■ご主人様と私 第4章@ 
□投稿者/ 昴 2006/07/02(Sun)


私の躯にも 熱を帯びて来ている 入浴後バスローブだけを着て その女性(ひと)を待つ 程なくノックの音がした コンコン 『失礼します』 その女性(ひと)が やって来たのだが 「私は入浴後に来るように そう言ったわよね?」 思わず そう確認してしまった 『入ってきました ちゃんとお風呂に』 そう答えているけど その女性(ひと)はまだ メイド服を着ていた 「ならば何故?」 そう言うと 『ご主人様のお部屋に参りますので』 至極当然と言った顔 『身だしなみはキチンとするように メイド長がいつも仰っていますので』 ニッコリ笑顔で答える この女性(ひと)は 何も知らない そうだった それに呆れてしまい 怒る気も起きない 「次からは 昨日見たでしょう 入浴後は バスローブで来るのよ」 出来るだけの微笑みで そう告げる 『はい、かしこまりました ご主人様』 あまりに明るいその返事に 今からの出来事を 判っているのだろうかと 小さな頭痛がした (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15216  ご主人様と私 第4章A □投稿者/ 昴 -(2006/07/02(Sun) 00:06:32) 「それで 容態の方はどうなの?」 病気でもないのに 病気だと思い込んでいる その女性(ひと)に聞いてみる 『このお部屋に近付く度に 胸のドキドキが激しくなって…』 『ほら』と私の手を その胸の谷間に運ぶ 確かに凄くドキドキしている それよりも 思っていたよりも大きい そんなことを思ってしまった 早く抱きたい でも怖がらせて トラウマにしてはいけない 私の中でジレンマがおきる 硝子細工を扱うように そぉっと抱きしめる 部屋の中はまだ お互いの睫が確認出来る程 明るい ベッドの端に腰掛けるように促し メイド服の上着の釦を ゆっくりと外しながら 話しかける 「今までに 好きな人はいたの?」 抵抗もしないが 手伝いもしない [されるがまま]と言った状態 『好きな人って 素敵だと思う方はいましたけど でも 今までお会いした中で 何処の誰よりも ご主人様が一番素敵です』 思わぬところで力説され 半分困って苦笑した (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15217  ご主人様と私 第4章B □投稿者/ 昴 -(2006/07/02(Sun) 00:07:37) 「そうなの? ありがとう」 微笑みでお返し 「胸のドキドキは 激しくなっているのね それで こちらの方はどうなの?」 スカートに視線を移す まるでお医者様ごっこ 「スカートを外して 見せてくれるかしら?」 『はい ご主人様』 立ち上がり スカートを外す 「先ほどのように 足までは濡れていないのね 足を広げて もっとよく見せて もぞもぞする感じは 変わったかしら?」 ベッドに腰掛けて 両足を大きく広げた まだ誰も触れたことのない 綺麗な花が たっぷりと蜜を蓄えていた フゥー 息を吹きかける 『…ゥン………』 小さく声が漏れる 『ご主人様 もぞもぞじゃなくて もっと強く何かを感じますけど 上手く説明出来ません』 申し訳なさそうに答えていた 「上着も脱いで ベッドで横になりなさい 触診するわね」 『あのぅ ご主人様 照明が…』 やはり恥ずかしいのか 気付かないふりで聞いてみる 「照明がどうしたの?」 『はい 少し眩しくて…』 (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15218  ご主人様と私 第4章C □投稿者/ 昴 -(2006/07/02(Sun) 00:08:30) 「そうね 触診だから 少し照明を落としましょうね」 手元のリモコンで 照明を調節して 仄かな灯りにした 「これで 眩しくはないわね 触れられることに集中して そして 症状に変化があれば ちゃんと言うのよ」 『はい』とだけ答えたその声は 少し不安げで小さくなっていた バスローブを脱ぎ その女性(ひと)の 隣に並ぶ 躯は離したままで 頬に触れる 「大丈夫? 何も変わらない?」 耳元で囁く 『あっ、はい… 胸のドキドキが激しくて 心臓が壊れてしまいそうです』 「そう 判ったわ」 頬の手を移動して 耳朶を弄ぶ 『なんだか判らないけど… ゾクゾクします でも 気持ちいい…』 その声が フェードアウトしていく 首筋から 鎖骨を通り 胸元へ まだ撫でているだけの手を移動する 『ダメ 全身が溶けてしまいそう』 まだ何も知らない筈なのに 全身が性感帯のよう 私の手の動きに 敏感に反応している (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15223  ご主人様と私 第4章D □投稿者/ 昴 -(2006/07/03(Mon) 01:07:23) 胸に触れる その胸の先の小さな突起は固くなっていた 軽く摘むと 『……アッ…………』 小さく声がする 撫でている手を先に進める 脇腹 お臍 下腹部 『…アッ……… …ダメ……… ジンジンして ご主人様に早く触れて欲しい ここが 変になってます…』 私の手を掴み そこに移動しようとする 「ダメよ… まだ症状を調べているところだから 治療は もう少しあとでネ」 足に触れる 躯の外側を 太もも 膝 臑 降りていく 爪先からは 内側を昇っていく 足首 脹ら脛 膝 太もも 『…ご主人様………』 救いを求めるような声 太ももの内側の 足の付け根のすぐ近く そこにはやはり蜜が溢れていて もう 焦らしてなんていられない そうじゃない もう私が 我慢出来ない 「大体症状は判ったわ 治療に移るわね」 無理に作って冷静のフリ ドキドキしているのは 私の方かも知れない 「大丈夫だから 力を抜いて 私を信じて」 その女性(ひと)の蜜が 私の指に絡む 私を花弁へと誘っている (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15231  ご主人様と私 第4章E □投稿者/ 昴 -(2006/07/04(Tue) 06:02:40) 『…アッ……… ダメです…… そんなところを ご主人様に触れて頂くなんて…』 「それじゃあ 止す?」 