2908 2004/09/28(Tue) 18:33:08 sakura  社長秘書 明日香  〜契約〜


 昼下がり、秋の柔らかな日差しを浴び、斉藤順子社長は長い背もたれに深く体を埋め、両足を机の上に放り出している。
その足は、時折びくんっびくんと跳ね、つま先にかろうじて引っかかっているハイヒールを揺らしていた。

「あっふ・・ん・・・」
真っ赤な唇の間から、いやらしい声を漏らしながら、順子は目を閉じている。
ぬちゃっぬちゃっ・・・じゅるっ・・・
明日香は、順子の大きく開かれた足の間に顔を埋め、滴る愛液をすすりながら舌をヒダに這わせている。
「あぁ・・・そ、そこぉ・・・はぁぁん・・・いいぃ・・・」
大きく膨らんだクリトリスを舌先で弾くと、順子は肘掛を握り締めて喘いだ。
ちゅうぅっちゅぅぅぅっ・・・
「あっ・・・!はぅぅぅっん!!んっんっん〜〜!!」
明日香が唇をすぼめて思い切りクリトリスを吸ってやると、順子は伸び上がり、そして長い背もたれをずり落ちた。
頭だけを背もたれに預け、背中は椅子の部分に埋もれ、両足は高く机に放り出され、無様な格好になった。
ちょうどクリトリスを苛めている明日香と同じくらいの目線になり、順子は恥ずかしそうに、しかし、しっかりと自分の恥部が弄ばれるのを見つめた。
明日香は手でヘアを掻き分けて、自分の舌の動きがよく見えるようにしてやった。

明日香の長い舌が順子のクリトリスに絡みつく。
ゴクッと順子は生唾を飲み込み、うっとりとその舌先を目で追う。
その舌でチロチロと戯れたかと思うと、唇でぎゅっとクリトリスを押しつぶした。
「んっ!!」
順子は思わず目をつぶり、明日香の頭にしがみついた。
明日香は唇でクリトリスをくわえたまま、ぐりぐりと歯噛みした。
「ひっ!あっあぁっ!うっ・・・んんん!!!」

机に放り出された足が2本ともピンと上に伸び、ハイヒールを引っ掛けたままブルブルと痙攣した。


2926 2004/09/29(Wed) 16:16:39 sakura  社長秘書 明日香  〜契約〜

 明日香がまだ痙攣している順子の足の間から顔を上げた。
ぐっちょりと濡れたヘアと柔らかな明日香の唇が、一本の糸で繋がっていた。
順子は息を整えながら体勢を建て直し、自分の膝に明日香を乗せた。
「また舌だけでいっちゃったわ・・・。やっぱり明日香は最高ね。」
そう言いながら、順子は自分の愛液ごと明日香の唇を舐め上げた。

舌を絡めあいながら、順子の手は明日香の膝を這い始める。
ガーターベルトを指でなぞり、徐々にタイトスカートの奥へと滑らせると、明日香も片足を机の上に上げた。
おそらく、この会社の社員の中で社長のデスクに足を乗せられるのは、この明日香しかいないだろう。

ピピピッピピピッピピピッ
順子の指先が明日香のしっとりと濡れたショーツの真ん中に触れるか触れないかのうち、明日香の電子手帳からアラームの音が聞こえた。
「あ・・・社長、13時から東西商社とお約束が・・・。」
「そうだったわね。仕方ないわね・・・。」
順子は残念そうに言ったが、もっと残念なのは明日香だった。
「車を回してきます。」
ハンカチで口を拭いながら、明日香が社長室を出て行こうとすると、順子が止めた。
「今日はいいわ。帰りに主人のところへも寄るから、私が運転していくわ。」
前社長の順子の年の離れた夫は体を壊し、会長という肩書きになって一線から外れていた。
「かしこまりました。」
秘書兼運転手もしている明日香はますます残念だった。
約束が済んだ後、何も予定がない時はどこかへしけこみ、何かある時は車の中で激しくお互いを貪りあう事ができたからだ。
「16時から東都の木村様がいらっしゃるそうです。」
「そう。大丈夫だと思うけど、遅れた時はお相手しておいてね。」
「は、はい・・・。」

