■処女の夢 □hime 高校の頃に兄の机の中に見つけた一枚のDVDが私を根底から変えてしまいました。 そこには男は登場せず、ひたすら、ただひたすら、女が女を性的に虐めているのでした。 それまで私は男性に関心など全くなく、友人の恋バナなど、(鼻でせせら笑いながら)聞くフリだけをして過ごしてきたものでした。 自分には性欲がない、あるいは淡泊なのだと、そう思っていたのです。 ところが兄のDVDは、私が実は猛烈な性欲の、それも相当に歪んだ性欲の持ち主だと告げたのでした。 女の子、それも複数の女の子に、性的に虐められたい。 死ぬのはイヤだけど、女の子たちから理不尽で残虐な拷問も受けてみたい。 こっそりと兄のDVDを見ながら、私は自分の胸を揉みしだき、トイレやお風呂以外では触ったことのない、あの場所をまさぐったのでした。 いちばん興奮したのは、大の字に拘束されたマゾ役の女の子が、 「前はヤメて! 私処女なの!」 と泣き叫び、結局は得体の知れぬ巨大な器具(当時は知りませんでしたが、アナルヴァイブというものです。 電マに装着してクリとアナルを同時に刺激するタイプで、四肢を拘束されてこれで責められると、しまいには発狂……いえこれはまだ先の話です)を、 よくはわかりませんが恐らくアナルに深々と埋め込まれ、女の子たち四人の前で失禁するまで責められるシーンでした。 最初は女の子たちが言わせたように、 「ケ●の穴で逝きます」 と叫んでいましたが、しだいに声は出なくなり、泣きながら、 「許して、もう抜いて」 を繰り返すだけになりました。 「ほら、自分で出せよ。ク●をひり出す要領だよ」 今ならよくわかりますが、あれは自分の腹圧だけでは出せないような形状なのです。 しかもそうやって出そうといきむと、よけい振動が伝わって、恐ろしい快楽が生まれるのです。 いえ、これはもう快楽ではありません。 失神するまで続く拷問です。 ああ、同じようにされて失禁して女の子たちの嘲笑を浴びたい。 十六だった私の夢はこれでした。(ご無沙汰。なんか色々あってね。またゆっくり書いていくよ)
忘れもしない修学旅行の夜でした。 女の子四人で枕を並べて布団に入った後、女の子たちの香りからか、私は猛烈な性欲に襲われました。 ここにいる三人に……いきなり裸に剥かれ、胸やもっと恥ずかしい部分を観察され、 お尻によくわからない器具を押し込まれて失禁するまで逝かされ続け、嘲笑される……。 私はうつぶせになり、妄想を全開して自分を自分でなぶり始めました。 声が出そうになるのを必死に堪え、これまで味わったことのない快楽に浸りました。 妄想の中で、私は縛られ、お尻を立ててうつぶせにされ、 後ろから女の子たちに観察され、恥ずかしい部分に息を吹きかけられたり、 「いや〜」とか言われながら触られたり、いきなり指を入れられたりしているのでした。 女の子たちと枕を並べながら自分で自分をなぶっているという背徳的な感じが私をさらに昂ぶらせ、ついに声が漏れてしまいました。 幸いなことに、誰にも気付かれなかったようで、私はさらに続けて自分で逝き、ぐっすりと熟睡したのでした。 けれど、誰にも気付かれなかったというのは私のとんでもない勘違いでした。 翌日、奈良で同室の玲奈と二人きりになったとき、玲奈は美少女特有の酷薄な薄笑いを浮かべて話しかけてきました。 「あなた、夕べオナニーしてたでしょ。みんな気付いてたわよ」 私は天井が崩れ落ちるような感じのショックを受け、佇みました。 「みんなに黙ってて欲しかったら、私たち三人の奴隷になるのよ」 恐ろしさと共に、心の底で何かが疼いたのでした。 女の子たちに性的に虐められたい…… そのどす黒い欲望がかなうかも知れないという、陰湿な悦びでした。(続くよ)
