■ご主人様と私 第3章@ □投稿者/ 昴 2006/06/21(Wed)
その女性(ひと)が メイドとして 私の屋敷に来た日のことを 私は忘れない メイドをしながら受験勉強をし 見事医大に合格した あるメイドの欠員補充だった メイドを補充する時に いつも利用している 『よろずメイド派遣協会』に電話する 名前を名乗り 一名補充するので いつも通りに宜しく そう伝えて電話を切る 『よろずメイド派遣協会』 私の好みを把握してくれているので どんな女性(ひと)を寄越すか 楽しみであったりもする 一週間も待たない内に 協会から連絡が来る 翌日面接をする時間を伝え 電話を切った後で その時間のスケジュールを調整するように 秘書に言う ふぅー 煙草の煙を吐き どんな女性(ひと)かな? 煙草を消して 仕事に戻った
■15085 ご主人様と私 第3章A □投稿者/ 昴 -(2006/06/22(Thu) 14:41:53) コンコン 『失礼します』 約束の時間通りに その女性(ひと)はやって来た 学校を出たばかりなのだろう 少し垢抜けない 幼さの残る顔をして 私の質問に一生懸命答える その姿は 少し微笑ましくもあった 「採用決定よ 住み込みだから その用意もあるわね 一週間後に 来てくれるかしら?」 支度金よと 封筒を渡すと 驚く程に恐縮して 一週間後のその日を 期待せずにはいられなかった メイド長に会わせ 引き継いだ 仕事に戻る為に部屋を出ると まだ廊下に居て 私に向かって 何度もお辞儀して 私の口角は無意識に上がっていた まもなくやって来る その日を思って
■15086 ご主人様と私 第3章B □投稿者/ 昴 -(2006/06/22(Thu) 14:42:57) 仕事を終えて屋敷に帰ると その女性(ひと)は 私の部屋に挨拶にやって来た コンコン 『失礼します』 『今日からお世話になります。 宜しくお願いします』 緊張しているのだろう 真新しいメイド服に身を包んだその肩は 小さく震えていた あまりの初々しさに 私の悪戯心に火が点いた 「こちらにいらっしゃい」 私のすぐ隣を指差す 緊張でカチカチのその躯を メイド服の上から撫でる やっぱり 予定通り 私はメイド服の スカートの中に手を入れて言った 「生理の日以外は メイドに屋敷内での 下着の着用は 許可していないのよ」 そして その小さな衣類に手をかけて ゆっくりと降ろす 『…アッ……』 小さな声を発して 真っ赤になって俯いた 「もういいわよ」 言った途端に 『…し……失礼しました』 部屋を出て行こうとするので 「お疲れ様」 私の手の中に残る その小さな衣類を ヒラヒラと振る その反応 期待以上に 私を楽しませてくれそうだ
■15112 ご主人様と私 第3章C □投稿者/ 昴 -(2006/06/23(Fri) 23:06:41) 『よろずメイド派遣協会』 流石と言うべきか 見事に私の好みを把握して 期待以上の人材を寄越したようだ 今日は1ヶ月目の面談日 一般的な通常業務は 身に付いて来たようなので 次のステップに移る前に 少し話し合う コンコン 『失礼します』 『お呼びでしょうか?』 「ええ 待っていたわ その椅子にかけて」 「どう、仕事は 慣れたかしら?」 『はい 皆さんが優しく教えて下さいますので』 「そう、それは良かったわ 私の方にも よく頑張っていると 報告が入っているわよ」 『ありがとうございます』 こんな会話はまだ序の口 そろそろ本題に入る 「次の研修に入るけど 大丈夫かしら? あくまでも本人と合意の上で行っていることで 強要はしないわよ 研修中に無理だと思ったら メイド長に伝えて その場合の給料は…」 何のことだか解らない相手に わざと事務的な話しをする 「それじゃあ 明日から 朝食の時間は 食堂の方に来てくれるかしら?」 『はい かしこまりました』 「今日は下がっていいわよ」 明日の朝の 貴女の反応を楽しませてもらうわ その背中を見送った
■15128 ご主人様と私 第3章D □投稿者/ 昴 -(2006/06/24(Sat) 23:17:48) やはり気になっていたのだろう その朝は いつもよりも ほんの少し早く目覚めた 簡単に身支度をし 食堂に向かう いつも通りに メイド達は整列している 今日から参加の研修生は いたいた 列の途中に混じって クスッ ちょっと挙動不審 「おはよう」 『おはようございます ご主人様』 大合唱が返って来る その女性(ひと)の すぐ隣のメイドの腰に触れて 合図を送る そのメイドがスカートを外して靴を脱ぐ 露わになった下半身 俯いてしまうと直視することになる きっと驚いているだろうに 無理に冷静を装って でも そのメイドが 私の食事の前で 足を広げ横たわると 真っ赤になって俯いてしまった 『そこの研修生 ちゃんと顔を上げないと 見学にはなりませんよ!』 メイド長もきっと 半分以上は楽しんでいるに違いない 初めは食卓に カトレアか胡蝶蘭を飾るつもりで メイド達にさせていたのだが いつからだろう そこから滴る蜜を口にした時から その食器の制度が始まっていた
