ビアンエッセイ♪

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■16671 / inTopicNo.1)  four season.
  
□投稿者/ やよい ちょと常連(69回)-(2006/09/29(Fri) 04:17:12)
http://id28.fm-p.jp/25/yayoitoyayoi/
    2006/11/25(Sat) 19:13:43 編集(投稿者)

    Spring.




    新しい始まりは何から楽しもうか?



    Summer.




    本当も嘘もこの季節は神様が許してくれる



    Autumn.




    恋の終わりは秋が多いのは気のせい?



    winter.




    キミとやっと寄り添える本当は温かい季節





    four season.

    (携帯)
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■16672 / inTopicNo.2)  キミアレルギー
□投稿者/ やよい ちょと常連(70回)-(2006/09/29(Fri) 04:33:10)
    手紙をもらった




    クラスの女の子から



    そいつの瞳は少し青い




    だから私を見るその目がなんだか




    なんだかね



    大嫌いだったんだ




    みんなの前で



    渡された手紙



    中学生には冷やかしが多いのはナゼ?




    サバを食べたあとみたいに



    体中がソワソワしてる




    やばい‥アレルギーだ



    その手紙を見ずに




    衝動的にごみ箱に丸めてほおり投げた



    哀しいキミの瞳がイヤで



    もっと悪化する



    やっぱりソワソワしてる



    完全にキミアレルギーだった





    今でもたまに思い出す



    お互い喋らずに駅でキミとすれ違うと





    あれは“ソワソワ”じゃなかった




    “ドキドキ”だったよ




    キミアレルギーの本当の病名がわかるまで




    3年かかった私だから




    30年後の同窓会にでも聞いてみよう





    あの手紙の内容を

    (携帯)
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■16673 / inTopicNo.3)  タラコかタコ
□投稿者/ やよい ちょと常連(71回)-(2006/09/29(Fri) 04:54:20)
    いつもキミは撫でる




    いつもは



    「タラコかわいい。」




    いつもキミにチューをする




    そして時々



    「タコちゃんかわいいね。」




    クチビルは昔からコンプレックスだった




    けどキミはなんだか



    アタシのクチビルを愛しているしい




    “タラコ”
    “タコ”




    キミが横に眠る日は目覚めると



    クチビルがなぜか荒れてる




    グレープフルーツジュースが染みるのに




    なぜかイヤじゃないんだ




    明くる日もキミはタラコもタコにも飽きない様子



    “タラコ”
    “タコ”




    思いだし笑いはエロいと



    何度、職場で言われたかな?




    荒れたクチビルを



    眠るキミにチューをする




    これだけは私の内緒




    まだ眠るキミ






    「行ってくるよ、アヒルちゃん。」

    (携帯)
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■16718 / inTopicNo.4)  さよならティーチャー@
□投稿者/ やよい ちょと常連(72回)-(2006/10/05(Thu) 00:40:05)
    夏休みが終わった、
    秋がもうくる。



    見慣れた校舎、
    通り抜けていく学校のみんなの背中の数だけ、
    ため息が増える。




    ペダルをごくのをやめて歩くことにした。




    “やっぱり無理だったごめんね。”




    教師と生徒の恋は、
    世間的にはよくないとドラマで散々その類いは見たきがする。




    教師と生徒‥か、




    プラスアルファー



    ‘女同士’だったらもっとだめなのかな?



