ビアン小説♪(素敵な投稿ビアンノベル)

君≧私

□投稿者/やよい一般♪(1回)-(2005/06/30(Thu)13:03:28)
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春が訪れるたびに思い出す。 あの日あなたの手を振り払ったのは私だった。 あれから、4年たった。 今あなたは何してるの? キーンコーンカーンコーン。鐘がお昼休みの時間を知らせる。 トイレで化粧直しを済ませ、カウンセリング室そう私の職場へと向かった。 私は大学で心理学と倫理を学び、昔からなりたかった高校のカウンセラーになった。 今年、私は25だ。 共学のこの学校はここらへんで2番目位の進学校だ。 鍵を開け扉をガチャっとあけた。「何回言えば気が済むの?水野さん。」 『相談したくてさ』 「だからって窓から入ってくるの?」となりの空き教室から渡って入ってくるこの子。 3年生で成績上位。ただすこし孤立している、そして寂しい目をしている。 一匹狼すごくあなたに似合うことば。誰もよせつけない目。 『お昼なにたべたの?』 「おにぎりよ。」 私は窓の鍵をしめる事ができるのにしめていない。 なぜだかは分からない。 ほっとけないこの子だけは。 それにたぶん私にだけほんの少しだけ。 たまに心を開いてくれる。真っ黒な短い髪の毛でくりくりな目。背も私より10センチくらいたかい。 「授業は?3年生は視聴覚室で集まりでしょ?」 『人がおおいとこって息がしにくくならない?』 「分からない、あんまり行かないから。私も好きなほうじゃないわ。水野さん進路は確か〜地方の大学よね?なんで都心から離れるの?」 『卒業したら引き取ってくれるって。おばさんが。』 この子は中学の時両親をなくし家の近くに住んでいた遠い親戚に引き取られたと聞いた。 『なんか、裕福だしそっちのがいいかなって思ってさ。』 「そぅ、貴方がそれでいいなら何も言わないわ。」 缶コーヒーを飲む彼女。 寂しげ、あまりというかほぼ笑わない。 笑わないんじゃなくて笑えないってゆう雰囲気だ。 すごく私からみて魅力的だと思う。笑えばもっときれいなのにな。 『先生、こっちきて』手招きする。 「いやよ。」手を強引にひっぱられた。口を塞がれた。 強引なキス。アタシじゃなくてもよさそうな感じだ。 キスしかしない関係すごくなんか虚しい。「やめて。」 私は泣きそうになる。すると『ごめん』ここで終了。 手もつながない、私からはこれ以上私からは求められない。 卒業まであと、4ヵ月。 ガラッ。私はすぐ立ち上がった。 『あったかぁーい』生徒が3人来た。 アキそぅ水野さんの下の名前。 アキは『いく』と言って部屋をあとにした。 『ねぇ先生よくくるの?水野さん。』 「まぁちょくちょくくるわ」 私はまだあのキスの余韻が残っている。 『マジで水野さんかっこいいよね。やばいかっこいい、しゃべったことないんだ同じクラスなのに』 そぅ彼女はすごくもてる。 疲れた〜パソコンを閉じた。目を擦る、唇をさわるあの感触忘れられない。 さてと帰るかな、コートを羽織った。 階段を降り薄暗い廊下を歩く。 あ〜車の鍵忘れちゃった最悪。 『先生!』ふと振りかえる。 2年生の男子生徒だ。 「どおしたの?」 『相談があって…』 「私も忘れ物があるから行きましょう。」 体が小さいこだった。名前が出てこない‥ 扉をあけた、やはり寒いエアコンをつけた。 「今、紅茶入れるからね」 『すみません。』 「座って。」 ソファーは3人位座れる広さだから2人で腰かけた。 「もう少しで暖まるからね、どうしたの?なんか悩んでるの?」 うつむいている。 こうゆう時はゆっくり優しく接してあげる。 「名前は?」 『太田です。』 「どぅして私と話そうって思ったの?」 どうでもよさそうな事から入る。 『先生に聞いてほしいことがあって』声が震えてる。 しゃいなんだなーと思った。 「いいよゆっくりで。」 私の目をまっすぐみて『好きなんです』 あっけにとられた。 「ありがと、でもね私は立場上ここで雇ってもらってるの。だからそうゆう風にみれないの。」 『関係ないじゃないですか!』 強く反感してきた。 「あるのよ。」 あの感触じゃない、感触が私の唇から伝わった。 「やめなさい!」必死に抵抗した。 体はまだ中学生位なのに力は大人とかわらない。 『オレがこんなに思ってるのに!』 胸に手が伸びてきた。 「やめて!」いやだ本当に… ガラッ。 