ビアンエッセイ♪

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■20599 / inTopicNo.41)  鳥籠
  
□投稿者/ チョビ 一般♪(1回)-(2008/02/21(Thu) 23:44:59)
    毎日空を見上げていた。

    私の見えない空を飛ぶ、あなたが欲しいと思った。

    手に入るわけはないと思っていたあなたが、私の家に来てくれた。


    近づけは、指先に飛び乗って、私の前で歌ってくれる。

    私の部屋のお気に入りの片隅で、君はいつも楽しそうに鳴いてくれた。

    私が作った不器用な君の部屋を、目を輝かせながら喜んでくれた。

    君がいつでも大空を飛べるように作った、屋根のない・・・小さな鳥籠。


    ほんとはずっと籠の中にいて欲しくて。

    空を飛ぶあなたを欲しがったのに、
    私はあなたに、飛ばない籠の鳥を望んでしまった。


    ある日、君は大空へ羽ばたいて。

    私はまた、空を見上げた。

    部屋には、ゆがんだ空の鳥籠。

    捨てることも出来ずに、まだあるんだ。


    *****************
    次は「10年先に」でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■20741 / inTopicNo.42)  OL
□投稿者/ うろ 一般♪(1回)-(2008/03/20(Thu) 03:13:22)
    あなたは

    とても綺麗な人でした

    あたたかい太陽と仲良くなって

    優しい空気に包まれていました


    あなたは

    猫に挨拶をします

    『よっ。元気か猫。』

    ニカッと笑った後

    優しく微笑みます


    私は

    時々そんなあなたを見掛けると

    いい天気ですね

    そんなありがちな言葉を口に出してしまいたくなります


    お昼は時々この公園

    見掛けると

    店番をバイトの子に頼んで

    急ぎ足



    私はしがない花屋

    小さな花屋

    小さい私の城に

    一度だけ来たあなた

    店の中をぐるっと回って

    角の小さな鉢植えに僅かに触れて

    すぐに外に出ていった


    そしたら

    風で倒れた苗を直してくれた

    『あなたは強いね』

    そう呟いていた


    私はなんだか温かくなって微笑んだ


    近くのビルのOLさんだろう

    キチンとした制服で

    カーディガンを羽織ってた



    あなたは多分

    とても優しい人

    あたたかさが溢れて

    私にまで伝わってくる



    あなたに似合う花を探しておこう

    もう一度

    私の小さな城で会えたら

    手渡そう


    この前はありがとう

    そんなこと言ってみよう

    あなたのように優しく笑いながら

    困った顔にしてみよう





    end.

    次の題目は-旅-でお願いします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■20756 / inTopicNo.43)  
□投稿者/ 季璃子 一般♪(1回)-(2008/03/26(Wed) 20:14:25)


    あなたの街までひとり…旅をしたあの日
    改札の向こうに迎えてくれるはずない笑顔を探した

    私ったら いるわけないのに…

    送迎の人で賑う改札を抜け歩き出すと
    いらっしゃい よくきたねと季節の風が頬を撫でて迎えてくれた

    微かに漂う海の香りが懐かしい…
    心のどこかであなたに会える偶然を期待しながら
    ふたりで歩いた想い出の街を 私はただ…ただひとり彷徨い歩いた

    …来るのが遅すぎたね 

    あなたの声が聞こえた気がした

    …ごめんなさい

    心の中の迷路からなかなか抜け出せず
    あの日 あなたに向かう最終電車に私は間に合わなかった

    この駅に降り立つのがもう少し早かったら
    きっとあなたは笑顔で迎えてくれたはず…

    何度 時を戻してと悔やんだことでしょう

    いつもあなたがいた右側には、肩を落とす自分の影だけが揺れる
    容赦なく進む時間の流れを感じた

    立ち止まり見上げた空の青さに
    後悔は先に立たず…さあ歩きなさいと背中を押された

    そうね…前に進まなきゃ 歩かなきゃ
     
    あの日 あなたがくれた幸せ行きの切符を握りしめて
    思い出の街から私はまたひとり…旅に出たのだった





    ・・・・・・・・・・・・・・・・・


    次は『春色』でお願いします

引用返信/返信 削除キー/
■20820 / inTopicNo.44)  春色
□投稿者/ うろ 一般♪(1回)-(2008/05/09(Fri) 00:13:58)
    『春色って何色?』

