第一部
■彼女の秘密 〜ツカサ〜  第二部 □皐月 2006/08/18(Fri)
「はぁっ…はっ……んはっ……はっ…はぁっ……」 相馬は大分くたばってるな…… 目が虚ろになってるよ。 「ん〜と次は〜」 カオリが箱の中をあさっている。 『カオリ……ちょっと待って』 「ん?わかった」 私は相馬に近寄りベッドに腰掛けた。 『相馬先輩。1つお願いがあるんですけど』 「はぁっ……はぁ…はっ……はぁっ……」 聞いているのか? 『話しをきいてください』 パシンッ 相馬の頬に平手打ちをくらわせた。 『ヒトミと別れてください。さもないと……解ってますよね?』 相馬は目を見開いて私を見た。 「やっ……やっぱり、ヒトミのこと……」 『いいんですか?さっきの写真とか、このビデオカメラの映像とか……ねぇ?』 きっと私は不敵な笑みを浮かべているのだろう。 『こんな恥かしい格好からも早く開放されたいでしょぉ?』 視線で相馬の火照った体を撫で回した。 「わかった。ヒトミとは別れる。だからお願いだ、もぉやめてくれ」 『話しがわかる人で良かった。別れないとどぉなるか解りますよね。約束……ですよ』 「ああ。約束する!絶対だ!!」 『じゃあ……』 私はビデオカメラを相馬の体全体が見える場所に固定した。 『後はカオリ…好きにしていいよ』 「おっけい♪」 そう言ってその場を後にしようとした。 「ちょっ……ちょっと待て!約束したじゃないか!」 相馬は首だけ持ち上げ焦った様子でこちらを見ている。 『私、この行為をやめるなんて言ってませんけど?それに……ヒトミを裏切った罪をもっと償わなきゃね……』 「ツカサ、好きにしていいって何でもしていいの?」 カオリは笑みを浮かべている。 『ああ、思う存分どうぞ』 パタン…… 扉を閉め部屋を後にした。 暫くすると、相馬の悲痛な喘ぎ声が隣の部屋まで聞こえてきた。 私はソファに腰掛、フゥッと溜息を一つついた。 これで相馬と君を引き離せる。
相馬を犯してから3日が経った。 土日を挟んだから、相馬は約束通りに君と別れただろうか… もしかしたら、君は泣いて屋上に来るかもしれない。 そう思い私は朝から屋上にいた。 1限のチャイムが鳴った。 この時間にはまだ君はこないかな…… すこし諦めかけていた時… ガチャ…… 重い扉が開く音がした。 やっぱり君が来た。 「ぁ……ツカサちゃん…おはよう」 笑顔に元気がないな。 目は赤く、瞼が少し腫れている。 『おはよう……どぉしたの?元気ないね』 「ぁ…アハッ、わかる?実はさ……ぅっ…」 君は瞳に涙を浮かべて今にも泣き出しそうだ。 そして前回の涙の時と一緒で私の胸に飛び込んできた。 『どぉしたの?大丈夫?』 その理由を解っている分、私は冷静だった。 「あのねっ、フェッ……かっ…彼女が…ヒック…別れよう‥って…ヒクッ……振られちゃったの……ぅっ……うわぁぁああん!!」 ヒトミは大声を上げて、私の腕の中で泣いた。 ズキンッ……っと自分がしたことに、心臓が一瞬締め付けられた。 『そうだったの……』 そう言って頭を撫でてあげることしかできなかった。 ヒトミが落ち着くまで待った。 「最近、もぉダメなのかもってずっと思ってたんだ……そしたらやっぱり振られちゃった。分かってたけど、やっぱりショック……」 そんなに……好きだったんだ…… ホントはそんな話し聞きたくないよ。 心が沈んでいた。 思い通りになったのに。 なんだかむしゃくしゃしている。 相馬の何がいいんだ!!? あんなヤツのどこが…… そう思いながら、君と別れイライラする気持ちのまま授業を受けていた。 2限が終わり、カオリが教室に入ってきた。 「おはよ♪金曜は楽しかった〜。それでツカサの思い通りなったの?」 『ああ』 「それでさ、そろそろまた動いて欲しいんだけど…明日あたりとか」 『今日でいい。今日の昼休みにでも動くよ』 何かむしゃくしゃしているせいかそう答えた。 「随分急ね、まぁいいけど♪ぢゃあよろしくね」 そう言ってカオリは写真を私に手渡し、教室を出て行った。 その写真にはルミの淫らな姿が映っていた。 私はそれを胸ポケットに入れた。 3限が始まる前にルミの教室に行った。 何故かルミしか教室にいなかった。 ああ、教室移動だったのか、そんでルミは忘れ物したんだろうな… でもこっちにとったら好都合だ。 ガラガラッ…… ルミは私を見て硬直している。 「…ぁ……ツ‥カサ先輩……」 『久しぶり、ルミ』 恐怖で声が出せないんだろう。 そりゃそうだ。 私はルミにあんなことしたんだから。 とりあえず私は写真でルミを脅し、昼休み南校舎の4階の人気の少ないトイレに呼んだ。 私の心はまだむしゃくしゃしている。 これならカオリの思う通りにまたルミを犯せそうだ。
