3年ぶり・・・
 シャキン子 2004/01/04(Sun) No.3433

亜沙香は初恋の人・・・現在も想い続けている憧れ・・・ 大好きで大好きで彼女のためなら命もおしくないと思ってた。 だけど・・・中学校が離れ2人とも別々の道を行った。 それなりに女子校(私)もおもしろかった。 中2になり彼女も出来た。 愛しかった。 だけど・・・彼女を抱くたび亜沙香がよみがえる。 付き合ってたわけじゃないけど・・・親友の域を超えてた。 ・・・・・・・そして今、私は高校1年生。 友達A「シャキン子同窓会明日やでどーする??」 私「どうするもなにも・・・とりあえず小学校に行く!」 A「とりあえず人集まってますように!!」 私「そーやなぁ☆大丈夫!!集まるって・・・」 友達Aは私と一緒の女子校で仕切りたがりだし「同窓会したい!」ったら勝手してくれた。 そして、亜沙香は来るのだろうか・・・? 私は親友と小学校に来た。何人かの男子と女子がいた。 「ひさしぶり〜変わってないやん!!」 とか、いろいろ世間話をした。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・亜沙香は?? 見渡す限りでは亜沙香はいない。 きっと来ないのだろう。 〜中2の11月〜 私と亜沙香はたびたび2人だけで遊ぶときがあった。 メールもしていた。だが決まってする話が恋話。 小学校4年の頃ぐらいから急に親しくなりもぅ5年には親友と言えるくらいの仲だった。 私のメール「亜沙香!!今日一緒に遊ぼう☆」 亜沙香のメール「いいけど☆どこいく?」 私「ん〜亜沙香の行きたいばしょでいいよ」 亜「神戸なぁ〜服欲しい!!」 そして、私は待ち合わせの時間より少し早く来た。 めぇーいっぱいの男装をして・・・。 恋心を抱いた小学校4年。 その頃から亜沙香に「かっこいい」「男ぽい」って言われたくてボーイッシュに走った。 彼女に好かれたい好かれたい・・・。 2人切りでいてもカレカノに間違われることも多かった。 嬉しかった。 帰りぎわに何度も告白しようと思ってた。 でも出来なかった。 しかし今日は違った。気持ちが溢れそうだったから・・・ 私は少し黙りこんで。。。 亜沙香「シャキン子ってさぁ・・・いっつも帰りになるとテンション低いよねぇ・・・」 私「亜沙香が下げてるじゃん。。。マジおめぇーといると疲れる〜」 亜「なんでよぉーーー」 私「だってモロ荷物持ちじゃん!!アッシーかよ!」 亜「あはは。。いいじゃん、、持て持て☆」 私「彼氏いないん?彼氏を使え彼氏を・・・」 亜「いないいない☆告白されたことはいろいろあるけど・・・なかなか本命君は告白してこないんよぉ・・・っか彼女いるしね」 私「本命君は誰??」 亜「○○・・シャキン子も知ってるでしょ??」 私「あぁ〜へぇ・・・」 亜「そんだけかよ!シャキン子は好きな人とかいるの?登校中とか☆」 私「好きな人ねぇ・・・鈍感でちっこい」 亜「いるんだ!なんか初めて聞くかも☆そーいえばウチら仲良しな割りにシャキン子の好きな人聞いたことないかも」 私「おめぇーのお話ばっかだもんねぇー」 亜「いいじゃんか!それより名前だしてだして!」 私「・・・・・亜沙香」 亜「何?」 亜沙香は呼んだんだと思っているみたい・・・ 私「いやぁ・・だから好きな人は亜沙香」 亜「あぁ〜・・・って・・・あたし?!」 私「うん」 亜「・・・あぁ・・ごめん・・・あたし・・」 私「いや・・・付き合ってとかせがまないから」 亜「ってあたしのことそーゆう風にみてたの?」 私「いや親友であって好きな人・・・みたいな?」 亜「・・・ごめん・・・あたしそーゆうの無理」 それ以来だった。 彼女が私を避ける。 連絡もぷっつり来なくなった。 「さよなら」一度は断ち切った。 亜沙香は私の中で消えた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 親友「どうした?!