ビアンエッセイ♪

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■16918 / inTopicNo.21)  目隠し
  
□投稿者/ ヤス 一般♪(4回)-(2006/10/15(Sun) 21:49:23)
    悪戯好きだったあたし
    あんたの驚く顔可愛くてさ

    一緒に歩いてて 不意によく隠れたりしたよな
    ふりむいて必死にあたしを探すあんたがかわいかった

    あんとき後ろからじゃなく、前からわざと目隠ししてやったんだ
    あんたは笑ってたね
    わかってるくせにさ

    ー―誰だろ(笑)
    また目隠ししたいよ
    今度は後ろからさ(笑)
    ◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

    つぎは『ディナー』でお願いしまーす

    (携帯)
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■17087 / inTopicNo.22)  ディナー
□投稿者/ なお 一般♪(1回)-(2006/10/27(Fri) 23:03:19)
    『今日は金曜の夜だよ?!』っと彼女は言った。
    あたしはいつも“金曜の夜”は暇なんだよね…。
    あなたが一人淋しい夜を越さない為に…。
    『せっかくの週末なのに』と笑いながらあなたは言うけど、あたしにとってはあなたと過ごせる最高の週末。
    あなたに最高の週末を過ごしてもらうために、今日はどこでディナーをしましょう♪

    お初です☆微妙な話になってしまいました(汗)
    次は『シャワー』でお願いします☆

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17089 / inTopicNo.23)  シャワー
□投稿者/ つちふまず ファミリー(185回)-(2006/10/28(Sat) 00:39:27)
    ハァ、ハァ…。



    夕暮れ時のホームは、人多過ぎ。
    しかも仕事着の上にヒールじゃ走りにくい。


    ─三番線に電車が入ります。お下がり下さい。


    アナウンスの声に一息ついて、ボタンを外す。


    何とか間に合った。




    やっと、だね─


    ドアの窓に映るニヤケた顔を引き締めて。


    一番にどんな言葉をかけようかと頭を働かせる。


    あー…。
    思い浮かばない。



    彼女は。
    どんな顔を見せてくれるだろう。


    忙しかったここ最近。


    夜12時過ぎにかかって来る電話に、
    きちんと対応も出来ずに寝ぼけていた私を。


    …まだ怒ってるかなぁ。



    不安もよぎる。


    でも、
    会いたい気持ちには敵うはずもない。




    今日は─


    待ちに待った日だから。


    それなりの決意と、
    言葉を。
    沢山あげたい。




    …不安だったよね。



    でも─
    ごめん、なんて言っても喜ぶはずもないから。




    きっと会えた瞬間に心は決まるはず。





    はやる気持ちが、
    私の額に汗を浮かばせる。




    待ち合わせの駅へと電車は滑り込み─


    再び走り出し、
    改札を抜ける。


    周りを見渡し、
    上着のポケットから携帯を取り出す前に。




    …ああ、いた。


    口元が緩む。
    一歩、二歩と近寄ると。


    振り返り。


    目が合い。




    疲れてた、
    はずだったのに。


    肩の力が抜ける瞬間。




    「…お疲れ様」




    どんな事があっても。


    笑ってくれるね。


    いつも。



    「うん、お疲れ様」



    照れくさくて、目が見れないけど。



    「汗かいてるし」



    彼女は自然な手つきで私の前髪に触れるから。



    「暑くて」


    「何食べようか」


    「とりあえずシャワー浴びたいなーなんて」


    「…馬鹿」



    冗談を交わしながら、街へと歩いて行く。



    くっつきたくなるのに、きっと時間はかからないと感じる瞬間。



    頑張って来た自分を、素直に許せる瞬間。


    ホッとする。でもドキドキする。




    今日は─
    今日は大事な話しがあるから。


    覚悟しといてね。



    「青だ」


    「お腹すいたねー」





    黄昏時のスクランブルの交差点─









    会えずに交錯していた二つの気持ちが一つになる。









    はい(^O^)
    次は…「引っ越し」で。




    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17094 / inTopicNo.24)  引っ越し
□投稿者/ ハッカ ちょと常連(70回)-(2006/10/28(Sat) 21:26:56)
http://id29.fm-p.jp/20/haccafe/
    引っ越しするんだって