その夜は京都泊で、食事とお風呂の後、私は旅館の部屋の板の間に正座させられました。 「間違いないね、オナニーしてたのよね」と玲奈は私を詰問しました。 私は思わず首を横に振りました。 「じゃあ、昨日のあの声は何なの? みんな聞いたのよ、変な声」 私はまた首を横に振りました。 「もういいじゃん」と美紀が言いました。「何が問題なの、玲奈?」 「そうよ」と遙花も口をそろえました。「正直、バカみたい」 「私、一睡も出来なかったの、気持ち悪くて。こんな所にまで来てオナニーする女が隣にいるなんて」 「じゃあ、私代わってあげるよ。玲奈は出口の側に寝てよ。 有香(これが私の名前です)は私と遙花で挟んで監視して寝るから。 オナニーしたとかしないとか、こんなことで睡眠時間を削るなんてバカみたいじゃない」 「でも……」 「でも、何?」 「わかった。私もう寝るから」 「じゃ、布団に入って消灯よ」 消灯してウトウトとまどろみ始めた頃でした。 「起きて」 私はギョッとして声のした方を見ました。 「しずかに。玲奈が起きるわ」 美紀と遙花が私の枕元に座り、私を眺めていました。 「私たちの前でオナニーして。そうね、パジャマも脱いで」 「イヤよ、そんなの」 「だったら、もう全校生徒に言いふらしてやる。有香は修学旅行の夜にオナニーしてましたって」 もう逆らえないと思いました。 私がパジャマを脱ぐと、待ちきれないとばかりに美紀と遙花も裸になりました。 下着を着けていないのが少し不思議でしたが、気にする余裕もありません。 私たちは三匹の白蛇のようにぬらぬらと求め合い、奪い合い、何をしているのかも知らず、わからず、ただただ快楽に身を任せていました。 ふと目が覚めたとき、すぐ隣に美紀の寝顔を見て、何という夢を見たのだと、自分で自分が恐ろしくなりました。 そして美紀の手が私の下着の中にあり、指が最も微妙な部分に触れているのを感じたとき、恐怖と、そして甘美な絶望が私を満たしました。 もう一生、この指から逃れることは出来ない…… 「大丈夫よ」と目を閉じたまましずかに美紀が言いました。 「もう一度やってあげる。声は出さないでね」 決して声を出してはならず、女の子からひたすら快楽だけを受け取る…… それは私が待ち望んでいた拷問でした。 けれど残念なことに、それもまた夢だったのです。(続くよ。今日は時間があったんでふたつ)
結局、私の望んだようなことは修学旅行中には起こりませんでした。 けれど女の子たちと夜を共にして、そこでオナニーをしてバレたという経験は、私に異常な何かをもたらしました。 創作意欲、とでも芸術家なら言うのでしょう。 私の場合、単に妄想がふくらみすぎてやり場に困ったというだけなのですが、 とにかく、その妄想を吐き出す場所を求めて、アダルト小説の投稿サイトに応募するようになったのです。 もちろん十八禁ですが、確認のしようもありませんから、大丈夫です。 そこでは私は例の三人の奴隷で、毎日、放課後、学校の人気のない倉庫で性的に虐め抜かれているのでした。 と言っても、経験のない処女のことですから、毎回ワンパターンで、 単に因縁をつけられてクリとアナルをいじられて逝かされまくって失禁して嘲笑られて終わり、という他愛のないものでした。 ところが不思議なことに感想欄、コメント欄には次第に書き込みが増えていき、ファン、という人たちまで現れました。 その人たちは「こんな器具がある」「こんな方法がある」などと、虐め方や悦ばせ方を教えてくれたのです。 小説の中でそれらを使うと、感想がまたグッと増えたりして、結構作家気分に浸れたものでした。 そのファンの中でもいちばん熱心だったのが「レナ」という名の女の子でした。 常人では思いつかないような残虐な方法を知らせてきて、それを小説の中で使うと、 「これを読んでオナニーして五回逝きました。次はもっとすごいのを期待します」などと書き込んでくれていたのです。 まさかこのレナが現実の玲奈だとは思いもよらず、私はいい気になって妄想をふくらませ、吐き出していたのです。(続くよ。次はたぶん月曜日)