■15129 ご主人様と私 第3章E □投稿者/ 昴 -(2006/06/24(Sat) 23:19:01) 『ジュル』 今日の食器の蜜を その女性(ひと)に聞こえるように わざと音をたてて啜る その女性(ひと)が 身の置き場に困り 膝の摺り合わせているのを 私は見逃しはしない 第一関門突破と言うところか それでは今夜は 夜伽の 見学をさせようか 今日の朝食は かなり満足のいくものだった ただ 何を食べたのか それはあまり覚えていない 今日はきっと あまり仕事にならないだろう その女性(ひと)に見せつける 夜伽のことを考えて しかし 何故なのだろう ただの新人のメイド それだけの筈なのに 何故にこんなにも 気になるのか 今日 しなければならない 最低限の仕事 それだけをこなして 屋敷に帰る メイド長には 会社から既に 連絡を入れてある 今夜 夜伽の見学をさせること 夜伽の相手の指名も 夜伽の相手は その女性(ひと)のすぐ前に入ったメイド 初めて夜伽の見学をするメイド 初めて夜伽を他人に見られるメイド 今頃は 何を思っているのだろうか (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15146 ご主人様と私 第3章F □投稿者/ 昴 -(2006/06/25(Sun) 15:59:48) 2006/06/26(Mon) 01:01:03 編集(投稿者) 夜伽の相手を呼ぶ前に その女性(ひと)を寝室に招き入れる 『お呼びでしょうか? ご主人様』 「ええ お入りなさい」 そして続けて言う 「そこの椅子にお掛けなさい」 革張りの椅子を指す あっ スカートを敷き込まないようにね 今気付いたように 付け加える スカートに 染みを作っても意味がない その椅子は その女性(ひと)が去った後で きっと語らなくても その女性(ひと)の感想を 私に知らせてくれるだろう 「今から起きることを見ても 声を出してはいけない もちろん自分で慰めてもいけない 解ったかしら?」 その頬に手を置き 唇を軽く重ねた 『……アッ……… …あのぅ…… ご主人様 自分で慰めるって 何でしょうか?』 その質問に 一瞬だけ絶句してしまった 「自分で自分にすることよ」 まだ理解をしていないらしい 「ここを自分で触れて 気持ち良くなったことはない?」 スカートの上から そっと手を置く 途端に真っ赤になって 『ありません』 消えそうな声で そう答えた そろそろ夜伽の相手が来る頃だ 「先程のお約束 守れるわね?」 (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15152 ご主人様と私 第3章G □投稿者/ 昴 -(2006/06/25(Sun) 22:13:42) 2006/06/26(Mon) 01:02:27 編集(投稿者) コンコン 寝室の扉を開けに行く 『失礼します』 もう数え切れない程 肌を重ねているのに 緊張しているのだろう 肩を抱いてベッドに導く 「今夜は見学者がいるので いつもよりは少し明るくなるわよ 大丈夫よね」 無言で小さく頷いた ベッドの縁で 私のバスローブをスルリと落とす 仄かな明かりの中で 二つの視線を躯に感じる 今日の夜伽の相手の弱点は 確か耳元 後ろから抱きしめて 「見られているわよ でも、いつも通りにしていれば 大丈夫よ 力を抜いて」 囁き掛けるだけで 眼差しが虚ろになって行く そのまま耳の裏を舐める 『……アッ………』 耳朶を甘く噛む その腰が 私を優しく誘っている ハァ ハァ ハァ 『…アッ……… ァン ァン ァン ………』 私の指の動きに合わせて その吐息が 一定のリズムを刻む 『……アッ……… ァン ァン ァアアン……』 絶頂の波に溺れている 私の腕の中の女性(ひと)は 見学者の存在を忘れているようだ (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15158 ご主人様と私 第3章H □投稿者/ 昴 -(2006/06/26(Mon) 00:29:51) 2006/06/26(Mon) 01:04:05 編集(投稿者) その膝を大きく開き 見学者に見えるように 顔を埋めて舌を使う その蜜を味わうのは好きだ 少しずつ個性があって しかし残念だが まだ最高の蜜には出会っていない 再び絶頂を与え 今夜は幕を下ろす そのまま眠った 目覚めた時には 夜伽の相手は退室していた 見学者は 椅子に腰掛けたままで 俯いて眠っていた トントン 小さく肩を叩く 「おはよう そろそろ起きないと 朝食の時間に遅れるわよ」 『あっ( ̄口 ̄) おはようございます』 『しっ 失礼します』 慌てて寝室を出て行った 