シャキン子?!元気ないじゃん」 私「あっごめんごめん☆考えごと」 友「あっあんたの大好きな亜沙香来てるよ☆」 私「えっ?」 友「おっ☆こっちに来た☆やっほ〜亜沙香」 私「・・・・ひさしぶり」 亜「元気?」 私「うん・・・」 友「なにをぎこちなぶってるん?!いっつもみたいにパーとしてよ!!」 亜「ぎこちなぶってないわぁ〜」 私「元気そうやん・・・」 亜「うん・・・あたしあんたと一緒の学校になるから」 私「えっ?」 亜「だから・・・あたし達ぎこちないままだと嫌だから。」 私「うん」 亜「ホントは来るつもりなかったけど」 私「・・・」 亜「まぁ友達としてよろしく。変な感情抱かないでね」 いつにもまして亜沙香は強くなってた。 傷付いた。「変な感情」・・・本気で好きだった気持ちを踏みにじられた。 私「ちょっ・・ちょっと・・・亜沙香!」 亜「・・・っ何?!」 私はそのびっくりした亜沙香の驚きように笑えた。 私は一言・・・「これからよろしくな」 高校からの1年が始まった。
高校1年。。。 ようやく始まった学校。 オープニングセレモニー・・・ 亜沙香は何処に?? 亜「シャキン子!おはよう」 びっくりして後ろを向くと亜沙香だった。 私は嬉しさと戸惑いで声が出なかった。 私「・・・おはょ」 亜「何つまってんのよぉ〜あたし達同じクラスだよ」 私「えっ?マジで・・・」 偶然にも私達は同じクラスになった。 先生「えっと・・名前呼ぶから名前順で座って・・まぁ顔知ってる子もいるだろうけど高校から来た子もいるんだから」 私達の女子校は大学までエスカレーター式。 高校から100人新しい子が来る。 たいがいオタクぽい子が多いけど・・・亜沙香は別だった。 自己紹介とかいろいろイベントをして・・・ 1週間ぐらいして亜沙香はグループも決まったみたいだ。 亜沙香のグループはお嬢様系の子達の所。 私は中学から親しい子が多かったのでクラス全体と仲良くやってた。 亜沙香のグループの子が・・・ 「亜沙香とシャキン子って小学校同じなんでしょ?!」 亜沙香は少し嫌そうな顔をして・・・ 「そうなんだよねぇ〜・・・マジシャキン子あたしのこと好きでさ」 亜沙香はわざとそう言った。 学校でも少し人気があった私は女の子から告白されることは多く、その亜沙香の発言は一揆に学校中に広まった。 私の後輩「先輩!中島亜沙香先輩のこと好きってホントですか?」 私   「えっと・・・そりゃ友達としてね」 後輩はホッとした顔して去って行った。 昔から私はビアンぽいと言われつづけ実際ほとんどの子がバイであることは知っているから あんまり隠さなくても自然に受け入れられたみたいだった。 友達「シャキン子マジで亜沙香好きなん??」 私 「あのさぁ・・・みんななんか誤解してる!なんぼウチが女好きでも亜沙香は友達だって・・・小学校の頃の親友みたいな」 数日してからあんまりみんなそのことに触れてこなくなった。 そんなある日・・・・ 電話が鳴った。 私「もしもし・・」 亜「あっ・・中島ですけど・・・シャキン子いますか?」 私「あっ・・・って亜沙香?」 亜「うん☆あのさぁー明日の宿題のプリントなくしちゃってコピーさして!!」 私「別にいいけど・・・」 亜「んじゃ今からシャキン子の家行っていい?」 私「・・・いいよ」 亜「じゃ行くね♪ばいばーい」 ・・・・ガチャ・・・亜沙香からの初めての電話。 なんかあっけなくも緊張した。 ピンポーン・・・「亜沙香です」 私は家の中に入れてあげた。 亜「外めっちゃ寒い・・・マジ寒いよ」 私は暖かいコーヒーを入れてあげた。 亜「ありがとう!!そうそう・・プリント」 私「はいはい。帰りにコピーして明日ウチのプリントも持って来て」 亜「あいよ〜んじゃコーヒー飲んだら帰るね・・」 私「うん・・・」 しばらく沈黙が続いた。 