    そのニュースが飛び込んできたのは




    今週の木曜日





    あの人はいつものスーツ姿でお店にやってきた





    「うちの看板娘が淋しがるわ〜」





    その言葉に




    目が合うと






    いつものようににっこりと笑った






    「いつも可愛いね♪」





    あ…




    ……胸が…痛い………





    『大好き』





    そっと呟くけれど





    ぱちん



    喉の奥で弾けて声にならない




    「今日で君と会うのも最後かなぁ…」





    最後の声?






    最後の笑顔?






    そう思ったらいつも痛む胸がじんわりと痛かった






    ……追い掛けられたらいいのに





    あなたのそばにいれたらいいのに






    私は






    クリーニング屋さんの看板娘で





    「元気でね?」






    行かないで…そんな言葉もかけられない






    だって






    だって…






    私は『猫』だから







    だから





    あの人のぬくもりを忘れないように





    そっと体を寄せた





    ………………………………
    次のお題は『二度寝』♪

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17100 / inTopicNo.25)  二度寝
□投稿者/ さぼ 一般♪(2回)-(2006/10/29(Sun) 01:06:22)
    「起きろ」
    「いってぇ!!」

    思い切り頭を蹴った。
    当然声をあげた。
    起きるものと思ったが、いきなり私の体に抱き着いて来たもんだから、支えきれずに倒れてしまった。

    「おい。こら寝るな!」
    「今日はーごろごろしよー」

    そう言うと、彼女はすやすやと眠ってしまった。

    「ぁーーもぅ。阿保め」

    その寝顔を見て、やっぱり可愛くて
    大変不本意だけど、好きなんだと再確認してしまう。
    結局寝てしまい、起きたのは昼過ぎ。
    当然蹴りをプレゼント。




    お粗末でした。
    次は「拳のスキンシップ」で。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17134 / inTopicNo.26)  拳のスキンシップ
□投稿者/ リモコン 一般♪(1回)-(2006/10/31(Tue) 01:04:44)
    「えへへ〜♪」

    「ウザい!!離れろ!!」

    「い〜や〜だぁ〜♪」

    「キモい!!離せバカ!!」

    ニヤニヤしてるあたしの腕の中で、ジタバタしてる彼女。

    もう、パンチも蹴りも数えらんないくらいくらってる。

    「あんた絶対Mでしょ!?」
    背中にパンチをくらわしながら暴れるあなた。

    ま〜、確かにあたしMだけどさ、そんなパンチきかないよ。

    気付いてる?あたしがギュッてするたびに弱くなってるの。そんなネコパンチ、全然きかないよ。

    体中アザだらけになってもいい。あと5分。あと5分だけ抱きしめさせて。
    あたしはバカだから時間かかるんだよ。

    あなたの温もりを覚えるのに。あなたの匂いを覚えるのに。


    失礼しました。次は『星空』でお願いします。


    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17135 / inTopicNo.27)  星空
□投稿者/ 昴 大御所(261回)-(2006/10/31(Tue) 02:14:34)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    離れているけど…

    君の住む街に

    この空は繋がっているんだね



    そう書くと



    同じ星空を見つめているのね


    君は返事をくれる…




    ごめん

    都会の空に

    星は見えない



    でもネ…

    見えない星空よりも

    君の心を近くに感じるよ…




    §§§§§§§§§§§§


    次は『眠い』でお願いします


    (ρ_-)o





    (-.-)zzZ

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17139 / inTopicNo.28)  眠い
□投稿者/ せれ 一般♪(5回)-(2006/10/31(Tue) 23:42:32)
    彼女はいつも、キスして欲しいなんて言ってくれない。