順子は手早く化粧を直して何もなかったように会社を後にした。
明日香は下半身がズクズクとうずくのを感じながら業務に戻った。


2953 2004/09/30(Thu) 19:23:40 sakura  社長秘書 明日香  〜契約〜

 「木村様がお見えになりました。」
受付から連絡があった。
明日香が腕時計に目をやると、16時10分ほど前だった。
順子社長はまだ戻っていない。
「社長室にお通ししてください。」
明日香は少し気を重くしながら、自分の部屋の隣にある社長室へ向かった。

実のところ、明日香はこの木村と言う女性が苦手だった。
一番の得意先である東都商事の営業本部長の木村志津は、たたき上げのいかにもキャリアウーマンといった感じだ。
年は順子社長と同じ40代前半だが、二人とも自分への手入れを怠っていないため年齢よりもはるかに若く見える。
彼女は仕事にかなり厳しく、何度かこの社長室で商談をしたが、その半分も契約にこぎつけなかった。
明日香が苦手なのは、その厳しさよりも、何か人を品定めするような視線だった。

コンコン
ドアがノックされた。明日香は襟を正す。
「どうぞ、お入りください。わざわざお越しいただき、ありがとうございます。」
明日香が招き入れると、志津は軽く会釈をして入ってきた。
「申し訳ございません。社長は少し遅れておりますので、ここでしばらくお待ちいただけますか?」
「そうなの。構わないわ。」
時間に厳しい志津が意外にもあっさりとしていたので、明日香は少し安心した。

社長室にコーヒーのいい香りがしてきた。
「何か雑誌でもお持ちしましょうか?」
「いいわ。それよりあなたとお話したいんだけど。ここにお掛けなさいよ。」
志津は自分の隣を少し空けた。
「え・・・。は、はい。」
明日香はおずおずと志津の隣に浅く腰掛けた。

社長・・・早く来てくれないかしら・・・。

緊張して硬くなっている明日香を気にも留めず、志津はいろいろ話しかけてきた。
仕事の事、好きな映画の事、最近行った海外の事・・・
話をしていると、明日香の緊張もほぐれてきて、今まで志津に抱いていた苦手意識も薄らいでいた。
「あなたって、本当に素敵な秘書さんよねぇ・・・。」
「そんな事ありません・・・。」
志津が褒めると、明日香は少し赤くなって謙遜した。
「いいえ、綺麗だわ・・・。」
志津は明日香の背中に片手を回し、もう片方で膝頭をゆっくりと撫で始めた。

えっ・・・・


2954 2004/09/30(Thu) 19:52:02 sakura  社長秘書 明日香  〜契約〜

 再び明日香に緊張が走った。
志津の、いつもとは違うねっとりとした視線が明日香を捕らえて離さない。
もしこれが、いつもくだらない駄洒落を言ってくる代理店のオヤジなら・・・
もしこれが、一番の得意先の営業本部長でないのなら・・・
明日香は勢いよく立ち上がって社長室を後にするに違いなかった。
しかし、志津は社長がじきじきに契約をするような相手、機嫌を損ねてはいけない相手なのだ。
明日香はさりげなく身をかわす方法を必死で考えた。
その間にも徐々に志津の手はスカートの中へ侵入してきている。

RRRRR RRRRR・・・
その時、社長室の電話が鳴った。
明日香は心底ほっとして、断りを言い、急ぎ足で電話に出た。
電話の相手は社長だった。
『今渋滞していて10分か15分くらいかかるわ。』
「は、はい。もう木村様もいらっしゃっています。」
『そう。もうしばらくお相手して頂戴。それから・・・』
順子社長は別の仕事の話をし始めた。
お客がいるというのに社長にしては珍しい事だと思いながらも、少しでも志津と二人きりの時間を避けたい明日香にはまさに救いの電話だった。

