■君の痛みと僕の痛み。  
□沙羅


彼女で出会って、気がついたことは彼女のことばかり考えてることだった。 土曜日に彼女が部屋に来ると決まってからは、毎日土曜日のことばかり考えていた。 金曜日には仕事に力が入り、くたくたになってしまった。 でも、会社からの帰り道に彼女が好きそうな花を買って飾ろうかな、いや、花よりビデオを借りておこうかと考えながら電車に乗っていた。 こんなに夢中になって、だいじょうぶか。お前は。と自問自答しながらビデオを借りた。 土曜日の昼近く、携帯に彼女から電話が入った。 「みゅうたんだよぉ。」彼女は自分のことを『みゅうたん』と呼んでいた。最初は耳障りだったが、慣れた。 「何か買って行く?」電話の向こうから雑然とした街の音が聞こえてきた。 「今、どこ?」 「近くだよ。駅を降りたとこ。」 「そっか。何もいらないよ。迎えに行く?」 「うん!来て、来て。」 駅に向かって歩いていると、携帯を持って手を振っている彼女を見つけた。ゆっくり近づいて、笑うと彼女も微笑んだ。 「いらっしゃい」 「うん。来ちゃった。あんまり遠くなかったよ。」 彼女と並んで歩いた。信号待ちをしてる時や坂を歩いている時も彼女は話をしていた。 電車の時間や駅の様子。昨夜眠れなかったこと。ずっと、彼女は話をしていた。 そんな話しにうなずきながら、僕は彼女の横顔をそっと見た。 部屋に着くと彼女は、はしゃいでいた。 「わぁ、けっこう広い。一人じゃ、広くない?へぇ〜。ここって・・。あっ、トイレだぁ。ふ〜ん。」 「何か飲む?こっちへ座れば?」ソファに向かって言うと彼女は 「は〜い」と言いながら、座った。コーヒーを入れながら彼女を見ると両足を抱えながら座り、周りを見渡していた。 「はい。コーヒーどうぞ。」 「ありがと。」 二人で並んで座り、コーヒーに口をつけた。 ふぅ・・。彼女が軽く溜息をついた。 「どうしたの?」 「ん?う〜んとね・・。へへへ」 また、両足を抱え、体を揺らしながら笑っている。 「どうしたのさ。」つられて笑ってしまった。 「ん?あのね、ホントに来ちゃったなぁって思って」 彼女はコーヒーカップに口を付けながら、悪戯っぽく笑って言った。 「うん。そうだね。」僕はコーヒーカップをテーブルに置いた。 僕と彼女はビアン系サイトで知りあった。チャットで話をし、電話やメールで連絡を取り合った。 そして、付きあうことになった。 それから、何回か会って、僕の部屋に泊まりに行きたいと彼女は言った。 僕は『あぁ、そうなんだ。』と感じながら、軽く承諾した。そして、彼女は僕の部屋に来たのだった。 彼女が、僕の肩にもたれて来た。僕は彼女の肩に手を回し、そっと力を入れた。 静かな時間が過ぎた。 彼女を見る。彼女は僕を見上げた。 ゆっくりと口を近づけた。やさしいキスだった。やわらかい唇の感触を今でも忘れない。顔を放すと彼女は抱きついて来た。 背中に手を回し、力いっぱい抱きしめた。 「大好きだよ。ほんとに」 「うん。みゅうも・・」 彼女の髪の匂いが心地よかった。大きく息を吸い込んだ。 愛してる。ほんとに。 彼女に髪にキスをして、首筋にもキスをした。 彼女の息がもれた。 胸に手を回すとブラウスの下のやわらかい感触があった。 ゆっくり手に力を入れ、胸をつかんだ。 彼女の息が荒くなった。 「あぁ・・・」 撫でるように、回すように胸を触った。 彼女の体をソファの上に乗せた。 すると、彼女は体を倒した。 その上に覆いかぶさり、彼女のブラウスのバタンをはずした。 彼女の下着をあらわにすると、下着もはぎ取った。大きな胸は、乳首が固くなっていた。 「はずかしい・・・」 彼女は小さい声で言った。聞こえないふりをしながら、僕は彼女の乳首を口に含んだ。 「あぁ・・・」彼女はすぐに反応した。僕は、乳首を強く吸ったり、舌で転がしたりした。 その度に彼女は切ない声で応えた。スカートに手をかけて、スカートを取り、パンティだけになった。 脱がそうとすると彼女が言った。 「だめぇ、はずかしいよぉ」 僕は、言った唇にキスをした。そして、全部脱がしてしまった。 焦る気持ちがあったのかもしれない。 はやる気持ちがあったのかもしれない。 彼女は、両足を閉じて目をつぶっていた。 そんな彼女を見て、僕は、ゆっくりと手を下ろした。 膝を撫でて、太ももを触った。 彼女の足に力が入るのを感じながら。 「かわいい・・」僕がつぶやくと彼女が目を開けた。 「はずかしいよぉ・・」 「どうして?はずかしいの?かわいいのに。」 「いや・・・。はずかしいもん。」 「好きだよ。いっぱい。」 次の瞬間、僕の体の奥に何かが生まれた。 胃のあたりから、沸き上がるような感覚で、それは生まれた。それを感じながら、僕は彼女の顔を見た。目を閉じている彼女。 じっとしていた。