    たった一言が聞きたくて、私は先にベッドに入る。
    彼女は電気を消して、私の隣に滑り込む。

    このときだけ、彼女は言う。
    「おやすみのちゅーは?」

    至福の瞬間だ。

    でも私は彼女の「おやすみ」を聞いたことがない。
    たった一言で私のスイッチが入ってしまうから。

    今日も私は寝不足だ。


    ------
    失礼しました。
    次は「マグカップ」でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■17150 / inTopicNo.29)  マグカップ
□投稿者/ 映美 ちょと常連(74回)-(2006/11/01(Wed) 23:12:43)


    「ねぇ、今日の仕事どうだった?」


    「うん、うまくいったよ^^」


    電話の向こうのあなたに頷く


    ベランダから夜空を見上げる


    「今夜は星がキレイ〜、ね、見えてる?」


    あなたの声が発信する方角の空を眺める


    「うん、見えてるよ〜」


    「外寒いでしょう〜、もう中入ったら・・・」


    「うん、あったかいコーヒーでも飲もうかな〜」


    「いいね〜、じゃあ 私もいれてこよ〜っと・・・」


    「じゃあ〜 5分後にまたCallするね♪」


    あったかいマグカップ片手に、あなたに発信する・・・


    貴女と、ペアのマグカップ


    遠い空の下の貴女とわたし


    真夜中 電話でデート


    今、マグカップを持つ


    ふたりの手のあったかさは同じ…ね…♪




           
                 

    次のお題は【寝言】でお願いします^^







引用返信/返信 削除キー/
■17154 / inTopicNo.30)  寝言
□投稿者/ 昴 大御所(264回)-(2006/11/02(Thu) 02:07:50)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/
    2006/11/02(Thu) 02:12:23 編集(投稿者)

    貴女が寝言を言う女性(ひと)だってことは

    前からわかっていたわ


    だけど何なの

    今日の寝言



    大好きだよって


    一体誰に言ってるつもりなの?



    他の女性(ひと)の名前なんか呼んだら

    ぶっ飛ばしてやるのに


    そう思っていたら…

    ズルいわ

    私の名前を呼ぶなんて



    起きていたら

    照れてちっとも言ってくれないくせに


    夢の中で

    愛の告白をするのネ



    堪らなく愛おしくなって


    ベッドの中の貴女の隣に躯を滑り込ませる


    貴女を起こさないように

    そっとその髪に口づけた



    §§§§§§§§§§§§

    すいません寝呆けているのは昴です


    お題書き忘れるとこでした(汗)


    という訳で…

    次のお題は『忘れん坊』でお願いします
引用返信/返信 削除キー/
■17157 / inTopicNo.31)  忘れん坊
□投稿者/ 季璃子 一般♪(1回)-(2006/11/02(Thu) 17:22:37)
    「そしたら、またね」 


    見送るあなたに手を振る


    あの角を曲がるまでいつも見届けてくれる
    あなたの視線を背中で感じる


    そうだ忘れてた・・・


    ふりかえると、あなたはまだ立っていた


    「ねー、忘れてた〜」


    走ってあなたに戻る


    「今度はなに?(笑)」


    借りてたCDをバックから取り出し
    さしだすと、あなたは笑った


    「忘れん坊だな〜、さっきは、駅で切符を取り忘れてたし まったくぅ(笑)」


    おでこを弾くあなたに苦笑い


    あなたといると他のこと忘れちゃうの


    忘れん坊は半分はあなたのせいかも ごめんね♪



    ----------------------END-----------------------



    次は 「サングラス」でお願いします



引用返信/返信 削除キー/
■17168 / inTopicNo.32)  サングラス★
□投稿者/ ゆままん 一般♪(1回)-(2006/11/04(Sat) 15:59:12)