    いや、正しくは
    ‘ダメだった’なんだ。




    “やっぱり、無理だったごめんね。”



    数十メートル先に服装検査で校門の前に立つ、女教師こそ




    ひと夏の恋を体験させてくれた人だ



    そして秋の手前に恋を終わりにした人だ



    「おはよう。」



    先生は目も背けずに、
    何もなかったように、
    私におはようと言った。



    この人といれてよかったと、フラれてから思ったんだ。




    「先生、おはようございます。」



    まだ少しだけあの人の手の感触が残ってる、
    柔軟剤の匂いがするシーツも



    だから胸がいたくなる、まだ好きだから





    胸がいたくなる。

    (携帯)
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■16719 / inTopicNo.5)  さよならティーチャーA
□投稿者/ やよい ちょと常連(73回)-(2006/10/05(Thu) 00:49:18)
    「なにやってるの?」



    父親と進路のことでケンカした日、
    何も持たずに飛び出した夜、
    少しの小銭でファミレスでドリンクバーだけで3時間くらいいたときだった。




    「なにをしているかって聞いてるの。」



    担任に出くわすなんて、思いもしなかった。



    「親とケンカして、進路のことで。」



    先生は目の前に座った、少しだけ動揺した私はメロンソーダを飲み込んだんだ。




    「それは大変そうね。」


    先生は家に帰った方がいいとは言わずに、
    ずっと話しをしてくれた。



    「今日はうちに泊まりなさい。」




    次の日の朝に先生に送ってもらって、
    父親に激怒されると思ったのに



    先生がこっそり電話してくれていた



    嬉しかったんだ



    ただ嬉しかったんだ。

    (携帯)
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■16720 / inTopicNo.6)  さよならティーチャーB
□投稿者/ やよい ちょと常連(74回)-(2006/10/05(Thu) 06:22:16)
    「なにやってるの?」



    静けさあまりの教室に二人の声が響く、
    そんな夕暮れ時。


    「不動産の広告。」



    先生がチラシを覗き込んだとき、
    やっぱりいい匂いがした。


    「こっち関係に就職したいの?」



    私は吹き出して、
    先生の顔を見上げてみた。



    「まさか、一人暮しだよ卒業したら。」



    先生はチラシをくしゃっと持ち上げて丸めた



    「なにすんの?」



    ごみ箱に向けて放った



    「ナイスシュート。卒業して息抜きが必要ならうちに来なさい。」



    頼もしい声に反論する気が失せた。


    「教師的発言をもっとして下さい。」



    鼻歌を鳴らしながら知らん顔をした先生



    衝動的にとでもいおうか


    いや必然的かはそんなの覚えてない



    ただ腕を引いて、
    机がギーッと何かの反動でなって



    顔が一気に近くなった



    「女からもしキスされたときはどんな気持ち?」



    魔がさした


    うん、それが一番近い


    だってまだそんなにすごく好きではなかった、



    それは今になって思う




    先生はかわいい顔して言った



    「相手によるわね。」




    私じゃないと困るからキスをした。

    (携帯)
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■16743 / inTopicNo.7)  さよならティーチャーC
□投稿者/ やよい ちょと常連(75回)-(2006/10/07(Sat) 11:43:33)
    「送っていかなきゃ。」



    彼女と関係を持ってしまったことに後悔はない、



    この幸福感に私は彼女を好きということをはっきり思い知らされる




    「明日は休みだよ?」



    離れられないように首筋を押さえて



    飲み込むほどのキスを求めると




    求め返してくれる



    甘い口内が私を侵略していく



    少しの隙に彼女は私の目を見る



    「ご両親に顔が合わせられない。」




    シンプルな大人な部屋、



    誰にも見せてほしくないトロンとした瞳は



    この世界のどんなものと交換しろと言われても渡せない




    なにもいわずにベットに体を倒して




    甘い世界に罠に入り込んでいく。




    ねえ先生




    やっぱり涙がとまらないんだ




    なにをしていても

    (携帯)
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■16744 / inTopicNo.8)  さよならティーチャーD
□投稿者/ やよい ちょと常連(76回)-(2006/10/07(Sat) 14:34:34)
    2006/10/07(Sat) 14:35:46 編集(投稿者)

    不幸はなるべく小さく



    だから幸せも小さく多く



    私はそんなひそかに決めていた信念を忘れていた



    この幸せに終わりはないと、
    永遠が存在すると普通に思っていた。



    「やっぱり無理だった、ごめんね。」




    もうこのドアの向こう側に私は来てはいけないとゆうように



    先生は彼女はドアを開けようとはしない




    殴るように叩いたドアは私に痛みしか教えてくれない




    先生は痛くないの?