    『ピンクとか…黄緑とか…かなぁ?パステルカラーとか。』

    『そうなの?』

    『花とか新芽とか柔らかいイメージなんじゃないかな。』

    『…ふぅん。もっと違う色かと思った。』

    『え?』

    『残酷で寂しい色。』

    『なんで?』

    『花はいつか散っちゃうし、曇りかちだし、風が優しいから。』

    『優しいのに?』

    『優しいのって残酷だよ。寂しくなるから。』

    『それは何色?』



    『それが春色だよ。』




    ==================


    次のお題は『見えていたもの』

    お願いします

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■20822 / inTopicNo.45)  見えていたもの
□投稿者/ 春雪 一般♪(1回)-(2008/05/10(Sat) 00:55:42)
    2008/05/10(Sat) 00:59:42 編集(投稿者)

    ・・・カチャカチャ。

    「あーこんなにしてたんだなぁ」

    寒さの少し緩くなった夜に前の携帯を取り出して受信メールを覗く。

    「・・・900件か 笑」

    もぉ消えたのもたくさんあるだろう。

    毎日、朝の『おはよう』から夜の『おやすみ』まで授業中もずーっとしていたんだから。

    「なのに・・・なんでこんなんになっちゃったんだろうな・・・」






    いつも隣には君がいた。

    頭の中にもいつも君のことがあった。

    日に日に距離が縮まり、二人でいることも多くなった。



    そんなのとき訪れた警告。

    二人の距離が近すぎると・・・

    私が先輩で君が後輩だったから?

    君が有望な選手だったから?


    警告がなされた日から・・・私はすごく怖かった。

    君と居られなくなるのがとても怖かった。

    君は「二人で乗り越えましょう」と言ってくれたけど私はうなずけなかった。


    私には『背を向け合った二人』が見えていたから。

    と同時に『泣いて苦労している君』も見えた。

    だから「さよならだね」と嘘を付くことしか出来なかった。



    君にはきっと『いつまでも笑いあってる二人』が見えていたんでしょ?

    少なくとも二人だけはそうありたいと思っていたんだよね。

    私にだって同じものが見えていたんだよ?

    二人だけでもいいって思ったよ?



    けど有望な選手をひとりのわがままで潰すわけにはいかなかったんだ。

    君がこんなことで泣かせられるのを見たくなかったんだよ。




    ごめんね。

    不器用で。

    こうするしかなかったんだ・・・








    ・・・ツー・・・

    「・・・何・・・泣いてんだかッ」





    あの時、見えていたものをちゃんと信じていれば・・・

    きっと二人は・・・







    ≫駄文すみませんでした。
     タイトルにあっているか心配ですが。
     自分の心の中にあるものを書かせていただきました。
     

    →次は『春が終わって』でお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■20848 / inTopicNo.46)  春が終わって
□投稿者/ 藍’s 一般♪(1回)-(2008/05/25(Sun) 19:18:19)
    前略
    暖かい日から暑い日に変わろうとしている季節、お変わりありませんでしょうか?
    お久しぶりです。というか、この間、会ったばっかりだけど
    学校で知り合ってから、もう何年になるかわかりませんが、今でも貴女からのお誘いは、すごく楽しく、また学生気分に戻れます。私が仕事でうまくいかなかった時に有無言わさず、託児所から直接子供と一緒に来てくれて、御飯食べながら話を聞いてくれたことがありましたよね。あれは本当に嬉しかったよ。
    そんな貴女に二つばかし言いたい事があります。

