君は、どうする? 			投稿者:ゆきと 投稿日:2002/03/01(Fri) 01:10 No.208 


さぁ、教えてくれる? 君なら私にどうして欲しい? 私がまだ触れてもいないのに濡れているここは…、 この目で君の生まれたままの姿を見ているだけなのに 浅い息を吐き出している口元よ、 うっすらと涙を浮かべるその瞳よ、答えて。 「私に、どうして欲しい?」 欲望に囚われた可愛い人、 君が望むならどんな事でもしてあげる。 それが私の幸せだから。 でもね、望みは口に出してくれないと分からないよ? 「ほら、ちゃんと答えて。  このままでは君はおかしくなってしまうよ?」 「あ…あぁ…っ…お願い…」 「お願い?私に叶えて欲しい事があるの?」 きっと自分は今、 刻薄な笑みを浮かべているんだろうね。 でも、仕方が無いと思わないかな? こんなにも愛しい君が私を求めてくれて、 あんなに気高い君が私に懇願しているんだよ? そんな君の姿を見るのが、 私は堪らなく好きなんだ。 気が付いてるかな、 君を責め立てる言葉とは裏腹に 私は君が欲しくて欲しくて… 『…私の気が狂いそうだよ…』 でも私は卑怯だから 君が言葉にしないと最高をあげない。 この手で誰よりも愛しい君を昇らせたい、 それに相反するかの様に沸き上がる思いは、 このまま、ただ君の懇願に満ちる瞳を眺めたい。 ねぇ、愛しい貴女よ。 私は君が歌いあげる天上の調べがとても好きだよ。 柔らかく弾力のあるその胸も、 涙に潤むその瞳も、 縋るように私に押し付けてくる なだらかな腰も全て…。 「君が好きだよ、愛してる…」 だから、今日だけは君が口に出せないでいる 願いを叶えてあげる…。 その淫らな腰で、今夜も私だけを酔わせて…。 幾夜抱いても尽きる事の無い欲情を、 今だけでも沈めて…。 君の甘い蜜をこの体に…。 そして、 この愛を君に…。 でも、その前に。 「答えて…」 私ニ、アイシテ欲シイ…?