江梨子 佳奈美 2003/07/18(Fri)
桜が散り掛けた5月の半ば、放課後江梨子があたしに話し掛けてきた。 江梨子は言いたいことや、やりたいことを何でも率先してやる方だから、クラスでもみんなに慕われている子だった。 だけど、江梨子は言いたいことは言う!って子だからたまに敵を作ってしまうことも・・・。 あたしは江梨子とは二年生からの付き合いだったから、普通にしゃべって、遊んで。 まあ普通に仲がよかったってくらいだった。 夕日が差し込む教室に、あたしと江梨子だけが残っていた。 外からは部活をしている生徒の声が聞こえてくる。 あたしは何も話そうとしない江梨子から目をそらして窓から外を眺めた 「・・・部活なんかよくやるよね。」 冗談交じりで笑いながら江梨子に話し掛け振り返る。 彼女は笑み一つ浮かべてこない。 〔何なの?なんか悪いことしたかな〜。〕 あたしは江梨子の態度に少し腹が立ち、再び窓に顔を戻した。 10分くらい経ったのか、あたしは我慢の限界になり、江梨子に対してつい怒鳴り口調になってしまう。 「何?!なんか言いたいことあるなら言ってよ。」 いつも強気な江梨子が今日は妙におとなしい。 綺麗な顔のわりにすごく可愛い一面もあるし、かっこいい江梨子。 肩くらいまでの髪がなびくたび、独特の甘い香りがただよってくる。 「何も言わないなら帰るからね。」 窓から離れて、あたしは自分の机にかかっている鞄を掴む。 教室の扉に手をかけたとき江梨子の口が開いた 「待って・・・」 透きとおるような声が聞こえた。 〔あぁ、江梨子の声って好きだな・・・。〕 あたしは扉を開くのを止め、江梨子のほうへ向き直った。 「やっとしゃべってくれた。遅いよ江梨子。」 さっき江梨子に呼び止められたときに、江梨子の声が不安そうだったので、あたしは明るく江梨子に微笑みかけた。 「で、何?」 江梨子に近ずきながら顔を覗き込む 〔あれ?なんか涙目?〕 江梨子が不安そうにしてるから、あたしまでなんだか不安になってきた。 「大丈夫?具合悪い?」 あたしは江梨子の顔に片手を添えた。 江梨子はその手を自分の右手で上から覆うように握り返す。 柔らかな江梨子の手の感触があたしの肌を刺激した。 「江梨子・・・・?」 潤んだ江梨子の瞳は吸い込まれそうに綺麗だった。 「どうしたの?ほんと。泣きそうだよ?」 あたしは江梨子のことが本気で心配になってきていた。 どんどん不安が募ってきたけれど、それを江梨子の言葉は一瞬で消し去ってくれた。 「佳奈美が・・・・、好き」 添えられた江梨子の手があたしの手を強く握る。 緊張しているのか、何かに掴まらないと耐えられないのだろう。 尚も江梨子は続ける。震えながら、ゆっくりと・・・。 「あたし、佳奈美が好きだった。入学した時から好きだった・・・。」 あたしはただ黙って聞いているしかない 「佳奈美が初めて話し掛けてくれたとき、胸がきゅんってなる感じがしたの。 いままでどんな男と会っても、抱かれてもそんな感じ1度もしなかった。 今年、佳奈美と同じクラスになれてホント嬉しいんだよ?」 江梨子の添えられた手からは、熱い体温と汗が伝わってくる。 いつもと違う必死な表情。 きっとみんなには見せたことが無い表情を彼女はしている。 あたしの前だけで。 そんな考えがあたしの胸をかすめる。 あたしにも江梨子の言う、きゅんってするような気持ちがわかった気がした。 江梨子はすぅっと軽い深呼吸をしてから真剣な顔であたしの眼を見つめてきた。 「佳奈美に好きな人がいないなら、あたしと付き合って。