亜「ねぇ・・・シャキン子学校で人気者なんだねぇ」 私「嫌・・・そういうわけじゃないけど」 亜「うわぁ〜自慢??」 私「ちゃうわ!!」 亜沙香が笑った。久しぶりに私との会話で亜沙香は笑った。 亜「なんか2人になると昔みたいだね・・・」 私「・・・昔の話はやめよ」 亜「・・傷付いたでしょ?」 私は胸がちくちく痛んだ。昔の傷がまた開いたみたいに・・・ 私は思わず涙が出た。 亜沙香は驚いた顔をして・・・・ 「そんなに・・・泣くことないじゃんかぁ・・・」 私「あっごめん・・・なんか亜沙香が笑うとこ久々に見たから」 亜「あはは・・・あたしさ吉沢先輩と付き合ってるの」 私はより傷付いた。 吉沢先輩とは私とすっごく仲の良い先輩。 もちろん女。すっごくかっこよくて英語もぺらぺらで・・・ また新しい日々が始まった。
私のクラブはバスケ部。 まぁ変な人多いけどかっこいい先輩はいっぱい☆ 亜沙香は何処で吉沢先輩と出会ったんだろう?? 今日は朝練のために学校が開くすごく早い時間に来た。 教室に向かう途中吉沢先輩がいた。 私は亜沙香の顔が思いうかんで戸惑った。 吉沢先輩はこっちに気づき・・・ 「おはよぉ〜早朝は寒いでんなぁ〜♪シャキン子一緒に行こう」 私は平常心をたもとうと・・ 「先輩・・おはようございます。今日は友達さんは?」 先「今日は遅刻らしい・・・っかウチが早く来過ぎた・・」 私「なんか先輩らしいですねぇ・・私はとりあえずバスケをみがくために・・」 先「何?!めずらしいーなんかあったん?!」 もちろんサボりまくってたバスケを急にしだしたのは亜沙香のせいだろう。 だけど、吉沢先輩が亜沙香にふさわしいかも気になった・・・ そんな権利ないけど・・・2人の邪魔をしたかった。 私「先輩!練習着忘れたんで教室戻ってきます!!」 先「おぃお〜ぃ練習する気ないじゃんかぁ〜」 私「あるますよぉ〜」走って教室に行くと・・・ 私「あっ!!」亜沙香がいた。 亜「びっくりしたぁ〜〜〜おはよう」 私「うん・・・」 亜「朝練?」 私「そう」 亜「頑張って〜吉沢先輩もいる?」 私「一緒に来た」 亜「そーなんだ・・・あっ教室にいるって言ってて」 私は何かムカッとしたので・・・ 「自分で言えば?亜沙香のアッシーじゃない」 平常心が一揆に爆発した。 亜沙香は困った顔をしてたけど私はそのまま逃げ出した。 吉沢先輩は一人でバスケコートにいた。 先輩も無我夢中でバスケをしてた。 私「先輩・・・はぁ・・えっと・・・」 先「・・おっ・・おかえり〜♪」 私「あの・・うちのクラスの中島亜沙香が・・」先輩は少し顔が真剣になった。 私「・・・教室で待ってるって・・・」 先「・・・な〜んだ・・・ハイハイありが〜」 私「・・・付き合ってるんですか?」 先「えっ??嫌・・そんなんじゃないよ」 私「亜沙香から聞きました」 先「いやぁ・・・そっか・・うん!付き合ってる♪」 私「・・・そうですか・・」 先「そうなの♪ってバスケバスケ!!」 朝練は終わり結局吉沢先輩と私だけだった。 教室では平常心だった。 元気もあった。 気になる事はたくさんあったけど・・・ 友達と会話してるときぐらいは忘れてた。 亜沙香がひそひそと私の前に来た。 亜「ねぇねぇ・・・今日はごめん!!」 私「えっ?あぁ・・・あたしこそゴメン」 亜「・・・いいのいいの。無神経だったかも・・・」 私「・・あぁごめんね」 亜「それだけ・・ごめんね!!」 亜沙香は去って行った。 中2の時の彼女が久々に遊びに来た。 元カノ「シャキン子・・・ちょっとちょっと・・・」 私  「なに??」 元「中島さんってあんたが小学校好きだった子?」 私「うん・・・そう」 元「うわぁ〜強烈だねぇどうするのこれから?」 私「いや・・・友達」 元「そっか・・・っか吉沢先輩がさぁあの子可愛いってたよ」 私「・・・へぇー」 元「なんじゃそれ!んじゃもぅ教室もどるわぁ〜バイ〜」 先輩から告白したのだろうか? 亜沙香からだろうか?