    いつもありがとう!私は今でも貴女のことが大好きです。
    だから、抱え込まないでちゃんと不安なこととか話してください。

    直接言うのは、恥ずかしいので文面にて

    なお、読んだ後で残されても困るので、捨ててください

    じゃまた来週、いつものファミレスで
    敬具

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    次は季節はずれに「あたたか〜いのみもの」
引用返信/返信 削除キー/
■21006 / inTopicNo.47)  『あたたか〜いのみもの』
□投稿者/ 昴 大御所(438回)-(2008/07/19(Sat) 01:48:50)
http://id34.fm-p.jp/44/subarunchi/

    「アヂー」

    「ただいま♪

    今日も暑かったね」


    『お帰りなさい♪
    うん♪
    暑かったね』



    「冷たいビール飲みたいよぉ〜」

    「えっ
    これなの?」

    出て来たのは
    あたたか〜いのみもの

    ってか
    熱いスープ


    『冷たいものばかりは身体に毒よ』

    『暑い時には
    熱いものを摂って
    汗をかいた方がサッパリするわよ』


    そうか
    わがままな私を気遣ってくれる貴女の優しさ


    愛されてるって実感するよ




    *********
    Next 『熱帯夜』




引用返信/返信 削除キー/
■21007 / inTopicNo.48)  熱帯夜
□投稿者/ 匿名 一般♪(1回)-(2008/07/19(Sat) 02:44:14)


    眠れない夜を
    暑さのせいにする。


    何度も寝返りを打ちながら

    繰り返し繰り返し、



    それは全てありがち。





    思い出せない事を認めてさえ
    消えない何かがあって

    例えばそこへ引き返したとしても
    連れ立つものは見つからないと分かっているのに…。




    まだ静かな夏の始まり。

    ほのかな白いカーテンが静かに揺れる。




    …私はそのうち眠りに就き

    また明日を迎え



    1日を思い返すことに疲れた時

    ひっそりとあなたを思い出すんだろう。



    あなたは過去に戻ろうとする私を

    静かに遠ざける。



    涙を拭ってくれる訳でもなく
    触れてくれる訳でもなく


    いつの間にか果てしなく
    私から遠くなる。








    ☆次のお題は「背中」で。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21011 / inTopicNo.49)  背中
□投稿者/ 葉っぱ 一般♪(1回)-(2008/07/19(Sat) 12:33:22)
    「元気で!」と彼女が最後に言った
    私は扉の前に一瞬立ち止まり何も言えず扉を開け出ていった

    彼女は最後に、何も言えなかった私の背中を見て
    何を思っていたのだろう

    私の本当の気持ちを知って苦しんだだろうか

    職場の同僚達に挨拶をした後彼女は転勤していった

    彼女の転勤を優先させてしまった私は後悔した
    「仕事は大事だから」と
    それなのに最後の日になって、私は彼女に居て欲しいと言ってしまった
    最後の悪あがきだろうか

    私は苦しんだ。自分でまいた種に苦しんだ
    「あほやなぁ・・・」

    しばらくして彼女の転勤先へ、お客として行ってしまった
    忘れる事ができなかった彼女

    彼女が偶然出かける所に出くわした

    「ああ! なんでいるの?」
    私は何て言い方してるのだろうと思いながらもタイミングの良さに
    びっくりした

    「な、なんでいるのって?・・」

    と一言いって私の横を通り過ぎていった
    その背中は何だか、嬉しそうな悲しそうな
    だけどきっとこれからまた何かか始まるんだと

    そんな予感が過ぎった



    ☆☆次は【予約】でお願いします

引用返信/返信 削除キー/
■21022 / inTopicNo.50)  予約
□投稿者/ つちふまず 一般♪(1回)-(2008/07/29(Tue) 11:03:08)
    身勝手に照りつける太陽の季節。


    「一緒に行こうよ」


    「えっ?」


    「田舎」


    明日から早めの夏休みを取るという彼女に、
    何故か同行する事になった週末。


    「ほんっっとに何も無いからね。」


    念を押された新幹線の車内。


    友人の祖父母は東北だと聞いた事はあった。
    まさか伺う事になるとは。


    嬉しい◎


    在来線を乗り継ぎ、
    バスが辿り着いた先。


    「よくまぁこんな遠くまで」


    ばあちゃんと。


    「スイカが冷えてんぞー」


    じいちゃん。


    わ。
    わわわわ。
    わーお!!