もし、佳奈美に好きな人が出来たならあたしは諦める。 だから、せめてその間だけでも・・・あたし・・と・・・付き合ってよ・・・。」 とうとう江梨子は泣き出してしまった。 最後の言葉なんか聞き取れないくらいに。 強気な江梨子の初めて泣く姿に、あたしはしばらくの間釘付けになってしまった。 〔なんて可愛いんだろう・・・・〕 ぽろぽろと瞳から落ちる涙があたしの手を伝い、やがて床に落ちてゆく 「佳奈美・・・っ・・」 かすれた声であたしを呼ぶ江梨子。 あたしはただ、江梨子を見つめるだけだった。 掛けてあげる言葉が出てこない。 江梨子は黙っているあたしに可愛い顔を向けてくる。 「佳奈美は・・・・あたし・・の事・・嫌い・・?」 どうしようもない感情があたしを包む。 あたしは自分でも抑えられない感情を江梨子にあげるように、甘く、長いキスをしたんだ。
江梨子にキスをした後、お互い照れて何も話せなくなってしまった。 あたしは江梨子の涙をハンカチで拭きとってやると江梨子の手を引き教室から出て行く。 「今日はもう帰ろ、江梨子泣きつかれたでしょ♪」 あたしがそう言うと江梨子はクスっと笑いあたしに寄り添ってくる。 「泣いたくらいで疲れないよ、心配してくれてありがと」 いつもと違う可愛さにあたしはどきどきした。 いつも可愛い・・・けど、今日は甘えてるような、素直な江梨子が一段と可愛く思えた日だった。 校門まで一緒に行くとあたし達はそれぞれ違う方向へ帰って行った。 「佳奈美、また明日ね♪」 げんき一杯に手を振る江梨子。 あたしはそれに対して軽く手を振った 江梨子と付き合っちゃった・・・。 うん、女の子同士だけど、別にいいよ・・ね? あたしは江梨子と別れた後に急に不安になった。 ・・・・・。寺澤先生、いるかな。 あたしは方向転換をして学校に逆戻りした。 外から保健室は丸見え。まだ電気が点いていた。 あたは急いで職員玄関から学校へ入った。 「先生、まだいる?」 勢いよく扉を開くと、先生は薬品の整理をしていた。 「あら、佳奈美ちゃん、まだいたの?」 可愛い笑顔であたしの方を向く先生。 あたしは診察用の丸椅子に座って先生の机の側まで寄った。 先生は溜まっていた書類になにやら書き込みをし始めた。 「何、残業?」 机の上に腕を組み、その上に頭をのせばがら聞く。 先生はあたしのカッコを見てクスッと笑った。 「佳奈美の態度は生徒と先生って感じじゃないね」 あたしは少しむっとする。 「いいじゃん、先生だからこんな風にあたしをさらけ出せるのにさ〜。キチンとしたら寺澤先生までただの先生になっちゃうよ」 先生は、書類を確かめるようにパラパラとめくり、次の書類に移る。 「そうね〜、佳奈美とはずいぶん仲良くなったし・・・。生徒じゃないみたい♪」 ガタッと椅子から立ち上がってあたしは開いている窓際に移動する。 夕日を見ながらあたしは言った 「生徒じゃないよ」 くるりと先生のほうへ向き直り更にあたしは言う 「生徒じゃない、友達」 寺澤先生は優しく笑ってくれた 「そうね、親友・・かな?」 キュッ、キュッとマジックを動かす音がする。 じっと先生を見つめてからまた窓に向きなおす。 「うん、親友だよ」 しばらく経って大分、日も傾いてきた。 柔らかな優しい風があたしの頬に当たる。 あたしは先ほどの江梨子の事を話し始めた。 「先生・・・、あたしね江梨子に告られたんだけど。」 一瞬先生のペンの動きが止まる。 しかしすぐにその動きを再開する。 「そう、斎藤さんに・・・・」 「うん・・。」 外を眺めてる振りをして、全神経を耳に集中させた。 