昼休みを終えるチャイムが響いていた。 私は廊下を歩いている。 カオリの思い通りにルミを犯した。 行為の最中は没頭できた。 やっぱりルミは嫌な事を忘れさせてくれる。 あの子は私の望む反応をしすぎてくれる。 でも終わった後に残るものは虚しさだ。 いつまでルミを犯さなければならないんだ。 君は私が思った以上に相馬のことが好きだったんだ。 私は君が好きで、相馬の浮気現場を見てしまった。 だから君の為にしたことなのに…… いや、自分の為でもあったのかな。 そんなことより、私はこれからどうするつもりだ? 君と相馬を引き離したが…… そんなことを考えつつ屋上で寝転がっていた。 キーン コーン カーン コーン 3限の授業が終わったか…… あと、5分したら教室に戻ろう。 ガチャ…… 重い扉が開かれた音がした。 振りム向くと君が立っていた。 「やっぱり……ここにいたんだぁ」 やっぱり?探してたのか? 『どぉして?』 「ん〜…教室行ったらいないって言われたからさ」 『うん。3限サボったからね。どぉしたの?」 「うん……一昨日はさ、ありがとうね。話し聞いてくれて」 ああ、そのことか…… 笑顔に元気がまだ少しないな…… まだ立ち直ってないのか…… 『ああ、そんなこと気にするなよ』 少し無言の時が流れた。 『じゃあ、もぉ戻るから』 「ぁ……うん」 そう言って君を後にした。 何を話せばいいかわからない。 私は少し君を避けてしまった。 いつもなら君の元を離れることを惜しんでたのに……
君と屋上で会った日から数日が過ぎた。 あれから屋上へは1度も行かなかった。 君にどう接していいかかわからいから。 でも君に会いたい気持ちがなくなった訳ではない。 そんなことを考えながら授業を受けていた。 でも2つの気持ちがせめぎ合って、とても授業なんてできる気は起きなかった。 『先生……』 「何?石野さん」 先生の話しを中断させてしまった。 『あの…具合が悪いので保健室に言ってもいいですか?』 「あら、大丈夫?じゃあ保健委員の人……」 『先生、一人で行けるので大丈夫です』 「そう……じゃあ少し保健室で休んでなさい」 クラスの人達からの注目を浴びながら教室を後にした。 フゥッ…… ネクタイを緩め、足は保健室ではなく屋上へ向かっていた。 きっと君はいない……と思う。 ガチャ…… 屋上の扉を開けると、やっぱり君はいなかった。 残念なような、ホッとしたような。 まだ暑いけど、もぉすぐ秋だな…… そんなことを思いながら、温いコンクリートに寝転がりヒトミを閉じた。 この計画が始まった頃はヒトミを自分のものにするという目標だったのに、今は…そんな気になれない。 やり方もやり方だったしな…… 深い眠りだったと思う。 自分の唇に何か柔らかいものが重なった感触がして、瞳を開けた。 目の前には瞳を閉じて、私の唇に唇を重ねている君がいた。 何だこの状況は? 君がそっと唇を離し、瞳を開けた。 私と目が合った。 「ぁ……ツカサちゃん……これは…」 『…………』 私は君に何て口を開いていいかわからなかった。 君から私にキスをするなんて、思ってもみなかったから。 「あの……何て言うか、つい…って言うか、うっかりと言うか……」 君はかなり動揺している。 「えと……だから、あの……寂しくて…つい…!!」 寂しくて…… 君はハッとしたように手を口で押さえている。 『ハハッ、そうゆうことか……』 「ぁ……ツカサちゃ…ごめ…」 『戻るね…』 そう言って君を後にした。
今までになく心が沈んでいる。 こんな形で君からのキスなんて望んでなかった。 放課後、大勢の生徒達が帰ろうと廊下を歩いてる中に私の姿もあった。 ふと、目の前に帰宅しようとしているのか、一人でいるルミの姿を見つけた。 君を忘れさせてくれる道具…… 私は何も言わずルミに近づき、無理やり手を引いた。 「っ!……ツカサ先輩……いたっ…離してください!」 『………』 私は何も言わずにルミの腕を掴み歩いていた。 周りの生徒の視線なんて気にせず歩いていた。 人気のないところまで歩いていると、科学室の教室が目に入り、扉を開きルミを科学室に押し込み突き飛ばした。 ガラガラっ………ガチャッ… 教室の鍵をしとかないとね…… 黙ったままルミに近づいた。 「ぃ…や……」 無言のままYシャツを引き裂き。 ブラジャーをグイッと上に上げた。 相変わらず小さい胸…… 「やだっ!先輩っ!!ムグッ……」 ルミの口を手で押さえた。 『今日は特に機嫌が悪いんだ……五月蝿くするな……』 「…っ…!」 睨んだ私がそんなに怖かったのか、ルミは大人しくなった。 口から手を離してもルミは黙っていた。 『いい子だ……』 ルミは少し小刻みに震えていた。 ピチャッ……クチャッ…… 「ぁっ……んっ…ふぅっ…」 私はルミの乳首を舐めた。 君の事を早く忘れたい。 そう思えば思うほど、頭に沢山の君が現れた。 思わずルミの乳首を思い切り噛んだ。 ガリッ…… 「ああっ!!」 『つまらないな………』 こんなんじゃ君が消えない。消えてくれない。 ルミのパンツを勢いよく脱がした。 『足……開きな……』 「………」 『早くしなよ。酷くしてもいいの?暴力とかさ……』 「……っ…」 そう言うとルミは足を開いた。