そもそもヴァギナがどこにあるのかさえ知らぬおぼこです。 それに自分が知っている女性同士のプレイがアナルバイブで逝かせまくるというものでしたから、必然的に使うのはクリとアナルになります。 でも、正直、アナルで感じるのかどうかは半信半疑でした。 そもそもそこに性的な気持ちで触れたことは一度もありませんでしたから。 レナはそのようなプレイに異様に詳しく、それにつかう器具を扱うサイトのアドレスを貼り付けてくれたりして、「是非次はこれを使って下さい」などと催促するのでした。 パピヨンという名の、おそらくはゲイのカップルが使うのだろうと思われる双頭のアナルバイブで、 主人公と他の女の子がつながれて二人とも失禁するまで責められるというストーリーには、 「主人公と同じ目にあってみたい」 という書き込みがなされて、少し気持ち悪くなったりもしました。 少ししてそれは現実のものとなったのですが……(続くよ)
レナはまた違った異様な性向を持っていました。 私の妄想では、失禁は結果として起きるものであって、それを目的とはしていません。 けれどレナは、まるでそれ自体が目的であるかのように、しつこく、しつこく、「こんなふうに書いてみて」などと要求してくるのです。 だからその要求に私の妄想を付け加えて書けば…… ……ゲームが始まる前に2リットルのポカリ飲料を飲まされ、始まってからも十分ごとにコップ一杯の飲料を飲まされ続けた私はもう限界でした。 「お願い、トイレに行かせて」 「こんなときにトイレかよ」とアンナ先輩は私の顎を持ち上げて無理矢理キスしてきました。 「したけりゃここでしなさい」 私の下着の中に手を入れていたリカ先輩も私の耳元で囁くのでした。 ……先輩の手が汚れてしまいます…… という私の言葉はアンナ先輩の唇に奪われてしまいました。 そして、ついに限界が来て…… ……ごめんなさい…… の声も激しいキスに絡め取られ、囁くことも出来ません。 腿の内側を温かい恥ずかしい水が流れても、リカ先輩の指が止まることはありません。 逝かさず、飽かさず、微妙な指使いと、 「お漏らししちゃったね。立ったままお漏らしって出来るんだ。どう? 女として最高の屈辱じゃない? ここを触られながらお漏らしするなんて」 優しい言葉で責められると、もう堪らなく逝きそうになりますが、それを許してくれるリカ先輩ではありません。 「あと5回、お漏らししたら、この指でしっかり逝かせてあげる……そ・れ・ま・で・は」 そういって、私の微妙な部分をつまみ上げ、優しく潰すようにして責めるのです。 これをやられると、思わず声が上がり、のけぞってしまいます。 逃れた私の唇をさらにアンナ先輩の唇が追ってきて貪られ……また潰され……この責めでは逝くことは出来ません。 激痛に近い快楽をただ耐えるしかないのです。 あまりの絶望的な快楽と、それでも容赦なく襲ってくる次の限界に、私の頭は真っ白になるのでした…… こんなことをダラダラ書いていると、レナは、 「ふーみん(これがペンネームでした)最高! 今日はこれ読みながら8回も逝った」などと、本当か嘘かもわからないコメントを書き込んで来るのでした。