    「....アキ先輩っていっつもそれかけてますよね」



    そろそろマフラーをしている人が目立ってきた寒い季節。

    あたしはアゴまで隠すようにおっきいマフラーをしてる。


    「アタシのチャームポイントなの。コレ」



    先輩はそういうとそのサングラスをくいっっとあげた。



    似合うんだよ。

    似合ってるんだよ。


    長い黒髪と革のジャケット

    そして薄いブラウンのそのサングラス。


    悔しいけど、
    その姿はそこらへんの芸能人にも負けてない


    「...いぃなぁ〜似合ってて!」

    アタシなんかがかけると、
    そいつは当然似合わなくて、
    しかも思いっきり顔からはみだしてしまう。




    「かけてみる?」


    そう言うと先輩はそいつをアタシにかけた。

    サングラスを外した先輩の顔は
    また違う一面を見せる。


    メガネを外したらがっかり....
    なんてことは毛頭なくて、

    凛とした瞳
    大きい目。
    見つめられるだけで固まってしまう


    これってメデューサじゃん。



    バレないように頬を赤くして、
    マフラーでアゴまで覆って、
    顔に合わない大きなサングラスをしているアタシは、

    まるでちびっ子ギャング。




    「おぉぉ。ゆまも似合うじゃん♪」

    そういっていたずらっ子ぽい笑顔をむける人。



    「....サングラスはね、
     ドキドキしてる表情とか自分の感情も隠してくれるから、
     
     アタシの必需品なの」

    先輩はまっすぐ前を見据えながらアタシに話しかけた。





    「特に、ゆまといる時はね」







    ........一瞬心臓が止まった。
        

     鼓動の速度倍速モード。



    なんで!?どうして!?と聞きたくて
    モジモジしているちびっ子ギャングと、

    にひひといたずらっ子の長身二人。



    アタシもサングラスが必要になるかもしれない。







    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    NEXT【彼氏持ちの人】

    よろしくお願いします♪

引用返信/返信 削除キー/
■17171 / inTopicNo.33)  彼氏持ちの人
□投稿者/ 金丸 ベテラン(222回)-(2006/11/04(Sat) 22:20:57)

    あえて聞かない質問がある。

    あえて言わない答えがある。


    部屋の所々に

    男物の雑貨がある。


    ひげ剃り

    ヘルメット

    カバン



    歯ブラシ

    帽子


    見る度少し

    寂しくなる。



    あぁ


    よく来てるんだ



    「散らかってるけど。」


    確かに色んなものが

    至る所にある。



    電話をかけて

    ものの数十分でこの場所に来れる証拠がチラホラ


    そして


    長く居られる証拠がチラホラ。


    だから


    だから私はあえて残さない


    何度も確認して


    残さないように。



    電話が鳴ったら


    私は遠くを見つめる


    遠くのものに私を託す。


    ただ


    2人きりのこの空間だけは


    2人きりのこの時間だけは



    忘れたい


    あなただけをみたい



    あなたが他に誰を愛そうと関係ない


    私があなたを愛し


    あなたが私を愛してくれてると


    感じられれば


    もう後は


    なんでもいいよ



    だから


    あえて聞かない質問がある。


    あえて言わない答えがある。



    この時間だけは


    ただ








    ----------------------

    次のお題は


    [お香]でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17196 / inTopicNo.34)  お香
□投稿者/ なお 一般♪(3回)-(2006/11/09(Thu) 20:46:29)
    久々にあなたと過ごす金曜の夜…

    あなが誘ってくれた行きつけのBAR…

    マスターが焚いたお香にあなたはすがさず『キライ』と一言…

    『えー!この香りスキなのに!!』とあたしは不満顔

    あたしとあなたはホントに気が合わないのよね…
    それでもあたしはあなたと居たい…

    お次は 連休 でお願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17197 / inTopicNo.35)  連休
□投稿者/ 美砂 一般♪(1回)-(2006/11/09(Thu) 22:05:08)
    2006/11/09(Thu) 22:06:23 編集(投稿者)

