ビアンエッセイ♪

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■21701 / inTopicNo.41)  Re[32]: 32
  
□投稿者/ miya 一般♪(8回)-(2012/12/08(Sat) 11:42:34)
    更新ありがとうございます^^

    どきどきしながら読んでいます。
    歳に差って、色々大変だろうなって思います。
    特に、年上の方は躊躇しがち・・・なのかな?(^^ゞ

    続きを楽しみにしています。
引用返信/返信 削除キー/
■21702 / inTopicNo.42)  33
□投稿者/ zoo 一般♪(35回)-(2012/12/09(Sun) 13:52:53)


    その後、咲希と落ち着いて少し話した。

    お互いのこと、これからのこと。
    正直に感じていることを正直に、咲希に話した。

    歳の差は関係ないって、簡単に言う人はいるけど・・・。
    いつか、同じくらいの若い子のほうが魅力的だと感じて別れが来るんじゃないか、
    いつか、歳の差が二人の心に距離を作ってしまうのではないか、
    そんなことはない!大丈夫!って自分に言い聞かせても、不安で仕方ないこと。
    咲希の将来を私が遮ってしまっているんじゃないか、
    女の子と付き合ったことがない私にとって、周囲の人間にも大っぴらに言えない関係・・・
    色々な場面で寂しさや苦しさが付きまとうのではないかと、自信がなくなること。


    咲希は黙って聞いていた。
    そして、真剣に私の目を見て言った。

    歳の差が心の距離を作るんじゃないと。
    どんなカップルにも、その二人にしかわからないことがある。
    外見だけで判断すると、どう見ても釣り合わないカップルなんて世の中にはたくさん存在する。
    でも、なぜ幸せそうなのだろう?
    それは、その愛し合っている二人にしかわからない何かがあるのだろう。
    その何か・・・を、他人に説明する必要など更々ない。



    「先生は、私に想われていると感じる?」


    「・・・うん」


    「そう感じる気持ちが真実なんだよ」



    自分がどう感じるか、感じている心を素直に信じることが大切なんだと、咲希は言った。

    お互いの不安は、その都度二人で解決していこうと、約束した。
    絶対に一人で悩まないこと、悲しいとか寂しいという気持ちも隠さず正直に伝え合おうと。
    どちらか片方の機嫌が悪かったり、包容力がない態度しか出来ない時は、
    もう片方が大人な対応が出来るように努力しようと。

