に大声を出す教師たち。
ボクは恐ろしくて声がだせない。
何もしていないのに、いつも女の子達がボクを見る。
何かを求めるあの視線。
ボクと付き合いたいという手紙やメール。
ボクはそれから逃げているのに。
あの視線で話しかけられるのが、恥ずかしくていやなのに。
「正体を暴いてやるわ」
恐ろしい教師の叫び声が続く。
「裸にして、悪魔の正体をみんなに見せてやる」
そう言う校長の顔が欲望に歪んでいるのに気づく。
他の教師たちもあの視線でボクを見つめていた。
何かを求めるあの視線で。
恐怖と恥ずかしさで、体が震えだしてしまう。
「いや、許して、裸になるのはいや」
ボクの声が泣き声になっているのを教師たちが笑う。
「そんな泣き真似で、騙されないわ」
校長の手が伸びて、ブラウスのボタンを外し始めた。
弄ぶようにゆっくりと服が脱がされる。
夢の中なのにボクはひんやりとした空気と欲望の視線を肌に感じている。
「だめ、許して、いやあ」
泣き声は無視され、校長がブラジャーをむしり取った。
恥ずかしさで体が火照るのが分かる。
でも、他の躰の変化も自分で気付いている。
「ほら、乳首が尖っているじゃない」
校長がボクの耳元で囁き、教師たちの視線が集まる。
「見ないで、いや、いや」
「まだ、大事なところが見えていないじゃない」
そう言いながら、スカートが脱がされた。
校長の手がボクのショーツにかかる。
「いやああ」
恥ずかしさと同時に、実は悦びも下半身を熱くしている。
でも、これで終わってしまう。
下着がゆっくりと降ろされようとする時に、いつも夢から覚めるのだ。
すでに濡れている下半身を自分で触っても、夢の中程には感じる事が出来ない。
だから、ボクは狩りを始めた。
10/04 12:26
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