    私はすごい痛いよ




    「‥帰って。」



    内出血したこぶしを最後に叩きつけたけど




    先生には届かなかった



    カラッと晴れた陽気の下



    こんな私を先生は追い掛けてはくれなかった



    なにかが抜けていくように



    私の恋が終わったと涙がとまらなかった



    きっともう温いあの先生の肌を私は抱きしめられない




    それでもやっぱり先生



    私は長い間



    何かが変わって




    先生を抱きしめる日がくるなんて





    ずっとひとり夏休み中おもっていた

    (携帯)
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■16748 / inTopicNo.9)  さよならティーチャーE
□投稿者/ やよい ちょと常連(77回)-(2006/10/07(Sat) 18:38:49)
    静けさのしたたる教室



    ‘先生と生徒’




    ただその意味だけで顔を合わしてる私たち



    「国立は難しいわね、ここならご両親がお話している通りの‥」




    先生の手を握ろうとした



    「やめなさい。」



    怯えにも似た表情、
    怒っている。




    「もう触られるのもいやなんだ?電話も別れたら途端に出ないし。」




    足にしがみついてるみたいで、


    いやなんだけど



    ださいんだけど




    私にはこんなことしかできなかった




    「やめて。」




    涙交じりの瞳の先にあなたはいったいなにを考えてるの?




    資料を抱えて先生は教室を出た




    けっとばした机



    この恋のゴールはやっぱし別れだった




    呻いて泣いた教室




    戻ってはこないあなた




    次の春に寿退社をしたあなた




    さよなら



    さよならティーチャー




    先生が好きでした

    (携帯)
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■16786 / inTopicNo.10)  舞月さま☆
□投稿者/ やよい ちょと常連(78回)-(2006/10/09(Mon) 22:43:26)
    こんばんわ♪

    先生と恋('-'*)
    いいなぁ〜
    今回はフィクションのみで行くやよいです。


    だから、いいなぁ〜こんな恋できたらと思いつつ書いてます(-_☆)


    また今度mさんのチャットで皆様とお話しできたらいいなぁ〜と願うやよいでした。



    レス有難うございました★

    (携帯)
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■16794 / inTopicNo.11)  やよいさん
□投稿者/ 北原 一般♪(10回)-(2006/10/10(Tue) 08:55:59)
    “さよならティーチャー”すごく良かったです!
    これからも、お話楽しみにしています。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16800 / inTopicNo.12)  北原さん♪
□投稿者/ やよい ちょと常連(79回)-(2006/10/10(Tue) 16:09:51)
    はじめまして!
    見ていました_・)
    北原さんの小説、
    これからどうなっていくのかな?
    なんて思いながら、
    小説の書き方とすごい違和感なく見れて
    本当にうまいしおもしろいし…おじゃましちゃお〜いいかな?(^ー^)


    北原さんからのレス嬉しかったですありがとうございます!!

    (携帯)
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■16801 / inTopicNo.13)  ありえない
□投稿者/ やよい ちょと常連(80回)-(2006/10/10(Tue) 19:05:48)
    「見てサマンサの新作だよ?」



    もちろん見ている




    学生のアタシには桁外れな額も




    見えている



    「マジで?」




    きらきら輝く彼女の瞳



    今日は25日



    財布の中には10万とちょい‥




    もちろん全財産だ




    「本当に欲しいの?」



    ウィンドーの向こうを




    輝く眼差しで見ている



    首を縦にふっている




    「わかった、今日はうちで泊まりだよ?」



    おんぼろワンルームを




    彼女は果たして選ぶのか



    「うん‥これ超ほしいよ。」



    ありえない彼女に




    今月またアタシは



    ありえない貧乏デートを余儀なくさせる




    「やったぁーありがとう!!」



    仕方ねいナァ…




    ジョナサンでパフェを二人で半分個



    本当はさぁ




    海辺のレストランで食べるはずだったのに




    7万5千円か‥




    「ありがと、じゃあいこっか。」




    彼女が立ち上がり尻尾を振ったのか?