    簡単にいかないことはたくさんあるかもしれないけれど、
    そんなことは、男女のカップルでも同世代同士のカップルでも、有り得ることに違いない。

    今、必要とし合っている二人の気持ちを大切にしようと、約束した。



    「先生、明日は仕事だよね?」


    「うん。明日が仕事納めなんだけどね」


    「仕事終わったら、デートしない?」


    「うん。夕方以降になるけど、いい?」


    「終わったら電話して。迎えに行くから」


    「うん」



    「先生・・・ところで、キスはしていいの?」


    「えっっ!?」


    「エッチは卒業までダメなんでしょ?」


    「・・・・だって。。。(><)」



    咲希はいつも唐突だから戸惑ってしまう。
    安心させてくれたり、ドキドキさせたり・・・


    どうしよう・・・と、考えた末、
    背伸びして咲希のほっぺにチュッてした。


    「・・・これで、いい?(><)」


    「・・・先生、小学生じゃないんだからね(笑)」


    「も〜・・・ひどい。。。(><)」



    咲希は私の顔を引き寄せて、唇を合わせた。


    「んっっ・・・!!」


    力が抜けてしまう程、息も出来ないくらいの深いキスだった。
    咲希にされると、キスだけで感じてしまう。。。


    「先生、そんな顔しないでよ」


    「えっ?!ヤダ〜。。。変な顔してた?(泣)」


    「感じてる顔してる」


    「えっ!!してない!」


    「してるよ。私をもっと欲しいって顔してる」


    「してない!!」


    「(笑)」


    咲希に強く抱きしめられた。


    「先生、これ以上は我慢出来なくなるから、そろそろ帰るよ(笑)」


    「も〜・・・(><)」


    「明日、仕事終わったら連絡してね」


    「うん」



    咲希はそう言って帰って行った。

    手首には、咲希がくれたブレスレットがついていた。
    部屋の隅には、ブレスレットが入っていたんであろう紙袋と、その中に空の箱が入っていた。

    キスだけで我慢出来なくなりそうなのは、私のほうだよ。。。
    明日は仕事終わりにデートだって。

    私、こんなに幸せでいいのかな。



引用返信/返信 削除キー/
■21703 / inTopicNo.43)  34
□投稿者/ zoo 一般♪(36回)-(2012/12/09(Sun) 13:54:24)

    翌日、今年の仕事納めとして学校へ行った。
    咲希に会う予定があったから、いつもより少しだけお洒落した。
    楽しみがあるからか、最後の仕事は無事スムーズに終わった。

    帰ろうと席を立ったところで、さゆりに声をかけられた。


    「江藤先生、今日は何か予定ありですか?」


    「あっ、うん。」


    「そうですか。また近々食事に行きませんか?」


    「うん。そうだね」


    「今日はデートですか?いつにも増して色っぽいですよ」


    「えっ!?あっ、別にそういう訳じゃ・・・」


    「また今度、改めて誘いますね」


    「あっ、うん。ありがと」



    心臓がドキッとした。
    さゆりは、どこか咲希と雰囲気が似ているから、時々戸惑ってしまうことがある。
    色っぽい・・・かぁ。
    咲希の為に少しお洒落したから、そう言われて素直に嬉しい。
    咲希もそんな風に思ってくれるかな・・・。


    学校を出る前に咲希に電話した。
    電話に出た咲希は、既に学校近くのカフェでコーヒーを飲んで待っていた。

    咲希はいつも通り、車で迎えにきてくれた。
    学校を出たところの人目につかない場所で、咲希の車に乗り込んだ。

    咲希はいつもと変わらず、シンプルな服装だけどお洒落で、さりげなくつけるアクセサリーが素敵だった。

    車に乗ると、すぐに咲希は手を繋いできた。
    初めて手を繋がれた訳じゃないのに、まだドキドキしてしまう。


    「今日は、何して過ごしてたの?」


    「先生のことを考えてたよ」


    「も〜 真面目に答えてよ〜」


    「本当だよ。デートでどこに行こうか、先生とのことばかり考えてたよ」


    「(笑)。どこ行くか決まった?」


    「私の家」


    「えっ?!」


    「・・・・」


    「本気で言ってるの?!家族もいらっしゃるのに、私、一応教師なんだよ!?」


    「一人暮らしだよ」


    「えっ!?どういうこと!?」



    咲希の家族は、両親と妹の4人家族。
    仕事の都合で咲希以外の3人は海外暮らしらしい。
    担任である私がそんなことも知らないって、どういうこと!?
    3年になってからの保護者会には、一時帰国していた母親が来ていたらしい。
    お金に余裕がある家庭らしく、咲希には一人で生活する用のマンションが以前から用意されているらしい。
    という訳で、咲希は普段から自由気ままに生活しているという話。
    何だか現実離れした話で、頭が混乱してきた。
    学校には、説明がややこしいからと、あえて伝えていなかったようだ。


    「食事はいつもどうしているの?」


    「親戚が色々お店をしているから、適当に食べてるよ」


    「そうだったの」


    「それに、私、料理うまいんだよ」


    「そうなの?意外・・・」


    「だろうね(笑)。でも、結構上手なんだよ。自分で言うのも変だけど(笑)」



    そんな話を車の中でしながら、咲希と二人っきりになることに戸惑っている自分がいた。

    何もしないよね・・・
    卒業まではしないって言ってたし・・・
    どうしよう・・・ドキドキする。。。
    私一人がこんなに緊張して、どっちが年上なのかわからない。


    咲希のマンションに着いた。
    何だか、高級そうなマンション。
    こんな所に、高校生の子が一人で住んでるの??!