こんなバカなことを繰り返していたある日、ついに運命の事件が起きてしまいました。 ある女の子が、授業中にスマホをいじっているのを先生に見つかり、全員の携帯を一時没収するということになったのです。 校則にも、先生の判断で自由に一時没収は出来ると書かれてあるので、誰も文句は言えません。 私も、そして玲奈も没収されました。 没収したのは担任の昭子という、ちょっと古めかしい名前の先生でした。 平成一年、つまり「昭和」が終わった歳に生まれた子だから、という話を聞いたことがあります。 この昭子先生は生徒との対話で物事を進めていくタイプで、決して物事を上から押しつけてこないので、生徒の間でも好感度の高い先生でした。 この昭子先生に、スマホが没収された翌日の放課後、私と玲奈は生徒指導室まで呼び出されました。 昭子先生を前に、私と玲奈は並んで座りました。 「なんで、アンタたち二人を呼んだかわかる?」 いつもと違い、昭子先生の口調は皮肉が含まれていました。 「実は私もあのサイトのファンでさ、毎日楽しみに読んでたんだよ」 一瞬、何のことかわからず、ポカーンとしていると、 「ふーみん先生! それにレナ! あんたたち、相手の正体知らなかったの?」 私と玲奈は顔を見合わせて絶句しました。 「アンタたちのスマホのメールボックス見て、私絶句しちゃったわ。よくもまあ、処女の耳年増というか……アンタたち、もちろん処女よね」 私たちは真っ赤になって頷きました。 「このこと、本当なら保護者に連絡しないといけないんだけど……」 「やめて下さい!」と玲奈が泣きながら訴えました。 「私も! お願いです、親には黙っていて下さい」 「だったら、交換条件があるわ。簡単なことよ。あなたたちの夢を叶えるだけだから」 意味がわかりません。 「私の秘密も教えてあげる。私、夜はレディ専門のSMクラブで女王様やってるの。なかなか若くて可愛いM嬢っていなくて困ってるのよ。 二人とも私の奴隷になりなさい。そしてお客様の前で私に虐め抜かれるの。夢だったんでしょ、そういうの。玲奈、あなたは今晩から『ピピ姫』ね。 ピピっておしっこって意味なの。自分が何をするか、わかったわね」 玲奈は泣き崩れました。 「あなたは」と私を見て昭子先生は言いました。「アナル嬢よ」 私も得体の知れない恐怖に泣き崩れました。 「大丈夫。マスクして貰うし、処女は守ってあげるよ」 だけど、と昭子先生はニヤリ、と笑って言いました。 「そのほかはすべて奪うよ。お返しにすべての快楽という快楽をその体に刻み込んであげる。 さあ、いつまでも泣いてないで、行くよ。今日はこのまま出勤だ」
丸いステージに椅子が二つ、背中合わせで置かれていました。 それも普通の椅子ではなく、足と手を鎖で固定できる、見たことのないような、黒い鉄で出来た恐ろしげなものでした。 「今日はここに座って貰うわ。手足はもちろん拘束する。粗相があるといけないから、トイレはちゃんとすまして。 まあ、粗相もプレイのうちかもしれないけど。じゃ、楽屋で仕度して。衣装と化粧はメイクさんにまかせてればいいから」 小さな楽屋で、私たち二人には明らかにレズっぽいメイクさんが付きました。 衣装は安っぽいセーラー服です。 「今日は初めてなんだって? 大丈夫、お客さんたちみんな優しいから。それにしても肌きれいね。お化粧なんていらないくらい」 私はおずおずと聞きました。 「今日、私たち、どうなるんですか?」 「どうにもならないわよ。ただ座って、すべてを受け入れればいいだけ。快楽も、苦痛も、すべて」 よくわかりませんが、もうどうしようもないところに来てしまったことは明らかでした。 「きっと」とメイクさんは言いました。「楽しいと思うよ。あなたたちが望んだこと、すべてかなうと思う。さ、出来たわ。二人向き合って」 私たちはメイクされた顔を見せ合いました。 玲奈はいっそう美人になり、震いつきたいほどでした。 「抱き合って、キスしてみて」 そう言われて、私たちは立ち上がり、本当に自然にキスしたのです。 何かが私たちを壊したのでしょう、初めてなのに真剣に唇を貪りあい、舌も絡めました。 何年も前から望んでいたかのように、そしてその望みがかなったかのように、体の芯から悦びに震え、ひたすら柔らかい唇を貪ったのです。 「はいはい、何やってんの」とメイクさんが止めました。「それはステージ上でやって。妬けるわ〜グッと来た」 そう言ってメイクさんは私たちのルージュを引き直しました。 「さあ、行くわよ。お客さんお待ちかねよ」 楽屋に入ってきた司会者に引かれるようにして私たちはステージに上がったのです。