    いや、アタシは見た




    立ち上がる振動で




    パフェが落下した



    買ったばかりのバックの紙袋に




    まぁ、ありえなくてもいいじゃないか‥

    (携帯)
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■16805 / inTopicNo.14)  嫌いと言ったじゃん
□投稿者/ やよい ちょと常連(81回)-(2006/10/10(Tue) 20:50:40)
    桜の木の下




    体育の時間



    ちょうど死角になるのを



    私は知っていた



    「やだ近寄らないで。」



    その憎しみに近い瞳と



    見た目からは想像できない程の声の威圧感




    「アンタ大嫌い。」



    なんで?



    きみに近づくほど



    きみの瞳には涙がたまっていく




    きみはきっと



    さぞかしアタシを嫌いだろう



    けどアタシもアタシが嫌いなんだ



    きみを見れば見るほど




    触れたくて堪らなくなる


    「だいっきらい。」




    大粒の涙がホラ




    溢れ出した




    その頬に触れると




    もっともっと




    あふれてくる




    ねえ



    許してやってきみの唇を奪うアタシの



    くちびるを



    きみの涙は




    アタシに触れた




    「‥嫌いと言ったじゃん。」




    きみの瞳は




    やっぱり兵器だ



    アタシは殺されそうになる




    「だいきらい。」





    そうしてきみは




    アタシの首に腕を絡めた

    (携帯)
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■16808 / inTopicNo.15)  雲を突抜けろ@
□投稿者/ やよい ちょと常連(82回)-(2006/10/10(Tue) 22:51:44)
    今になって後悔してる




    きみにであったことも




    きみを好きになったことも




    これから僕がむかう場所は



    きみの遥かうえ




    もうすぐ僕は




    血も肉も消えて



    灰になる




    「ゆう、ホラ散歩いこう?」



    きみが僕が飛んでいってしまう時




    きっときみは立ち上がるのも難しいから




    そんなきみを僕はもう




    抱きしめることもできなくなるから




    「ホーラ早く。」




    愛しいきみ



    どうか僕を忘れて




    それかどうか




    僕を嫌いになって



    見慣れた小さな遊歩道




    きみがいなかった




    僕はもっと早く




    あの空を突抜けて




    灰になっていたよ



    きみの腕の筋肉は半年前より付いていて




    なんだかドライブみたく



    僕の車椅子を押していたね




    ねえ神様




    天使の翼なんてほしいとは言わないから



    どうか




    数分でいいから



    彼女と並んで歩ける




    足を僕にください

    (携帯)
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■16824 / inTopicNo.16)  雲を突抜けろA
□投稿者/ やよい ちょと常連(83回)-(2006/10/11(Wed) 17:53:27)
    「ねぇ死んだらさどうなるんだろう‥。」




    きみは何もいわず



    ずっと僕の背中をさすりつづける




    世の中にはもっと



    もっと



    死ぬべき人がいるんじゃないかな?




    僕が昔きみに吐き出した言葉



    きみはやっぱり優しい笑顔で




    “あなたより生きるべき人がいるってことをあなたは言いたいの?”





    きみの言葉に僕は一瞬さ死ぬことも忘れて




    恥ずかしくてたまらなくなったんだよ



    「少し散歩しよう。」




    きみの優しさに僕はよっ掛かって



    いつからか自分だけだと



    こんなに苦しいのは自分だけだと




    思い込んでいった



    あの秋の日の夕方くらいまで




    僕は何気なくきみにいったんだ




    “死んだら忘れて、だから死ぬまでは忘れないで?”