    お互い仕事が忙しく逢えない日々が続いたけれどやっとお互い連休がとれた。



    「明日はどう過ごそうかな」とふと思った。

    最近、彼女に触れていなかったから一日中彼女に触れていたいと思った。

    私たちの間に誰も入れないくらいに強く抱き締めたいと思いながら眠りについた…。


    次は「声」でお願いします<(_ _)>

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17199 / inTopicNo.36)  
□投稿者/ 蓮 一般♪(1回)-(2006/11/10(Fri) 00:11:24)
    2006/11/10(Fri) 00:12:01 編集(投稿者)

    「蓮」

    後ろから、そう呼ばれた気がした。

    呼ばれるはずがないのに。



    あいつの信頼を裏切る形になってしまい、早一週間。

    体重は5キロ落ちた。

    ついには幻聴まで聞こえるようになったらしい。


    「蓮」


    呼ばれるたびに、私は振り向く。

    そこに君が居ないのは百も承知さ。

    ただ、すがっていたいんだ。

    『もしも』の奇跡に。



    「蓮」

    名前を呼ばれ、私は振り向く。

    今はそこに君が居る。

    なんでもない、ただそれだけの事だが私にとっては重要なこと。


    「蓮」

    いつまでもそう呼び続けて。

    何度でも、何度でも振り向くから。



    ************************

    次は『寒い』でお願いします。


引用返信/返信 削除キー/
■17204 / inTopicNo.37)  寒い
□投稿者/ せれ 一般♪(7回)-(2006/11/10(Fri) 01:55:28)
    2006/11/10(Fri) 01:59:05 編集(投稿者)

    「肩は冷えても風邪引かないんだって」
    と彼女は言った。

    「へぇー」
    と何気なく答えながら、心の中でニヤッとした。
    キミは肩まで布団をかぶっているからいいけれど、キミに腕枕しているから、わたしの肩は布団から出ている。
    ヒトに寒い思いをさせながら、いい気なものだな、コイツめ。ってね。

    待てよ。「…だって」と言った?
    そうか。調べてくれたんだね。
    私の肩がいつでも冷えているのに気づいていたから、風邪を引かないかと心配して。

    「肩冷えちゃうね。大丈夫?」なんてセリフは口にしない、ちょっとクールな彼女だけど。

    私はますますニヤニヤしてしまう。

    でもね、やっぱりちょっと寒いよ!

    *-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
    こんなこと一人で書いてるのも、ちょっと寒い(笑)

    お次は「楽園」でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■17205 / inTopicNo.38)  楽園
□投稿者/ さぼ 一般♪(4回)-(2006/11/10(Fri) 14:12:55)
    静かに息を吐いて、ソレを見つめる。
    もう動く事も、話す事も無いソレ。

    手にある紙には「さよなら。どうか幸せに」それだけ書いてあった。
    手にある紙を静かに握り潰した。くしゃりと短い悲鳴をあげて形を失う。

    「ば・・かだなぁ。」

    力なく笑うと、ギラリと光るものから赤いのが落ちる。
    「貴女がいれば、この世界は楽園なのにね」

    もう動かない貴女に口付けを落として、傍らに腰掛ける。

    「さぁ、行こうか。」



    楽園へ

    その言葉を告げる前に、私は旅立った。




    お粗末でした暗くなりました、不快でしたらすみません。
    次は「純愛希望」で。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17223 / inTopicNo.39)  純愛希望
□投稿者/ かなう 一般♪(1回)-(2006/11/12(Sun) 05:01:52)

    -私の体は離れていても
    連れ添う事が叶わなくても、どうか貴方のお傍にこれだけは…




    深爪の指先を舐めながら、そんな内容のドラマを見てた。
    夕飯を食べてそのままソファーで眠ってしまい
    つけっぱなしだったテレビではいつの間にか純愛ものの海外ドラマがやっていた。

    あぁ、綺麗だなと思う


    涙をためて相手を見つめる視線も、縋る可哀相な唇の色艶も。


    いつも短い爪は白い部分がいっこもない
    指先のまるみを決して爪は追い越さない長さで深く切ってある。

    だから舌先で舐めると指の感触は指の腹

    自分の指を見る

    そして画面をもう一度


    あんなふうに
    縋った事は一度もない


    私にあるのは
    指だけ

    指だけか



    ここでいつもなら口を歪めて私は笑い
    ケータイで連絡をつけるだろう。
    メールすれば必ず電話が返ってくるこのメモリの誰かが少しだけ時間を潰してくれるだろう。