3年ぶり・・・  シャキン子 2004/01/06(Tue) No.3482 今日も朝練のために早く学校についた。 始発のバスに乗ったのに吉沢先輩はいなかった。 今日も亜沙香と会うのだろうか?? 亜沙香に少しでも会いたくて教室に行ってみた・・・ クラスにはもぅ電気はついていて私はすごく嬉しくなった。 たとえ吉沢先輩を待ってるのでいても・・・ ドアを開ける前に少し覗いてみた。 私は息が詰まった。 亜沙香と吉沢先輩だった・・・ 亜沙香はすごく嬉しそうな顔で吉沢先輩を見ている。 先輩も私がみたこともない顔で話してる。 走って逃げようかとも思ったが、盗み聞きをしてしまった。 亜「先輩さぁーココいたらヤバイよ!シャキン子ももぅすぐ・・・」 先「いいじゃん♪亜沙香といたい。」 亜「でも噂立ちますよ??」 先「あぁ〜・・もぅウチ慣れてるの噂」 亜「あたしは嫌ですー先輩今日クラブですよねぇ?」 先「うんクラブーだるぅ〜・・」 亜「なぁーんだぁ・・・今日一緒に帰ろうと思ってたのに・・」 先「ん〜じゃお昼休み下駄箱みて!」 亜「分かりました♪」 先「んじゃ今から朝練行ってくる♪」 亜「・・・はぁ〜い」 先「・・寂しいの?」 亜「ちょっと・・」 先輩は亜沙香の唇にキスをした。 亜沙香は一瞬ビックリしたがすぐに顔が微笑みに変わり吉沢先輩の肩の方に手を回した。 嫉妬というものすごい怒りと悲しみが襲った。 「そーゆうの無理」と言われた私の心の傷は昔より深くなった。 私はそのまま逃げてしまった。 バスケを自分を痛めつけるために必死でやった。 今日は他の先輩も同級生も来ていたが一人だけ必死でやっていた。 友達「・・・シャキン子??大丈夫?・なんか今日・・・」 私 「・・・ハァハァ・・・ハァ・・何?」 友「ん・・・怖いぐらい・・・」 私「あぁ・・大丈夫だよ・・・ハァ・・」 友「なんかあった??」 私「いや・・っか練習しよ」 吉沢先輩は来てた。何度も目が合った。 そのたびに私から目をそらした。 朝練は終わりみんなクラスに帰った。 クラスにいるときは友達との会話で全てを消した。 今日は会話すればするほど亜沙香のことを考えてた。 キスしてた2人を思い出すたび心が痛い。 嫉妬という感情でいっぱいになった・・・ お昼・・・私は一足先に下駄箱にきた。 吉沢先輩はいなかった・・・ 亜沙香の下駄箱を見てみた。 手紙が入っている。 読んじゃいけないことはよく分かっている。 だけど・・・・ みてしまった。 「亜沙香へ・・・ 朝練の時シャキン子バリ怖かった・・・マジなんかライバル視?! それとも朝いたのかなぁ??あの足音おかしかったし・・・? まぁいいんだけどさぁ☆ってやばいじゃん!手紙バレルかもw とりあえずシャキン子には近寄るな!! っていいたいけど・・・あいついい奴だから。。 ウチの後輩だし。。亜沙香好きなんはモロ分かるし・・・ とりあえずあんまイジメてやるなよ??とりあえずメールする♪ あっ!