目を閉じ、じっとしている彼女の腰から太ももを撫でながら、僕は体の中に生まれた『もの』を感じていた。 彼女に聞いた。 「僕のこと好き?」 彼女は、すぐに目を開け、僕の顔をじっと見た。 「好き。とっても好き。」 彼女の口にキスをした。舌を絡め、激しいキスをした。 彼女の手が僕の顔を撫でた。 僕は、キスをしながら、彼女の敏感な部分に手を下ろした。湿っていて、やわらかい。 割れ目に沿って、指をそっとなぞると彼女の上半身がのけぞった。 「うぅ・・・。」キスをしたままだった。彼女は苦しそうに声を出していた。 キスから開放し、彼女の足を開いた。 そして、ゆっくりと円を書くように彼女の敏感な部分を触っていった。 「あぁん・・・。あぁ・・・」彼女の声が少し大きくなった。 彼女のラビアを広げ、下から指をなぞった。 小さな固い物を探し当てた。 「あぁ・・。いやぁ・・」泣き声のような彼女の声が聞こえた。 小さい固いクリトリスを親指で触り、中指で彼女の中に入った。 充分すぎるほど濡れていた。彼女は僕を両手でつかみ堪えていた。 「あぁ・・。あぁああ」 僕は、同時に乳首を口に含み、軽く噛んでみた。 「あぁああああぁあ・・・」彼女がもだえ、上半身がのけぞった。 僕の体の中に生まれた『もの』が大きくなった。 僕は、体を起こし、彼女から離れた。 彼女は息が荒く動かなかったが僕の行動を見ていた。 僕はソファに向かい、床に座った。彼女が体を起こそうと動いた時に僕は彼女の両足を大きく広げた。 「いや・・・」彼女がかすかに抵抗しようとした。僕は彼女の両足を広げた格好でソファ座らせた。 「いやっ。いやぁ・・」彼女が自分の敏感な部分を両手で隠した。僕は雑誌をまとめるビニールロープを持ってきた。 彼女は服を着ようとしていた。ロープを見て彼女が言った。 「何するの?・・・」彼女が服で体を隠していた。 僕は無言で、彼女の手を取り、両手を後ろに回した。 彼女が何をされるのか気がついたらしく、激しく首を振りながら言った。 「いや。いや。お願い。いや。」 僕は無言だった。言葉が見つからなかった。 僕の中に生まれた『もの』について説明できなかった。 ロープで両手を縛った。彼女は言った。 「こんなの嫌。普通のHがいいよぉ・・・。」 泣いていたような気がする。でも、僕は彼女の目を見なかった。 両手を縛られ、ソファに座らせると、彼女が固く足を閉じていた。 僕は簡単に両足を開いた。左右に大きく。 彼女が顔をそむけた。目を固く閉じて。 膝にロープをかけ、後ろ手に縛ったロープにかけた。 足が固定された。 両手を縛られ、足を大きく広げた格好で縛られた彼女を見た。 彼女の前に座った。彼女は、泣きながら僕を見た。 僕は彼女の顔を両手で包みキスをした。 長いキスをした。 僕はそのまま、彼女の首筋から胸にキスをした。彼女は唇を噛んでいた。声も出さずに。 乳首を同じように吸って、舌で転がした。彼女の声が漏れた。 彼女の腰に手を添え、腰を前に出した。 「嫌・・・。お願い。見ないで・・・。」 彼女は無理だとわかっていながらも言っていた。 彼女の敏感な部分をじっと見た。濡れて光っていた。 指で彼女のラビアを広げた。 「いやぁああ。」彼女が言った。 僕はゆっくり指を使い始めた。 彼女のクリトリスの皮を剥いた。ピンクで小さい突起は怒っているようだった。 僕は指でつまんでみた。 「あぁああああああ・・・」彼女の足の指に力が入った。 片方の指で皮を剥いて、もう片方の指でつまんで、指と指の間で転がしてみた。 「あっ。あっ。あぁ・・・」彼女の声が大きくなった。 彼女の中からは、どんどん溢れていた。 僕は、つまんだクリトリスを口に含んだ。 「あぁーーー。」彼女の体が硬直した。
