■辛いお稽古 □夜来茶 (2004/08/15(Sun) 16:41:59) 辛いお稽古一 「ツキヨさん この書道教室の師範代としての特別な訓練を始めますよ。 なにせあなたは二階堂流の10年に一度の奥技密演にこのお教室から出るのですから… 全国のお教室の中からただ一人選ばれたのですよ、家元のご指名で。 師範たちの前で恥ずかしくない密演が出来なくては…。覚悟はよろしいですね」 緊張のあまりうわずった声でツキヨは「はい」と返事した。 師範代と言ってもなりたてで慣れていない。しかも異例の20代前半の若さ。 この、女ばかりで構成されている書道二階堂流の門下生だ。 ツキヨに説いている目の前の師範は豊子という。 和服の似合う40代半ばの艶のある美人である。 初々しいツキヨはこのような大人の女性になりたいと願い、 豊子はツキヨの白くみずみずしい肌を羨ましく盗み見することがある。 家元は60歳にはまだ届かない妖しいほどの美貌を放つ二階堂シノである。 お付きの若い女性を数人伴いこの豊子の教室を視察に訪れたのを一度ツキヨは見たことがある。 妖艶なシノをただ口を開けて眺めるだけのツキヨを見て、 シノは「可愛い…」とだけつぶやき、何かお付きの女性に耳打ちしていた… 奥技の漏れないよう二人きりでしなければいけない厳しい特別な訓練は始まった。 この教室全ての門下生の稽古が済んでからの夜間10時にからなる。 訓練中ツキヨは和服の着用を命じられていた。 「さ、ツキヨさん本日から始めましょう。訓練はここではなく奥の間を使います」 磨かれて黒光りする長い廊下を静かに渡り、ツキヨが通された部屋は八畳ほどで行灯で照らされた薄暗い和室だった。 ツキヨは何か来ては行けなかったような後悔に似た感情がじわじわ沸いて出るのを感じたが、 これは緊張のため私の精神の弱さがそうさせるのだからプレッシャーに負けないよう、豊子先生を信じて頑張り抜こう…。 と最初に察知したはずのわずかな危機感を自分のプレッシャーとすりかえて理解してしまった。 ツキヨはどんな特別な稽古を施されるのかまだ知らない。 自分に課せられた大役をただひたすら従順に全うすることを考えている。 「ツキヨさん、下着はつけているのかしら、和服ですからね」 慌ててツキヨは答える 「あ、つけてきました…」 「とりなさい」 「は、はいっ」 薄い水色のショーツを慌ててツキヨは脱ぐ… 夜の静寂の中、ツキヨが下着をとる衣ずれの音だけが聞こえる。 「申し訳ありませんでした」 言い終わらないうちに豊子がツキヨの和服の裾を捲くりあげ、白くて弾力のある尻を丸出しにする。 「あっ…」 何が起こったのか飲み込めないツキヨをそのままに捲くりあげた裾を落ちないよう上半身に紐で結んで留める豊子。 わずかながら表情が険しい。 行灯の光に映し出された陰影がツキヨの白い尻を際立たせる。 さらけ出された下半身にツキヨは我に返り動揺を見せ始めている… 「せ、先生、これは…」 「黙りなさい」 威厳のある重い口調にツキヨは口ごもり、 「立ったまま脚を開きなさい。余計な口は慎むことです」 命令されるがまま開脚していく。 引き出しの奥から豊子は小さなナツメのような容器を出し、 中の透明なゼリー状のものを中指と人指し指に付け、 何も言わずにツキヨの穴に塗り込んだ。 「あっ…」 突然の冷たい感触に体を硬ばらせ、ツキヨは小さく叫んだが言いつけ通りそれ以上は黙っているしかなかった。 豊子は険しく冷たい表情のままツキヨの穴によく塗り込んでいる。 ヌチャヌチャと静かな部屋にツキヨの穴の音だけが響いている… いつしか部屋には三畳もある大きさの半紙が黒い下敷の上に敷かれ、横には洗面器ほどの器に墨汁が注がれてあった。 ツキヨはさっきに比べて体の芯から熱い何かが生まれてくるのを感じていたが頭の中はその事実を懸命に否定している。 股間が…穴の奥が熱い…あのゼリーみたいな物のせいだろうか…あれは何?先生には聞けない、余計なことは聞けない…。 「ツキヨさん、では始めますよ」豊子の手には長くて極太の大書用の太筆があった。 とっさにツキヨは察したがすでに筆の固い柄の先がツキヨの穴の入り口に差し掛かっている。 ズブリズブリ…筆はゆっくりと立ったままのツキヨに挿し込まれていく… その様子を豊子が上気した顔でじっと眺めて手を緩めず容赦なく埋め込んでいく。 口許に笑みが浮かんでくる。 ツキヨは成す術なく身をまかせているようでいて極度の羞恥からなる興奮にとまどっている。 その変化を豊子は見逃さず、いつものようにツキヨの表情を盗み見ている。 柄を2センチほどと毛筆先を残し豊子は手を止めた。 「これくらいでいいですね、腰を低く落として墨をつけるには」 ツキヨの中には長い筆の柄が埋まっている… ああ、これからすることは… 「密演とは女の体の芯で筆を携え、大書を家元と師範たちの前で実演披露することです」 「その際、女性器に墨を塗り器拓を押すことで刻印とします」 「さ、ツキヨさん筆にたっぷり墨をつけて、思い切り腰を動かして書いてね。 しっかりと窒で筆をくわえて腰を大胆に動かさなければ完成しないから、 さあ、今日からみっちり一月頑張って。よろしいですね?」 ツキヨは穴に筆を挿したまま、おずおずと腰を落とし墨を含ませた。 快感が堰(せき)を切ったように押し寄せ、 一月後に大勢の女の前でこの姿を晒すことを想像すると 穴の奥から濡れた液体が筆をつたっていつの間にか垂れて来て墨汁と混ざりあっていた。 豊子は目ざとく見付け「ツキヨさんくれぐれも筆を落とさぬよう」と 意地悪く扇子でピシャリと尻を打ち、ヌメッた筆を更に押し込める。 豊子の目は妖しい光を湛えている。 「これでこの娘の進む道は決まった…密演後は戻っては来れないわ」 筆を押し込められて余計に感じたツキヨは、押し寄せる快楽の波に薄れいく意識の中で、 家元が来た時にお付きの女性に耳打ちしていた事がわかったような気がした。
完 面白かったらクリックしてね♪ Back PC版|携帯版