「佳奈美ちゃんがokしたのならそれでいいんじゃないかな? 斎藤さんはあたしから見てもしっかりしてて、とても綺麗な子だと思うし。 おっとりしててちょっと頼りない佳奈美には、ぴったりだと思うよ?」 「頼りないって、ひどいなぁ、あたしこう見えて行動早いと思うんですけど」 外に向かって冗談交じりで言う。 「佳奈美ちゃんは相手が女の子だから少し不安なのよね、でも、相手が男でも女でも、大事なのは気持ちだからね」 先生のありきたりな言葉に納得した。 寺澤先生が言ったからなんだろうけど・・。 先生の言葉には説得力があった。 こうしてあたしは江梨子に対する気持ちは正直に表すことにし、次の日からはあたしと江梨子の秘密の日々が始まった。
次の朝、あたしは複雑な気持ちで目が覚めた。 〔はぁ・・・朝だ。今日からあたし、江梨子の彼女になるんだよね〕 不安と期待があたしの心を埋めていく。 江梨子と恋人同士になれたのは嬉しい、けれど反面さまざまな思いがあたしの頭をよぎっていく。 あたしはさっさと朝食を済ませて家を出た。 いつもより早い時刻に家を出たのは、教室以外で江梨子と会うのを避けるため。 なんだか、教室以外で顔を合わせるのはあたしにとって気まずいと感じたから。 〔はぁ・・はぁ・・・早歩きで来ると結構疲れるかも・・。〕 江梨子が来ていないことを確認し、スルリと校門を潜り抜けて自分のクラスの下駄箱から上履きを取り出す。 〔うん、とりあえず江梨子はまだみたい。早く教室行こ〕 ボンっと上履きを床に落とし、靴を履こうとした瞬間に、後ろから声が聞こえた。 「佳奈美、おはよ♪」 つつぅっと江梨子の指先があたしの背筋をなぞる。 「ひゃ・・ぁ・ん・・」 あまりに不意打ちだったため、あたしはビクンと反応して思わず声を上げてしまった。 江梨子は満足げに微笑む。 むっとしてその場にうずくまるあたしを気にも留めず、江梨子は自分の下駄箱から上履きを取り出す。 「ふふ、佳奈美って感じやすいんだね〜♪今ので分かっちゃった」 いたずらっぽい顔であたしを覗き込む。 その顔にあたしは軽い羞恥心を感じた。 バンっと下駄箱の扉を閉めてあたしは江梨子を置いて先に教室へと向かった。 後からは、焦った江梨子がぱたぱたと追いかけてくる。 「ごめんって、佳奈美、ね?ごめん」 仔犬みたいな瞳を向けられると、グラッと理性が傾いてしまう。 あたしはなるべく彼女の瞳を見ないまま無言で廊下を歩いていく。 「佳奈美・・・」 きゅっとあたしの腕を掴み、申し訳なさそうに江梨子は引っ付いてきた 〔ああ・・・もう、なんでこの子は・・こんなに可愛いの・・〕 あたしは江梨子に軽いキスをした。 そしてぽんぽんと頭を撫でてやる。 キスをするにしても、江梨子は165cm、あたしは153cm・・。 江梨子の顔をかなり強引に引き寄せないとキスは出来ないから大変だ。 キスをした後、江梨子は、普段大人びた表情からは考えられないほどの幼い笑顔をあたしに向けて、教室前だというのにくっついて離れなかった。 〔しらなかった・・江梨子は付き合った人にはあんな笑顔を見せるんだ・・〕 ぼんやりと考えていると、目の前には教室の扉があった。 はっと我を取り戻し、あたしは江梨子に離れろと言う。 「ほら、教室入るから、そんなにくっつかないで」 江梨子は、とても不満そうにしていたけど、教室の扉の前だと気ずくといつもの江梨子に戻っていた。 教室にはいると、仲のいい子達が「おはよう」と言ってくる。 だらだらと最初に挨拶した子と話していると、仲のいい亜美があたしに気ずいて、こっちに寄ってきた。 