フッ……アソコが丸出しだ。 クプッ…… 「んっ……」 ルミの入り口に中指を第一関節まで入れた。 ヌチッ……クチャッ… 『なんだ…もぉ濡れてんのか……』 指を抜き、粘り気のある愛液がついた指を舐めた。 まだ始めたばかりだから濃い味がするな…… 「やっ……ちが…」 『何が違うの?体は正直なのにね……』 ふと、科学室特徴の5、6人用の大きな机の上に並べてある試験管に目がいった。 『今日は…もっと面白いことしようか……』 そう言って私は試験管を1本取った。 「先輩……それ…何するんですか……?」 怯えた声でルミが私に問いかけた。 『何するって?もぉ想像できてるんじゃない?』 「…ゃ……い…っあっ!」 多分〔嫌〕って言おうとしたのだろう。 ルミが言葉を最後まで発する前に私は試験管をルミの秘部に入れた。 「…ゃっ…先輩っ……怖いよぉ……っあ…」 ゆっくりと出し入れした。 クチッ……クチャッ……クチュッ…… 「あっ……せん‥ぱい…やっ……だぁっ……」 『フフッ、あんまり強く膣(なか)締めると試験管割れるかもよ?力抜かなきゃ……』 「ゃっ……こわ…んっ…ぃっ……ふぁっ…」 ルミは恐怖で力んでしまいそうな体の力を必死に抜こうとしていたが、快感が邪魔してるようだ。 ヌプッ……グチュッ…… 「ふっ…ぅあ……ぁっ…」 私はもう1本試験管を取り、ルミの膣(なか)に入れた。 カチッ…… 試験管と試験管がぶつかる音にルミはハッっとした。 「先輩っ!だめっ!!んあっ……」 止めようとするルミを無視した。 『もぉ1本入るかな……』 3本目の試験管を手にした。 「……フッ……フェッ…ヒック…」 あまりの怖さにルミは泣き出した。 でも、その涙は逆効果なんだよルミ…… 試験管が割れてしまったら大変なことになるスリルと、ルミの涙で私のSは興奮していた。 カチッ…… 3本の試験管が触れ合う音。 「先輩っ!フェッ…ホントにやだっ……」 ルミは試験管が割れる恐怖で体を動かせないでいる。 私は容赦なく3本目の試験管をルミの膣(なか)にゆっくりと入れた。 ガラス同士が擦れる感触を覚えた。 頭の中にもう君はいなかった。
「ゥッ……ゥェッ…ヒクッ……先輩…ヒックッ…やだよぉ……」 『ホラ、もっと力抜かないとね』 ルミは泣いてるくせに、アソコから愛液が溢れ出している。 私は指でルミのアソコを開いて、顔を近づけた。 クチッ……クチャァッ…グチュ…クチュッ…… 「……っあ…ひぁっ……先輩っ…やっ……」 何も言わず、ルミのクリトリスに舌を這わせた。 「……んっ…くっ……んぁっ‥ふ……」 『力入れたらダメだって……』 「…ふぁっ…っ……だっ‥めぇ……っあ…ん……」 快感で力が入ってしまうのを、一生懸命抜こうとしているのか、アソコがヒクヒクとしている。 クチュッ……クチュ…クチッ…… 「…やっ…んんっ……あっ…ぁあっ……ふぅ…んっ…」 ジュプッ………カチッ… 舌は止めずに、試験管を1本抜いた。 ルミがイく時の締りは半端なくよすぎるからな…… 「…んぁっ……ぁぅ…はっ……はぁっ…ふぁっ……んっ……」 そろそろイきそうかな…… 私は残りの試験管2本を抜いた。試験管を抜いた変わりに指を2本入れて、激しくかき回した。 グチュッ……クチャッ…グチュッ……クチッ…ヌチャッ…クチャ… 「…あっ…あああっ……んっ‥んあっ……やっ…ふぁあっ…あっ…あっ‥ああっ……」 『イきなよ……』 クチュックチャッ…グチャ‥クチュッ……クチックチュッ‥グチュッグチュッ…… 舌も激しく、指も激しくかき回した。 「んぁっ……はぁっ…ああっ‥んっ…んんっ…っあっ…あっ‥あっ‥あああっ…あああああっ!!」 イったか…… 「はぁっ…はっ…はっ…はぁっ…」 『随分イきやすくなったじゃない……』 今日はもういいや…… 普通に攻めるだけじゃ、つまらないしな。 『じゃあ……』 そう言ってルミの元から立ち去ろうとした。 「カオリ先輩に言いますから!」 『好きにすれば』 そう言い残し、ルミの元を後にした。 以外と早くその言葉が聞けて嬉しいよ。 『そろそろだな……』 廊下を一人歩きながらそうつぶやいた。
プルルルルル…プルルルルル…… 「もしもし?どぉしたのツカサ」 『ああ、カオリ。ごめん、今日ルミ犯した」 私は家に帰るとカオリに報告した。 「はぁ?勝手なことしないでよぉ〜まぁいいけどさ」 『ごめんごめん。でさ、ルミがカオリに言うってさ』 「そう……思ってたより早かったね」 『そうゆうことだから』 「ツカサ…予定空けといてね」 『ああ……じゃあね』 電話を切った。 次の日、HR前にカオリが教室にやってきた。 「おはよ〜つかさ♪」 『おはよう』 「あのね、今日に決まったから。よろしくね」 『おっけい』 今日か……まぁこれでカオリの方も一段落つくな。 私は……ヒトミとこんな状態でもぉどうしたらいいかわからない。 暫く、もしかしたらもう屋上へ行くことはないかもしれない。 3限の体育の授業が終わり、教室に戻ろうとしていた。 「ツカサちゃん!!」 後ろの方で私を呼ぶ君の声がした。 