つい手を止めて聞きたくなる 『……ダメ……… 止めないで …ァン…… でも 凄く 気持ちいい』 中指の先で クリトリスの周りに円を描く 『……ァン………』 『ダメ 変になっちゃう』 クリトリスを指先で弾く 『…ウッ……』 ゆっくりと中指を侵入させる 『…アッ……』 キュッと締め付けられる 「大丈夫よ… 力を抜いて」 ゆっくりゆっくりと 出し入れを繰り返す 『……アッ……… …アッ… …ァン…… ダメェ〜…… 変に なっ…ちゃ…う…』 呂律が回っていないことも 気付かないのだろう 一度その指を抜いて 中指と薬指の二本にして 再び侵入させる 『…ウッ……』 初めてだったのだろう その蜜が薄くピンクに染まっていく 「大丈夫? 痛くはない?」 『…えっ… あっ………はい… らいじょうびゅ…でひゅ…』 大丈夫だと言ったつもりらしい (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15245  ご主人様と私 第4章F □投稿者/ 昴 -(2006/07/06(Thu) 00:32:01) 二本の指の出し入れを繰り返す 快感を充分に得たのだろう 躯がぐったりとしている 「今夜はこれで終わりましょうね 容態は暫く様子を見て 必要があれば また治療をしましょう もう少し休んで 落ち着いたら 部屋に戻るといいわ」 その女性(ひと)に声をかけて 私も眠りに落ちた 翌日仕事から戻ると その女性(ひと)が私の部屋に来た コンコン 『失礼します あのぅ ご主人様 少しお時間を頂いても宜しいでしょうか?』 何か不都合でもあったのか 少し心配になる 「どうかしたの? 話してご覧なさい」 そう聞くと その女性(ひと)は答えた 『昨日 ご主人様に治療して頂いてから ずっとご主人様が 私の中にいらっしゃるんです 二本の指の形が 判る位に はっきりと 少し歩きにくい位に それに ずっと濡れていて 他のことが 手につきません 今夜も治療をして下さい お願いします』 真剣な顔で懇願してくる 「判ったわ 今夜も治療しましょうね 今夜も入浴後に 寝室にいらっしゃい 今度はちゃんとバスローブで来るのよ」 そう伝えると 『ありがとうございます』と 何度も頭を下げていた (携帯) 記事No.14449 のレス / 返信ページ / 関連記事表示 削除チェック/ ■15246  ご主人様と私 第4章G □投稿者/ 昴 -(2006/07/06(Thu) 00:33:10) 今夜もその女性(ひと)を抱ける 初めてのようなので 暫く間を開けなければ そう諦めていただけに 喜んでいるのは私の方だろう きっと コンコン 『失礼します 宜しくお願いします』 お辞儀をして 部屋に入って来る 「それじゃあ 早速治療を始めましょうね」 「それでは 今日の症状を教えてくれるかしら? さっきよりも もっと詳しくね」 真っ赤になって俯く 『ちゃんと入浴を済ませて来ましたのに もうこんなになっていて ずっとご主人様がいらっしゃるようなのに もっともっと ご主人様にいて欲しくて やっぱり病気ですよね…』 まだ明るい部屋の中で バスローブを脱いで ベッドに横たわる 両足を大きく広げて その中を 私に見せる ぷっくりと充血して たっぷりの蜜を溢れさせて だめだ 嘘を付き続けられない 本当のことを話そう 軽蔑されるかも知れないけれど 照明を落とし バスローブを脱ぎ その女性(ひと)の躯に重なる
■15258  ご主人様と私 第4章H □投稿者/ 昴 -(2006/07/08(Sat) 00:50:56) 「ごめんなさい 本当は大丈夫なの 本当は病気なんかじゃないの どこも悪くなんかないのよ」 「貴女が可愛くて ちょっと調子に乗っただけ 貴女の躯に起きていることは 私にとっては とても嬉しいことだったから」 『本当に病気ではないのですか?』 まだ半信半疑と言った様子 『ご主人様にお会いするまでは こんな風になったことが ないのですが…』 「大丈夫よ それは貴女の躯が 私を欲した それだけのことだから 診察とか治療なんて言葉は使わずに 貴女の躯の要求に ちゃんと答えるわね」 唇を重なる その躯に舌を這わせる 少しずつ少しずつ その躯を下に降りていく その蜜を口にした時 嬉しい衝撃が走った これは 探し求めていた最高の蜜 それは内緒 でも その蜜を貪っていた 貪れば貪るほど溢れてくるその蜜を クリトリスを口に含んだまま その女性(ひと)の中に指を差し込む 指と舌を動かし快感を与える まだ絶頂には至らないけれど ゆっくりと時間をかけて 私色に染めて行こう
■15259  ご主人様と私 第4章I □投稿者/ 昴 -(2006/07/08(Sat) 00:52:13) 誰にも触れさせはしない 「夜伽は 一応ローテーションになっているのよ それでも 今日のように我慢が出来なければ その時は 今日のように 早めの時間にいらっしゃい 夜伽の相手が 私の気分で変更することは よくあることだわ」 「だから 自分で慰めることは 禁止よ 判った? 次のローテーションまで 出来るだけ 我慢なさい それでも我慢が出来なければ その時は 抱いてあげる」 優しい日差しの中で 微睡んでいた 夢か 出会った頃を 夢に見た 私の特別になった 愛しいその女性(ひと)は 私の為なのだろう 紅茶の用意していた こんなに傍らに居るのに 夢にまで見るなんて そろそろ潮時か 受け入れてくれるだろうか? 私の申し出を
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