375 2004/03/18(Thu) 00:17:40 sakura デリラブ1
「里美さん、良かったらこれから皆さんでランチするんだけど来ない?」
「あっ、ごめんなさい・・。これからお友達と約束してるの。また誘ってね。」
(団地の奥さんのお付き合いはとても大切だけど、それよりも大切な用事があるの・・・。)
pipipipipipi・・・・
携帯が鳴る。
「はい。」
『あ、さつきさん?あと10分くらいで着くから』
男が車で迎えに来る。
人目につかない場所で待ち合わせをし、車に乗り込む。
「今日はいつものタナカさんがご指名だよ。さつきさん、人気あるからやっと指名取れて喜んでたよ。」
「そう。じゃあいつものように下着お持ち帰りかしらね。」
そして私は男にホテルまで送ってもらい、指定された部屋をノックする。
「ご指名ありがとうございます。『ティアー』のさつきです。可愛がってね。」
そう。私はデリバリーヘルス嬢。
おまけに結婚3年の専業主婦。
店の人間も私の本名など知らないし、履歴書だってデタラメだ。
2ヶ月くらい前から勢いで始めてから週に3,4回このプリペイド式の携帯に連絡をもらう。
旦那だってよそで浮気したり風俗行ったりしてるんだから。
不倫して家庭を壊すよりよっぽどいいでしょ。
ここでは新しい自分になれるの・・・。
376 2004/03/18(Thu) 00:31:52 sakura デリラブ2
朝、いつものように旦那を送り出し、家事を一通りするともうすることがない。
習い事も長くは続かないし、面白い事だって毎日起こる訳でもない。
旦那は仕事の途中に風俗へ行っているに違いない。
私だけ損してない・・・・・?
そう思うとピンクチラシを手に電話を掛けていた。
仕事にも慣れ、常連のお客もつき始めた頃、聞きなれぬ名前を聞いた。
『今日はサイトウさんって人。うちの常連だけどさつきさんは初めてだよね。金払いもいいし、癖があるけどいいお客さんだから宜しくね。』
そう言われ、連れてこられたのは高めのシティホテル。
指定された部屋のチャイムを鳴らし、ドアが開いた。
「はじめまして、『ティアー』のさつきです。よろ・・・」
お客の顔を見る前に、強引に腕を掴み部屋の中へ引っ張り込まれ、次の瞬間何かで目隠しをされた。
「ちょっ・・・何するんですか?」
恐怖が頭を駆け巡る。
ニュースでよく聞くトラブルの果ての殺人・・・・まさか・・・。
「大人しくしたら危害は加えないから。」
マスクをしたようなくぐもった声。それも少し高い。
そう言えば送迎係の男が癖のあるお客だと言っていた・・・。
ゆっくり私の両手を引き、何かの台に乗せた。
「あの、前金でお願いしてます。先に・・・。」
私の言葉も無視し、タイトスカートを腰までずり上げ、ゆっくりと尻を撫でまわす。
あまりしつこく言ってお客を萎えさせてもこれからの仕事に差し障る。
私は黙って顔も見えない相手のされるままになろうと決めた。
377 2004/03/18(Thu) 00:49:17 sakura デリラブ3
パンストの上から私の尻を撫で回し、腿の間へ指を這わせる。
指が正確に私の突起を捕らえ、ソコからまたアナルまでゆっくりと撫でる。
「ん・・・・。」
客は何も言わないまま、ショーツをパンストごと剥ぎ取り、私の腰を突き出させ、大きく足を開かせた。
目隠しをされ、下半身を露にされたままの屈辱的な格好に私は興奮していた。
客の手が足首あたりから徐々に上へ登ってくる。
肌に触れるか触れないかの微妙な感触に鳥肌が立ってしまう。
ヘアに触れ、その奥で待っている突起を捕らえた。
コリコリと指の間で弄ばれ、思わず声を漏らす。
「は・・・ん・・・。」
今まで出会った男達の誰よりも繊細な指使い。
優しくヒダを開いて溢れ始めたエッチ汁を掬い取る。
指の間でコリコリし続けながら、皮から顔を出した一番敏感な珠に塗りつけて擦る。
「あぁっ・・!んっ・・・んん・・。」
ワレメの奥が熱くなってゆく。
その指は執拗にその珠だけを弄ぶ。
私の腰はどんどん高くなってゆく。
エッチ汁が内腿をつたい始めた。
378 2004/03/18(Thu) 01:01:14 sakura デリラブ4
客はエッチ汁のつたった片足を持ち上げ、手をついている台に乗せた。