今は君とは顔を合わせられない。 「ツカサちゃん!!」 私は聞こえないフリをした。 そのまま君を無視して、教室に向かった。 「ツカサちゃ………」 私を呼ぶ声が聞こえなくなった。 君をあからさまに避けてしまった。 もう……君とはダメかもしれないな……。 悲しさも虚しさもなくなっていた。 放課後、今日はカオリの家に向かう。 昇降口に向かっていると、下駄箱の前に君がいた。 ……しつこいな… 靴に履き替えないと帰れないし…… そう思い、スッと君を横切った。 「ぁ…ツカサちゃん」 私の名前を呼ばないで。 「ねぇ!ツカサちゃん!!」 腕を掴まれた。 『ああ、ヒトミ。何?』 冷めた声を発してしまった。 「ぁ…あの、えと……さ、3限終わったときに見かけて、ツカサちゃんのこと呼んだんだけどな……」 『ごめん。気付かなかった。じゃあ私急いでるから』 そう言って強制終了させた。 もうもうダメだ…… ピンポーン カオリの家のインターホンを押した。 扉を開けたカオリがニヤリと笑った。
夜、カオリの家からの帰り道。 計画は成功だ。 はっきり言って3Pは初めてだった。 相変わらずカオリの攻めは、何とも言えない程だったな。 これからは、ルミを無理やり犯す必要もなくなるし、優しくできそうだな。 それは道具がなくなるようなものかな… …まぁこれからルミともカオリともどうなるかわからないが。 きっとあの2人はうまくいくだろう……。 私は…… ふと空を見上げた。 今日は三日月だった。 気まずいヒトミとの関係を戻さなきゃ。 そうしなければ、何の為にこの計画を進めてきたんだ。 それに、私自身もヒトミとこんな関係は嫌だ。 本気で好きな人なんだから、多少の苦しみを伴ってしまうのも、始めからわかっていたことじゃないか。 元に戻れるだろうか…… ―次の日― 通学路を歩いていた。 「つかさ〜♪」 背中からカオリの声がした。 振り返るとカオリとルミが2人で登校していた。 「おはよ〜つかさ」 『カオリ、おはよ』 ルミに目をやった。 ルミは目が合うと顔を赤くし、俯いた。 「ぉ…おはようございます。…ツカサ先輩」 そんなルミを見て思わず可愛いなと思った。 『おはよう。ルミ』 そう言ってポンッと頭に手を乗せた。 そして3人で歩き出した。 「ねぇねぇ、この3人で登校ってゆうのも何か変な感じだよねぇ〜♪」 カオリが言った。 ごもっともだ。 今まで3人で登校なんて考えられないことだったからな。 ルミは黙って歩いていた。 『私がいると邪魔じゃない?ルミはあんまり喋らないみたいだし』 思わず口にしてしまった。 「全然邪魔なんかじゃないよねぇ〜ルミちゃん?」 「ぁ……はい。私ちょっと緊張しちゃって……」 「ぁははっ♪昨日の今日だから恥かしいんだよねぇ」 『フフッ、それもそうか……』 カオリが1番よく喋っていた。 ルミは嬉しそうだったな。 私も前に進まなくちゃな……
君と会わずに1週間が経った。 関係を元に戻そうと思えば思う程、なかなか素直に動けない。 もどかしい…… 君がいない時間でも、屋上へ行くのを避けていたが、 今日こそは行ってみようか…… 多分君はいないだろうしな。 そう思い私は屋上へ向かった。 ガチャッ…… 扉が重く感じた。 誰もいない…な。 少しホッとした。 陽射しは夏を物語っているが、風が涼しく感じた。 秋はもうすぐだな。 時があまりにも早く過ぎすぎる。 来年の春には君がいない…… いつもしてたように硬いコンクリートに寝転がった。 君と出会ってからの1年半を思い返してみた。 楽しかったな…… まだ君がいなくなる訳ではないのに、頬に一筋の涙が流れた。 ああ、私は何をやってるんだろう。 空は青くて、雲は白かった。 放課後私は下駄箱で君を待った。 少し緊張していた。 でもこの状況を壊さなければいけないと思う。 しばらく経つと君が来た。 「ぁ……ツカサちゃん…」 『よっ、ヒトミ』 前のように、普通に振舞わなきゃ。 1ヶ月とか経った訳じゃないのに、久しぶりな感じがした。 お互いがぎこちなかった。 『今時間平気?』 「…うん……」 『じゃあ屋上行こうか…』 屋上を選んだのは君との2人の場所だから。 「うん…」 そう言って無言で君と肩を並べ屋上へ向かった。
ガチャッ…… 屋上の扉を開いた。 私は柵から外を眺めた。 帰宅する生徒達が沢山歩いている。 君は私の後ろに少し俯き加減で立っていた。 少し無言が流れた。 『気まずい?』 思わず聞いてしまった。 「ううん。そんなこと…なぃょ…」 いきなり顔を上げ、なんか焦っているように見えた。 直球過ぎたかな… 『多分……ってか絶対だと思うけど、私のヒトミへの気持ちは気付いてるよね?』 君は少し赤くなって、俯いた。 「ぅ…ぅん」 『気まずくなってもさ、やっぱりヒトミのことが好きなんだ。好きな気持ちは消えないんだ』 「…………でも…私は…」 『わかってる!!まだ忘れられないのはわかってるから!だけど、気まずいのとかもぉ嫌だし、やっぱりヒトミとは仲良くしていたい』 「私もツカサちゃんとは仲良しでいたいよ!!」 