口に含んだまま、彼女を見上げると彼女は大きくのけ反っていた。 息が荒く、胸が激しく動いていた。 顔を放し、彼女の顔に手を添えた。彼女はゆっくり目を開けた。 黙って、僕を見ていた。 僕はやっと口を開いた。 「ごめん・・」 彼女は泣きだした。縛られた格好のまま泣いていた。 僕は、そんな彼女を抱きしめた。 「ごめん。ごめんね。」彼女の頭を撫でながら言った。 彼女は少し落ち着いた様子で、僕を見上げた。 そんな彼女の顔を見た僕は、僕の体の中で『どくん』と音を聞いた。 その音をかき消すように、僕は、また彼女を抱きしめた。 彼女が言った。 「みゅうたん、苦しいよ。ほどいて・・。」 僕は、彼女の前に座った。彼女が照れながら言った。 「みゅうたん、はずかしいってばぁ。見ちゃだめぇ。早く、ほどいて。」 僕は、彼女の顔を見ながら、聞いた。 「はずかしい?ほんとうに?。  ほんとに嫌?」 彼女は何回も首を縦に振っていた。 「ほんとに嫌?全然、気持ち良くなかった?」 彼女は、黙って下を向いていた。 「イケなかった?駄目だった?」 「全然?駄目だった?嫌だった?」 僕は早口で喋っていた。彼女は下を向いていたが、小さい声で言った。 「ちょっと、良かった・・・。」 僕は、安堵感が広がった。彼女はすぐに言葉を続けた。 「早く、ほどいて。はずかしいってば。」 僕は無視した。彼女の顔を見て言った。 「もっと、したい」
彼女は激しく首を振った。 「いやっ。みゅうたん、普通のHがいい。こんなの嫌っ。」 「嫌って言ってもよかったんでしょ?こんなになってるよ。」 僕は、彼女の敏感な部分に目を移した。 「だめぇ、見ないで。お願い。」 彼女は必死に言っていた。 「でも、こんなに溢れてる。」 僕は、彼女の敏感な部分を広げ始めた。 「駄目だってばっ。いやぁぁあ・・・」 彼女の声が、途切れ途切れになった。 また、彼女のクリトリスを口に含んだ。ゆっくりと吸ってみた。 「あぁあああ・・。おねがい・・・。イッタ後は・・・、すぐには・・無理・・・・・」彼女の泣き声が聞こえた。 僕は、彼女のクリトリスを含みながら、指を入れた。最初は2本。ゆっくり出し入れしてみた。 「あぁん。あっ。あっ・・・」 激しく出し入れした。 「あああぁ・・。だめぇ・・・」 クリトリスを強く吸って、噛んでみた。 「あ・・・・」 彼女の声が途絶えた。体が硬直していた。 「はぁはぁ・・・」 彼女の息が荒くなり始め、力が抜けた。 僕は、足のロープをほどいた。そして、ソファから降ろした。 彼女を後ろ向きにソファに向けた。 両手を縛られたまま、お尻を突きだす格好にした。 「あぁ・・」 もう、彼女は言葉を言わなかった。 僕は、彼女の足を広げ、後ろから丸見えの格好をさせた。 「お尻の穴まで、よく見えるよ」 僕の言葉で彼女は首を振った。 「いやぁあああああ」 僕は、また彼女の敏感部分を口に含んだ。 「うっ・・・うぅ・・・」 口に含み、舐め回した。かなり時間をかけた。 彼女が何回イッタかわからない。 でも、僕は満足できなかった。 気がつくと、彼女がぐったりしていた。 僕は、彼女の手のロープをほどいた。 彼女の横たえた上に毛布をかけた。彼女は何も話さない。 僕は、その横に座っていた。 しばらくすると、彼女がゆっくりと起きた。 そして言った。 「ばか・・・。みゅうたん、壊れちゃうよ。もぉ・・。」 僕は笑って言った。 「もっと壊したいって思ってるのが本音なんだけど」 「えーっ。まじで?みゅうたん、死んじゃうよぉ。もぉ。」 彼女が、毛布にくるまりながら、僕を叩く真似をした。 僕が彼女を好きなった理由の一つは、この明るさだと思った。 僕は、救われる。この明るさで。 「本当だよ。もっと、壊したいよ。痛いことも我慢させたいし。  いやらしいみゅうを、もっと見たいし。恥ずかしいみゅうも見たい。」 「えーっ。みゅうたんは痛いことはできないよぉ。無理だよぉ。」 「でも、噛まれて気持ち良かったでしょ?」 「う〜〜〜ん・・・。そう、だけどぉ・・・。恥ずかしいとこってぇ、どんなとこ?」 「ん?う〜ん、でも、それ言ったら、みゅうが引くからなぁ・・」 「そ、そんなことなの?まじで?」 「引くと思うよ。絶対。」 「えーっ・・。どんなことだろ。・・」 もう二人は笑っていた。 