残された椅子には 少し乾燥しかけた その女性(ひと)の蜜 足とお尻の形を椅子に残す程の 今日メイド長に 無理ですと申告がなければ もう今夜にでも 抱きたい その女性(ひと)の蜜を残す椅子にさえも 愛おしさを感じている 不思議な感覚の私がいた 時計が目に入る そろそろ朝食の時間 椅子に残った蜜を ティッシュペーパーで拭き取る ゴミ箱に投げ込んで 食堂に向かった (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15169 ご主人様と私 第3章I □投稿者/ 昴 -(2006/06/27(Tue) 01:25:18) 「おはよう」 『おはようございます ご主人様』 聞き慣れた大合唱 そのまま整列するメイド達のところへは行かないで メイド長に耳打ちする 「今日新人さんから 無理ですと申告がなければ 今日の夜伽の相手にします」 『早急過ぎます まだそのような段階では…』 メイド長は反対したけれど 「抱きたいのよ… もう……」 言いかけたら 『判りました そのように申し伝えます』 「あっ 昨日の今日だから 今日の昼間は寝かせてあげて」 そう付け加えると 全て承知と言うような笑顔 私のフォローばかりさせている このメイド長がいなければ 私の屋敷は回らないだろう 食卓に着く時に 列の端に居るメイドの腰に触れた その女性(ひと)は 昨夜の刺激が強過ぎたのだろうか? 昨日の朝と反応が違う 少し上気した顔で 視線が宙を泳いでいる 朝食を済ませて 仕事に向かう 今夜その女性(ひと)を抱ける そう思うだけで テンションが上がり 思いの外仕事が捗る 昨日の遅れを取り返しても まだ余裕すらある位だ (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15171 ご主人様と私 第3章J □投稿者/ 昴 -(2006/06/27(Tue) 01:26:55) 途中でメイド長に電話する 「無理ですと言う申告は 来ていないわよね」 『自分から言えるような女性(ひと)ではありませんよ ですので 呼び出してこちらから聞いておきました 大丈夫なようですよ… それ以上に 可愛いご報告があるようですので それは自分から ご主人様にお話しするように伝えました』 何だろう? 可愛い報告って 定時に仕事を終わらせて 屋敷に帰った 「ただいま」 『お帰りなさいませ ご主人様』 メイド達が総出で 例のごとくの大合唱 自室に入り その女性(ひと)を呼ぶ コンコン 『お呼びでしょうか? ご主人様』 「お入りなさい」 『何のご用でしょうか?』 「話しがあるのは私ではないわ 何かしら?」 言った途端に その女性(ひと)は ワァと泣き出してしまった ヒックヒックと泣きじゃくりながら 『ご主人様 あのぅ 私 変なんです きっと 病気なんです』 何があったんだろう 「大丈夫よ 落ち着いて ゆっくりで構わないので 話してご覧なさい」 (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15172 ご主人様と私 第3章K □投稿者/ 昴 -(2006/06/27(Tue) 01:28:14) 『ご主人様 昨日の見学をさせて頂いた その出来事ばかり 思ってしまいます そして 走った訳でもないのに 胸がドキドキして ここが もぞもぞするみたいで それに ずっと濡れているんです 私 お漏らしなんて していない筈なのに』 吹き出しそうなのを 必死で堪えた このことか 確かに可愛い報告だ 「大丈夫だと思うわ 見てもいいかしら?」 『診て頂けるのですか?』 恥ずかしそうに スカートの裾を捲る そこには その女性(ひと)の蜜が 太ももにまで溢れていた 「夕食の時間は 食堂に来なくて構わないわ 貴女も食事をして 入浴後に 私の寝室にいらっしゃい 昨日見学したこと それで 治ると思うわ」 こんなにも 純粋無垢な女性(ひと)がいたなんて 少しの驚きと それ以上に まだ磨かれていない 宝石の原石を 手に入れたような そんな幸福感の中にいた 「それでは、あとでネ」 見送って メイド長にそのことを伝えた (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15173 独り言です □投稿者/ 昴 -(2006/06/27(Tue) 02:06:26) 昨日に引き続きの独り言は 決して年齢のせいではなく(>_<) 次回からいよいよ ご主人様と私の初めての夜伽になります それを記念して(?) 第4章にしようかと思っています …って、まだ何にも考えていないんですけどね…お話し 少し構想を練って(妄想に萌えて) 昴らしいエロエロな展開にしたいと思っていますので 少しだけ乞うご期待
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