■底なし沼
□omame


 アナルが好き。  女の子のアナルが好き。  アナルを舐められて恥じらう女の子の表情が好き。  アナルの襞の一枚一枚を開いて、全てを舐め取ってあげる。  だんだんゆるくなってきたら、舌を差し込んであげる。  舌で、アナルを犯す。  括約筋がキュッと締まるのもいい。  ちょっと苦い。  それもまた良いの。  場合によっては、中身に舌が触れることもある。  その口で、キス。  嫌がるのを無理矢理。  泣き出す。  それを見ながらオナニー。  ああ、たまらない……  こうして女OKの風俗で女の子を買いあさっていた。  月一くらいのペースで。  今回もまた、ネットで調べたアナルOKの女の子を、それも女OKかどうか確認して待ち合わせた。  店に行く勇気はない。  待ち合わせ風俗で、女同士OKのホテルに行く。  そこでひたすらアナルを舐める。  私自身は触らせない。  そんなおぞましいことはしない。  私は女の子が屈辱で泣くのが見たいだけ。  女にアナルを舐められ、その口でキスされる……  これ以上の浅ましい屈辱があるだろうか。  可愛いお人形さんみたいな女の子が、屈辱に耐えきれず、泣く姿……  それを見ながらオナニーしたいだけ。  待ち合わせた玲奈ちゃんも、ゾッとするような美少女だった。  舐めたい、この子のアナルを……
 いつものSMホテル。  部屋の真ん中に木馬がある。  これの背を抱くようにして手首足首を枷で固定する。  こうするとアナルとアソコが丸見えになる。  乳首を責められないのが難点かもしれないけど、私は興味がないから大丈夫。  後ろにしゃがんだとき、ちょうど口の位置にアナルがある。  心ゆくまで、と言うより、料金の時間だけ、たっぷり舐めていられる。  あとは、キスしながらオナニー。  泣きじゃくる女の子の涙の味も格別。  最高。  はやく、この子の涙を舐めたい。  玲奈ちゃんは手慣れた感じでホテルのドアを開け、私を部屋へ……  え?  身体が浮く。  何これ……  待ち伏せていた屈強な女達に運ばれてるんじゃん、私。  暴れるまもなく、あっという間に木馬に固定された。  玲奈ちゃんがやってきた。 「ウチの女の子にひどいことしてくれたらしいわね。  もう二度と嫌だって、お店やめちゃったのよ。この落とし前、どうしてくれるのよ」  後ろに回られる。  スカートをめくられる。  ヒヤリとした感触で、刃物でショーツを切られたのが分かる。  丸見えになったことも。  ウッ!  アナルと膣に何か、冷たいものが! 「何が入ったかわかる?」  わからない。 「ハサミだよ。このまま、ここを断ち切ってやろうか」 「やめて! やめて、お願い!」 「二度と、女の子にひどいこと、しないな」 「しません、絶対に、しません」 「実は、この女子プロレスラーの二人、お前と同じ趣味なんだよ。  これからお前は、この二人のオモチャになって貰う。それでチャラにしてやるよ」  冷たいハサミが引き抜かれ、代わりに生暖かいものがアナルに触れた。  女の舌だった。
 ゲッ!  やめてよ、そんな……  シャワーも使っていないそこを舐め上げ……  グッ!  細長いものを突き立てられる。  中に入ってくる!  長い!  あ、あ、あ、声が出る。  別に良くも何ともないのに……  埋まってくる、広げられる、入ってくる!  驚くほど力強く自在な動き。  味わったことのない……  いきなり引き抜かれる。  排便に他ならない感覚……  ゲッ!  やってくる。  バケモノみたいなガタイの女が。  いきなりキス!  文字通りほろ苦い!  口の中を舐め回される。  嫌だ、こんな唾液飲めない。  ヨダレになる。  ダラダラ流れる。  なんて姿なの……  四肢を拘束され、アナルを女の舌で犯され、汚物で汚れた舌を口に突っ込まれる……  屈辱!  屈辱!  屈辱!  泣く。  声はふさがれてて出ない。  涙が止めどなく流れる。  その涙をまた、その口で舐められる。  変態!  変態!  変態!  全部、これまで私が女の子たちにしてきたことだけど。 「さ、これで、あなた、自分がどんなことをしてきたか、わかったでしょ。  かわいいものよね。  でも、これからは違うわよ。  筋金入りの変態女二人が、あなたの身体を通して、あなたの心を、壊れるまで徹底的に可愛がってあげるんだって。  楽しみね。  私、ここで見ててあげる。  あなたの心が壊れるところをね」  玲奈は不気味に笑うのだった。 