しばらく話していると、志津はおもむろに立ち上がり、明日香の方へ歩み寄った。
明日香の背後へ回ったかと思うと、いきなり後ろから明日香の胸を鷲掴みにした。
「きゃっ!」
明日香は思わず小さな悲鳴を上げた。
しかし、相手は志津だ。乱暴に振りほどくわけにもいかない。
『どうかしたの?』
順子に悟られるのもまずいと思い、明日香は冷静を装った。
「い、いえ、申し訳ございません。」
『それで・・・』
順子は話を続けた。
その間にも志津は明日香の両胸を後ろから揉みしだいている。
困った明日香は片手を志津の手に置き、抵抗の意を示してみた。
それでも志津は、受話器を当てていないほうの明日香の耳元に吐息をかけながら、その両手を収めようとはしなかった。

順子の話はまだ続いている。
さっきまで救いだと思っていたこの電話も、今は明日香を更に苦しめている。
志津は上着の中へ手を滑り込ませ、ブラウスの上から明日香の乳首を捜し始めた。
さすがに明日香はその手をやわらかく掴み、抵抗をあらわにした。
その時、志津の片足が明日香の両足の間に入れ込まれ、すばやく片手がスカートの中へ突っ込まれた。
「ひっ・・・」
胸の愛撫への抵抗に集中していた明日香の盲点だった。
志津の指は、明日香のショーツの真ん中の突起を正確に捕らえた。
明日香はその手をさっきよりもずっと強く握ったが、指は突起を擦り始め、足を閉じることもでなかった。
『どうしたの?何があったの?』
電話の向こうで順子が聞いた。
「い・・・いえ・・・。何でも・・・。」
必死に取り繕おうとしている明日香に順子が言った。
『何をされてるか、ちゃんと報告しなさい。』

えっ・・・!?


2966 2004/10/01(Fri) 20:18:10 sakura  社長秘書 明日香  〜契約〜

 一瞬の沈黙のあと、明日香は理解した。
時間に厳しい順子が約束の時間に遅刻した事。
同じく、厳しい志津が順子の遅刻に寛容だった事。
そして何の躊躇もなく続けられているセクシャルハラスメント・・・。
すべてが一本の線で繋がった。

順子と志津はグルだったのだ。
明日香の体は熱くなり始めた。
それは二人に対する怒りではなく、別の・・・。
快楽へと解き放たれる喜びだった。

『何をされてるの?』
「木村様に乳首と下腹部を弄られています・・・。」
『下腹部?』
「ク・・・クリトリスを弄られています。」
受話器から雑音が聞こえた。
順子はイヤホンで電話をしながら運転し、片方の手で何をしているのだろう。
明日香は順子と志津に辱められながら、順子の様子を想像していた。

志津は明日香の背中を押して、社長のデスクに手をつかせ、スカートを腰まで捲り上げた。
明日香の足の間にあった自分の足を左右に振って、明日香の両足を大きく開かせた。
「あ・・。木村様が私のスカートを捲り上げて足を開かせました・・・。」
志津は明日香のショーツの脇から指を入れ、クリトリスを直接擦り始める。
「あぁっ・・・クリトリスを直接弄ってくださっています・・・ぅ・・」
明日香はデスクに突っ伏して受話器を握り締めている。
クチュクチュ・・・クチュクチュ・・・
志津がショーツを脇に引っ張り、もうすっかり熟れたワレメを露にさせた。
ピチャピチャピチャ・・・
明日香の尻の前に膝をつき、長い舌でヒダの間を上から下へ舐め始める。
「あっぅぅん・・ワレメを舐められてますぅ・・・はぁぁん・・・」
『いやらしいわねぇ・・・。』
明日香の声が上ずるにつれ、順子の息遣いも荒くなる。
ジュルルルルゥッ・・・
「はぁっ!ああ・・ん・・・吸われ・・てます・・・木村様にぃ・・・んんん・・」
明日香は突き出した尻をくねくねさせながら、志津の舌使いに応える。