「佳奈美〜〜♪おはよぅ。あんたはもぅ、ちっちゃくて可愛いなぁ☆」 ガバッとあたしを抱きしめてうりうりと顔を擦り付ける。 あたしは江梨子の視線が痛かったけれど、 いきなり亜美に対する態度を変えて亜美を不安にさせるのも気が引けたため、いつも通りに亜美を抱き返した。 「ん〜〜、♪亜美も可愛いよぉ♪今日も胸が無いですね〜★」 むにむにと亜美の胸を掴む。 「きゃ〜〜☆佳奈美のエロ!バカ♪」 亜美とのいつもの会話。けれど罪悪感が押し寄せる。 チラっと江梨子の方を向くと、江梨子はキュンっとなるような、なんとも悲しそうな切ない顔をしていた。 HRが始まり、担任入ってきたため、あたしは他の子と離れて、自分の席に移動した。 あたしと江梨子は隣同士で、席も後ろのほうだったから、ある程度は何でも出来た。 あたし達の周りは、真面目な頭のいい子たちばかりが固まっていたから誰もあたし達には関わってこなかった。 「はぁ〜〜、朝からなんか疲れたよ」 あたしが席につく前には江梨子はすでに座っていて、ジュースを飲んでいた。 「あ、何飲んでるの?」 「・・・・・・」 「江梨子・・・?」 「・・・・」 「シカト?」 むっとしてあたしはそれ以上江梨子の話し掛けなかった。 チャイムが鳴り1限目が始まる。
授業中、いつもなら江梨子とあたしはべらべらしゃべっている。 しかし、今日の江梨子はご機嫌斜めらしい・・・。 まわりの真面目っ子も一言も話さないあたし達をちらちらと見ている。 〔もしかしてさっきのあれかな・・・〕 あたしは亜美に抱きついたときの江梨子の顔を思い出す。 江梨子の方を横目で見ると、江梨子はめずらしくノートを取っていた。 〔うわ・・・江梨子がノート取るなんて・・・〕 江梨子は、よっぽど暇な時や、嫌なときがあったときにだけこうして時間を潰す事をする。 あたしは、ノートを取るときの伏目がちになった顔や、 少し機嫌悪そうな江梨子の顔も好きだけど、それはあくまで他人が不機嫌の種になった時だけだ。 江梨子の怒っている原因はおそらくあたし。 なんとかして江梨子の機嫌をなおさなくちゃ・・・。 じっと見ていても江梨子は気がつかない。 文字を書いた紙を投げてもシカト。 あたしはどんどん彼女の態度にイライラしてしまう。 チッと軽く舌打ちをしたときだけ、江梨子がピクっと反応した。 〔ん?怒った?〕 内心少し焦ったが、もう機嫌を取る事は辞めたほうがいいかな?と、直感で感じた。 きっと江梨子は押しに弱いはず。 あたしは江梨子の性格が分かってきた。 他人にはどんなに押されても押し返すのが江梨子。 他人の言うことには従わない。 けれど、江梨子が言うことを聞いてしまう人物は決まっていつも恋人。 それを思い出してあたしは席から立ち上がる。 その瞬間、江梨子はびくっと体を震わせた。 「先生、斎藤さんが気分悪いみたいなんで保健室に連れて行きます」 江梨子はきょとんとしていて状況が飲み込めていないようだった。 黒板に字を書いていた教師が振り返る。 「あら、どうしたのかしら?え〜と、じゃあ、黒崎さん(佳奈美)と斎藤さんじゃ不安だから、川上さんが連れていってあげて。」 〔何言ってんだこいつは・・・〕 バカな事を言い出す先生に内心腹を立てながらも、あたしは穏やかに言い返す。 「川上さんは勉強しないと駄目でしょ〜、あたしは平気だからさ。ね?江梨子だってあたしに連れてかれたほうが気が楽だって♪」 あたしの顔を見ながら先生は少し考える。 そして少し経ってから 「わかったわ、じゃあ黒崎さん、連れていって。」 