私の濡れすぎたいやらしいソコは、より露になり、とても恥ずかしい格好だ。
「お客さん・・・恥ずかしい・・・。」
客は一言も口をきかない代わりに、その口でもっと恥ずかしい事をする。
腿につたったエッチ汁を舌で辿りながら、指の動きは決して止めない。
舌がエッチ汁の源に辿りついた頃、さっきまで指で弄んでいた珠に吸いついた。
チュッパ チュッパ チュッパ・・・・
「あっふぅ・・・ん!あっあっあっ・・・。」
音をたてて吸われる度に私も声を上げてしまう。
歯で軽く噛まれ、舌先で弾かれるともう私は限界を迎えそうになる。
手をついていた台に突っ伏して、イキそうになった時、何か固いものが当たるのを感じた。
(入れられちゃぅっ・・・)
欠片ほどの理性が私を呼び戻した。
「あっ、だめ・・・!お客さん、ゴムつけて・・・!」
私の言葉を遮るように、その固いものはメリメリと容赦なく私の中へ入って来た。
379 2004/03/18(Thu) 01:15:13 sakura デリラブ5
「ひぃぃ・・・・うぅ!」
繊細な指とは正反対の大きなペニス。
私は痛みさえ感じて呻き声を上げた。
ソレはゆっくりと根元まで入ると、まったく動かなくなった。
その代わり繊細な指が充血して膨らんだ珠を弄び始めた。
片手で台に突っ伏した私を優しく抱き起こし、シャツ越しに胸を揉む。
すぐに乳房は露にされ、乳首を珠同様指の間でグリグリと摘まれる。
さっきまでの痛みは遠のき、全く動こうとしないことがもどかしくさえ思えてくる。
腰を自分からグラインドさせるといやらしい音が聞こえてきた。
グッチョ・・・グッチョ・・・
その音と、ペニスの大きさに私の息はますます荒くなる。
「お客さん・・・突いてぇ・・お願い・・・突いて・・・。」
客はまた何も言わず、両手で腰を掴み、思いきり私を突き上げてくれた。
パンッ!パンッ!パンッ!
肉と肉がぶつかり合う音。
「あぅ!あぅ!うっうっ!!」
激しく腰を振る。
「うぅっ・・・くっ・・・イ、イッちゃうぅぅ!!」
イク瞬間、目隠しがあまりにも激しい動きで取れた。
手をついていたのは鏡台の前。
鏡に映っていたのは私と・・・・
・・・・・女!?
406 2004/03/22(Mon) 11:29:22 sakura デリラブ6
髪を後ろで束ね、ルージュもアイラインもきちんと引いている。
私を後ろから激しく突き上げているのは紛れもない女性だった。
『彼女』もまた、眉間にしわを寄せ、快楽を噛み締めている様子だ。
私は絶頂を目前としながらも理性を奮い起し、抵抗を試みた。
「な、何なの!?やめてっ・・・離して!!」
カチッ ヴィ〜〜ンン・・・
「あひぃっ!!」
私が抵抗したと同時に、『彼女』は私の中に埋めていた無機質なペニスにスイッチを入れ、命を与えた。
ヴィ〜〜ン ヴィ〜〜ン
ズチョッ ズチョッ・・・
「うっうっ・・や、やめっ・・・んっああぁ・・・!」
『彼女』はさっきよりも激しく私を突き上げる。
私は初めて味わうバイブの感触と彼女の激しいピストン運動に、もう理性の欠片も残すことはできなかった。
「あっあっあっ・・!!いっいいっ!も・・・もっとぉ・・!」
いつしか私は自ら腰を突き出し、足を開いて『彼女』を受け入れていた・・・。
487 2004/04/05(Mon) 13:00:56 sakura デリラブ7
ゴトッ・・・
私と『彼女』の中から糸を引きながらバイブが床へ落ち、私もそのまま倒れ込んでしまった。
何度イカされたのか分からない。
私の奥はバイブの振動の余韻をそのまま引きうけたようにヒクヒクと痙攣していた。
遠のく意識の中で何かが光っていた。
目を覚ましたのはホテルのベッドの上だった。
どれくらい時間が経ったのだろう。
もう外は夕焼けに赤く染まろうとしていた。
私ははっと我に返り、あたりを見回すが誰もいない。
テーブルに5枚の一万円札が置いてあるだけだった。
慌てて身支度をし、プリペイド携帯で店に連絡をした。
「終りました・・・。」
『ご苦労様。もう車は近くにまわしてあるからそのまま帰っていいよ。』
私は【特別手当】分を鞄にしまい、いつもの金額を運転手に渡して家に戻った。
部屋に入るなり私は座り込み、さっきまでの出来事を思い返した。
何だったの・・・?