志津は立ち上がり、乱暴に明日香の体をデスクの仰向けにさせ、受話器を取り上げた。  


3015 2004/10/04(Mon) 19:55:12 sakura  社長秘書 明日香  〜契約〜

 「社長?木村です。思ったとおり、あなたの秘書さんは素敵ねぇ・・・。」
志津は順子と会話しながらも明日香の滴る泉を弄んだ。
「感度もいいし、それに・・・。」
ズブズブッ!
「うぅっ・・・!!」
志津はいきなり2本の指を明日香の泉に挿入した。
「締め付けも最高ね。指がちぎれそうだわ・・・。」
「んっくふぅ・・・っ。木村さまぁ・・・。」

身悶えしている明日香の横に受話器を置き、志津は指を引き抜いて明日香のショーツを脱がした。
ショーツを放ると、明日香の両足を左右に大きく広げ、よだれを垂らして待っている秘所に顔を埋めた。
ヂュルッヂュルッ・・・
志津は明日香の愛液をすすりながら、クリトリスを刺激する。
「ああっ・・・はうぅん・・・」
明日香はその舌使いに酔いしれながら、自分の横に置かれた受話器に手を伸ばした。
受話器を手にすると、弄ばれている自分の下腹部にゆっくりと持っていった。
志津は受話器が傍にあることに気付くと、わざと大きな音を出して明日香のクリトリスを吸い上げた。
ヂュルルルッヂュルルルッ・・・
志津も明日香も、受話器の向こうの順子の息遣いが聞こえてくるようだった。
グチュゥッ・・グチュッグチュッ・・・
志津は再度指を奥まで挿入させていやらしい音を届けている。
「ああぁっ!んっんっ・・・はっ・・・はあぁ!!」
明日香は、志津の指が奥に突き当たるたび、大きい喘ぎ声を出して腰を前後に揺らした。

階下では社員達が日々の業務に追われていた。
社長室でこんなふしだらな情事が繰り広げられている事など微塵にも思うことなく。


3027 2004/10/05(Tue) 13:58:18 sakura  社長秘書 明日香  〜契約〜

 順子が社長室の前にたどり着いた頃には、16時半を回っていた。
ガチャッ。
ドアの音に振り向いた志津はソファの背にもたれ、妖しい笑みを浮かべた。
「意外と早かったのね、社長。」
「ええ。大事なお客様をあまりお待たせしてはいけませんから。」
順子も微笑で応え、スーツの上着を脱ぎながらソファの前に回った。
全裸の志津がソファの上で足を大きく広げている。
その足の間で、白い小さな尻が小刻みに揺れていた。
明日香だ。
床に膝をつき、尻を突き出して志津の秘所を貪っている。

「お・・帰りなさいませ・・・。」
顔を上げた明日香の頭を掴み、志津は自分の股間に再び引き寄せた。
その様を順子はニヤニヤして眺めながら、次々と衣服をハンガーにかけていった。
「本当にいいわね、明日香さんって。思ったとおりだわぁ。」
「お褒めいただいて、恐縮ですわ。」
明日香は鼻も頬も、愛液でべとべとにしながら志津のクリトリスを丁寧に愛撫している。
「んっ・・そこ・・・いい。いいわぁ・・・。あっあぁっ・・・」
志津は明日香の髪をくしゃくしゃに撫でながら喘いだ。

順子はデスクの引き出しからペニパンを取り出すと、片方を自分の中へズブズブと埋めた。
「私もご一緒しますわ・・・。」
そう言って順子は明日香の後ろに回り、同じように膝をついた。
明日香の尻を少し持ち上げ、思い切り黒光りするペニスを明日香の中へ突き刺した。