    リアル田舎(嬉々)


    案内された家は、
    かなり大きく。

    古くは商人だったと言う彼女の視線の先には大きな蔵があった。


    井戸だ。
    縁側だ。


    田舎だ!(意味不明)


    庭には都会では見られない大きさの向日葵と。
    蕾を休めている朝顔。


    「素晴らしい…」


    うちわでパタパタと仰ぎつつ。


    甘いスイカを頂きながら。


    私は感動すら、
    覚えていた。


    「変わってるよねぇ」


    彼女は笑いながら、
    金髪に近い色の髪を結っていた。


    「何か手伝う事ないの?」


    ほら野良仕事とか。
    (わくわく)


    「着いたばかりでしょ。今夜は祭りだから。もう少ししたら行こ。」


    「なぬ?祭?」


    「大した祭じゃないけど」


    「行く!行くよ!」


    虫除けのスプレーを念入りに施した彼女と。


    お便所サンダルを借りた私。


    夕暮れの砂利道を通って、神社さんまでの道のりを歩く。


    「真っ黒だね。」


    私の腕を撫でる彼女の手が。


    何かくすぐったくて。



    彼女は─


    年にいっぺんは、
    祖父母の住まうここに遊びに来ると言う。


    律儀な子だ。


    加えて美人◎


    首から覗くうなじをぼんやり眺めていると、


    し。しまった!


    浴衣を着てもらうべきだった…。


    普段は都内で水商売をしているんだから、
    似合わないはずがない。


    そんな下心は、
    まぁおいといて。



    「りんご飴買って♪」



    屋台にはしゃぐ彼女を見て、


    申し訳ない位ときめいた。




    神社さんからの帰り道─


    真っ暗だからと、
    繋いだ手と。




    何となくキスを5分位交わした事実もまぁおいといて。




    いい時間を過ごせました。



    疲れが取れたよ。




    来年も予約しよう。









    ありがとうね。





    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21023 / inTopicNo.51)  お題
□投稿者/ つち 一般♪(1回)-(2008/07/29(Tue) 13:18:09)
    出し忘れました↓
    次は…、



    「成田空港」



    で(^O^)





    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21042 / inTopicNo.52)  成田空港
□投稿者/ 蒼 一般♪(1回)-(2008/08/06(Wed) 22:16:39)
    2008/08/06(Wed) 22:20:30 編集(投稿者)

    「すっごい広いっすね、ここ!」

    吹き抜けからカウンター階が見渡せるベンチ。
    待ち合わせた彼女の第一声がこれ。
    「そう?」
    「いやだって、これがほんの一部で、チケットないと入れない部分がこれよりはあって、で、もういっこターミナルってあるんじゃないでしたっけ?なまら広いでしょー!?」
    うーむ、私も初めてここに来た時にはそう思ったのかなぁ?
    海外に行くのにも、この空港にもすっかり慣れちゃったから、もう覚えてない。
    はて。
    「…あれ?海外初めてじゃないって言わなかったけ?」
    「あ、ありますよ。ちょっこーびんだったんで、ここには来てないです。」
    だから、すごい新鮮です、と彼女は少し冷静に戻って言った。


    少し買いたすから付き合って、と言って立ち上がった。
    ごろごろごろごろごろ……二人並んで大きいスーツケースを転がし歩く。
    「そういえば、よかったんですか?」「え、何が?」
    「フライト10時だから、こんな時間から来なくてもよかったんじゃないのですか?仕事、きついとか言ってたのに。」
    「ん?大丈夫だよ」
    「え〜信用できないですよ」
    「そしたら、数時間は一人でいることになってたんだよ?」
    「それはそれでかまわなかったですよ。帰ってからまたハードになったらせっかくのリフレッシュの意味ないですよ。」
    「大体は片づけたから。」「それならいいのですが…」