ステージにはスポットライトの当てられた椅子が浮かび上がっていました。 私たちは司会者に引かれるようにステージに上がり、椅子に座るよう促されました。 客席を眺めようとしましたが、アイマスクをしていては暗すぎて何も見えません。 スタッフの女の人が私の足を椅子に拘束し、次には腕が後ろ手に拘束されました。 冷たい金属かと思っていたのに、肌に当る部分には綿入れが当ててあるのか、それ自体の痛みはありませんでした。 拍手が起こり、先生が入って来たのがわかりました。 「レディース&レディース、今晩も興奮して帰って下さいね。今日の獲物は処女二匹!」 会場から「ほお〜〜」という驚きとも感嘆ともつかない声があがりました。 「いきなりハードに虐めちゃうと泣いちゃうかも。でも、容赦はしないよ。ここに用意したのは、防犯スプレーの中身。 原料は無害な唐辛子だけど、体の敏感な部分に付いちゃったら大変なことになるわ。さあ、今日のお楽しみが見えてきたかな。 でも、最高のお楽しみはまた後日。今日は最高のその前のお楽しみ……」 キャアという玲奈の声が聞こえました。 「体で二番目に敏感なのは、そう、乳首です。ここにこうして……」 ギャアアアアァァァと、この世のものとも思えない叫び声が先生の声をかき消しました。 「もう一人の処女にも同じように……」 先生は私の衣装とブラジャーをまくり上げました。 私もキャアと声を上げてしまいましたが、きっとそれは玲奈の叫び声にかき消されたことでしょう。 いきなり、両胸の乳首に火をつけられたような痛みがして、そこをまたグリグリと揉み込むような激痛が走りました。 私もまた玲奈と同じように叫びました。 どうにかして欲しくて腰をばたつかせ、胸を振り、本当にあられもない恰好になっていたと思います。 「さあ、このかわいそうな処女二人、助けたいと思うマゾ女はいませんか? ほう〜みなさん助けたい。でも、助けるためには、皆さんの口で、舌で、舐め取ってあげるしかありませんよ。 口が燃えるように痛みますよ。ほう〜みなさんそれでも助けたい。いいでしょう。 そこのお二人、こちらの処女にどうぞ。そこのお二人はこの処女を助けてあげて下さい」 ステージに女性が上がってくるのがわかりました。 そして先生はもう一度私の制服をまくり上げ、乳房をあらわにしました。 女性二人はためらうことなく、私の乳首に吸い付いてきました。 私は再び叫び声を上げました。 まるで乳首を噛みちぎられたような激痛です。 両胸のあまりの激痛に「止めて、止めて、痛い、本当に痛い!」と思わず言ってしまいました。 「痛い、死ぬほど痛い」と玲奈も叫んでいました。 「痛いのは今だけよ」と先生は言いました。「あまりに痛いと、頭がバカになって、快楽と勘違いしてくるから。 もうすぐやってくるわ、夢のような快楽が。マゾ女はこの快楽を覚えて一人前なんだから」 阿鼻叫喚の激激激痛地獄の中に、ふと、ちょっとした快楽が訪れた瞬間がありました。 そして、女二人に乳首を舐められ、吸われているというあまりの倒錯に、恥ずかしいことにいちばん恥ずかしい場所がジュンとなり、胸も感じ始めたのです。 苦痛の泣き声は、快楽のヨガリ泣きに代わりました。 それは玲奈も同じようで、ただ、玲奈はうわごとのように 「オッパイ舐めて、もっと、もっと」 と繰り返していました。 私はそこまで崩れることは出来ず、ただもうこの激流のような快楽に身を任せて、悦びの声を上げ続けていたのでした。