『あっ…』太田君の力が弱くなった。 あきだ。 あきがいった『出てけよ、ここはそうゆう場所じゃない。』 走りさっていった。 私の乱れたワイシャツにあきがコートをかけた。 私はなにも言えなく黙ってる。 『隙がありすぎなんだよ!』 すごい声で怒鳴った。 私は涙がでてきた。不覚にも拭いてもとまらない。 『あっ?泣いてないでなんか言えよ!!こなかったらどうしてたんだよ!そのままやられてたのかよ?!』 「ごめんなさい。助けてくれてありがとう。」 必死に平然を装った。 涙がとまらない。 あきがソファーに腰かけた。 私は唇が切れるくらいに袖でこすった。 いやだった分からないけど今、目の前にいる人以外とキスするのがこんなにも嫌だと思った。 『おいやめろよ。』 私の手をひっぱった。 優しく私の唇を親指で触った。 『分かる?オレはあんな場面見て優しくできるような心の広いやつじゃないんだ』 優しく涙を拭き取ってくれる。 『約束して、絶対2度とこんなおもいさせないで。』 付き合ってもないのに…えっちもしてにいのに。 私はうなずいた。 初めて、あきが優しく抱き締めてくれた。 初めてだったあんなに怒ったあきをみるのは。 初めてだった優しく抱き締められたのは。 それから私はドキドキなのにあのコはいつもの調子だ。 ただ一つだけかわったのは。 廊下で通りすがる時あきが手に一瞬触れてくる。 通り過ぎたあきの顔どんな顔してるんだろう? 私?私はもちろん俯いている。 顔がにやけて真っ赤なのを隠すため。 卒業まで3ヵ月 1月に入った。冬休みはあきには会わなかった。 1月20日は私の誕生日。 休み明けドキドキしたそれと同時に不安もあった。 休み中あきにあわなかったから。 学校では普段と変わらずあきはちょくちょくサボりに来る。 いつも通り2人になればキスをする。優しく抱き締めてくれる。 もぅ分かっていた自分の気持ちが。 雪がほぼ降らない東京にパラパラ雪がふった、私の気持ちを乗せて降ってきた。 好き、積もらないがいっぱい降ってきた。 今日は私の誕生日の日だ。 内心すこしドキドキしている。 お昼を過ぎた、あきは来ない。 5時間目にやってきた。 いつもとかわりない。 むっとして、キスを拒んだ。 いつものように教室に戻った。 知らなかったんだな〜少しがっかり。 帰る支度を済ませ、廊下を歩いた。 コートのポッケから車のキーを取ろうとしたらガサッ! 「なんだ?」 小さい箱。開けてみる。 ピンキーリング。 小走りに駐車場へと向かった。 やっぱり。 顔を整えたにやけないようにしっかりと。 私の車によりかかり、寝ていた。 近寄り頬を触った起きない。 まわりを確認したホッぺにキスをした。 『初めて先生からしてくれたね』 やられた寝たふりだった。 どっちが大人かわからない。 だが、今日はお祝いの日。しかも、すごくプレゼントがうれしかった。 「送ってってあげる」 『ん、ありがと。』 車に乗り込んだ。 「ありがとう本当にうれしい」 恥ずかしかったけどがんばって言った。 『約束、ピンキーリングは小指につけるから約束を守るんだよ。』無表情に言った。 「なにを約束するの?」 『言わない。けど守って』 「分かったわ。」 その約束は私たちにとって重大な事だったあとになって気付いた事。 あと、冬休み多分バイトしてたんだな。 だって値札がついていた。おこずかいじゃかえない額だったから。 こんなにもうれしいプレゼントは初めてだった。 こんなにもうれしい誕生日は初めてだった。 あきは手を伸ばしてきた、私と絡み合った手。 なんでよ!!もうついちゃった! 『ありがと、また明日だね』 あと少しだけいたいでも、「うん、ありがと。」 ガチャン! あーー淋しい。 トントン 横を向いた。アキが首もとから何かを取り出した。 ぺ・ア・だ・よ ネックレスのチェーンに通していた。 卒業式まであと1ヵ月。 不安だった、どうなるんだろう? ソファーでくつろぐあき。 「ねぇ?」 『ん?』 目を合わせず天井を見つめてるあき。 「なにもないわ」 聞けない恐くて。 そんな事を繰り返し、卒業式まで3日前。 ソファーによりかかりながらあきは言った。 『せんせ?』 「うん?」 『この先考えてるおれらのこと?』 「あなたがしたいようにしなさい。」 なんで大事なことを口にできないんだろ。 『ふぅーん、分かった。』 終わりなのかな?やばい、泣きそう。 「トイレ」 『待って。』手をつかんできた。 「なに?」ガララ『せんせぇーい!』 