    半分、嘘。
    彼女の成田着が結構早めだと知り、半ば強引に休みを一日プラスした。
    だってさ、たまにしか会えないキミとのせっかくの旅行。
    『たかが数時間』でもそっちのほうが大事だよ。

    「とりあえず、買い物が終わったら、フライト前に一杯!」
    「やっぱり和食にする?」「いいですねー日本酒でいきましょう。」
    ごろごろごろごろ……


    次は、「たなばた」で。
引用返信/返信 削除キー/
■21043 / inTopicNo.53)  七夕
□投稿者/ 空青 一般♪(1回)-(2008/08/07(Thu) 08:40:58)
    「あっ笹。
    もうすぐは七夕だね」

    そんな会話でフラッシュバックした過去。





    デパートの笹に願いを書いて吊した

    「ねぇ、かな♪なんて書いた?」

    「秘密〜♪」

    見せてくれないまま吊した短冊を本当は見ちゃったんだ


    『よしみとずっと一緒にいられますように…』



    ねぇ知ってた?
    その時の私の願いを貴方は知っていたのかな?



    『かなの願いが叶いますように…』



    「行くよ」
    そぅ言って差し出された手を握れたあの頃。

    手を繋いだら天の川だって渡れる気がした。





    願いは私が叶えなかった。
    相変わらず冷たいを私は一人握る。




    「どうしたの?」
    心配そうに覗き込む友達に

    「なんでもないよ」
    微笑み返す

    「願い事書こうか」

    と短冊を一枚選んで手渡してきた

    呆れながら願いを書いた





    『貴方が、幸せになれますように…』


    笹に吊すと見慣れた文字の短冊を見た

    『君が笑っていますように…』



    友達はただ微笑んでいた。
    知ってたんだね…
    ありがとう…


    願いは叶うだろうか?
    私は今年こそは…と天の川に願いを託した。






    駄文ですみませんm(__)m


    次は…
    『ペット』
    でお願いします(*^∀^*)

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21045 / inTopicNo.54)  ペット
□投稿者/ Kaoru 一般♪(33回)-(2008/08/07(Thu) 15:14:07)


    犬好きの君と、動物嫌いの私が一緒に住む事が間違いだった。

    「犬飼いたい!」


    ある日の晩、提案されたペットを飼うという内容に私は愕然とした。


    『はぁ!?動物嫌いなん知ってるやろ?』


    「だから、何?」


    『いや、だから何?じゃなくてさ。無理っしょ』


    ため息をつきながら君を見ると、また得意の涙目。


    『今回ばかりはだーめー』


    君は思い通りにならないと、すぐ泣き出す。


    同棲する前から知ってた事だけど…さすがにペットは。。


    「別にアレルギーとかじゃないじゃん!ただ嫌いなんでしょ!」


    『昔噛まれたの!トラウマなんだよ!』


    「……ユウのバカ」


    !?


    そう呟いた瞬間、黒の首輪を巻かれた。


    『な、なんだよ!?これ!』


    「犬飼えないなら、ユウを飼っちゃうんだから♪」


    おいおい!!


    「犬飼うか、大人しくペットになるか?選択肢は一つだよ♪」

    結局、私はいつも君の言いなりだね。。(泣)


    『どっちも嫌だーー!!』



    次は『ショップ店員』で♪

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21083 / inTopicNo.55)  ショップ店員
□投稿者/ かなう 一般♪(1回)-(2008/08/27(Wed) 04:23:25)

    仕事終わりが8時

    定時の6時に帰れたのは果たして最後いつだったか…、


    PCを落として帰り支度、ここでもたもたしていたら部長に捕まって飲み会コースになってしまう。


    「お疲れ様でしたー」


    笑顔で職場から脱出し、ヒールをカンカン鳴らしながら走る
    職場から15分ほどの場所にあるセレクトショップ
    大変素晴らしいことに此処は夜9時半まで営業してる。
    残業が多く、休みに家から出る気力もない私は仕事帰りに一時間だけ服を見れるこの店が好きだ。


