私は 都内の某女子校に通う１６歳。 学校ではいつもいつもオトコの話ばっかり。 スッゴクつまんない。 だって私 オンナノコしか愛せないんだもん・・・ 夏休み。 まだ手つかづの課題をやる為に学校の図書室に行く事にした。 外には部活に励む生徒。 図書室はクーラーが効いていて涼しいせいか、 部活の休憩に涼みに来る生徒がいる。 そんな 生徒の中に （あ・・・・鈴木先輩・・。） 鈴木先輩は バスケ部。 私が気になっている先輩。 背は１６０くらいかな。 あんまり高くないんだけど 色が白くて、髪は茶髪。 オシャレなちょいウルフカット。 （やっぱりカワイイなぁ。先輩。） 課題なんか手につかなくて、 友達とおしゃべりしている先輩にみとれていた。 笑顔が 可愛いの。 八重歯があって、笑うと見える。 （私にも あんな笑顔向けてくれたらなぁ。） その時、先輩と目が合った。 （やっば・・!!） 私はとっさに目を反らしてしまった。 その後の先輩の表情が気になったけど、見る勇気がなかった。 （どうしよぉ・・絶対キモがられたよー） 「私、もすこし休むから、先戻っててー」 先輩の声。 一緒に居た友達は 部活に戻って行く。 （少しと言わず、ずっと居てくれたらいいのになー） フッと先輩が居た方に目をやると、 私のすぐ隣にまで先輩が来ていた。 （げっ！！） 先輩「学校の課題？頑張ってるじゃーん」 私「あ・・、ハイ。家じゃヤル気でなくって。」 （は、初めて話た！！！） 先輩「ねーねー、そのリュック、ヒ○ってブランドだよねー？」 私「ハイ、結構ココのスキなんです。服は小さくて無理っぽいんだけど・・」 先輩「私もヒ○ダイスキ！服着れるよー・・・えーと、何さん？名前」 私「島田です。島田さや」 先輩「そっか、さやちゃん細いから似合いそー」 （あわわわ・・アノ笑顔が、目の前に・・・） 私「そ、そうかなぁ。今度試着してみよっかな」 先輩「あ、だったらさ、私の着てみる？何着か持ってるからー」 私「えっ いいんですか？！着てみたーいっ」 （てゆーか、先輩の服着てみたーい！！） 先輩「いいよっ。なんか趣味合いそー。この学校ギャルばっかで、ヒ○スキな子友達に居なくてさー」 私「そーですよねー。先輩の学年はギャル多いですもんね」 先輩「よかったら、ケーバン交換しよー？一緒に買物とか行こうよ」 私「あ、ウンウン！090・・・・・・」 先輩「おっけ。ありがとー！後で電話するから！そろそろ部活戻るね」 先輩、いっちゃった・・・。 （マジ？ケーバン交換までしちゃった！！！） 思わず笑顔がこぼれてしまった。 もー課題どころじゃナイ。 私は足取り軽く、電車に乗って帰った。 （先輩からの電話、楽しみだなぁ。） --------------------------------------------------------------------------------- 学生純愛② 投稿者：さや 投稿日：2002/08/10(Sat) 20:37 No.482 あれからもう一週間も経つ。 鈴木先輩からは何も連絡がない。 (先輩・・・、冗談だったのかなぁ。) 先輩の性格なんて 何も知らない私は これが先輩の性格なのかなぁ って思ってしまった。 んんん、胸がイタイなぁ。 そんな時、突然ダイスキなあの曲が流れる。 先輩専用の 着メロ。 (あっ、先輩からジャン!!) あわててケータイを取る。 先輩「もしもーし、さやちゃん？」 私「あっ、先輩。久しぶりです」 先輩「ずっと連絡できなくてゴメンねー。部活、お盆入らなきゃ休みなくってさぁ」 私「ううん、先輩忙しいの知ってますからー」 先輩「とにかくね、１４～１８までは 部活ナイから。さやちゃん暇な日あったら買物行こーう？」 私「はいっ、行きたいです!!私、いつでも大丈夫!!」 先輩が私との約束を覚えていてくれた。 嬉しくて嬉しくて、顔が真っ赤になる。 (あー、電話越しでよかった・・) 先輩「じゃー・・、１６日。吉祥寺駅の階段のトコでいーい？」 私「吉祥寺、いいですねー。わかりました。じゃぁ、１６日で」 先輩「よしっ。私、井の頭公園ダイスキなのよー。付き合わせちゃってゴメンねー」 私「えっ、私もスキですよー」 (つーか 先輩がダイスキなんだけどー) 先輩「うん、じゃあそーゆー事でっ。時間はあとでメールするね」 私「はい。楽しみにしてますねー」 ・・・・・・・・・・・・・・プツッ 先輩と初めて学校の外で会うんだ。 (どうしよ・・・何着て行こう・・・・) まだ一週間も先の話なのに、今からドキドキ。 (先輩は、私の事 どう思ってんのかな) 私は昔から 『もしかして、あの子もレズ?!』 なぁんて考えてしまうクセがある。 悪いクセ。 (ど、どうしよう 先輩も私の事・・・?!) いけないいけない。そんな事あるワケ無いんだからー。 そう自分に言い聞かせても、ドキドキは止まない。 １６日が待ち遠しい。 ①の続編です。頑張りまっす(^^)