「じゃぁ、言ったら、させてくれる?」 「えーーー・・・。させなきゃ駄目?」 「うん。言ったらね」 「う〜〜〜〜ん。どうしよ。」 僕は彼女が興味を持ったことに気がついた。 「じゃぁ、言わないよ。言って駄目だったら嫌だもの」 「う〜〜〜〜〜〜ん。すごいこと?何系?」 「さぁ。どうだろ。好きだったらさせてくれると思うけど。」 意地悪だな、と自分のことを考えた。 「えー・・・。どうしよう・・。」 彼女は悩んだ様子だった。僕は、様子をみることにした。 ちょっとの間があり、彼女が言った。 「わかった。言ってみて」 「いいの?本当に?」 「うん。みゅうたん、がんばる」 「がんばるって。そんな問題か?あははは」 「だってぇ・・。」 彼女は、毛布で顔を隠し、目だけ出していた。 僕は言った。 「言ってごらん。みゅうたんのおしっこ見てください。って。  それから、もっといやらしいことして下さいって。言って。」 「きゃぁぁあ。言えないよぉ。そんなことっ。」 「やっぱりな・・・・。」 「だってぇ・・・・。言えないもん・・・。」 「わかった・・。もういいよ。」 「・・・最後なら言えるよ」 彼女が下を向いて言った。 「最後って?」 「うんとね・・・。うんと・・・」 「なに?」 「みゅうたんにぃ・・・」 「なに?」 「みゅうたんに、もっといやらしいことして下さい・・・」 彼女は、毛布の中に潜ってしまった。 僕は、毛布ごと抱きしめた。 「壊していいの?みゅうのこと。」 毛布ごしに彼女が頷いた。 「いっぱい壊しちゃうよ。止められないよ。いいの?」 毛布は頷いた。 僕は、答えるかわりに毛布を強く抱きしめた。 そうして、彼女と僕の生活が始まった。 いつの間にか、彼女の荷物が増え、彼女がこの部屋から出掛けることが多くなった。 一緒に暮すことにした。 僕は、体の中に沸き上がった『もの』と向き合っていない。 今でも、それは体の中にある。 自分である程度コントロールできるのか、できないのか わからない。 でも、確かに自分の体の中にある。 今でも、それを感じている。 彼女と暮すことで、その正体がわかるのか。 作者の戯言  初めて書きました。そろそろ完結しようかと思ったのですが、もう少し付きあって下さい。
彼女との生活は楽しかった。 食事を作っても、TVを見ても楽しかった。 仕事も早く終わらせたかった。 1分でも1秒でも早く、彼女がいる部屋に帰りたかった。 彼女は、料理が得意とは言えなかった。不器用な包丁さばきで、野菜を切った。 サラダが好きと言っていた。サラダばかり作っていた。 ドレッシングを変えて、味に変化を持たせてみたりして、笑いながら、一緒に作った。 夜になると、彼女は必ず僕の側に座った。 僕がTVを見ていても、本を読んでいても必ず側に座った。 僕は、そんな彼女の頭を撫でた。 すると、彼女が僕を覗き込んだ。 僕の中の『もの』が動く。 僕は気にしないように体を動かさなかった。 彼女が僕の腕に顔をうずめる。 僕の中の『もの』が大きくなった。 彼女にキスをする。僕の中の『もの』を感じるように、激しくキスをした。 彼女は解っていたかもしれない。僕の中の『もの』を。 激しいキスの後、僕は彼女に言った。 「どうしてほしい?」 彼女は下を向いて言った。 「みゅうたんに、いやらしいことをして下さい」 彼女は、抵抗があるらしい。必ず下を向いて言う。 そんな彼女を見て、僕の中の『もの』がさらに大きくなった。 「いやらしいことって?」 彼女はしばらく黙っていた。 「いやらしいことって?なに?」 僕がわざと言葉を強くして言った。 彼女は消えそうな声で言った。 「みゅうたんに、エッチなことして下さい」 彼女が泣きそうになると僕はすぐやさしくしてしまう。 「わかったよ」彼女の頭を撫でた。 お風呂場に連れて行き、一緒にお風呂に入った。彼女はうれしそうだった。 浴槽の中で僕にだっこされるように彼女が座った。 彼女の胸にお湯をかけた。 「よく、暖まって」 「うん・・・」 いつもの彼女とは違って言葉が少なかった。これからの事を考えているのだろうか。 浴槽から出ると、彼女に言った。「先に洗ってて。」 彼女は黙って頷いた。 僕は彼女のために赤いロープを買っていた。 