あたしは笑顔になる。 「は〜い、ほら江梨子。立てる?」 江梨子の腕を掴み、半ば強引に席から立たせる。 江梨子は上目使いに少し反抗的な目をしながらも、あたしの後にちゃんとついてきた。 大分教室から離れると、江梨子は不機嫌そうに言う 「あたし、具合悪くないんですけど・・・。」 「そう?」 さらりと流しつつなおも廊下を歩き続ける。 「どこいくの・・・」 「どこだろうね」 あたしは階段を上っていく。 「ここ・・屋上だよ?」 「いいんじゃない?」 ガチャっとさびついたノブを回す。 ふわっと風が扉から入ってきた。 「うわっ・・・・気持ちい・・」 江梨子をおいてあたしは屋上に出た。 ちょうどいい気温があたしの肌には心地よく感じた。 真ん中あたりまで来て、ぺたっとコンクリートの床に腰を下ろす。 「江梨子もおいで」 入り口で、しかめ面の江梨子を手招きする。 「・・・・・」 「おいで」 少し語尾を強めて半ば命令口調で言うと、江梨子は素直に従った。 ゆっくりだけど確実にあたしに近ずいてくる。 あたしとの距離が1メートル程になったところであたしはコンクリートに手をついて体を江梨子に傾かせ、江梨子の手首を掴んだ。 「きゃ・・!」 突然の出来事に江梨子は小さな悲鳴をあげる。 「ふふ、可愛い♪」 そのまま江梨子の手を下に下げて座らせる。 「もっとこっち来なよ。」 ぐっと腰を掴んで江梨子の体をあたしの方へ寄せる。 しかし江梨子は顔を背けていて、あたしに顔を見せてくれなかった。 「江梨子の可愛い顔が見たいな♪」 可愛く言ってみてもこっちを向く気配は無い。 なかなかしぶとい江梨子を落とすため、あたしは実力行使に作戦を切り替えることにした。
顔を背けたままの江梨子の腰を掴む。 ピクッと体を震わせて、かすかな反応を見せる。 あたしはそれを見逃さずに、腰に置いている手をスウッと乳房に向けて引き上げていった。 きゅっと体を強張らせてる事が、江梨子を触る手に伝わる。 「そんなに硬くならないでよ。ね?」 あたしは、江梨子の乳房を覆うようにして下から揉みあげる。 〔綺麗な形・・・いいなぁ・・〕 しばらく同じ事を繰り返していくうちに、江梨子からは小さな吐息が漏れてきた。 あたしは江梨子の横顔を見ながら、ただ、静かに乳房を揉み込んだ。 「・・・ん・・・ぅ・・」 〔あれ、感じてきてる・・。〕 あたしはその声に内心どきどきしながらも表には出さず、今度は乳房を触っていた手を更に上へと伸ばした。 江梨子の乳首を触ろうと思ったけれど、ブラが邪魔をする。 仕方なく服の上から触ることを諦め、あたしの手はするすると制服の下へと潜り込んでいった。 「あ!佳奈美、いや・・っ・・」 江梨子は服の下に手が入った途端に抵抗し始める。 あたしは気にせずに手をごそごそと動かす。 江梨子は可愛い声を出しつつ、あたしの手首を掴みその動きを止めようとする。 動きを止めようとする江梨子の力は、か弱く、あまり力の無いあたしでも楽に振りほどくことが出来た。 「どうしたの・・・いつもはもっと力強いでしょ?」 意地悪く言いながら背中にあるホックを外す。 ブラをずり下げて、制服の下からソレを引きずり出す。 「ほら、江梨子のブラはここだよ♪」 江梨子にチラリと見せ、あたしはポンっとブラを5メートル程遠くに投げた。 きゅっと顔を曇らせて、江梨子は今にも泣きそうな顔をしている。 「佳奈美のバカ・・・」 ぽそっと呟く姿がまた可愛くて、あたしは江梨子を押し倒してしまう。 江梨子の頭がコンクリに激突しないよう、手を頭に添える。 