[戻]-7869/親
餌食1
ayaka
2016/08/08(Mon) 10:56:58 編集(投稿者)
2016/08/08(Mon) 10:56:33 編集(投稿者)
「エミちゃん」と、そう名乗る女の子は、自分で言うだけあって美人だった。
薄い緑のワンピースも、細い体の線を意識したもので、よく似合っていた。
これなら下着にも気を遣っているだろうし、全裸はなおさらそそるだろう。
合格だ。
「あの……」とエミちゃんは伏し目のまま言った。164センチの私からはエミちゃんの頭頂が見えた。
怯えているのがわかる。
当たり前だ。
普通のセックスの相手ではない。
サディスティンの餌食なのだ。
「大丈夫よ。二時間なんて、あっと言う間に過ぎるから」
と、一応言っておく。
もちろん、大丈夫なんてものじゃない。
これから二時間、レズのサディスティンがどれほど恐ろしい生き物か、この子は骨身に滲みて味わうことになるだろう。
本当に、骨身に滲みて……
でも同情はしない。
二時間で200万ものお金を稼げるのだから、そのくらい我慢しなさい。
私にとってはお客様の満足が第一で、泣きわめき方が足りなかったり、羞恥に歪んだ顔がみにくかったりしないか、その不安でいっぱいなのだ。
前々回の女の子、「ミカちゃん」は酷かった。
基本、無表情だし、どんな苦痛、羞恥にも黙って耐えた。
一リットルもの浣腸を受けても、アナル栓が抜かれるまで全身を脂汗でぬめ光らせながら三十分を耐え抜いた。
猛烈な排泄の羞恥にも黙って耐えた。
次には両方の乳房に鍼灸用の針を二百本ずつ突き立てられ、まるでハリネズミのようにさせられても、顔を歪めることなく、ひたすら黙って耐えるのだった。
針はステンレスと銅が半々で、なぜそうなのかをお客様は嬉々として説明した。
「これは一種の電池よ。ここに通電されたら、その痛みに耐えられる人間はいないわ」
SMホテルの天井から下りる鎖に拘束されたミカちゃんは、その後、お尻に百発の鞭を受けても悲鳴一つあげなかった。
乳房にレモン汁をぶっかけられ、そして針金で乳房の針山を撫でられると、おそらく引き千切られるような激痛の中でミカちゃんは全身を何度も硬直させた。
そのまま、黙って失神した。
「つまんない」とお客様は言い、帰ってしまった。
針山の針を抜いてやってるところでミカちゃんは目を覚ました。
「私、耐えました」とミカちゃんはまるで何か偉業を達成したかのような口調で言った。
「耐えましたじゃねぇよ!」
私はミカちゃんを平手で打った。
初めてミカちゃんは怯えた表情を見せた。
「その顔を、お客様に見せるんだよ! このバカ女が!」
ミカちゃんのギャラは私が被ることになってしまった。
私はエミちゃんに言った。
「私がちゃんと見ててあげる。限界だなって感じたら、ストップしてあげるから。だから、ちゃんと声を出してね」
「はい……」とエミちゃんは力無く言った。
ストップなんかするもんですか。
お客様が満足していただくまで、死ぬ寸前まで苦しんで貰うわ。(続く)
08/08 10:54
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