その赤いロープを手にお風呂場に戻った。 ドアを開けた時に、彼女が振り返った。僕の手にある赤いロープを見つめた。 そんな彼女に気がつきながらも、僕は何も言わず彼女に近づいた。そして、黙って彼女の足を広げた。 彼女も無言で抵抗しなかった。膝にロープをかけ、シャワーフックにかけた。 両足が広げられ、無抵抗な彼女は洗い場に両手をつけ、体のバランスを保っていた。 僕は無言でボディソープを取った。彼女は横を向いていた。 そして、かみそりを持った。彼女が、何をされるか気がついた。 大きく目を開いて僕を見た。それは許しを請うような目だった。 僕は彼女の視線から目をそらし、ボディソープの泡を彼女の敏感な部分の柔らかい毛になぞった。 「いや・・・・」彼女が言った。 僕は黙って、かみそりをあてた。ゆっくり傷つけないように毛を剃っていった。 彼女の敏感な部分が次第にあらわになっていった。 全ての毛を剃った。シャワーをあて、泡を流した。彼女の敏感な部分が丸見えになっていた。 「丸見えだな・・」僕が呟いた。 「いやぁ・・・・」泣き声で彼女が答えた。 僕の中の『もの』がさらに大きくなった。 もう、止められないな。僕は感じた。 「みゅう。みゅうのここ、丸見えになってるよ。もう、誰にも見せられないなぁ」 「うん・・・・・。みゅうたんはもう誰にも見せない。沙羅にしか・・・」 僕の体の中の『もの』が「どくん」と鳴った。 あぁ・・・。僕はその言葉を待っていたんだ。 「みゅう、ほんとうに?」 「うん、みゅうたんは沙羅の物なの・・・」 「じゃぁ、どんなことをしてもいいんだね。僕の物だから。」
彼女と僕はお風呂から上がった。ウーロン茶を飲みながら涼んだ。 バスタオルを巻いただけの彼女は、時々すそを気にしていた。 「ちょっと、のぼせたかなぁ」僕は何もなかったように言った。 「うん。のぼせちゃったよぉ」彼女が答えた。 「ねぇ、ちょっと聞いていい?」ふいに僕が言った。 「なあに?」彼女は首を傾げて言った。 僕は笑いながら聞いた。 「みゅうは、ここに来て変わった?」 「みゅうたん?うん。変わったよ」 あっさりと彼女が言った。 「どんなことが変わったの?」 僕は、ウーロン茶のグラスを手で回しながら聞いた。 「ん?みゅうたんね、ここに来てエッチになっちゃったよ」 彼女の言葉に笑った。 「エッチになったぁ?はぁ?」 「うん。みゅうたん、すごくエッチになった。だって、いっつもエッチな事考えるようになったもん。」 彼女は、恥ずかしがることもなく言った。普通な話のように。 「そ、そうなんだ・・・。いつも考えてるの?まじで?」 「うん。前はそんなことなかったけど、最近はずっとエッチなこと考えてるよ」 話の内容より、淡々と話す彼女に驚いた。 「みゅうたんね、いっつも沙羅に、今度はこうされるのかな。ああ、されるのかなって考えるようになったよ」 「はぁ・・・」 「でね、みゅうたんってエッチだなって思う」 「そうなんだぁ・・・・。でも、それって・・・」 「だめ、言わないで。」彼女が僕を睨むように言った。 「えぇっ?それって・・・」僕は笑っていた。 「もうぉ。沙羅のばか」 「それって願望じゃ・・。」彼女がクッションを投げて来た。 むくれて顔を横に向けた彼女に、笑いながら抱きついた。 後ろから抱きしめ、僕は言った。 「どんな事がお望みかなぁ」 「知らないっ。」彼女はぷーとむくれたままだった。 「みゅう、見せて。」僕は彼女の耳元で囁いた。 彼女は、黙ってバスタオルを取った。ゆっくり立ち上がると、ソファに腰かけ、足を広げた。 「小さい電気にして・・・」彼女が言った。 「駄目だよ。」僕は答えた。 「もっと、足を広げてごらん。 彼女は無言で足を広げた。彼女の敏感な部分は毛がなくなって、大きく見えた。 近づくと光っている。 「濡れてるよ。みゅう。よく見える。」 「はずかしい・・・」 僕の中の『もの』がささやく。 これからだ。 僕は、赤いロープを手にした。半分のところで輪を作り、2本になるようにした。 輪の部分を彼女の首にかけた。 2本のロープを胸のところやお腹、お尻のところでこぶを作り、背中に回した。ぐっと力を入れて、股を通した。 「あぁ・・」 彼女が溜息をついた。背中に回したロープを首にかかっていたロープに通し、首が絞まらないようにした。 