今日やっぱ一緒に帰ろう♪クラブ休む☆☆☆じゃにぃ〜☆」 私のことだった。 先輩は気がついてるんだ。 私はなんとなく亜沙香は先輩を好きな理由がわかった。 手紙を元の場所に置き私は立ち去った。 放課後・・・ 部室に行くと吉沢先輩が調度来ていた。 私「あっ先輩・・こんにちわ」 先「こっ・・こんちわ・・・」 私「せっ・・先輩帰るんですか??」 先「っっなんで知ってるん?!」 私「あっいや・・・先輩クラブ着きてないじゃないですか・・」 先「なぁーんだぁ・・・そうそう帰るの♪」 私「なんだってなんですか!!!そーゆう事言う人は帰ってください」 先「わぁーそう言うこといっていいんですか??後輩さんよー」 私「精神年齢は勝ってますからいいんです!!」 先「わははは〜♪って・・・シャキン子よーちょっと顔出せや」 私はぐりぐりされながら部室を出た。 先「今普通じゃん♪」 私「へっ??いつでも普通ですよ先輩じゃないんですから・・・」 先「いやぁ・・・朝さぁ。。」 私「そーですよ!!先輩バス乗ってきてくれないから・・」 先「えっ?あっ?なーんだそっかそっか☆ごめん」 私「ってまたなんだってなんですか?もぅ・・明日から乗ってくださいよ!!」 先「はいよはいよ友達おるで?んじゃ帰るわぁ〜☆ばいじゃん♪」 私「いいですよー☆じゃさようならぁ〜」 私は平常心を保った。 もぅこれだけで体力が奪われた。 クラブが終わり家へ帰り・・・ 携帯をみると吉沢先輩からだった・・ 「シャキン子!クラブお疲れさん☆明日さぁー朝無理ぽい〜明後日にしてくり♪ついでに睨むなよ!!!怖いからちみ・・・w」 どうせ亜沙香といちゃつくのだろうと思った。 先輩に・・・ 「分かりました♪明後日来なかったら目力で先輩を殺しますよ??w冗談ですけど・・・ね♪」 次の日も朝練の前に教室に行ってみた。 今日はだれもいない。 そのまま行こうと思ったけど・・・ 探してしまった。 学校中を捜すと・・・人気のない場所にあるトイレをみつけた。 「でそぉ〜・・・怖い」 お化け嫌いの私が勇気をだして近寄ってみた。 中から声が・・・ 先輩らしき声が・・・ 「亜・・香・き・・だよ」 たぶんココで間違いない。 また聞き入ってしまった。 すると普通の会話ではないようだ。 ん?変な声が聞こえてきた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 間違えなかった。2人はトイレの中でやってるのだ。 亜沙香の声はじょじょに喘ぎ声になっていた。 亜「あっ・・先輩・・・もぅだめ」 私はもぅ限界だった。 またその場を逃げ出した。 逃げるしかなかった。 もぅ2人を追うのはやめようと決めた。 亜沙香を諦めようと思った。 私はその日以来部活をまたサボりだした。