椅子には不思議な突起があって、それは座った人がずり落ちないように付いているのかと思っていましたが、違いました。 私たちが女二人に胸を吸われるという恐ろしい快楽にほとんど逝ってしまいそうになった瞬間、その突起が振動を始めたのです。 脳天まで突き抜けるような衝撃でした。 これに比べたらオナニーで逝くことなど子供の遊びです。 声も出ません。 玲奈が静かになったのも、同じ快楽の衝撃に耐えていたからでしょう。 実際、黙って耐えるほかはない、桁違いの快楽でした。 それでも、ああ、ああ、ああ、と少しずつ声が漏れ、あとはもう、ただ、ただ、絶叫でした。 椅子は少し前傾していたので、突起には体重がかかっており、そこから逃れることは絶対に出来ません。 「もう死んじゃう、イヤ、イヤ、イヤ」 逃れようと腰を振ると、よけいに振動が伝わって、どこがどう感じているのかもわからず、ひたすら絶望的な快楽がやってきます。 女に胸を吸われながら、恥ずかしい快楽に身もだえする様子を見られ…… 確かに夢見たことかも知れません。 だからこそこんなに感じているのかも知れません。 そう思うと自ら招いたこの羞恥地獄が何か愛おしく感じられ、なぜか、 「玲奈!」と叫びました。「一緒に逝って、一緒に!」 「逝くわ」と玲奈も答えました。「逝く! 私もうだめ! 逝く逝く逝く!」 ギャアアアアァァァと二人の声が重なり、私は体を硬直させて、生まれて初めての激しい絶頂を感じたのでした。(続くよ。もっともっとハードになるよ)
いつの間にか気を失い、気がつけば楽屋でした。 「気がついた?」 メイクさんが言いました。 「私……」 「いいのよ。あなたにはあれが限界」 「玲奈は?」 「玲奈ちゃんはもう少し頑張るって」 メイクさんは楽屋のテレビのスイッチを入れました。 あっ、と私は思わず声を上げ、テレビから目をそらしました。 そこには斜めに立てかけられた白い板に全裸の女がハリツケになっていたのです。 黒々とした茂みがとても見ていられない羞恥の感情を呼び起こしました。 「ちゃんと見るのよ」 メイクさんは私を見透かしたように言いました。 画面の中では、ハリツケの女の足下に一人の女が歩み寄り、しゃがむと、何か、カサカサと音を立てていました。 「もう限界ですぅ! やめて下さい!」 ハリツケの女が言いました。 けれど女は作業を止めることはありませんでした。 ハリツケの女の表情が苦しげに歪み……私に得も言えぬエロティックな動揺を与えました。 それから三人同じような儀式が続き、よくわからない責め苦は終わったはずなのに、ハリツケの女は「助けて、助けて」とうめき続けているのでした。 「あれ、わかる?」 とメイクさんは聞いてきました。 「全然わかりません」 「あれはね、イチジク浣腸をされたの。今日のお客さんの数だけ」 は? と答えるほかありませんでした。 「スカトロタイムなのよ。好き嫌いあるから、お客様でも希望者だけが参加するの」 私はその時、スカトロという言葉さえ知りませんでした。 「希望者はああやって、嬢に浣腸出来るの」 「浣腸、ですか」 「そうよ。ショーの重要な要素よ。ああ、もう限界みたいね。見てて」 「も、もう限界です。申し訳ありません。みっともないものを見せてしまいます」 「さあ、みなさん、ステージに上がって、処女がすべてを晒すところを近くでしっかり観察しましょう。オナニーも許可します」 昭子先生に促されて女達がステージの上に上がると、ハリツケの様子は画面から見えなくなりました。 けれど、女達が立ったまま自らを慰めるうわずった後ろ姿が、そのむこうでやられている責めの極端な隠微さを知らせていました。 女達が自らを慰めるみだらな声がホールに響き、やがて絶頂を知らせる声になり、安堵のため息にかわりました。 「満足された方から、お帰り下さい。今日はどうもありがとうございました」 と、昭子先生がショーの終わりを告げ、女達がパラパラとステージから降りると、そこには責めに耐えきれず、 絶対に人目に触れてはならぬ羞恥の汚物を白い板の上にぶちまけた女が、屈辱に耐えかねた様子で、顔を横に向けて号泣していたのです。 マスクをしていてもわかる端正な顔つきは、間違いなく玲奈でした。(続くよ。感想待ってるね)