そして、こぶの所々にさらにロープを回した。彼女の体中を赤いロープで縛った感じになった。 彼女の両手を背中で縛り、膝にロープをかけた。両足を大きく広げた。 彼女を縛った。動けないように。固定した。 彼女の口にもタオルを噛ませた。 「みゅう、縛られてるのに濡れてるよ。」 僕は彼女に冷たく言った。 「う・・うぅ・・・」彼女は話せない。 「こんな格好して、丸見えでも濡れてるなんて。みゅうはいやらしい子だなぁ」 僕は言った。彼女は首を横に振っていた。 「こんな、いやらしい子にはお仕置きだね」 「うぅ・・。うう・・・」彼女が何か言おうとしていた。 僕はタオルを外した。 「ごめんなさい。ゆるして・・・」彼女は言った。 僕は黙って、再びタオルを噛ませた。 「うー、うー」彼女がうなった。 僕は、彼女のまぶたや頬にキスをした。やさしく。 そして、赤いロープで縛られた胸にキスをした。乳首を口に含んで舌で転がす。 やさしく吸って、また転がした。 「うっ・・・」彼女の声がした。 乳首から口を離すと、手でやさしく触った。彼女は目を閉じていた。 乳首を指でつまんで、乳首が立ったところに、洗濯ばさみを挟んだ。 「うぅー。うー。」彼女が大きく目を開いた。首を激しく横に振っていた。 「うぅ・・ううう。」たぶん、嫌って言ってるんだろうな。 もう片方の乳首を口に含んだ。やさしく。そして、洗濯ばさみで挟んだ。 「うーー。」彼女は泣いていた。 僕は、彼女の敏感な部分に顔を移した。手でさらに広げた。 ラビアの片方を口に含んだ。やさしく吸ってみた。 彼女は気がついたらしい。足をばたつかせている。 ラビアに洗濯ばさみを挟んだ。 「うーーーーーーーー」 さらに、もう片方のラビアも口に含んだ後に洗濯ばさみを挟んだ。 「うぅ・・うぅ・・・」 僕は、彼女のクリトリスの皮を剥いていた。 「うぅ・・」彼女が首を横に振りながら泣いている。 僕は、彼女の剥かれたクリトリスを口に含んだ。やさしく舌で転がした。 「うぅ・・・・」彼女は声にならなかった。 そして、洗濯ばさみを彼女に見せた。 彼女は恐怖で怯えていた。 僕は、ゆっくり彼女の剥いたクリトリスに洗濯ばさみを挟んだ。 「うーーーーーーー・・・・」 彼女の体がのけ反った。時々、びくんびくんと動いた。 僕は彼女の髪を撫でた。でも、彼女はのけ反ったままで、体をけいれんさせていた。僕は、一つずつ洗濯ばさみを外していった。そっと、やさしく外した。 その度に、彼女の体がびくっと動いた。 最後に口からタオルを外した。 彼女は泣きながら大きく息を吸った。 「良く我慢したね。イイコ。ご褒美をあげようね」
彼女は、小柄な方だった。 自分では、150cmはあると言っていた。けど、やっぱりないと思う。 髪はストレートで肩まであった。栗毛色に染めていた。 決して、美人と呼べなかった。可愛い系と言うほどでもなかった。 そう。普通の女の子だ。 10人並と言ったところだろうか。 でも、僕は彼女を好きになった。 彼女の、笑うしぐさや言葉のニュアンス。 ふくれた顔、困った顔、みんな好きになった。 何故かわからない。でも、僕は彼女が好きだった。 どうしようもないくらいに。 僕も、普通だった。出勤するときはスカートも履く。 会社では、もちろん女性だった。 仕事中には、なるべく彼女のことは考えないようにした。 ただ、ふっとした時に、彼女のことを思い出す。 コピー機の前に立っていると (今夜の夕食は何を作ろうかなぁ。好きなパスタでも一緒に作ろうか・・)と 考え始めると止まらなくなる。 「・・・さん。・・・藤田さん。」 ふいに名前を呼ばれて、驚いて振り向いた。 そこには、今年入社したばかりの女の子が立っていた。 「あぁ、ごめんね。何?」 「あのぉ・・。この伝票なんですけどぉ・・」 戸惑った様子で聞いてきた。 「あぁ、これね。資財請求伝票に分類するから、ファイルに綴じて下さい」 「はい・・。あのぉ・・・。」 「ファイルがわからない?こっちなの」 新入社員の女の子と並んで歩き出す。横目で見ると、一所懸命ついてくる姿に笑がでる。 (この子は彼女と同じくらいの身長かな) (この子は好きな人がいるのかなぁ) (きっと、それは、女の子じゃないな・・・・) 彼女にご褒美をあげると言った後、足を縛っているロープを外した。 