今日もまたクラブをサボった。 朝練も行かなくていい。 そうじゃないと私がもたない。 平常心・・・平常心・・・ 元カノと今日はばったり登校中にあった。 向こうも一人だったので二人で行く事になった。 元カノは優しい顔をしてた。 元「シャキン子さぁー大分変わったよ」 私「えっ??なんの・・・こと?」 元「いやぁ〜あたしと付き合ってる時すごかったから・・・」 私「あっ・・・ごめん」 元「いろいろ考えたんだけどねぇ・・やっぱあんたぐらい好きになれる人おらんのよ・・・」 私「・・・えっ?」 元「中島さん諦めたならまより戻さへん?」 私「・・・う・・ん」 私は一刻も早く亜沙香を忘れたかった。 元カノには悪いけど彼女を利用した。 でも私にはさらに不安なことが増えた。 元カノとは何度もケンカして傷ついて・・・ そして別れた。 辛い思いも沢山した。 なのに・・・これでいいのか? 教室に入ると吉沢先輩がいた。 亜沙香とはいなかった。 先輩は沢山の子に囲まれていた。 先「あっ!シャキン子!おはよう!」 私「えっ??先輩・・・なんで?」 先「いいじゃんかっ!ってお前!クラブ来なさい!」 私「・・・いやぁちょっと・・」 先「やめるのか??」 私「・・・それはないですけど・・・」 先「じゃなんだ?」 私「いいじゃないですかぁーちょっと体調悪いんですよ」 先「・・・そっか・・・んじゃ体調戻った来いよ?」 私「・・はい」 先輩は去ってた。 亜沙香はちらっと私をみた。 帰り元カノと帰った。 元「シャキン子〜久しぶりだねぇーなんかこう帰るのも♪」 私「あぁーうん・・・」 元「なんか元気ないねぇー」 私「えっ?そんなことない」 元「無理しなくていいよ?」 私「・・・うちらってなんで別れたんだっけ?」 元「度重なるケンカ?」 私「・・・もう一回繰り返すかもよ?」 元「・・そーだねぇー」 私「いいの?」 元「・・・あんまり・・」 私「じゃ戻らない方がいいよ」 元「・・・好きなんだけど」 私「・・・あたしも」 私は嘘をついた元カノを愛してはなかった。 だけど雰囲気で言ってしまった。 元「じゃいいんじゃん・・」 私「・・・・」 最悪だった。私は彼女を利用しようとしてる。 電話がなった。 「もしもし・・・?」 亜沙香だった。 亜「あっもしもし・・・中島ですけど・・」 私「あっ亜沙香!」声が裏返った。 亜「わぁっ!!シャキン子??びっくり〜したぁー」 私「・・・何?」 嬉しくてたまらなかったのに・・・冷たく平常心・・・ 亜「また怒られちゃうかもだけど・・・」 私「だから何?」 亜「・・恋の相談・・・」 私「・・いいよ」 亜「えっ?マジで・・・?」 私「うん・・だから何?」 亜「先輩が・・・シャキン子ばっかかまうんだけど・・」 私「・・・で?」 亜「いやぁ・・でケンカしちゃった・・・」 私「ってあたしばっかかまうってどういうこと?」 亜「ん〜クラブに毎日行ってるし最近あんたの話ししかしないの」 私「・・・嫉妬?」 亜「・・・いやぁ・・」 私「あのさぁー電話とかやめてくんない?今恋人いるから・・」 強がってしまった・・・・ 亜「じゃ今から会いに行く」 そう言って電話は切れた。 来る?