    花瓶がどーのこーのってきみは部屋をでて





    きみは花瓶を忘れてるから僕はきみを追った




    洗面室に泣きくずれる君は





    死んでも忘れない

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16825 / inTopicNo.17)  思い出しちゃったよん・・・・・・★
□投稿者/ 百歌咲蘭 一般♪(2回)-(2006/10/11(Wed) 20:09:40)
    (@^^@)/コンバンワんこ〜〜〜
    はじめまして☆今夜のドラマは、
    先生との秘めたる恋にちゃんねるオン
    よかったですよ やよいちゃん(;_;)ウルウル
    いやぁ〜〜思い出しちゃったなぁ〜〜〜
    先生に恋したあの日々(^^;;
    それはそれは美しき人でした
    松雪泰子似の先生 名前が・・・おっと危ない( ̄□ ̄;)!!
    誰がみてるかわからぬこの世界・・・お口チャック〜〜ジィ〜〜

    またお邪魔させていただきまぁ〜〜す(⌒0⌒)/




引用返信/返信 削除キー/
■16827 / inTopicNo.18)  百歌咲蘭さんへ☆
□投稿者/ やよい ちょと常連(84回)-(2006/10/11(Wed) 21:03:20)
    はじめまして('-'*)


    うーんと、
    勉強不足でごめんなさい(泣)


    なんて読むんだろ(;_;)


    そして読んで頂きありがとうございますm(__)m


    アタシ松雪泰子さんかなタイプです。
    (関係ないって(爆)



    先生は生徒からいつまでたっても遠いなぁ〜なんて日々思いますね。



    また読んでいただけたら幸いです



    有難うございました。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16829 / inTopicNo.19)  雲を突抜けろB
□投稿者/ やよい ちょと常連(85回)-(2006/10/11(Wed) 21:35:52)
    「雨が強くなってきたからもう帰った方がいいよ。」




    ずっと穏やかに時間が流れていて



    きっとこのままだって




    思うくらい



    外の雨と気持ちは反比例していた




    「また、明日くるね。」



    僕の情けない口づけをきみは




    気持ち悪いとは思わないかな



    そんな変なことばかり考えていた




    「‥またね。」



    きみも僕も




    明日の面会はないとは




    思わなかっただろう




    明日は晴れますように




    雲を突抜ける仕事が



    僕にはまだあるから




    次の日は




    カランカランに晴れますように




    僕は君がさったあと





    ゆっくりと深い眠りに




    深い深い眠りについたんだ





    -雲を突抜けろ 完-

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■16845 / inTopicNo.20)  愛鍵
□投稿者/ やよい ちょと常連(86回)-(2006/10/12(Thu) 23:15:39)
    人ん家の鍵をもつとゆうこと




    好き合ってる人の鍵をもつとゆうこと




    アタシの現在はいわゆる



    ハッピーだ



    「あさったら没収‥。」



    これは鍵を渡した以上



    オーケーの印だとアタシは解釈してみる




    「遅くなる日は終電で帰らないとだめだよ?」



    多忙な彼女は



    そーいって



    鈴のついた合い鍵




    アタシが言うと



    ‘愛鍵’




    彼女から受け取った



    しかもアパートの階段をのぼりながら




    「開けてみてもいい?」



    彼女は扉の前に立ち



    “どうぞ”と言わんばかしに手をやった




    「緊張……する。」




    ガチャっと響く音




    「お邪魔しますわ?」



    そんな冗談に一瞬だけ釣られそうになった




    「うん‥住み着けば都だねー‥ひど過ぎ。」



    45リットルの袋が




    玄関を占領していた




    「愛のチカラってやつを期待してます♪」




    鍵を人差し指でチャラチャラ回しながら彼女は




    ヒールをほおった




    社会人?
    それとも‥



    自由人?




    半年後



    学生兼家事手伝いになったことは



    言うまでもない

    (携帯)
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