彼女の足は、ぐったりとして投げ出されたように伸ばされた。 彼女の顔が涙でクシャクシャになっていた。 僕は、彼女が置いたバスタオルを拾い、彼女の顔をやさしく撫でるように拭いた。 彼女が目を開け、言った。 「トイレ・・・・」 かすれた声だった。 「トイレ・・・。行きたい・・・」 彼女がもう一度言った。 僕は、少し間を置き言った。 「ここで、していいよ」 「いやぁぁああ」彼女が泣きだした。 首を横に振りながら。 僕は、ずらしてあった股のロープをもう一度、股にかけた。 「いやぁ・・・」泣きながら彼女は言った。言葉にならない声だった。 僕は、彼女の背中のロープを持った。 「うぅ・・・」彼女が唇を噛みしめた。 僕は、ロープを持ったまま、引き上げた。彼女の股に赤いロープが食い込んだ。 彼女がふらつきながらも立ち上がった。立ち上がったと言うより。僕がロープを引っ張って立たせた。 彼女は嗚咽だった。彼女の頬からポタポタと涙が落ちていった。 そのまま、僕は彼女を歩かせた。ロープが股にさらに食い込んだ。 「痛いよぉ・・・・」彼女が泣きながら言った。 たぶん、洗濯ばさみで挟んだ後だから、さらに敏感になっていたのかもしれない。 お風呂場に彼女を押し込んだ。彼女はふらつきながら、座り込んだ。 僕は、股のロープをずらした。しゃがむ格好にした。 「ここでしていいよ」 「ふぇえん・・・・。うっ、うっ・・・」彼女は泣き続けた。 しばらくすると、彼女の泣き声が止まった。僕はじっと見ていた。 彼女が唇を噛んでいたが、そして 「あぁ・・・出ちゃうよ・・・。出ちゃうぅ・・・・」 彼女の丸見えの敏感な部分から、黄色い液体がちょろちょろと出てきた。 シャァーと音と共に、勢い良く黄色い液体が出てきた。 「ふえぇん・・・・」彼女がまた泣き始めた。
再び泣きだした彼女に、暖かいシャワーをかけ、敏感な部分をやさしく洗った。 彼女は泣き続けた。 僕は、何も言葉をかけずにいた。 お風呂場から出て、タオルでやさしく拭いた。 彼女が少し泣きやんだ様子だった。 彼女がふらつきながら歩いた。僕は支えながらリビングに戻した。 床に座り、ロープを外した。 二人とも無言だった。 彼女の鼻が赤かった。でも、涙は流れていなかった。 僕は、彼女のまぶたにキスをした。 彼女は目を閉じていた。 赤いロープから開放された彼女の体が小さく見えた。 僕は、クッションを出し言った。 「ここに顔を乗せて」 彼女の目が宙を彷徨っていた気がした。 今度は、彼女の両手を前で縛った。わざとゆるく縛った。 簡単に抜けるように。 でも、彼女は解く様子がなかった。 彼女は無言のまま顔をクッションにつけた。 僕は、彼女のお尻を高く持ち上げた。 お尻を突出す格好になった。 彼女はずっと、無言だった。 僕は、不安になった。 「嫌だったら止めるよ」 彼女は何も言わない。 「今日は・・・、今日は、もう休もうか?」僕は、焦って言ってしまった。 「みゅうたんに・・・・・。」 彼女が言った。小さい声ではっきりと。 「みゅうたんに、もっと、いやらしいことして下さい」 彼女が壊れた。
壊れた彼女を見ながら、僕は何も言わなかった。いや、言えなかった。 戸惑いと驚き。そして、後悔と罪悪感が入り交じっていた。 僕は、彼女の高く突出したお尻に近づいた。 「ご褒美をあげるよ」 口が乾いていた。声がうわずっていたと思う。 僕は、ネットの通販でローターを2つ買っていた。 緑色のスケルトンの小型の物と、小さい形の物と一回り大きいローターがいっしょになっているやつだった。 彼女に使おうかと、ふと考えて買った。 配達され、実際に手にしてみると、ほんとに使うかなぁと改めて考え直した。 僕は、隠してあったローターを寝室のクローゼットから持ってきた。 その間、彼女はじっとしていた。お尻を高く上げた格好で。 僕は、彼女の足を少し広げた。 毛を剃られ、丸見えの彼女の敏感な部分をゆっくり見つめた。 彼女の溜息が聞こえた。 「毛がなくて、奥まで丸見えだよ。みゅう。お尻の穴まで。」 「ん・・・・。はずかし・・。やっぱり。」 彼女の敏感な部分が濡れてきた。透明な液体が出てきて、光ってくるのがわかった。 