 私は拘束を解かれた。 「服、破かれたくなかったら、自分で脱ぎなさい」  仕方ない。  私は泣きながら上から一枚ずつ脱ぎ、ゆっくり時間をかけて一枚ずつ、  ハンガーに掛けたり、畳んで椅子に置いたりした。  ショーツはない。  全裸になって、私はしゃがみ込んだ。  今度は声を出して泣いた。  号泣だ。  恥ずかしい。  死ぬほど恥ずかしい。  自分の性癖が暴かれ、それを罰せられている屈辱! 「立ちなさい!」  そう言うと、女の一人、茶色のロングの方がいきなり鞭を振り下ろした。  腰のあたりに激痛が走って、私はそのまま前にぶっ倒れた。 「立ちなさい!」  またお尻に一発!  なんなのこれは!  痛い!  マジで痛い!  焼けるように痛い!  私はバネのように立ち上がった。  その滑稽さに三人は声を揃えて笑った。  私は、胸と下をおずおずと隠した。 「隠すな!」  そう言って、またお尻に一発!  耐えられない!  もう、お尻や腰の周りが焼けるように痛い! 「自分で、その椅子に座りな」  興味がないから使ったことのない拘束椅子だった。  婦人科の内診に使う台に、革の拘束具がついている。  上半身も拘束できる。  鞭の恐ろしさに、私は泣きながらその椅子に上がり、自分から脚を開いた。  全てが丸見えになった。  女達は、私の手足首と腰と首を、黒い革の拘束具で縛り付けた。  まったく身動きが取れない。  涙も鼻水も流れるにまかせるしかない。 「さあ、これからだよ。涙が涸れるまで、地獄を、見てもらうよ」  そう言って、玲奈は私の草むらに手をやった。
「うすうす気付いちゃいるだろうけど、あなたはもう、ここから生きては出られないわ」  なに?  何言ってるの? 「あなたがこれからどんな目に遭うか、見せてあげる」  そう言って、玲奈はビデオのリモコンを持ち上げた。  もうセットしていたのだろう、テレビは、私と同じように拘束された美少女の全裸を映し出した。  激しく髪を振り乱し、何語か分からない言葉で叫んでいた。  そこに女王様のコスチュームに身を包んだ女が出てきて、女の子にキスした。  正確には、女の子の目にキスした。  長い長いキス、絹を裂くような女の子の叫び声……  キスを終えた女の子の顔には、目玉がぶら下がっていた。  その目玉を、女王はこれ見よがしに握りつぶした。  透明なドロッとしたものが指の間からしたたり落ちた。  女の子の叫び声に、女王の馬鹿笑いが重なった。  それ以上観ていられず目を閉じ、少女の恐ろしい声だけを聞き続けた。  その声も次第に低くなっていった。 「ほら、観ろよ、観ないと鞭で打つぞ」  内臓と肉片になった少女の目が、片目だけが、こちらを虚ろに眺めているのだった。  そしてリアルな目の前には、様々な解体用の刃物が、医療器具が、冷たい光りを放っているのだった。 「自分が解体されるところ、ずっと観ていたい? ご希望なら、最初に両目とも潰しておくけど? どうする?」  玲奈がそう言うと、二人の女は私の頭を押さえつけ、目にキスを……
「やめて、やめて! 許して、何でもするから、殺さないで!」  私は叫んで泣きじゃくった。  女達の舌が、私の目玉をゆっくりと舐めた。  死にたくない、殺されたくない! 「日本女性の解体ビデオって高く売れるのよね。  日本語で命乞いする様がそそられるんだって。  だいたい、一本、二億円くらいになるのよ」  女達の口が私の目を離れた。 「あなたレベルの女の子が解体されるビデオなら、五億にはなるわ。  この金額の前では、人一人の命なんて、ゴミみたいなものよ」  玲奈の手が、薄気味悪く私の草むらをなでるのだった。 「まずは足の爪を十枚剥がしておこうかな。逃げられないように。  あのビデオは編集してるからわからないと思うけど、あれって、二ヶ月かけて撮影してるの。  下半身からだんだん解体していって、  最後に内臓をぶちまける頃には、  もう、死ぬことしか願わなくなってるの。  最新の医療システムの中で解体してるからね、  死ぬことも出来ないの。  最高の医療スタッフが、  絶対に死なないように、  最高の苦痛と絶望を与えながら、  少しずつ、少しずつ、解体していくのよ。  素敵じゃない?」 「やめて、許して、何でもするから、許して」 「今、一言、殺して下さい、って言えば」  そう言って、玲奈はメスを取り上げた。 「これで手首を切ってあげる」 「やめて、本当に止めて。何でもするから、殺さないで」 「じゃ、二月かけて、麻酔もなく、ゆっくりと解体されるのを選ぶのね」 「もう許して、私、そんなに悪いことした?」 