3057 2004/10/06(Wed) 18:48:56 sakrua  社長秘書 明日香  〜契約〜

 ズ・・ズブズブ!
「ひっいぃ・・・!!」
明日香は思わず仰け反った。
構わず順子は腰を動かし、明日香の尻を打ち付ける。
パンッパンッパン・・・いやらしい音が響く。
「うっくっ・・・うぅっ・・・」
うめき声を出しながらも、明日香は志津の膝にしがみつき、秘所へ顔を埋めた。
志津はそんな明日香の忠誠的な態度に満足した。
チュパッチュパッ・・・
「んっんんっ・・・」
志津のクリトリスを吸う音と、その唇からもれるうめき声がこの3人を一層いやらしく演出している。

順子が激しく明日香の尻を突き上げ、それに合わせ明日香も腰をくねくねと回している。
だんだんと作り物のペニスの抵抗が強くなり、明日香の締め付けがきつくなってきたのが分かる。
「い・・いきそうなのね?ちゃんと言いなさい・・・明日香・・・。」
そう言って順子は腰の動きを緩めた。
「い・・・いきそうです・・・社長ぉ・・・ください・・・いっぱいくださいぃぃ・・・!」
ズン!ズン!ズン!
順子は、明日香の体が浮き上がりそうなほど激しく突き上げた。
「いっいぃぃ!!いくっいきますぅ・・・!んんんんあぁぁ!!」

びくんびくんと体を痙攣させながら、明日香は床に崩れ落ちた。
順子の股間に生えたペニスは明日香の汁でぬらぬらと光っている。
「こんなに早くいってしまうなんて、しょうがない子。私はまだなのよ・・・。」
本当にがっかりしている順子を志津が諌めた。
「まあまあ。彼女はずっと奉仕し続けだったんだもの。私がお相手するわ。」
志津は嬉しそうに順子の手を自分のもとに引き寄せた。

明日香はよろよろと他のソファにもたれ、40代の女達の絡み合う様を見ていた。
若い女では到底太刀打ちできないほどの妖艶な姿にうっとりしながら。


3058 2004/10/06(Wed) 19:39:44 sakrua  社長秘書 明日香  〜契約〜

 順子は満足げに鼻歌を歌いながら作り物のペニスを消毒している。
その姿はまるで少女のようで、明日香は笑ってしまった。

「今日の訪問はね・・・。」
髪の乱れを直しながら志津が明日香に言った。
「社長と新しい契約をする予定だったの。」
「はい。今印鑑などをお持ちいたします。」
志津は急いでブラウスをはおり、身づくろいをしようとする明日香の手を優しく取った。
「いいのよ。あなただから・・・。」
「え・・・?おっしゃる意味が・・・。」
「明日香を欲しいって言うのよ。木村さんたら。」
順子が口を挟んだ。
「私にとっては大切な秘書だからお断りしたの。でもどうしてもっておっしゃるから・・・。」
「共有する事にしたの。」
志津がいやらしく微笑んだ。
「きょう・・・ゆう・・・?」
「社長には了解してもらったわ。でもあなたにも意志があるから、それを聞きたいんだけど・・・。」
志津が明日香の瞳を自信たっぷりに覗き込む。
「OKかしら?」
明日香は少し恥らいながら目を伏せ、返事をした。
「はい・・・。」
順子と志津は目を合わせて微笑んだ。
「じゃあ契約成立ね。サインをするわ。」
志津は明日香のブラウスを開き、ブラをずり下げて口付けした。
明日香の乳輪のすぐ横にうっすらと赤い跡が残った。
「これが消える頃、また契約更新しなくちゃね・・・。」
志津は明日香の乳首をギュッと強く摘んで、軽くキスをした。

志津は、まるで何もなかったかのように凛として社長室を出て行った。
順子も明日香もすっかり身づくろいを終え、社長と秘書に戻っていた。
「私はこのまま帰るわね。くれぐれも報告義務は怠らないようにね。」
順子は帰り際、振り向いて明日香に言った。
「はい。もちろんです。お疲れ様でした。」
明日香は深々と頭を下げ、ドアが閉まるまで下を向いていた。
そして、おそらく2,3日で消えるであろう、さっきのサインのあたりを掴み、体の奥がじゅん・・・と熱くなるのを感じた。




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