[戻]-850/親
家庭教師
ケイ
家庭教師がうちにやってきて3ヶ月あまりが経った
家庭教師・・というと物々しいけど、近所で昔から顔見知りのお姉さんが勉強が全然出来ない私に自分の勉強の復習にもなるからと家庭教師をかってでてくれたのだった。
中川あいり先生。
スラリとした細身で凛とした美しい顔立ちをしている。
先生は大学生なので高校生の私とは対して年が離れていなかった。
だから先生と言うより、お姉さんが出来たような感覚で一人っ子の私は先生が来るたびとても嬉しかった。
「先生〜今日の宿題なんだけどぉー」
「だーめ、宿題は自分でやりなさいっていつもいってるじゃん」
「えーだって全然わかんないンだもーん」
勉強はそっちのけでこういう何でもない会話をやりとりするのがとても楽しい。
私は昔以上にあいり先生の事が大好きになっていった。
ある日のこと、両親がそろって旅行にいってしまった。
2泊3日の温泉旅行。
結婚記念日がどーとかで仲良く出かけて行ってしまった。
「年頃の娘置いて心配じゃないのかねー」
「りぃはしっかりしてるから安心なんじゃない?」
りぃ・・とはつまり私のこと利香をくだいて「りぃ」
「そっかなぁ〜でも2泊3日も1人でいるのなんて退屈だよー・・
あ、そうだ!先生泊まっていってよ!!」
自分の突然の思いつきにあいり先生は意外にもあっさりオーケーしてくれた。
「じゃあ、着替え取ってくるから」
と、でていって数十分後。
家も近いのですぐかえってきてくれた。
「なんだか嬉しいなーあいり先生と一緒にいれるなんて^^」
「ねぇ・・先生っていうの無しにしない?勉強してないしさ」
「えーだって結構気に入ってるんだもん、せ・ん・せ・い♪っていうの」
「なんでよー」
あいり先生が照れくさそうにするのがなんだか可愛かった。
家にとまっている間は先生をとって呼ぶことに決まった。
「今度は私が照れくさいなぁ・・先生ってつけて呼ぶのになれちゃったんだもん」
「呼んでみて」
モジモジする私をからかうように、あいりは言った。
立場が一気に逆転してしまった
「あ・・あいり・・」
ぎこちなく呼んでみた。途端、なんだか急に恥ずかしくなる
「ふふー可愛いよ、りぃ。私も嬉しいなぁ」
「もーからかわないでよー」
楽しく談笑しながら私は自分がドキドキしているのに気がついた。
なんだろ・・この気持ち。
あいりも同じ気持ちなのかなぁ・・
ちょっぴりそんなことを思ってみたりした。
10/17 00:56
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No1168
Re[6]: ケイ様
めぐ
(12/10 14:55)
No1166
Re[6]: 書き手です♪
SEVEN
(12/10 12:44)
No938
書き手です♪
ケイ
(10/30 01:10)
No937
Re[4]: 家庭教師 5
ケイ
(10/30 01:08)
No858
りなさん、由兎魔 さん
ケイ
(10/18 00:08)
No857
Re[3]: 家庭教師 4
ケイ
(10/17 23:43)
No856
Re[2]: 家庭教師 3
ケイ
(10/17 22:47)
No855
ああああああぁぁぁぁぁぁ!
由兎魔
(10/17 21:02)
No853
初めまして。
りな
(10/17 03:52)
No851
Re[1]: 家庭教師 2
ケイ
(10/17 01:38)
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