■148 / inTopicNo.1)  夢の途中  
□投稿者/ 奈帆 @ 一般人(1回)-(2004/03/03(Wed) 22:07:36) 

熱い・・・ぼんやりした頭で考える。 あの人は、今あたしの上にいる。 不思議・・・なんでこうなったんだろう。 かすかな声しか聞こえない。 息づかいも聞こえない。 ただ あたしはあの人にされるまま。 こうも簡単に自分を許せるとは思ってもみなかった。 指であれ、唇であれ、こんなに自分が受け入れてしまうとは、考えてもみなかった。 耳もとでなにか言っているけど、よくわからない。 ただゆっくりうなづく。 あの人は、かすかにシーツのこすれる音をたてて、あたしにおおいかぶさってきた。 なにするの?  あたし話してるんかな?  聞こえてる? 目を少しあけると、目の前にあの人の茂ったとこときれいな指 どうするんだろう?  さっきまでなめてたとこをもう一度みつめる。 あの人の指が激しく動きまわり、いじくりまわしてる。 そして、片方の指でひろげたら、もう片方の指をたばねるようにして押し込んでる。 あたしは、あの人の声を聞きたいけど、かすかにしか聞こえない。 やがて押し込んだ指を引き出し、あたしの頬や鼻にこすりつけてくる。 あたしは声を出す。 ね 聞こえる? なんども、濡れた指であたしの頬や顎や唇に擦り付けてくる。 時には指でひっかくようにして、あの人は汁を出しては何度も擦り付ける。 腰が何度もはねる。 ゆれる。 汁が飛び散る。 なにするの?  え? 聞こえない?  あの人が何か言ってる。 絞り出すような悲鳴のような声。 あの人はあたしの唇にそれを自分から擦り付けてくる。 息できない、くるしいよ やめてよ。 離して 離して。 またあの悲鳴のような泣いてるような声がした。
■149 / inTopicNo.2)  夢の途中 2 □投稿者/ 奈帆 @ 一般人(2回)-(2004/03/03(Wed) 22:11:42) あの人の身体の動きがゆっくり止まる。 あたしはいけないと思いながら、少しむせてしまう。 口の中に入り込んだあの人のヘアを舌と唾で、外においだしてしまう。 あたしの横にくずれたあの人が、だるそうに起き上がって、あたしのほうを向く。 その目が、冷たくてあたしは思わず目を閉じ、 胸を通り過ぎる思いを断ち切ろうとする。 「そのままでいなさいよ」  あの人の声が急にはっきりと聞こえた。 「じっとしていて すてきよ あなた」 あたしは、ちょっと微笑んでみる。 「あたしのものになる?」 あたしは、目を見てうなづく。 「いいの? ほんとに」 今度ははっきりうなづく。 「わかったわ、ありがとう」  あの人の目が すこしやさしくなった。 「ね、約束して あたしだけのものになるって」 「誰にも心も体も許さないって」 あの人がまた、あたしの上にかさなってくる。 「約束してくれるわね」 あの人が両手であたしの頬をつつんでくれる。 ふいにそのまま身体を起こした。 またきれいなあそこがみえてしまう。 「ね いい これからもっとあたしの匂い あなたにつけてあげる」 あの人がきれいに微笑んで、あたしを見つめる。 「もうこわくないでしょ?」 首をかしげてたずねるから、あたしはうなづく。 「いい子」 あの人はさっきとおんなじように足をひろげて、あたしの上に起き上がる。 「口あけて」  え?なに?どうするの? 「こわくないでしょ もう」 「お願い 飲んでほしいな」 あたしは、急に混乱する。 「そんなこといや やめて」 あ あたしの声聞こえた・・・ 「だめ、あたしのものだもの もう」 あたしを見下ろし、笑うあの人。 「我慢してるのよ? いま」 そういいながら笑う。 「このままあたしに無理させたいの?」 少し真顔になって言う。 「あとであなたもおんなじようにしていいんだから」 「ね?」 「目あけてなさい」 「たまんない・・・」 「いいわね」 細い管から水がふきだすような音。 口からあふれたなまあたたかい液体があたしの胸やお腹やわきの下まで、濡らす。 あの人はやさしい目になり、あたしを見下ろす。 あたしは泣きそうになりながら、 それでも自分のクリをつまんでしまった。