    「到着!!」


    着いて間もなく小さいあの子が寄ってくる。


    「あー、お姉さん来たー♪」


    いらっしゃいませー、もなくこのショップで1番可愛いであろう彼女がニコニコと笑う。
    本当、顔文字みたいな笑顔。


    毎度の事なのでバックヤードに鞄を預かって貰い、彼女に服を見立てて貰う。
    私がこの店に来る理由は営業時間ばかりではない、うまいのだ
    彼女の選ぶ服が。
    身長が170ある私はヒールをはけば男性社員を見下す視野を誇る長身だ。
    骨っぽい体格なので痩せている割にガタイが良い。
    しかしもちろん女だから骨盤が出ている。
    ジーンズを切った事は一度もなく、むしろレディースでは丈が足りない事が多い。
    メンズのパンツでは骨盤がぶつかって痛い。
    どうにも着れる服が限られる。


    そうゆう悩みを解消し、いつも似合う服を選んでくれる。
    私専任のスタイリストみたいな気分かもしれない。
    それプラス可愛いのだからなんの文句もない。
    ◎レベルだ。


    「お姉さんは背高いからいーなぁ」


    頭一つ下から私を見上げて服を当てながら彼女が呟く。
    よくないんだが…。
    似合う服限られるし、男扱い受けるし、本当は可愛い路線になりたかった…。
    そう、この子みたいに。
    可愛いくて憧れる。


    「私は君みたいに可愛いのがいーよ」


    思ったまま口にしたら、みるみる彼女の顔が真っ赤に。


    あれ?


    「お、お姉さん照れるじゃないですか!!」


    「前にも話したけどたぶん私のが年下だよ?」


    「お姉さんはお姉さんて感じだからいいんです」


    そんな自信満々に言われてもなぁ…苦笑。


    私、この子好きなんだけど
    大丈夫かなー、




    私、ネコだよこう見えて(笑)




    End




    久しぶりに参加しました。
    次のお題は「君のこと好きだから」

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21089 / inTopicNo.56)  君のこと好きだから
□投稿者/ 匿名 一般♪(1回)-(2008/09/02(Tue) 22:54:24)


    鞄を蹴飛ばして仰向けにゴロリ。


    モヤモヤはちっとも治まらない。




    今日諦めたこと。

    その1、大好きなチームが勝ったのを見てのハグ。

    その2、その3…


    何も押し出さない弱い溜め息。
    それすらも駄目な感じだ。




    そんな所に彼女からのメール。


    すぐ返信。
    これ基本。


    迷っても返す。
    それが彼女の捕まえ方。



    空回りばかりで
    歯車がすり減ってしまいそう。


    もがくこともかなわない。



    君を追うだけでは
    馬鹿みたいに何もない。








    言っとくけど、

    君のこと好きだから。








    ☆次のお題は「秋の空」で。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21092 / inTopicNo.57)  秋の空
□投稿者/ ポニョ 一般♪(1回)-(2008/09/05(Fri) 22:22:32)
    あぁ、またこの時期がきた





    空を見上げ

    ふとため息をする

    懐かしい風景が頭をよぎる



    「そら、さん」

    と初めて呼ばれた


    あの時から私は


    恋に墜ちた




    もう今は聞こえない声


    秋の空は胸に染みて


    虫の声だけが



    毎年 記憶を思い出させる





    次は「愛知万博」で

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21193 / inTopicNo.58)  愛知万博
□投稿者/ ミキ 一般♪(1回)-(2008/12/06(Sat) 14:18:21)
    2008/12/06(Sat) 14:48:27 編集(投稿者)