『良かった』 思わず笑顔が零れた。 『もし、無理だったらしょうがないけど、少しずつでもいいから私を恋愛対象としてみて欲しい。ヒトミの意見を聞かせて……』 聞くのは少し怖い。 すこし君の無言が続いた。 「…………今は…付き合うとか、考えられないけど、少しずつでもツカサちゃんを見ていこうと…思う……だから…少しずつ…仲を深めていこう?」 そんな言葉聞くとは思ってもみなかった…… 凄く嬉しかった。 心がやっと晴れてきた。 『ありがとう』 嬉しい気持ちを言葉と笑顔で返した。 君も笑顔だ。良かった。 「……じゃあさ……」 『ん?』 なんか赤くなって俯いてるぞ? 「…ぁの……手‥繋いで…帰ろっか…」 なんでそんな嬉しいすぎること言ってくれるかな〜 『うん』 そう言って初めて君と手を繋いだ。 少しくすぐったい緊張だった。 君の優しさが手から伝わってくるようだった。
秋になった。 あれから君とはいい関係だ。 手を繋ぐのも慣れた。 悪い慣れではない。 それ以上はないが、君が甘えてきてくれる時もある。 私もふざけて甘えてみたり。 屋上も居心地がいい。 たまに言い合ったりしても、ふくれる君が可愛くてしょうがない。 私にも君と付き合える見込みあるかなって思えてきた。 カオリとルミとの関係はあの後1回だけあったが、それは君には秘密だ。 カオリとの計画だったから、カオリを裏切ることはできなかった。 でもその計画も終わり、関係も終わりにした。 ルミは3Pという刺激がなくなって、寂しいかな?(笑) もうルミを道具とは思わなくなった。 たまにカオリにふざけて3Pをさそわれるが、カオリもルミもいい友達だ。 最近はずっと気分がいい。 自然と君と時間を合わせて屋上へ行くようになった。 今日も屋上へ行く。 ガチャッ…… 聞きなれたこの鉄の扉の音。 先に君は来ていた。 君の隣にはスナック菓子の封が開いて置いてある。 「あっ、ツカサちゃん」 『またスナック菓子?太るよヒトミ』 少しからかった。 「平気だもんっ!」 君は少しむくれた。 今日も君は可愛い。 〔ヒトミじゃなくて、ヒトミ先輩っ!!〕 いつからかその言葉を聞かなくなった。 2人の関係が深まった証拠かな? 『なぁ、ヒトミそんなんでも受験生だろ?そんな余裕かまして授業サボってて平気なの?』 「平気だよ〜♪私これでもできる子だからっ。それに大学もエスカレータ式だからほぼ合格確定じゃん?」 『ハハッ、それもそうか』 ふと、自分の進路を考えた。 君と一緒にいたいからやっぱ進学かな? でも、もし付き合えたりしたら、就職してマンション借りて、君と暮らせたりとかできたらいいな。 そうなったら楽しいだろうな。 いいなそうゆうの。 と、勝手に妄想を膨らませたりしていた。 君との会話の途中、強い風が吹いた。 風でなびく髪を君は手で一生懸命押さえていた。 その目が少し切なく見えた。 君と目が合った。ドキンっとした。 すると、いきなり君の顔が近づいてきた。 チュッ……… 唇同士が重なった。 ビックリした。 君は離れると赤くなって俯いた。 『どう……したの?』 「恥かしいから……何にも聞かないで?」 照れているのかな?可愛い。 すると授業を終える鐘が響いた。 もう終わっちゃった。 でも心はフワフワと浮かれていた。 「戻ろっか」 『そうだね』 凄く気分が良かったのだけれども、ふと見た君の表情は何だか切ない顔をしていた。 でもその理由も関係なしに、私はただただ喜んでいた。 もっと早く気付いていればよかった……
ある日 「ツカサせんぱぁぁい!」 めずらしくルミに声かけられた。 『ああ、ルミ。どうしたの?』 「あのっ、これ…調理実習で作ったんです」 差し出された透明な袋の中には、クッキーが入っている。 『これ……カオリに渡しとくの?』 ルミは少し照れて、 「カオリ先輩にはもぅ渡しました。これは…ツカサ先輩の分です」 私は少し驚いた。 『私にくれるの?』 「はい!」 そう言ってルミは可愛らしい笑顔を向けた。 クッキーかぁ〜君は好きかな? 後で屋上に行くとき持って行って、一緒に食べよう。 ありがとうね……ルミ。 ルミからもらったクッキーを持って、私は屋上へ向かった。 扉を開けると、まだ君は来てないみたい。 クッキーを横に置いて、外を眺めながら手を後ろについて座った。 あれから……君がキスをしてくれた時から、今日までに2回唇を重ねた。 毎回私は嬉しくなっていたが、段々と心にひっかかることがあった。 嬉しいのは私だけなのだろうか? 君はキスをした後ふと見せる表情がとても切なく、悲しげにも見えた。 でも私は怖くて聞けないのだ。 それ以外の君はいつも通り無邪気で、可愛くて、元気な君だったから。 そんなことを考えていると、 ガチャ…… 「ん〜いい天気♪ツカサちゃん、先きてたんだぁ〜…あ〜!!」 声を上げながら私に近寄ると、 「これクッキー?ぅわぁぁ〜おいしそう……」 子供みたいだな…… 『フフッ、食べたいの?食いしん坊だなぁ〜』 「このクッキーこれどぉしたの?」 『ん〜1年生の友達が調理実習で作ったのをくれたの。食べる?』 「出来立てっ!うん、うんっ。食べるっ♪」 そう言って君と2人で仲良くクッキーを食べた。 やっぱり、気になるけど、もしまた気まずい関係になったら…… 今わ聞かないでおこう。 そう思った。 放課後廊下を歩いていると、久しぶりに見た。 相馬だ。 女と2人で歩いている。 彼女できたんだ…… 少しイラっとしたが、もう関係のない人物だからな。 私は全然気付いていなかった。