ドサっと倒れ込むと、スカートから伸びる江梨子の足が、妙に艶かしく伸びているのが見える。 あたしは江梨子の太腿に手を這わせると同時に、もぅ片方の手を制服越しに江梨子の乳首にあてがった。 「んぅ・・佳奈美・・くすぐったい・・」 「くすぐったい?んじゃ、コレは?」 太腿に置いてある手を指先だけ立たせて滑らすように太腿全体を移動させる。 「んん・・・・いや・・」 くすぐったがる江梨子を見つつ、太腿の内側に手を入れて、ショーツの上からクリクリと中央を刺激する。 「あっ!・・あぅ・・ん・」 江梨子は瞳を閉じてあたしの袖にしがみつく。 「こらこら、そんなに引っ張らないでよ。伸びるでしょ」 クスクス笑いながらも、更に江梨子を刺激する。 「あ、江梨子〜。なんか湿ってきたよ?」 冗談っぽく中央をなぞりながら言うと、江梨子は顔を赤らめて横に顔を背けてしまう。 「ん?恥かしいの?」 「・・・・・」 「江梨子、濡れてるのはあたしにとって、とっても嬉しいことなんだよ?」 「でも・・・恥かしいよ・・」 〔可愛い・・・照れてる〜〕 あたしはもっと江梨子の声が聞きたくなった。
あたしはしばらくショーツの上から江梨子を弄んだ後に、ぐいっとショーツの中央をを横にずらした 「あ、佳奈美?!」 いきなり風が敏感な部分に当たったことに驚いたのか、江梨子は身をよじらせて抵抗する。 あたしは逃げようとする江梨子の肩を、がっちりと押さえつけて立たせないようにした。 動かれるとめんどうなので、あたしは江梨子の花びらにくちゅっと人差し指を入れた。 「あ・・・っ・んん」 指が江梨子の中を動き回ると、江梨子はそれに合わせてて淫らに腰を動かす。 「江梨子、やらしいよ?その動き」 江梨子に話し掛けながらもあたしの指は止まらない。 今度は入れる指を中指に変えて、親指をクリにあてがった。 「あ・・・ん!ヤぁ・・・は・・ぁ」 ぴくぴくと体を振るわせ、江梨子はあたしにしがみつく。 「大分体が慣れてきたみたいだね、やらしい液がとろとろに出てきてるよ?」 あたしは江梨子から指を引き抜いて白いミルクの絡まった指を見せつけた。 かぁ・・と顔を赤らめて、虚ろな瞳であたしを見てくる。 「そんな顔して・・・まだ足りないの?」 ちゅっと江梨子の首筋にキスをしながら聞く。 江梨子の口からは可愛いい吐息が漏れてくる。 「ほら、ちゃんとお願いして?」 花びらをなぞりながら、けして中には入れないで彼女をじらす。 「入れて欲しい?」 強弱をつけると、江梨子はいっそう激しく反応する。 「ん・・・ふぅ・・・」 江梨子はお願いしてこない。あたしはなぞるのをやめて、狙いをクリに定めた。 クリを少しずつ少しずつ擦ってやると、江梨子はなぞられたときとは比べものにならないくらいの声をあげた。 たまに花びらにあたしの指が触れると、そこは愛液を滴らせ、とろとろに溶けていた。 「あ・・・あぁ・・ん・・・か・・なみ」 「ん?どうしたの?」 ちゅくちゅくと音が聞こえてくる。 「・・・入れて・・・」 「ん?聞こえない」 ぐっと息を殺して深呼吸をする江梨子 「ほら、もう一回言って?」 「入れて・・・」 「入れてくださいでしょ」 あたしは冷たく言ってみる 江梨子は少し不満そうにしていたけれど、素直に言うことを聞いた 「入れて・・下さい」 「じゃあ自分で入れて?」 あたしは江梨子にあたしの手を握らせた。 「ほら、この手、好きに使っていいからね」 きゅっと下唇を結んで、江梨子は恥かしさで泣きそうになっている。 〔可愛い・・ヤバ・・・泣いちゃうかも?