    3年前の夏

    君に出逢ったのはあのパビリオン

    アジアの香油が薫る土産店
    隣に立つ君が私に声をかけたのが始まりだった


    「この香りちょっときついよね〜」

    「えっ?」

    目が合った私に驚いた君

    「あっ ごめんなさい 友人だと思って…」

    どうやら話しかける相手を間違ったらしい

    その場は、やりすごして
    別のパビリオンで こんどは私が

    「ここ待ち時間長いね〜、どっか他にいこうか?」

    「えっ??」

    隣で目が合ったのは さっきの君

    「あっ ごめんなさい」

    てっきり隣にいるはずの友人に話しかけたつもりだった

    友人は案内図の看板前にいつのまにか移動していた

    苦笑いを交わす君と私


    「あの〜たしか さっきも ○○館で逢いましたね?」

    君はクリクリした目で私を見つめる
    よく見るととても可愛い人だなとあらためて思った

    初恋の彼女に似てるな〜
    不思議な縁を感じた



    「また逢いましたね(笑)」


    そんな会話がまた3度目


    インフォメーション前
    はぐれた友人を探す君とまた逢った



    「お互いの友人、ほんとせっかちで困るね(笑)」


    はぐれた友人のおかげで君とメルアド交換できて

    いまはこうして 今 隣にいる君


    あれは3年前の夏
    「愛知万博」から始まった恋だったね



    ***************



    次のお題は  
    「クリスマスに贈りたいもの」でお願いします。




引用返信/返信 削除キー/
■21209 / inTopicNo.59)  クリスマスに贈りたいもの
□投稿者/ しろく 一般♪(1回)-(2008/12/31(Wed) 05:28:22)

    クリスマスに贈りたいものなんて選べなくて

    分かんなくて

    そんなんしてたらいつの間にか終わっちゃって。


    「……ほんっとーにごめんなさい」

    『………』


    カフェで蛇に睨まれたカエル状態

    飲みかけのコーヒーはもうとっくに冷めちゃった

    熱々のが好きなんだけど…


    でもそんなこと言ったら今にも噴火しちゃいそうで
    冗談交じりに出かけた言葉をグッと飲み込んだ。




    っておい。

    付き合ってるカップルなら怒られるの分かるケド

    そーいや付き合ってないでしょ?ウチら

    まだ友達同士なのに。


    「なんか恋人同士みたい…」


    怒りモードの彼女にそっと呟いた一言


    『何それ(笑)』


    あ、やっと笑った

    でも笑った理由がこれって

    本気で好きになってる自分としてはちょっとショックかなあ。
    <何それ>って


    『あたしは本気でアンタのこと考えてプレゼント買ったんだよ』

    まだ怒りモードが残ってるオーラで手渡された包み紙。


    そっと開けてみると

    「まじで?」


    アタシが半年前から憧れていたカメラだった

    一緒にいるときに飾ってある店の前を通って「いいなあ」って言った一言
    覚えててくれたんだ


    うわあ
    やっぱ好きだ

    何言われても
    冗談に思われても
    どう思われても

    プレゼントよりも覚えててくれたことに胸がいっぱいになって。


    そしてついこぼれてしまった一言。




    「好きになっちゃいそうだよ」


    言った後に慌てて笑顔を作って冗談っぽくごまかした



    無言


    無言



    ヤバイ。



    『……は?』


    ヤバイ




    『あたしはとっくにアンタのこと好きなんだけど』







    ……伊勢丹でも三越でもどこにでもお供します。




    次は【カメラマン】で♪

引用返信/返信 削除キー/
■21221 / inTopicNo.60)  『カメラマン』
□投稿者/ 上月 一般♪(1回)-(2009/01/04(Sun) 23:24:51)
    君が過去になるのが嫌で

    アタシは君を撮らなかった





    怖かったんだ




    残しておきたいのに


    一枚増える度


    君との時間が短くなる気がしてた




    だから




    君と一緒に撮る時も


    君の背中撮る時も


    アタシはなんだか


    すごく寂しくなって


    過去になりたくないって


    少しだけ呟いた




    居なくなるのが怖くて

    居れなくなるのが怖くて

    アタシはいつも

    泣きそうになりながら

    君を撮ってた





    何が正しくて

    何が間違ってて

    わからなくて

    寂しくて

    嬉しくて

    なんだかいつも迷って撮ってた






    この場所に戻ることは出来ないと

    そう思って撮る写真は

    必ず想いが滲み出る



    アタシはアルバムを開けない

    カメラマン






    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


    次のお題は『手紙』でお願い致します。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/

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