ぱっと力強く手を振り払った。 何も言わずにあきはたちさった。 卒業式も私はしゃべりかけられなかった。 そして、あきの高校生活も私たちもおわった。 あれから4度目の春がやってきた。 あれから4度目の卒業式だ。 私は留年してるんだろうなあきと過ごしたあの時間のなかで。 あきも卒業だ。 私はあきの大学を知ってた行こうと思えば行けた。 恐くていけなかった。 拒否されたら?終わりだ。 部屋にむかう。 何回後悔しただろ。 あきなにをしてるの? 私はあの時のままだよ。 年をとっただけしかかわらない。 ガチャ。 窓開けっ放しできちゃった。 風がきもちいい。窓にむかった。 手にあの感触が走った。 「危ないのよ、何回いえばわかるの?」 まだ後ろを振り返ってない。 『なんで鍵じゃあしめないの?』 「待ってたの。どこかのだれかを。」 『どこかのだれかって?』 「あなたしかいないでしょ?」 振り返った。 大人っぽいあき。 4年の月日を物語る。 『長かった〜4年間。ちゃんと待っててくれた?』 「どうかな?いっぱい楽しんだわよあなたがいなくても。」 『ふっ』すかして笑った。 いつから笑うようになったの? 「なによ、いっぱい楽しんだんでしょ?私の前で笑わなかったくせに。」 大人気ない自分。 『本当にそうだとおもう?前も今も先生しか見てない。』 「4年も連絡なしで?」 『就職こっちで決まった。大学は金だしてもらってるから勉強しかしなかった。』 あの冷たいしゃべり方はまだ残ってる。 目の前にいる。 無愛想で無口な私の天使。 私はあの時から変わってないのに…。 「私がこの4年間ずっとくるしくて。会いたかったのに。あなたは急に現れて」 『先生こどもっぽくなったんじゃない?』 「子供でも赤ちゃんでもなんでもいいわよ。」 あの日のように涙がとまらない。 『ごめんね待たせて。』 私から抱きついた。 『もう離れないよ。』 私の手をとり、指輪を外した。 『外したことなかったでしょ?』 なんでわかるんだろう? 『ほら見てみなよ。』 指輪の裏っかわに文字が掘られてる。 Iyouathing 『先生はオレのだよ。誰にもわたさない。』 私たちはこれからだ、ゆっくり確実に2人の時間を作る。 「好きよ、あなたはキスだけしかしてくれなかった。」 『ちゃんとしてから抱きたかった。中途半端なまま先生を抱きたくなかった。』 春の風こんなに気持ちいんだ。 『先生キスでもしませんか?』 私たちが再会してから1週間が過ぎた。 「もしもし?」 なんでこんなに緊張するんだろう。 『めしでもくいにかない?』 「そうね。1回帰るから7時に家に迎えにいくわ」 『ありがと、じゃあ待ってる』 ふー、ここの所まいにち一緒にいる。 4年間さびしかった分がどんどんかき消されてくように、幸せだ。 7時にあきのアパートの前についた、もう家の前にいた。 「ごめんね、待った?」 『いや、さっきでた所だから。』 「なに食べたい?」 『軽く飲みたいな』 私の知ってるあきはお酒なんて飲まなかったのにな。 「分かった〜たまにいく個室でいい感じの飲み屋にいこ。」 『誰とたまに行ってたの?』 少し表情が怒ってる。 「ばかね、姉としか行かないわよ。友達多いほうじゃないから。だれかさんと一緒で」 『よくゆうじゃん。』するっと手を握ってきた。 お店についた。すごく感じのいい店。 意外なあきの弱点を知ってしまった。 あまりお酒が強くない。 1時間位であきは微酔いになっていた。 知らなかったかわいすぎる。 「仕事はうまくいってる?」 あきは大手企業に就職した。 『あー忙しいけどそっちのがいいよ、時間が早く感じてさぁ、早く先生に会えるきになるから。』 不意にこんな事言われたら顔がにやけてしまう。 たばこをとりだし火をつけた。 『今日、俺んちこない?』 「別に明日休みだし大丈夫よ。」 私の手をとった。 『彼氏とかいたの?俺とあうまえ。』 「まぁこの年になると」 きまづい質問。 『そんな過去消したい、こんなにキレイで細い指ほかのやつに触られたくなかったな。』 「自分だっていたでしょ?」 『俺の気持ちは先生だけだよ?』 からだわ?聞かなかった。 『たぶん世の中で1番俺が幸せだな。こんな綺麗な彼じょがいて。』 初めて、付き合ってるみたいな事を言ってくれた。心底うれしかった。 「いつからそんなにしゃべるようになったの?」 『先生だけ。』 私しか知らないあき 『いこっか?』 「うん。代行呼ぶね」 自宅についた。 