女達が一人残らず去ると、スタッフが二人ステージに上がり、後片付けを始めました。 玲奈も号泣を止め、全裸のハリツケのまま、昭子先生と何やら話し始めたのです。 あれだけの責めを受けた後、どんなおまじないをかければこんな短時間で普通の状態に戻れるのでしょう。 メイクさんはテレビのスイッチを切りました。 「舞台裏は興醒めなものよ」 舞台裏? 「教えてあげてって言われてるから、教えてあげる。しっかり聞いてね」 「あの、何か秘密が……」 「秘密なんてないわ。ただ、興醒めな現実があるだけ。昭子先生と玲奈ちゃんはずっと前から恋人同士なの。 で、何とかしてあなたをここに引き込めないかって考えてたの。あなたが例のアダルト小説サイトに投稿を始めたとき、二人、飛び上がって喜んだそうよ。 だって、あなたにしか書けない内容だったんでしょ、その小説。修学旅行でオナニーとか」 私は頭が真っ白になって、その後のメイクさんの話を聞いてはいられなくなりました。 楽屋の入り口にバスロブをまとって戻ってきた玲奈の姿が見えました。 「玲奈!」 私は立ち上がろうとしましたが、メイクさんに止められました。 「有香、感じてたわね」と玲奈は冷笑的な口調で言いました。「ホントに逝ったんでしょ。気絶までするなんて、どんだけスケベなの」 「玲奈ちゃんはね」とメイクさんは言いました。「全部演技なの。胸に唐辛子も塗られてないし、椅子のバイブも振動してないの」 「あたりまえじゃない。好きでもない女に胸吸われたくらいで逝くわけないわ。バカみたい」 「さっきの浣腸……」 玲奈の表情が歪みました。 「あれは……仕方ないわ。でもお仕事だから。あなたにもこれからはやって貰うわよ」 「イヤ! 絶対にイヤ!」 「だったら、今日の動画、ネットにばらまくわよ。顔は隠れてるけど、有香だってこと、知ってる人が見ればわかるから。それでもいいの?」 「それなら」と入って来た昭子先生が言いました。「今日のあのビデオだけじゃ弱いわね。どう? これからこの子のビデオ撮らない? どんなのが良いと思う?」 「浣腸が良いわ」と玲奈は冷たく言いました。「あれがどれほど辛くて屈辱的か、教えてあげる」 私は恐ろしくなり、メイクさんに目で助けを求めました。 メイクさんは、無駄よ、諦めなさい、という答えを目で返してきました。 スタッフの二人が無言で近づいて来たとき、私はすべてを諦めました。 せめて、体に傷が残ったりしないよう、暴れたりはすまい……と。(続くよ。感想待ってます)
私は全裸に剥かれ、さっき玲奈が拘束されていたのと同じ、白い板にハリツケにされました。 不思議と羞恥心は湧きません。 運命に対して従順な気持ち、とでも言うのでしょうか。 「きれいね。ほれぼれしちゃう」 メイクさんは言って、私の乳首をつまみました。 あ、と声が漏れました。 「好きでもない女に触られて感じるの?」 と玲奈が冷たく言いました。 「だったら、これなんかどうよ」 玲奈の手は最も敏感な場所に触れてきました。 ビクン、と腰が跳ねるほど感じました。 女の子に触れられるのは初めてです。 それも同級生に…… 「止めなさい」と昭子先生は言いました。「私以外の女のそこに触れちゃダメって言ってるでしょ」 「ごめんなさい」と玲奈は言いましたが、悪びれた様子はありませんでした。 「あ〜あ、こんなに濡れちゃって」 そういって玲奈は私の髪に指をなすりつけました。 