〕 江梨子を泣かせたくは無いけれど、泣く前の顔がたまらなく可愛い。 あたしはなかなか指を入れない江梨子をほっておいて、片方の手でクリをいじり始めた。 「あぁ!・・んんうぅ・・佳奈美の・・意地悪・・」 【くちゃくちゅ・・ちゅく・・】 「あん!・・あぁ・・もう・・駄目・・」 江梨子は耐え切れなくなったのか、とうとうあたしの指先を自分の花びらへと入れていった 「あう・・んぅ・・はぁ佳奈美・・」 「気持ちいの?人の指をかってに使ってこんなに濡らしちゃって」 「嫌・・苛めないで・・・あん・・・ぅ・・」 「江梨子の中、あったかいね〜」 「んん!・・ぁ・・」 あたしは中に出し入れされる自分のての感触を楽しみながら、江梨子の中をかき回す。 「あ・・は!佳奈美・・!」 「もうイきそう?」 ぐちゃぐちゃという淫らな音が江梨子から発される。 「あ・・もう・・いっちゃ・・う・・」 「ん・・イきな?」 江梨子にキスを求める。 江梨子の舌が絡みつく。その舌が一瞬口の中に引っ込んだ。 「ん・・!ンぅ!・・・!」 江梨子の中がきゅっとすぼまった。 「はぁ・・・はぁ・・・・」 肩でゆっくりと呼吸を整える江梨子を抱きしめる。 「江梨子、亜美との事はごめんね?あたしが好きなのは江梨子だから」 ちゅっと耳にキスをして、江梨子がコクリと頷く。 あたし達はすでに次の授業が始まっている教室へと戻っていった。
今日は雨が降っていた。 あたしは雨が降っている時は出かけたくない。 だからあたしは1日中、学校へも行かずに家にいる事にした。 しばらくして寝てしまったのか、すっかり外は真っ暗になっていた 〔あぁ、寝てたのか・・・寝すぎで頭痛い・・〕 ぼうっとした頭で側にある携帯を覗き込む。 画面がちかちかと光を出している。 〔んん・・・3件・・・?〕 あたしは携帯を開いて、差出人を確認する。 「うわ・・全部江梨子からじゃん・・・。」 『佳奈美寝てる?今日雨なんだけど佳奈美に会いたいなぁ』 『まだ寝てるの?』 『シカトしないで(><)あたし佳奈美に嫌われることした?』 「なんじこりゃ・・・なんか誤解してる。」 あたしは急いで江梨子宛てにメールを書いた。 しばらくすると江梨子から返事が返ってくる。 『よかったぁ佳奈美♪ね、今から電話してもいい?』 返事を書く前に江梨子からは電話がかかってきた。 「もしもし・・・。あ、うん、ごめんね」 江梨子の声は、普通に話をしていてもいやらしく聞こえてくる。 江梨子の声はあたしのツボなんだ。少し低いような、それでいてよく通るような・・・。 『ん〜〜、佳奈美と一日会ってないとホント寂しいよう』 「へえ・・・今日は雨だったからね、しかたないよ。あたしも江梨子と会えないの寂しいよ?」 〔嬉しいな・・今日学校行けばよかった・・〕 あたしは江梨子の声を聞いて、学校へ行かなかったことを少し後悔した 『今日は・・・エッチもしなかったし・・』 「ああ、うん。しなかったね」 『ねえ、TELエッチしない?』 「ええ〜、やだよ・・・」 『嫌なんだ・・チェ・・佳奈美のエッチな声が聞きたいのに。』 あたしは江梨子にそう言いいながら、少しずつ自分のクリをいじっていた。 『ねえ、今日はあたしが佳奈美を攻めたいの。』 「しないよ・・ぅ・・・江梨子が1人でしなよ・・」 〔やば・・声が変になってる・・〕 『やだぁ、佳奈美としたい〜♪』 無邪気にあたしに話し掛けてくる江梨子にバレないか内心どきどきしながら更にいじる・・。 「あたし・・も江梨子としたい・・けどさぁ。・・んっ・・」 『したいけど?』 今しゃべったら変な声まで交じってしまいそうだ・・。 