数分するとインターホンがなった。 亜沙香だ。 私は外に出た。 私「・・・んで何?」 亜「いやぁ・・・ちゃんと会って話ししたいから!」 私「・・・まぁいいや上がる?」 亜「えっ・・いいの?」 私「だって外寒いし。。」 亜沙香を家に入れた。 またコーヒーをいれてあげた。 亜沙香は暖かいコーヒーをふぅふぅしながら飲んでいる。 亜「シャキン子のコーヒーおいしい♪」 私「ありがとう・・・で何?」 亜「いやぁ・・・先輩に別れて欲しいっていわれたの」 私「えっ?!・・なんで?」 亜「・・知らない・・・ケンカはしょっちゅうだけど・・」 私「・・・それで・・・何?」 亜沙香は少し涙ぐんだ。 亜「ケンカの内容がいっつもシャキン子なんだよ」 私「・・・ってあたしのせい?」 亜沙香は口を閉じた。 沈黙が続いた。 私「えっと・・先輩は亜沙香好きだよ。だからより戻しな」 亜「でも先輩・・・」 私「ん?」 亜「・・・あたしから先輩振ったの!!」 私「なんで?!」 亜「あんたの話しばっかするから!」 亜沙香によると・・・ ココ一ヶ月間ずっと「シャキン子クラブこないかなぁ〜」とか「シャキン子にお前がなんかしたのか?」とか・・・ ホントにしつこいくらい私のことだったそうだ。 だから亜沙香は「そんなにシャキン子が好きならシャキン子と付き合えば?」と言ったらしい・・・・ それ以来2人の仲はヤバメ・・・・ 亜「・・・先輩シャキン子が好きみたい!」 私「いやぁ・・違うと思う」 亜「じゃなんでシャキン子の話しばっか・・・」 私「・・先輩のことだからうちに気使ってるんだよ」 亜「そーかなぁ?」 私「うん・・・亜沙香のこと好きだよ」 亜「・・・それさぁー先輩の気持ち?シャキン子の気持ち?」 私「・・・」 亜沙香にキスされた。唇が当たっただけだったが・・・ 亜沙香は勝ち誇った顔で・・・ 「あたしの気持ち」っと答えて帰って行った。 コーヒーはそのままにして・・・ 次の日・・・ 私は動揺していた。 まったく亜沙香の心理が読めない。 気まずい・・・。 亜「おはよ〜」 私「・・・おはよう」 亜「どうしたの?顔赤らめて・・」 そう言って私の顔を覗き込むように近寄ってくる。 亜沙香の顔が私の前でUPになる。 私は熱くなっていた。 その日は亜沙香を散々避けた。 帰ってからも何度も亜沙香が浮かぶ。。 その時・・・・また電話だった。 私「はい・・」 亜「もしもし中島ですけど・・」 ブチッ・・・電話を切ってしまった。 母「・・今の誰から??」 私「なんでもない。。」 すると携帯が・・・ 私「はい・・」 亜「ってなんで電話切るのよ!!」 私「・・・あっはは亜沙香からだったんだぁ〜イタ電かと・・」 亜「今から会いたい」 私「・・・んじゃ公園で・・」 私は亜沙香の気持ちが知りたかった。 亜「ごめん遅れた!!」 私「いや時間無制限だから大丈夫」 亜「ははっ・・」 亜沙香にぎゅっと抱きしめられた。 私はどーしたらいいのかわからずただ立っていた。 亜「・・クスクス・・シャキン子心臓の音早い」 私「だって・・・っか!」 まただ。また亜沙香にキスされた。 今度は長かった。 ヤバイ。彼女に流されてる。 亜「・・・好きだよ」 私「・・・先輩はどーすんの?」 亜「別れたから関係ないよ」 私「・・・あたしも彼女いるし・・困る」 亜「・・・あたしのが好きなくせに・・・」 どーしたらいいんだろう。 頭がおかしくなりそうだ。 ・・・・・・・・・・・・ 困った。 亜沙香は好きだ。 だけど絶対裏がありそうで・・・ 亜「ねっ?恋人とは別れて・・・あたしだけ好きでいて」 亜沙香にかわいい顔をされると私は感情が乱れた。 私「・・分かった」