「ううん。何にも。本当言うとね、貴女が遊んだ女の子も、何とも思ってないの。  ただ、とびきりの美女がいて、  変な趣味を持ってるって話を聞いたから、  これは使えるかなって思っただけ」  そう言って、玲奈はメスを乳首に当てた。 「とりあえず、これを取っちゃおうか」 「止めて!」 「こういう、衝動的な嗜虐がいちばんよくないのよね。  SM的な嗜好を持ってる人がやると、すぐに殺しちゃう。  二ヶ月も生かしておくためには、  冷静な医学的判断の出来る人がやらないとね」 「助けて、本当に何でもするから、助けてよ」  こうして話している間にも、二人の女は妖しげな機械を持ち込んできては、  私の身体のあちこちに電極のシールを貼るのだった。  機械のモニターには、私の心拍の波が映し出された。 「モニターを見ながら、死にそうになったら、すぐに処置する。  これが基本ね。大丈夫、すぐには殺さないから安心して」 「助けて、助けて」  二人は私の乳首に細い針を突き立てた。  痛みはない。  気持ち悪いだけで。  もう一本、両胸で四本。  それを細い電線につないだ。 「さあ、始めるわよ。カメラ、スタンバイして」  いつの間にか、そんなスタッフも用意されているらしい。  ライトが照らされた。 「スイッチ、入れるわよ」  ギャァァァァアァァアァァ……
 痛い!  本当に痛い!  乳首をねじり切られるような、激激激痛!  それが絶え間なく……  ふと、途切れる。  激しく息をする。  激痛の間は息さえ出来ない。  安心していると……  ギャァァァァアァァアァァ……  痛い!  さっきよりも更に痛い!  ちぎられる、乳房全体をねじり取って切られる!  耐えられない!  息も出来ない……  ……  脳天に来るような異臭で目が覚める。 「アンモニアの原液よ。失神はさせない。  あなたの脳がどれだけの苦痛に耐えられるか、試してるの。  こういうビデオではね、ショック死がいちばん困るの。さ、始めて」  ギャァァァァアァァアァァ……  更に更に痛い!  ……  また異臭で目が覚める。 「この辺が上半身の限度みたいね。  今はショック死寸前だったわ。  脳波が何度か止まったもの。  逆に、ここまでの痛みなら、脳が耐えられるってことね。  さ、今度は下半身を試すわ。  同じことをクリトリスでやるから、覚悟して。  それとも、楽に殺して欲しくなった?  今なら、まだ間に合うわよ」  私は何も返事できず、ただ、ただ、泣きじゃくった。  下腹部にチクリとした感覚があった。 「始めて」  玲奈は冷静に指示した。  …………  あまりの痛みに声も出ない。  息も出来ない。  犬にでも噛まれてグリグリとされているような、もう、あまりの痛みに身体が固まる。本当に耐えられない。  ……  アンモニアで目を覚まさせられる。 「失神は許さないわ」 「こんなこと、いつまでやるの?」 「あなたが死ぬまでよ。始めて」  声も出ない激痛!  失神とアンモニアと激痛……  何度も何度も何度も繰り返され、そのたびに失禁し、もう涙も出ない。  涙って本当に枯れるんだ…… 「今度は上半身と下半身、同時にやるわよ。覚悟なさい」 「もう、殺して、お願い。これ以上は耐えられない。お願いだから殺して」  私はそう、口にしていた。
「やっと言ってくれたわね」  玲奈は優しい笑顔で言った。 「会社から、殺して下さい、って言うまで責めろって言われてたの。  大丈夫よ、針は鍼灸師の使う細いヤツだから血は一滴も出ないわ」  女達は今度は温和な表情になって私の拘束を解き、失禁の後始末をしてくれるのだった。 「さっきのビデオは?」 「ホラーの作り物よ。あんなのが本物であるわけないじゃん」  そう言いながら、玲奈は服を脱ぐのだった。 「何してるの?」 「せっかくだもん、楽しもうよ」 「楽しむって?」 「女同士、したことないの?」 「ないよ、そんなの」 「じゃ、お初だ。ご馳走様」  そう言うと、裸になった玲奈は、私をベッドに押し倒した。  キス。  やたら敏感になった乳首、そして…… 「駄目、さっき……」 「大丈夫。口でも後始末してあげる」  いつの間にか医療器具も片付けられ、私たちは部屋に二人だった。  私は生まれて初めて女の唇と舌でいった。  生まれて初めて女の部分にキスした。  舐めた。  こんな味がするんだ。  極限の恐怖のあとの快楽はあまりに深く、  これに中毒しないか不安になった。
Back PC版|携帯版