女にヤラレちゃうなんて・・・。
ショーツの中がまだジンジンと痺れている事に気付きようやく恐怖が込み上げてきた。
491 2004/04/06(Tue) 13:05:19 sakura デリラブ8
あれからしばらく私は仕事を断っていた。
サイトウからの再びの指名はなかったが、常連の客にさえ恐怖を覚えていたのだ。
しかし、主婦の日常は退屈極まりない。
夫の事も愛しているのかどうかさえわざと疑ってみたりする。
そろそろ・・・いいかしらね。
今度仕事の電話が入ったらまた再開しようと決めた。
RRRRRRRRRRR・・・
私の気持ちを察したかのように携帯がなった。
しかし、それは普段使っている携帯。
見知らぬ番号に眉をひそめながらボタンを押した。
「もしもし・・?」
『里美さん?お久しぶりね。』
聞き覚えのない女の声だった。
「えっと・・・どなた?」
『そうね。お話するのは初めてだったわね。‘ティアー’のさつきさん・・・。』
「・・・・!」
頭の先から血の気が引いているのが分かった。
(誰?どうして私の事を知ってるの!?)
声が出ない。手が震える・・・。
退屈でもこの平穏な暮らしが音をたてて崩れていくような気がした。
494 2004/04/06(Tue) 15:31:55 sakura デリラブ9
退屈からの逃避・・・。
決してばれる事などないとたかをくくっていた。
近所に知れたら・・・夫に知れたら・・・。
色んな悪い事が頭を駆け巡り、私はめまいさえ起していた。
『随分動揺しているみたいだけど、大丈夫かしら?』
「あ、あなた誰なんですか?何をおっしゃってるのか・・・。人違いですよ。」
『あら、あの時バイブで何度も一緒にイッたじゃない。写真だってきれいに撮れてるわよ。』
「しゃ・・・写真?」
その時私のかすかな記憶が蘇った。
意識がもうろうとした中で何かが光っていた。
カメラのフラッシュ・・・・!
『思い出してくれたのかしら?』
「何が・・・目的なんですか?お金ですか・・・?」
『会ってからお話したいわ。これから同じ部屋に来てちょうだい。』
「これから?そんな急に・・・!」
プッツーツーツー
私は体の震えが止まらなかった。
行くしかない・・・。
495 2004/04/07(Wed) 12:04:51 sakura デリラブ10
震える指でチャイムを鳴らすと、しばらくしてドアが開いた。
「どうぞ。」
出迎えたのは、あの日鏡に映っていた女性だった。
バスロープをまとった彼女は、部屋の奥のソファに腰かけた。
そして無言で数枚の写真をテーブルへ放り出した。
写っているのは私・・・。
下半身を剥き出しにしてバイブの隣に横たわっている姿。
崩れていく・・・平穏な生活。
「お、お金なら出来る限り用意します・・・。ですから・・・。」
「お金?お金になんか興味ないの。」
「お願いですから・・・何でもします・・・。」
「何でもねぇ。じゃあまず服を脱いでもらおうかしら。」
「えっ・・・そんな・・・っ。」
「何でもって言ったでしょ?大丈夫よ。今日はカメラなんて持ってないから。」
「・・・・。」
「ご主人、河井義彦さん。大手商社の部長さんね。その奥さんが売春なんてねぇ。」
また体中から血の気が引いていった。
「ど、どうしてそんな事まで?あなた一体・・・!」
「私はどちらでもいいのよ。人の家庭がどうなろうと。」
もう私に選択の自由などなかった。
彼女は服を脱いで全裸になった私を黙って見つめていた。
「さあ、この前みたいに楽しませてもらおうかしら。」
そう言って彼女が足を開くと、はだけたバスロープの間から黒光りするものがヌッと顔を出した。
彼女の中にも挿入されたペニパン・・・。
「ご主人にじゃなく、お客にするように口で可愛がってちょうだい。」
私は彼女の足元にひざまづき、その冷たい作り物のペニスをゆっくりと口に埋めていった。
496 2004/04/07(Wed) 12:51:10 sakura デリラブ11
カリの辺りを舌でなぞったり、思いきり吸い上げたり・・・
何をしても始めから勃起している無機質なペニスは変化しない。
無心に続けている私を見ている彼女も無言のまま。
無反応の物に対する無意味のはずの作業・・・。
しかしいつしか私は体の奥が少しずつ熱くなるのを感じていた。
「ねぇ。どうして売春なんてしてるの?」
彼女の問いに、ペニスから口を離した。
「ほんの好奇心で・・・。しゅ、主人には悪いと思ってるんです。もうやめようと・・・。」
「そうかしら?立ちなさい。」
彼女は立ちあがった私の腿の間にいきなり手を差込んだ。
グチョッ・・・
私は無機質なペニス相手に濡れていたのだ。
「ただの淫乱じゃない。嘘つきね。」
「ち、違います・・・。」