『見てびっくりしないで?』 「しないわよ」 びっくりした。何もない。 ベットと灰皿が1コ本当にそれだけ。 『なんもないからつまんないと思うけど。』 「必要ないわよ」 私も酔っていた。 『シャワー浴びなよ。』 「ありがと。」 シャワーを浴びてる…どうなるんだろ? 「ふぅーありがと。」 『適当に台所から飲み物のんでよ。じゃあシャワーあびてくる。』 「うん。」 冷蔵庫をあけた、予想どおり飲み物しか入ってない。 私はお茶を取り出した。 あきがでてきた。 『ふぅー熱い。エアコンいれよ。』 普段は全身黒い服で固めてるあきが半ズボンにTシャツ、足も細いながらいい筋肉がついてる。 たばこに火をつけた。 『みわ?』 ドキっ初めて名前で呼ばれた。 「んっ?」 『寝よっか?』 たばこの火を消した。 どぅ距離をとればいいか分からなかった? 『なにやってるんだよ、もっとこっちこいよ。』 腕枕をしてくれた。 『おやすみ』 寝るってそっちの寝る?少し残念な気持ちだった。 目を閉じた。 『なーんてね。』 「もっ」 口をふさがれた。 熱いとろけるキス。 「んっ…」 声がもれる。 胸に手がきた。 Tシャツのなかに手が入ってきた。 ブラをはずし、ひんやりとした手が。 私の乳首を転がす。 「あっ…はっ恥ずかしいから電気けして」 『無理、みわの全部を見たい。』 「もっ…あっ」 全部脱がされた。 熱いキス。 口が胸にまできた。 思考回路0ただ1つ。 抱かれるってこんなにもいいもの。 「キャッ!はず…」 あそこに顔をうずくめてる。 舌使いがうまい。 「あっあっ」 体が震える。 腰があがってきたと同時に指をいれてきた。 『みわきもちぃ?』 「んっあっ、んっ」 腕で顔を隠そうとすると、妨げられる。 指を2本いれられた。 どんどん早くなる、いやらしい音と二人の荒い息が響く。 「あっ、イッイッ」 絶頂を迎えた。 ハァハァ言ってる。 あきが指をすっと舐めた。 「汚いからやめ…」 余韻が残り、声が震える。 『汚くないよ。』 強く抱き締められた。 『絶対離さない。』 「離れられない…。」 あきの愛が伝わってきた。 2人はぐっすり眠った。 昼すぎ目覚めた。 アレ?あきがいない。 探してみた、「フフフ」 ベットから落ちてる。 また新たに発見した。 寝相が悪いんだあきは。 布団をかけると『んっ』 腕を私のくびにのばした。 『みわ‥こっちおいで』 言われるがままキスをした。 今この瞬間は私たち2人のもの。 ほかにはなにも求めない求めるものはおたがいだけ。 『眠い…しかもくびとか体が痛い。』 「当たり前よ、ねぞうわるいんだから」 だからベットがやけに広いサイズなんだと思った。 『ベットにいこ』 抱っこされた。 アタシの赤くなりすぎた顔。 『ふっ、こんだけ可愛いコが毎朝いるなら低血圧なおりそうだな。』 さらに赤みをます。 抱き締めあった。 もぅねてるし。 幸せって恐い不幸よりも。 「そろそろ帰るわ」 『んっ。あっ腹減ってない?』 「確かに。」 もぅ3時過ぎお腹が減ってきた。 『うちでくってきなよ。』 「食材あるの?」 あっ!って顔をした。 『帰る…?』 んーと考えた。 「明日、日曜だからうちにこない?ここよりは食べるものあるわよ。」 「すぐ支度する。」 支度をすませうちにむかう。やばい! 「20分…15分たったらあのマンションの4階の一番奥にきて」 やばいやばい。 『わかった。』 鍵を渡し何事もないように家にむかった。 なかにはいった。 散らかった部屋を片付けなきゃ。 リビングにつくと『汚くないじゃん。』 あーもぅ! 「言ったでしょ?覚えてないの?」 『待てとか待たないとか?先生あれ誰に言ってたの?』 この野郎と思い。後ろから抱き締められている手を振りほどいた。 やばい寝室にはあれが…。あなたの拡大コピーの写真が貼ってある。 まずいどうしよう。 「あっお風呂入れば?」 『入るなら2人で。』 よしっ後からはいるって先に入っててもらえば。 「わかったタオルとかもってくるから先入ってて。」 『んわかった』 するとバスルームにむかった。 私は寝室にむかい例のものを隠して、バスルームにむかった。 『早くおいで』 浴槽に入った。 本当に緊張する。 ただ単にお風呂だからじゃない。 こうゆう魅力なんだと思った。 『好きだよでもさ、毎晩あんなに見られたら恥ずかしいよ。』 「あっ!……」 恥ずかしすぎる。 『好きだよずっと。』 強くうしろから抱き締められた。 完結