3年ぶり・・・  シャキン子 2004/01/14(Wed) No.3648 〜今までのあらすじ〜 亜沙香は初恋の人。 一度は告白したものの・・ 「そーゆーの無理」と言われて傷つくが・・ 今でも亜沙香への想いは消えないまま・・・。 そして高校と同時に私の通ってる女子校に・・亜沙香が居た。 小悪魔ちっくな亜沙香に振り回されてる私。 しかしやっぱり亜沙香への「好き」は変わらない。 あげくのはてに、亜沙香は私の仲良しの先輩と付き合ってるらしく・・ ちなみに先輩は超モテモテな人。 先輩と亜沙香のラブラブな態度に嫉妬しまくり・・ 亜沙香を忘れるため元カノとやり直す。 それはたんなる利用だったが・・・・ そんな時先輩と亜沙香がケンカしたらしい。 そして、亜沙香にいきなりキスされてまた戸惑う私を亜沙香はなにもかも余裕そうに私を遊ぶ。 つづき・・・・ 次の日は学校が休みだった。 亜沙香と遊ぶ約束をしてしまった。 ホントは元カノと遊ぶはずだったけど・・・ 亜「おはよう」 亜沙香はすごくお姉系な服装だった。 私はなんか嘘のようで・・・ 私「あっ・・うん」 亜「なに緊張してんの?」 私「いやぁ〜緊張なんかしてない」 亜「・・・じゃこーしたら?」 そーいって彼女は私の手を握った。 暖かかった。 私「・・・亜沙香ホントにあたしなんかでいいの?」 亜「うん♪」 嬉しいものの・・・ 私はとてつもない罪悪感でいっぱいだった。 先輩は別れたつもりじゃないのか? 元カノとはどーしよう・・・? 亜沙香はたんにからかってるだけなのか? 頭の中がぐちゃぐちゃになった。 亜「ねぇねぇーあれとって」 亜沙香が指さしたのはゲーセンだった。 ちなみにお茶パンダを取ってと言ってきた。 私「あぁーあーゆうの不器用だからできない」 亜「つめたーい」 私「先輩にたのめば?」 亜「・・・あのさぁー・・・」 私「なに?」 亜「シャキも吉沢先輩も・・なんで違う人のこと言うの?」 私「・・・」 亜「あたしそーゆうの嫌い」 私「ごめん。。。」 亜「あやまるなら言わないで」 私「分かった」 確かに・・・妙に説得力があった。 プリクラを取ることになった。 亜「ねぇねぇ・・」 亜沙香が嬉しそうな顔でこっちをみている。 私「・・・ん?」 亜「チュープリ♪」 そー言って彼女とチュープリを取るはめに・・・ 私「あぁー学校くばれないじゃんかぁ〜」 亜「いいじゃん」 あっちこっち・・・あっちこっち・・・ 彼女と楽しい時間が過ごせた。
次の日・・ 今日は学校。 朝練も行かなくなった私は遅くにきた。 学校の友達・・・たわいもない会話。 なのに亜沙香がこんなに気になる。 バレちゃいけないと思うほどに亜沙香が気になる。 亜「おはよう」 私「・・おは」 亜「朝から暗い!!」 私「・・ごめんごめん」 一間目からずっと昨日の亜沙香のことを考えてる。 あのチュープリはどーしたらいいのか・・・ 考えるだけでニヤけてしむほどだ。 亜沙香・・・ 先生「こらっ!ニヤけてないで授業聞けよ」 私 「はぁ〜い」 六間が終わり・・・ 亜「ねぇ・・さっきあたしのこと考えてた?」 私「・・バカ!ちゃうわ」 亜「うわぁ〜照れてる〜図星??」 私「・・・」 亜「・・かわいい♪」 幸せだった。 しかし周りの目はじょじょに不信感を抱いて行った。 私達は気がつかなかったぐらい確かに幸せだった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 帰り久々に吉沢先輩に会った。 先「あっ!シャキ!元気?」 私「あっ先輩☆久しぶりです!!元気ですよ〜」 先「うちは超元気だけどクラブサボってる♪」 私「おそろいですねサボり☆」 先「嬉しくないわぁ!」 私「そんな照れちゃって〜」 先「バァーカ!っかシャキ一緒に帰ろう♪友達断ってくるから待っろ!」 私「・・えっあっはい・・」 先輩はすぐもどってきた。 気まずい・・・ 先「あんな!じめじめするの嫌やからはっきり言うで!」 私「・・えっ・・?」 だいたい何を言われるかぐらい分かっていた。 先輩は真面目な顔で私に言った・・・ 「亜沙香とは別れた!だけど今でも好きや!だからもらうから」 私は戸惑った。 私「・・私も亜沙香が好きです・・また逃したくはないんで断ります」 先「あははっさすがうちの後輩!!」 私「先輩こそー」 私達先輩後輩はライバル宣言をした。
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