僕は、彼女の敏感な部分をやさしく撫でた。 「あぁ・・・」彼女の声がもれた。 そして、僕は、彼女の中に緑色のローターをゆっくり埋め込んだ。 彼女の体が、一瞬びくっとなった。 彼女からは何が入ったのか見えないはずだ。 彼女の中から細いコードが出ている。 彼女のお尻の穴を触った。揉むように触った。 彼女は腰をくねらせ、小さい声で言った。 「いや・・・。あぁ・・。いやぁ・・・」 僕は、彼女のお尻の穴に小さいローターをゆっくり入れた。 彼女が手でクッションを握っている。目を固く閉じて。 指を入れられたと思っているのかもしれないな。僕はとっさに考えた。 僕は、両方のローターのスイッチを入れた。 ヴゥーンと低い音がなった。彼女が反射的に上半身を起こした。 「ひっ。あぁ・・。あ・・・。」言葉にならない声を発した。 四つんばいの格好の彼女は、振り返って僕の方を見た。 泣いては、いなかった。 苦しそうな表情だったが、明らかに感じている表情だった。 「あっ。あっ。あ・・・」 彼女の足がガクガクと動き出した。彼女は倒れてしまった。 僕は、彼女を仰向けにした。彼女の中から低い震動音が鳴っている。 彼女はあえいでいた。 「あぁ。あぁん・・・。」 彼女の足のつま先まで力が入っていた。 僕は彼女のクリトリスに 触るか、触らないように、わずかなところにローターをあてた。 「あぁーー。」彼女の声が大きくなった。 僕は、クリトリスに強くローターをあてた。 「あー・・・・・」彼女の声が途切れた。 体がのけ反り、硬直していたが、僕は力を抜かなかった。 彼女の体の元に戻ったが、また、すぐに硬直した。 彼女は声が出なかった。彼女の全身がビクッビクッと動いた。 「うー・・・」彼女がうなった。 僕は、さらに力を入れた。ヴゥーン。部屋に震動音が響いた。 彼女は体を硬直したり、元に戻ったりを繰り返し、体をけいれんさせた。 何度も繰り返した。 そして、ローターを離しても彼女の体は硬直したままだった。 彼女の中のローターをゆっくり抜いた。濡れて光っていた。 お尻の穴のローターは、体に力が入っていて抜けなかった。 スイッチだけ切った。 彼女がぐったりした。お尻の穴のローターを引き抜いた。 「うっ・・・」彼女が小さい声で言った。 それでも、彼女は動かなかった。 彼女の敏感な部分を見ると、クリトリスが赤く腫れているような気がした。 僕は、タオルを水で濡らし、彼女の敏感な部分にあてた。 彼女がビクッと動いた。 そうすることが良いのか、わからないけど、そんな事ぐらいしかできなかった。 彼女は、また動かなくなった。 僕の中にある『もの』は静かになっていた。 感じることができないくらいだった。
僕は、僕の中の『もの』の静まりを不思議な気持ちで感じていた。 十分だったのか。 満足したからか。 何故なんだ。 じっとしている僕を彼女が見つめていることに気がついた。 「だいじょうぶ?ちょっと、無理させちゃったね。」 僕が、彼女を見ずに呟くように言った。 彼女の手が伸びてきた。 彼女の縛られている両手が 僕の手をそっと握った。 僕は涙が溢れた。 声を出して泣いていた。 彼女は体を起こし、僕を胸に抱きしめた。 母親が子供を抱きしめるように。 僕は、彼女の胸で泣いた。 こんなに泣いたのは、久しぶりだった。 涙が止まらなかった。 彼女は何も言わず、ただ僕を抱きしめていた。 僕は、彼女の胸の暖かさを感じていた。
僕は、彼女と出会って 人を好きになることを考えた。 それは、決して綺麗なものじゃない。 苦しみがあった、悲しみもあった 冷静だと思っていても、全然、冷静じゃなかった 自分と向き合うって、よく聞くけど そんなに簡単なことじゃないと思った。 みっともない自分と向き合って そんな自分にジタバタしたり 辛いことだと思った。 これから、彼女と僕はどうなるんだろ。 ずっと、一緒にいられるのかな。 彼女はどう考えてるんだろ。 でも、僕は彼女が好きだ。 苦しくても、つらくても。 彼女が好きだ。 これで、一応、完結にしたいと思います。 僕(沙羅)と彼女(みゅう)の話は近日中に、また続編として書きたいなぁと思っています。 長々と読んで下さってありがとうございます。
完 面白かったらクリックしてね♪ Back PC版|携帯版