優しい帰り道。 投稿者:はる 投稿日:2003/08/19(Tue) 03:30:31 No.2205
指を絡めて歩こう 人の目が気になる? 大丈夫。 街を歩く人はみんな早足だし、こんな真夜中。 こうやって腕を振って歩けば酔っぱらいみたいじゃない? …なんてアレコレ言ってみるのも…一度でイイ。 胸を張って、愛しくて大切で大好きでたまらない恋人を見せつけたいから。 幸福な私を含めてみんなに見て欲しい。 繋いだ手は彼女そのまま柔らかくて暖かかった。 照れているのか僅かに目元が紅い。 なんだか幸せな気分になって、どこまでも歩いていける気がした。 夜風が頬を撫でる。 ね、もうちょっと 遠回りして帰ろうね。
ある夏の日。 投稿者:はる 投稿日:2003/08/13(Wed) 06:39:28 No.2169
……暑い 口に出した側から溶けていきそうな暑さ。腕を伸ばすと同じように溺死体よろしく転がっている親友兼悪友兼恋人 『暑いって言わない…夏だからしょーがないの』 「じゃクーラー…」 沈黙 黙り込む彼女を億劫だけど軽く蹴ってみる つるむようになって五年。こういう関係になって三ヶ月。遠慮なんてとうに消え失せてる 「…なんでうちらってこうよ?普通女の子同士って甘い感じのするモンじゃない?」 『だってうちらだもん』 「…そぉだよね」 そう、暑いのと一緒で変えようがない 心地イイ なんて悔しいから教えないケド