    でも、
    飽きてしまった

    誰かに欲で見られること



    指を見る


    女にしては大きい
    指の長い骨っぽい掌


    私はこの指が嫌いだ


    何もない
    空虚な今の私も


    恋をしたいと
    願っては指を噛む。




    End


    散文です。
    次のお題は「集中」でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■17294 / inTopicNo.40)  集中
□投稿者/ ゆらら ちょと常連(69回)-(2006/11/22(Wed) 04:58:43)
    「集中して・・。」

    「ん・・?」

    「ぱらぱらめくってばかりで選んでないよ・曲・・」

    「あっ。ごめんごめん。えっと・・」

    「何考えてたの・・今・・」

    「ん?なんでもないっ・・ちょっとぼう〜っとしてただけ・・」

    私は微笑み、あわてて適当に歌えるレベルの曲の番号を入れた。

    「ふ〜ん・・。私が歌っているのも聴いてなかったんだぁ・・」

    ちょっとすねたような声でつぶやき彼女は私を見ずに言った。

    「えっ・・違うよ。もちろん聴いてたよ〜♪さすがだな〜って

    聴き惚れてたんだよぉ〜♪」私は必死にフォローした。

    「もう曲かかってるよ?いいの・・?」彼女がにやりと笑った。

    「うわぁ・・」私はあわてて立ち上がりマイクを握り歌に集中した。

    「次もあなたの番だからね・・これ、歌ってね・・。」

    彼女は慣れた手付きで本をめくり素早くリモコンに番号を打ち込んだ。

    「はぁ・・しばらく歌ってないとやっぱ、ダメだぁ・・。」

    歌い終わった私が独り言のようにつぶやいた途端に

    いきなりかかるメロディー。

    「えっ!これー?音すごく高いじゃんー!えーっ!?無理ー!」

    「私と居るのにぼうっとしてた罰。歌いなさい全力で。」

    彼女がしれっと言い放った。

    もう歌うしかない。

    おまけにイントロ部分は私の覚悟をまるで

    待っていたかのように歌に入るまで、とても長かった。

    私は歌った。言われるがまま全力で。

    (あっ、声がかすれる・やっ・うわずった・

    あん・無理・・もう・・出ないよぉ・・)

    彼女が満足そうに微笑みながら歌っている私を見ていた。

    「今日はオールナイトね♪あなたの声と体が限界に達するまで

    私、付き合ってあげるから・・☆とことんイキましょ〜♪」

    あ〜あ・・ハイテンションになった彼女にかなうものは無い。

    私は彼女といつものパターンで夜通し歌い壊れ限界まで

    声を発し体を持て余す程熱くほてらせて歌いまくった。

    そして燃え尽きたぬけがらのようになった私に帰りぎわ

    彼女が私の耳元でそっとささやいた。

    「ほんとは何を考えてたのぉ・・あの時・・」

    「さぁ・・。覚えてない。」

    私は焦ってポーカーフェイスを、気どった。

    「もう・・。」つまんなさそうに不機嫌になる彼女を

    ゆっくりとなだめながら私は彼女を駅まで送った。

    ばいばい〜♪と手を振る私を無視するかにのように

    彼女はあっかんべー☆をして電車の窓に消えていった。

    だって言える訳ないじゃん・・。

    君にどきどきしてて歌に集中出来なかった・なんて・・。

    友達なのに・・。

    走り去る電車を見送りながら私はそっと心の中で

    つぶやいていた。



                       END

    ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

    又、長文になってしまいました。
    お題小説も好きなのでいつも
    動いていて欲しいなぁ〜との願いを
    込めて、かなり久しぶりですが、
    書いてみました☆


    次のお題は「おそろいのバッグ」でお願いします。
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