「これ以上嘘をつくとばらすわよ。こっちへ来なさい。」
私はもう何も言えず、されるがままに彼女をまたいで立った。
両手で腰を掴まれ、ペニスの先がヒダの奥に当たるか当たらないかの所まで降ろされた。
彼女は目の前にある私の乳首を指で挟み、もう一つを口に含むと舌でコロコロと転がし始めた。
「んっ・・・。」
乳首をつねったり引っ張ったり、強く歯で噛まれたりされるとますます乳首は固くなる。
「あっ・・・ああん・・・。」
今度はクリを弄られる。
ひだを優しく掻き分け、その先の突起を指でくるくると円を描く。
「あぁっ・・んっ・・・んっ・・・。」
あの日と同じ繊細な指使い。
指で強く挟んで、その先を弾くように擦られるともう我慢も出来なくなってしまう。
ヒダの奥に触れているペニスを、私の中へ埋めようとすると、彼女は優しく扱っていたクリをギュッとつねった。
「ひぃっ!」
痛さと快感が私の体を貫く。
「誰が入れていいって言ったの?」
冷たく言い放つとまたさっきのもどかしいほどの優しい愛撫を続ける。
「あっあん・・はぁ・・ん・・・だ、だめぇ・・・。」
また埋めようと腰を落すと再び強くクリをつねられる。
「あうぅっ・・・!お願いぃ・・・。」
私は自分の立場も忘れ、彼女に懇願していた。
「やっぱり淫乱じゃない。」
そう言うと彼女は私の腰を掴み、思いきり自分の腰へ引き寄せた。
ズブズブズブッ・・・・
「あっううううう!!」
痛いくらいの大きなモノが私の奥へ突き刺さった。
呻き声を上げる私に構うことなく、彼女は下から思いきり突き上げてきた。
ズンッズンッズンッ
「うっうっ・・・くっ・・・ぅ!!」
「ホントはどうして売春してるのか言いなさい。」
「あっあっ・・・毎・・日が退屈で・・」
「淫乱だからでしょう?」
「んっんんっ・・・はっ・・・は・・・いぃ・・!」
私はソファの背を掴み、自分から腰を激しく振っていた。
「あっあっ・・いっちゃう・・・いっちゃう!!!」
ビクンビクンと体を痙攣させ、私は彼女に倒れ掛かった。
彼女は私をそのまま床へ倒し、そのまま覆い被さってきた。
「私はまだなのよっ。」
そう言うと再び私に挿入し、腰を激しく振り始めた。
私はいったばかりだというのに、自分で両足を持ち上げ、彼女と一緒に腰を揺らした。
「い、いいわっ・・あなたとってもイイわ・・!」
「わ、私も・・・っこんなの・・・初めてぇっ・・・」
「イクわよ、あぁっ・・・イク・・・!!」
「あっあっ・・・・私もイクのぉぉ・・!!!」
彼女は私に挿入したまま、私の上に倒れ込んだ。
まだ日は高い・・。
夕飯の買い物には間に合うわ・・・・。
500 2004/04/08(Thu) 13:37:20 sakura デリラブ12
私の上でしばらく小刻みに体を震わせていた彼女は起き上がり、ペニパンのバンドを外した。
あの時と同じく、痺れた感覚がヒダの奥に広がっている。
「あなた気に入ったわ。写真もネガもあげる。」
驚いて上半身を起す。
「・・・え・・?あ、ありがとうございます・・・。」
そう言えば私は脅迫されて体を提供したんだった・・・。
とりあえずホッとしたが、少し淋しい気もしていた。
「でも条件がある。もうデリヘルの仕事は辞めなさい。」
「は・・・はい。」
「続けてるといつか今日よりももっと怖い目に合うばかりか、本当に人生崩壊よ。」
「はい・・・。」
何だか胸にしみた。
「安心して帰っていいわ。」
「あの・・・。」
思わず私は聞いてしまった。
「また・・・会ってくれますか?」
「!?・・・あなたったら・・。」
彼女は微笑んだ。初めて見る素顔のような気がした。
「本当に淫乱ね。でもあなたほどいろんな事に体が素直に応える人って初めて。だから愛しくなったのかもね。」
そして彼女は私にキスをした。
「やりたくなったらまた電話するわ。私だけのデリヘル嬢ね。」
私はシャワーを浴び、部屋を後にした。
今度はいつ『指名』してもらえるのだろうとウキウキしながら・・・。
里美が出て行くと女は携帯を取り、ボタンを押した。
「もしもし・・・河井様ですか?探偵社の斉藤です。ご依頼の奥様の不貞行為の調査結果をご報告いたします。現在お付き合いされている男性もなし、主婦売春その他の行為もありませんでした。はい。引き続きの調査はどうされますか?そうですか。では指定の口座に入金してください。何かあればまた・・。」
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とっても長くなってしまってすみませんでした。
何だか不完全燃焼・・・(;_;)
完
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