■鏡の中の私
Rie 2003/03/22


1日が終わってやっと自分の時間・・ メイクも落とさずソファーに横たわる私がいる 見つめる先には薄明いスタンドがぼんやりと揺らいでいる 何もする気も起こらない・・ 昼間の忙しい時間を過ごす私にこの夜に 何をしろって言うの? 服を脱ぎながら鏡の前にたたずむ私・・ 何を考えてるのかメイクをし直す私・・・ 普段つけない真っ赤な口紅を何度も塗り直している いつの間にか普段つけない下着に付け替えて また鏡の前に立ってしまった。 見つめる先には別人の私がいる 気がついてみれば下着の上から乳房を触っていた・・ 小さく息が漏れるのが部屋の中に響いて それが不思議な時間に感じられて行ったの・・・ まるで全てが見えるような下着の上から 爪を立てて触ってしまった 何度も何度も・・・ もう濡れてるのがハッキリわかる・・ ここでやめたい・・ 寂しい・・ でももう身体はとまらない・・ 中に指が入っていく姿に興奮さえ感じる私 立っているのがつらい 脚を閉じながら指だけは強く押さえこまれてる・・・ 音がハッキリ聞こえてくるの・・・ もっと触れって 床に座って脚を開いて鏡の中の私に見せつけている私 こんなに厭らしい姿は鏡の中の私以外誰も知らない 私だけの私 もうとまらない・・・ リップケースを押し当てる 指が中に入って動いている・・・ 後ろには別のリップがはいってるの・・ もっと欲しい・・・ ぁっ・・吐息が・・・ 明かりを落としてカーテンを開けてバルコニーに・・ 街を見渡しながらお尻を突き出し 指がすごい早く動いている・・・ あぁぁ  誰かに見られてたらどうしよう・・ でも誰か見て こんな私を・・ 誰か気がついてお願い・・ もう1人でしたくない・・ だれかにされたい・・・・・ もっと厭らしい私を作って・・・・
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