■初・デート♪
 千春 2003/03/18


「女の子とキスしたことある?」  ビアンサイトで知り合ったナオさんが、のぞきこむようにして聞いてきた。 「えっ…あっ…はい」  歌っている最中だったので、私はビックリしてつい、嘘をついてしまった。 「カラオケもいいけどさ、こういうこともしてみない?」    そう言いながら、ナオさんは唇を近づけてきた。ナオさんがしてくれたのは 子供同士がするような可愛いチュッじゃなくって、私はどうしたらいいか分からくなった。 ナオさんがしてくれるように、私もナオさんに同じことをしてみた。お互いの舌を絡ませて・・ クチュクチュ… 「あっ…んん・・・」 すごく、気持ちいい。頭がクラクラしてくるような、そんなキス。 「ちょっと待って」 ナオさんが少し離れて、お酒を口に含んで、またキスしてくれた。 「はぁ…ナ・…ナオさぁんっ‥‥」 アルコールのせいか、キスのせいか、私は気持ちよくて、声をあげてしまった。 クチュクチュ・・チュパチュパ・・  ナオさんはカラオケルームの電気を消して、ゆっくり私を押し倒した。 「あっ・・・んぁ・・」  キスだけでイキそうなくらいに感じちゃって、ナオさんを私の体が求めて いるんだと、実感した。  キスをしながら、ナオさんは私の太股を指でなぞる。 ピクンと体が痙攣する。 「・・んああっ!」  たまらず私は声をあげる。  ナオさんは指を止めず、私のショーツに触れ、そっと脱がしてくれた。 「‥すごく濡れてるよ?まだキスしかしてないのに‥こんなに濡れてる。感じやすいんだね。可愛いよ」  ナオさんは笑いながら、私の耳元で囁いた。私は恥ずかしくって、自分の顔が 火照ったような気がした。 「‥どうしてほしいの?」  ナオさんは焦らすように、アソコこは触れず、太股に触れてくれるだけ。 私はたまらなくたって、 「もっと‥‥もっとしてください!」 ナオさんにおねだりしてみた。 「どんな風に?」 「その・・・・ プルルップルルルッ 部屋の電話が鳴った。 「時間だって」 がっかりしたようにナオさんは言った。 私は心から、「ナオさんのモノになりたい」と思いながら、カラオケの部屋を出た。
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