ある日。 屋上へ向かおうとしていたら、途中で君に会った。 君も屋上へ向かうことはわかっている。 お互いクスっと笑った。 そして屋上へ向かって、歩き出そうとしたが、君の動きが止まった。 何だろう?君の視線の先を見ようとした瞬間。 「行こう!」 君が手を繋いで引っ張った。 校内で君が手を繋いできたのは初めてだった。 嬉しい気持ちと恥かしい気持ちがしたが、心に何かひっかかった。 君の表情が曇っている。 後姿を少しだけしか見れなかったがあれは……… いや、気にするな。考えるな。 だって、君は私の傍にいるのだから。 ……まだ私のものではないけど……… 弱気になったらダメだと心に言い聞かせた。 あの後君は元気だった。 でもあれは空元気なのかな? 私はベッドの上でそのことばかりが考えてしまい私はなかなか寝付けないでいた。 『あ〜もうっ!!』 無理やり布団を被って目を閉じた。 ピピピピッ…ピピピピッ… 『……ん………』 朝か…… 寝覚めが悪いな…… そう思いながらも、学校へ行く仕度をして家を出た。 学校についたものはいいものの、眠すぎて授業なんて受けられないな。 HRが終わった後私はさっそく屋上へ向かおうとした。 廊下に出ると、 「つっかさ〜♪おはよ」 カオリか。 『おはよ…カオリ』 「ねぇねぇ、聞いてよ!今日久しぶりに相馬見たの!なんか女と一緒だったんだけどさ〜、私の姿見るなりそそくさと逃げてったよ」 『ハハッ、そうなんだ。やっぱあれは新しい彼女なのか?』 「結構仲よさげだったから、彼女じゃないの?」 『ふぅ〜ん……』 そう言いつつ足は屋上へ向かおうとしていた。 「どこ行くの?」 カオリに呼び止められ、 『昼寝……ってか朝寝かな』 そう答えて屋上へ向かった。
放課後、私は提出し忘れてたレポートを職員室にいる先生のところまで届けにいき、教室に戻ったときにはクラスには誰もいなかった。 自分の席までいき鞄を持ったとき、 ガラガラっ 目を向けると君が立っていた。 『ヒトミ…どうしたの?』 「一緒に帰れないかなって思ってさ」 『メール入れてくれれば良かったのに』 「だって、急に思ったから……用事あるの?」 急にって……随分突発的だな。 『いや、平気だけど』 「よかった」 私の席は窓側の前から4列目だ。 君は私の席まで来ると外を切ない表情で眺めていた。 どうしたんだ? 君を見つめてると目が合った。 その瞬間君はいきなり私に抱きついてきた。 私わ驚き君を抱きしめられず、肩に手を置くことしかできなかった。 『ど…どうしたの?ヒトミ』 君は黙っていた。 すると私の胸に埋めた顔を上げた。 チュッ…… 4度目のキスをされた。 そしてまた私の胸に顔を埋めた。 また切ない顔…… どうして……?? 目を君が見ていた外を見た。多くの生徒達が帰る風景だった。 あ…… 君の目線の先を知ってしまった。 そして4回したキスの後の君の切ない理由も同時に知ってしまった。 やっぱりそうだったか…… 最悪な展開だ。 君も瞳に映るのは今でも相馬だった。 いくら相馬と君を引き離しても、君の相馬への気持ちは引き離せない。 『ハハッ……そうゆうことだったのか……』 「ぇ……?」 私の心は冷めきっていた。
君が初めてキスをしてくれたときは、相馬に新しい女ができ始めた時だった…… 私はバカだな……何で見抜けなかった…… 私は君の腕を掴み歩き出した。 「ぇっ……ぃたっ…ツカサちゃん?…いたいよ…」 私は無言でひたすら歩いていた。 ふと目に入ったのが君と初めて出会った保健室だった。 小窓から見えた保健室は誰もいなかった。 ガラガラッ!! 保健室の扉を勢いよく閉め鍵をかけた。 「ツ…ツカサちゃん?何で保健室なの?それに鍵……」 君もたいがいな女だな…… 数あるベッドの中から1つのベッドのカーテンを開た。 「キャッ!!」 君をベッドに突き飛ばした。 そしてカーテンを閉めた。 「な……何?ツカサちゃん…何のまね……?」 私は無言で君に近づくと、君の唇を奪った。 「んっ……」 君の口内に舌を絡めた。 「んんっ…んっ…嫌っ!!」 ドンッ… 私は君の両手で突き飛ばされた。 「何でっ……何でこんなことするの!!?」 私は立ち上がり、君を冷めた目で見つめた。 『何で?……だってヒトミは寂しいんでしょ?だから私に……私で寂しさを埋めたいんでしょ?ならもっと、埋めてあげるよ……』 そう言いながらネクタイを取り、君に襲いかかった。 君の上に馬乗りになり、両手をネクタイできつく縛った。 そしてその両腕を頭の上に上げ、縛ったネクタイの余りの部分をベッドの柵に縛りつけ、君の腕を封じた。 「やめてっ!!ねぇ…冗談でしょ……」 『冗談?冗談でこんなことすると思う?』 そう言って、激しく君にキスした。 「んっ…んんっ……ぅぁっ…ゃっ…ゃらぁっ…」 足がじたばたしているが、それも無駄な抵抗だよ。 私はキスをしながら君のブレザーのボタンを外した。 キスをやめ、君の体を見下ろした。 Yシャツの上からブラジャーが透けている。 大きい胸とは言えないが、ルミよりはあるだろう。 そんなことを考えてしまった。 こんな形で君を奪うとは思わなかった。 でももう限界だ。
