| 最近彼女が変だ 私は不安と戦っていた 笑顔の彼女がいない
「最近どうしたの?」
彼女は固まる
「何が?」
彼女の吸うタバコの数が増えてるのも何かある証拠
「変だよ」
彼女が笑う 冷たい笑顔
「あんたを嫌いになったのかもね」
・・・ 私は言い返せなかった 怖くなって身震いした きっと今泣きそうになってる私 冷たく背中を向けているあなた
「嘘だよ」
彼女は背を向けたまま言った
前みたいに笑って 笑いながらからかって 今の言葉は嘘なのか本当なのか分からなくなった
次の日も次の日も 私達は喧嘩をした どちらが悪いわけでもない むしろ私の方が突っかかっていた
「ねぇあたしに不満があるわけ?」
「あるよ」
「何?」
私は今まで喧嘩をしても 彼女を責めることはしなかった 私の非も認める しかし今の私は彼女を責めるしかなかった
怖かった
こんなことを繰り返しても 彼女と別れたくない
なのに距離は遠ざかるばかり
幸せな時間を返して下さい 他に何も要らない。
私は素直な気持ちをぶつけられなかった 私の口から出る言葉は全て逆だった
そして彼女の口からでる言葉は凶器だった
「・・・別れよう」
私は泣いた 彼女は去った
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