昭子先生はつかつかと寄ってきて、私の頬を平手打ちしました。 「私の玲奈を誘惑したわね」 あまりのことに私は泣けてきました。 「許さないわ。徹底的に汚してやる。玲奈! この豚女の正体をしっかり見るんだよ」 スタッフが箱に入ったイチジク浣腸を持って来ました。 「これは本物だよ。ショーに使うのは特注でね。 お腹痛くならないようにただの水にしてるんだ。しかもバラの香水入りでね。 でなきゃ、臭くてお客様に失礼になるからね」 そう言って、箱を開け、ポリ袋に入ったイチジク浣腸を取り出しました。 「普通よりも口が長いタイプだから、一本だけでも相当効くよ」 昭子先生は私の目の前でゆっくりとポリ袋を開き、その栓を抜くと、私の口元に押しつけました。 「唾液で湿らせなさい。でないと痛くなるよ。まあ、私はそれでもいいけど」 体を傷つけたくなかったので、私は仕方なく、その鋭く伸びた口を舐めました。 昭子先生はしゃがみ込み、私の最も奥の部分に、突き立てました。 「さあ、もう奇跡は起きないわ」 そう言って、私の中に冷たい液体を注ぎ込んだのでした。 これなら耐えられる、ぶちまけずに済む、と思いました。 ところが、4本目を入れられたあたりから、耐えがたい腹痛が襲ってきました。 腹痛、などと上品な言い方をしても隠せない、強烈な便意です。 しっかり締めていないと漏れてしまう、そこに無理矢理、外から差し込まれ、さらに薬液が注入される…… 12本目が入れられると、もう、ただ私の望みは一つでした。 もう、誰が見ていようが構わない……と。 ところが私のその望みを見透かしたように、昭子先生は私のそこにさらに工夫を加えたのでした。 「これはね、アナル栓というの。 中と外でゴム風船がふくらんで、ひょうたんみたいな形になって、自分の意思では外に出せないようになるの。 これを使えば、1時間でも2時間でも、我慢させることが出来るわ」 事実、何がどうなっているかはわかりませんが、出せない感じにはなり、少し楽になったように感じました。 ところがもっと奥では外に出せという欲求が高まり、強烈な便意となって押し寄せてくるのです。 これにも波があり、高低を繰り返しながら、次第に耐えがたい高さへと高まっていくのです。 「お願いです。栓を抜いて下さい」 「栓を抜くとどうなるの?」 「……」 「そんなみっともない姿を人前でさらけ出すの? そんなことできるの?」 「ねえ、朝まで放置しようよ」 と、玲奈が恐ろしいことを言いました。 「ダメ、死んじゃう」と私は必死で言いました。 「そうね、あんまり責めると腸捻転起こして死んじゃうかも知れないから、そうだ、こうしよう。 私たちビデオに映らないようにこれから楽屋に戻って、あなたの苦しむ姿を見ながら遊ぶから。 私たち二人が揃って逝ったら、リモコンで栓を抜いてあげる。 だから、あなたはそこで、私たちが早く逝けるように、色っぽく悶え苦しんでね」 そう言って、撮影するスタッフを残して二人はステージを去りました。 どれほどの時間が経ったのか、とにかく二人が逝くことだけを願う時が過ぎ、いきなり、ズルリと、その恐ろしい縛めの装置が外れ、私の足下に落ちました。 出しても良いんだ、そう思っても、理性が、こんな恰好での行為を許してくれません。 けれど、そんなものを吹き飛ばして、羞恥の奔流が私の内ももを流れ、やがて激流となり、私の脳内を真っ白に染め上げました。 後で見せられたビデオには、明らかに、その感覚を味わい、浸る、一匹の雌豚の表情が映っていました。 処女のアナル嬢の誕生の瞬間です。 私は二人の奴隷となり、今夜も女達の前で痴態をさらしているのです。
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