私は黙ったまま君を見下ろしていた。 「ツカサちゃん……こんなこと‥やめて……」 君は涙ぐんでいた。 君の頭の中には……アイツがまだいるんだ…… そう考えた瞬間に私は怒りが込上げてきた。 ビリビリッ…… 「ぃやぁっ……」 それをかき消すかのように、君のYシャツを両手で引き裂いた。 自分の望み通りに君と相馬を引き離したのに、結局こんな形になってしまった…… 私も最低だな……それでも、ここまできたらやめることはできなかった。 Yシャツの中に手を忍ばせ君の背中に手を回し、ブラジャーのホックを外した。 そしてブラジャーを上に上げ、君の胸をあらわにした。 「ゃっ…やだっ……ゥッ……ヒック…」 君は泣き出した。 綺麗な胸…… 私は無言のままスーっと人差し指で君の胸をなぞった。 そして乳首のところまでくると、ピンッと優しく弾いた。 「…っ……」 少し君が感じた。初めて見た君の感じた顔。 それに私の想像の中の泣いている君が現実になった。 私は興奮が抑えられなくなっていた。 君の乳首を口に含んだ。 「…っぁ……ふっ…ヒック…こんなの…ぁ…やだ…フェッ…ん……」 君の言葉は耳に入ってこなかった。 私は丹念に君の乳首を舐めながら、右手をスカートの中に忍ばせ内股をなぞった。 「んっ…ゥッ…っ…くっ……ヒック…」 君は小さく喘いでいた。 初めて聞く君の喘ぐ声は可愛かった。 パンツの上から君の割れ目をなぞった。 「っあっ……やっ……」 可愛い反応…… 乳首から口を離した。 君の膝を掴み足を開こうとした。 「…ぃ‥やっ……」 君は抵抗した。 パンッ!! 「っ…!!」 君の太ももを思い切り叩いた。 君に手を挙げるとは思わなかった。 君に嫌われたくなかったから。 そして思い切り足を大きく開いた。 「ゃっ……やだぁっ……」 パンツの薄い布越しに隠されているアソコがいやらしく見える。 私の胸が少し大きく高鳴った。 割れ目を中指で下から上へなぞった。 「…んっ……」 指の感触でクリトリスを見つけると、少し強めの力でなぞり上げた。 「ひぁあっ!」 『フッ、ここ……気持ちいいんだ…』 「ゃっ……ちが…ぅっ‥んっ……もぉっ…やめて……」 クリトリスを集中的に触りだした。 パンツが湿ってきたのが感じられた。 それが分かると、私はパンツの横から指を忍ばせた。 「やっ……だめっ…」 クチュッ…… 卑猥な音が聞こえた。
クチュッ……だって……フッ… 私は一旦パンツから指を離し、君の愛液がついた指を口元にもっていった。 初めて君の味を味わった。 それを見て君は少し赤くなりながら、顔を背けた。 もっと恥かしがる君を見たいと思った。 だからパンツに手を掛けて、一気に脱がした。 そして足を思い切り開いててやった。 「やっ……だめっ!だめぇっ!!見ないでっ!!」 君は足を閉じようと力を入れていたが、私の力でそれを押さえた。 君の秘部からは愛液が溢れ出していて光沢を帯びていた。 クチュッ…チュッ…… 「んあ……やっ…ふっ……んっ……」 ホントはもっと指で弄るつもりだったのに、君の秘部を見ると思わず舌を這わせてしまった。 口の中で君の味が広がった。 「くっ……ふぅっ…んっ……っぁ‥ぁあっ……」 早くイく君が見たい。 だから激しく舐めだした。 「ひぁっ…あっ……やっ‥だぁっ……んあっ…ぁっ…あっ…ああっ…」 早くイけ。 私は無我夢中になっていて言葉を発するのを忘れていた。 「あっ……もっ…ぅっ…やめっ……ふぅっ…んっ…あっ……ああっ…んあっ……」 君はイかないように耐えているようにも見えた。 でももうそろそろだろう。 「んっ……っあ…あっ……やっ…んっ……あっ…あっ…ああっ…あああっ……」 声が次第に大きくなってきた。 「あっ…やんっ……ああっ…もっ…ぅっ…だめ……だめぇええええっ!!」 体を大きく反らし君は果ててしまった。 淫らだな。 「はぁっ…ゥッ…はっ…はぁ……ゥゥッ…」 ズチュッ…… 「んあっ!」 休む間も無く君の膣(なか)に指を2本挿入した。 君の膣(なか)で愛液が指に絡みつくようだ。 クチュッ……クチャッ…チュッ…… 「あっ…んっ…はっ……はんっ……」 君の涙目は余計に私を性欲そそった。