あたしはしばらく黙ったまま江梨子の声を聞いていた。 『佳奈美〜?大丈夫?』 「え?!・・あ、うん。・・・大丈夫だよ・・。ぁ・・はぁ・」 江梨子の声が止まり、しばらくして 「気持ちいい?」 あたしの心臓は大きく高鳴った。 それと同時に恥かしさと動揺があたしを襲う。 「え・・・・なんで・・ばれて・・」 『さあ、なんとなく。勘かな?』 「・・・・ん・・ふぅ・・」 『そんなに気持ちい?佳奈美の息使い、とってもエロいよ?』 クスクス笑いながら江梨子は普通に話し掛けてくる。 江梨子にばれた事をきっかけに、あたしの声は我慢することを止めていた。 「あ・・は・・ん・・ぁあ」 『今どこをどうしてるの?』 冷静に聞いてくる江梨子の声が、あたしのM心をくすぐる。 「ん・・言わない・・・ぁっ・・」 『言わないの?なら他の子に電話してその子をいじめてようかな〜』 ぐっと何かが胸にのしかかるような感覚が襲ってくる。 「やだ・・・他の子なんて・・・」 『そう、だったらちゃんといいなさい』 同じ歳なのに、江梨子の言葉はまるで大人の女性のような威圧感があった。 「・・・アソコに・・出し入れを・・」 『んん?聞こえない。何をどこにどうしてるの?』 「ん・・・うう・・聞こえてるくせにぃ・・・」 『聞こえないなぁ。ちゃんと言って?』 「あ・・バイブを・・中に入れて・・出し入れしてるの・・」 『そうなんだ・・・気持ちいの?』 「うん・・・・気持ち・・いい・・」 『あたしの声聞きながら感じちゃった?最初からしてたの?』 「違うの・・途中・・」 『ふうん。』 「あ・・っぁあ・・・・んぅ・・」 『もうまともにしゃべれない?』 「ん・・・あん!・・はぁ・・はぁ・・」 『無理みたいね、じゃあずっと聞いててあげる』 江梨子にこの声を聞かれてる。そう思うだけであたしの奥からは熱いものがとろとろと出てくる。 「あ・・あ・・はぁ・・んぅ!あん・・」 『佳奈美、イきそうになったらちゃんと言うんだよ』 「ん・・・あん・・はぁ江梨子・・」 『ん・・・?どうしたの。』 「あ・・んぅ・・イきそう・・・」 バイブがあたしの中を掻き回す。奥がぐいぐいと圧迫されて快感が押し寄せてくる。 「あ!あぁん!駄目・・イッちゃう・・・あっ!!!!!」 アソコが一気に熱くなり、中からはくちゅくちゅと愛液が溢れ出した。 『ふふ・・・いったみたいだね・・。』 「はぁ・・・・はぁ・・・」 『そんなに気持ちよかった?』 「ん・・・気持ちよかた・・あ・・はぁ・・」 『終ったあとで、そんな甘えるような声出すなんて・・可愛い』 「っ・・・もう寝る!」 『ははは♪照れてる。』 「照れてない・・なんか、恥かしい・・・。」 『あんな声出しといて?佳奈美の声マジやらしいよ♪』 「そっちだって・・・やらしいくせに・・」 『はいはい。あたしはやらしいですよ。佳奈美には負けるけど〜』 「〜〜〜〜〜っまた明日ね!」 あたしは江梨子の返事も聞かずにでんわを切った。 明日江梨子に会うのがなんだか恥かしくなってきた。 布団の中に潜り込むと、いきなり携帯のバイブがなる。 『今日は佳奈美が更に好きになりました。佳奈美もあたしの事好きなのかがちょっと気になる★笑じゃあ、ゆっくりお休み(^^)』 江梨子のメールをみてあたしは胸の真ん中がきゅんっとなった。 あんな事されても大好き。 あたしは江梨子にお休みのメールを打ってから電源を切った。
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