愛しいヒト 投稿者:恋海 投稿日:2003/04/23(Wed) 22:02 No.1234 夕暮れ時,廊下に一人の女性の短い悲鳴が響いた。 彼女の名前は,麻由子。 私の,とても愛しいヒト。 綺麗で,可憐で,知的で。 でも・・・。決して手の届かない,ヒト。 この人が,欲しい・・・。 その想いは日に日に強くなり,自分でも気持ちを制御できなくなってきていた。 心を手に入れることが出来ないのなら,せめて・・・身体だけでも・・・。 そして今日,私は,彼女を・・・。 私は彼女を部屋に乱暴に連れ込んで,鍵を掛けた。 「どうしてこんな事・・・私が,何したっていうのよ・・・」 今にも泣きそうな声で問う彼女。 彼女は何もしていない。 そこにあるのは私の歪んだ愛だけ。 酷い事してるのは自分でもわかってる。 これは犯罪だ。でも,でも・・・。 強気で冷静な彼女がやめてと泣いて懇願するまで苛めてみたい。 乱れる顔を,見てみたい。切ない声が,聞きたい。 そんな彼女を想像して,何度,独りの夜を明かした事だろう。 「もう・・・限界だったの。」 何かを言いかけた彼女の唇を自分の唇で塞いだ。 突然の事に驚いて逃れようとする彼女の身体をガッチリと押さえ込む。 「あなたが,欲しい。」 激しいキス。 閉じた唇を舌でこじ開け,彼女の舌を貪るように吸い上げる。 痺れるような恍惚感。 垂れた唾液がテラテラと光る。 押さえ込んでいた身体を少し浮かせて片手でシャツのボタンをはずす。 その時,彼女が少し抵抗して身をよじったので,シャツがはだけて肌があらわになった。 小ぶりな胸が薄い紫のレースのブラに包まれていた。 「だめよ麻由ちゃん。逃がさないわ。」 彼女を抱き寄せ,ホックをはずす。 スルリと肩から滑り落ちたブラから現れたのは,御碗形のきれいな乳房。 その先っぽには,美味しそうなさくらんぼが,2つ。 口に含み,舌でコロコロ転がしてみると,切ない吐息が聞こえた。 「下も・・・見せて。」 スカートをめくり上げ,中を覗き込んだ。 ブラとおそろいのショーツ。 ストッキングの中央の縫い目がショーツにくいこんで,官能的だ。 ストッキングとショーツを一気に下ろす。 彼女のそこは,濡れていた。 割と濃い目のヘアに透明な露が絡みついて光っている。 その奥のプックリ膨れた敏感な部分を唇で,舌で,指で,可愛がる。 「んふ・・・うう・・・うっ・・・」 声を押し殺す彼女に聞こえるように,わざとジュルジュルと隠微な音を立てて,溢れてくる蜜を啜った。 何を期待しているのか,腰が自然にクネクネと動いている。 私はその期待に応えるべく,彼女の赤く火照った蜜壷の中に,指を2本滑り込ませた。 「痛くは・・・ないよね。こんなにヌルヌルになってるもの。」 ゆっくり,大きく,彼女の中を往復する。 指を深く埋める度に溜息のような声が漏れる。 彼女の中はとても熱い。 咥え込んでいる指が熱でトロトロに融けてしまいそう。 「んはっ・・・あっ・・・もう・・・」 「麻由ちゃん,気持ちいいの?いきたいの?」 頬を赤らめ,閉じていた瞳を薄く開いて私をみる。 コクンと小さく頷いた。 私はそのまま小刻みに,リズミカルにピストンを続け,右手では茂みの中の突起を弄ぶ。 「あっ,あっ,あっ!やっ!イヤ!いっ・・・イクっっ!!!」 指がぎゅっと締め付けられて,弛緩する。 ヒクヒクと痙攣するその奥から,熱いモノが溢れてきた。 彼女の閉じた瞳から,一筋の涙が零れ落ちた。