クチャッ……クチュッ…グチュッ……クチャッ…クチュッ…… 「あんっ…ああっ……ふあっ…んっ…ああっ……あぅ…んんっ……」 君が私の指で喘いでいる。 たまらないな…… 「あっ…ツカ‥サちゃ……もっ…うっ…やめ……てっ…んっ……ふぅっ……」 激しく君の膣(なか)をかき回した。 クチュッ…クチャッ……ヌチャッ…グチュッ……クチュ… 「ふあっ…んっ……やっ…だぁ…んぁあっ…はげ‥しぃっ……よぉっ…っああ……」 淫れる君が見たいんだ。 だからもっと激しく…… 「ふぅんっ…あんっ…あっ……んっ…あっ……はぁっ…あああっ…んあっ……」 腰がガクガクしている。 もっと…… 「あっ…やっ……だめぇ…っああ……ふぅっ…んんっ…んあっ…ああっ…ああああっ…やっ……あああっ…んぁぁああああっ!!」 プシィッ…… 潮が私の制服に飛んできた。 「はぁっ…はっ……はぁっ…はあ…はあ……」 君の目は虚ろになり、肩で息をしていた。 「はぁっ…もぅ……はあ…やめ…て……はっ…はあっ……」 一瞬、屋上での君の笑顔が頭を過ぎった。 でもそれはすぐにかき消した。だってもう戻れないから。 それから私は長い時間君の体を貪った。
「はぁっ…ゥッ……はっ‥はあ……ヒクッ…ウウッ……」 君は酷く乱れた格好だ。 顔は涙でグショグショに濡れている。 そしてシーツも…… 私は君の腕の自由を奪っていたネクタイを取った。 その瞬間…… パシンッ!! 君の平手打ちが私の頬に入った。 「はぁ…はあ……どうして…どうしてこんな酷いこと……するのよ!…最低だわ……はあっ…」 君に殴られるなんて考えてもみなかった。 君の綺麗な髪も制服も顔も乱れている。 怒っているんだろう。 そんな君も初めて見た。 最低か…… 『最低?……そんなのお互い様じゃない……』 私の頬に一筋の涙が流れた。 『ヒトミだって、私の気持ち知っときながら、私で寂しさを埋めていたんでしょ?』 君は私の涙に少し驚いていた。 もう元には戻れない。 『私…ヒトミの事嫌いになるから……ヒトミも私を嫌ってね。まぁ今の行為で十分嫌われたと思うけど……』 君は黙っていた。 『もう……話しかけない。だから話しかけないで』 君は少し躊躇った表情をしている。 『じゃあ……ごめんね…ヒトミ……』 そう言って保健室を後にした。 それから私は屋上へ行くこともなく、君との時間もなくなった。 たとえ偶然廊下ですれ違おうとも、目も合わせず歩いた。 毎日がただ虚ろに過ぎていった。
ガチャッ…… 扉を開ける久しぶりの感覚。 息をする度に空気が白くなった。 何も変わらない屋上。 でも景色は白に変わった。 今日は卒業式だ。 私は式に出ることなく、君と過ごした2年を振り返るように屋上へ行った。 正確に言えば2年もないが…… 空は青くなかった。 曇り空からは深々と雪が降っていた。 私は上履きと制服が濡れるのにも構わず、サクサクと屋上を歩いていた。 柵によりかかり、君を思い出した。 ここには君の笑顔がいっぱいあった。 私も笑っていた。 ここで君にキスをして好きだと告げた。 気まずくもなった。 ここで君からキスをされた。 まぁ……あまり嬉しくないキスだったが……(苦笑 でも普通に考えてみれば、私は自業自得なことをしたんだよなぁ〜…… 君と相馬を引き離したんだから。 私自分のしたこと棚に上げてたなぁ…… で、君を無理やり犯してしまった。 元に戻れるはずないよな。 でも君と過ごした時間は楽しかったな…… そんな君のことを思い出していると、頬に一筋の涙が。 ハハッ、私何泣いてるんだ? 今更じゃない。 そう思いながら、外の景色を眺めていた。 微かに仰げば尊しが聞こえてきた。 ガチャッ…… 誰も来ないはずの屋上の扉が開いた。 驚き扉の方向に眼をむけた。 そしてもっと驚いた。 そこには君が立っていた。 『ヒっ…ヒトミ……』 君は何故か微笑んでいた。 「やっぱり……ここにいると思った」 何で? 『卒業式は?』 「そんなのどうでもいいの」 何でなんだ? 「久しぶりだね」 君は笑顔だ。 『ぁ…ああ』 君と話しているのが信じられない。 「私もバカだなぁ〜…あんなことされたのに、ここに来ちゃうなんて」 何て言葉を返していいかわからかった。 「でもね……私も酷いことしちゃったし……ごめんなさい」 違う君は悪くないんだよ。謝らないでよ。 『ヒトミは悪くないよ』 「あれからさ……暫くはツカサちゃんのこと憎んでいたの」 『うん』 「でもね、憎しみを越えたらツカサちゃんのことばかり頭から離れなくなって……自分の気持ちに気付いちゃったんだ」 無言と共に2人の間に冷たい風が吹いた。 君の髪が舞い上がって顔が見えなくなった。 次に見えた君の顔。 瞳からは涙が溢れていた。 「好き……なの」 え!!? 「ヒック……ツカサ…ちゃんが……ヒク…好き……」 春が来ると共に君もこの学校からいなくなる。 少し寂しいが、これからは屋上ではなくて心で君と繋がっている。 私の心に春が来た。
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