    とにかく、予想もしていなかったデートになってしまった。


    咲希の部屋に入ると、広いリビングと寝室、外の景色が綺麗に見える大きなガラス窓、
    何だか、本当に現実離れしていた。

    窓から外を見ていると、咲希に後ろから抱きしめられた。


    「先生、今日のデートコースは、先生のせいで変わってしまったってわかってる?」


    「えっ?どうして?」


    後ろから抱きしめられたまま、首にキスされた。


    「んっっ・・・」


    咲希の腕から逃げようとした。
    が、強く抱きしめられた。


    「先生さ、今日、鏡見た?」


    「えっ!?何??」


    「いつもおろしてる髪、あげてるから首にキスしたくなる」


    「・・・・」


    「服装だって、体の線がすごい出てる」


    「そんなつもりじゃ・・・」


    「上品なデザインのワンピースなのにね、そのあげた髪のせいで見える鎖骨とか、どうにかしたら見えそうな胸元とか」


    そう言って、咲希は私の体をゆっくり触った。


    「あっっ・・・ダメっ・・・!」


    「先生がそんな格好して来るから、二人きりになりたくなった」


    咲希は自分のほうへ私を向き直らせると、私の腰を引き寄せてキスをした。
    私の唇を味わうように、何度も深いキスをした。


    もうダメ・・・力が入らない。。。



    「先生、何飲む?」


    「へっ・・・!?」


    「ワイン?ビール?リキュール類、何でもあるよ」


    「あっ、えっと・・・じゃぁワインにしようかな」


    「適当に料理するけど、嫌いなものとかある?」


    「ううん・・・何でも食べれるよ」



    あんなに深いキスしたくせに・・・それだけだった。
    まだ、私はドキドキしているのに。。。




引用返信/返信 削除キー/
■21704 / inTopicNo.44)  35
□投稿者/ zoo 一般♪(37回)-(2012/12/09(Sun) 13:56:09)

    料理を手伝おうとしたけど、必要ないと言われてしまった。
    料理が出来るまで、咲希がつけてくれたテレビを見ながら、ワインを飲んでいた。
    さっきのドキドキがまだ続いていて、目の前のテレビの映像は全く頭に入ってこなかった。
    気持ちを落ち着かせる為に、入れてくれたワインを飲んだ。

    咲希が作ってくれた料理は、本当に上手でおいしかった。
    簡単なものだと言っていたけど、センス良くイタリアンな感じに仕上がっていた。
    料理がおいしかったこともあって、ワインの量が結構進んでしまった。
    咲希は、1杯だけ一緒に飲んだ。
    高校生に飲ませるなんて、教師失格なんだけど。
    お酒は強いんだと言っていた。

    食事の後、咲希がつけてくれたDVDからは、海の映像が流れてきた。
    ワインで程よく酔いがまわった私は、ソファにぼ〜っと座って力が抜けていた。

    隣りに座ろうとした咲希の体が私に触れた瞬間、何かされた訳でもないのに過剰に反応してしまった。



    「あっ・・・ごめんなさい。。。」


    「・・・・先生」


    「・・・・」


    「先生に触れたい」


    「うん・・・でも。。。(><)」



    咲希は、軽く私の唇にキスをした。
    それから、私の手を繋いでソファから立ち上がり、寝室のドアを開けた。



    「あのっ、ちょっと待って(><)」


    「・・・・」



    咲希は、私をベッドに押し倒すと、舌を絡めて何度も深いキスをした。
    それだけでいつも感じてしまう私は、もう抵抗なんて出来なかった。


    「先生、卒業までは待てない」


    「・・・恥ずかしいわ」


    「先生がほんとに嫌ならやめる。どっち?」


    そう言いながらも、咲希は私の体を触りながら首筋にキスをした。


    「あっっ・・・やぁ・・っ」


    「先生の体、熱いね」


    「だって・・・あなたが触るからっ(><)」


    「まだ全然触ってないよ」


    「・・・んっ・・・だめっ・・・」


    咲希は私の服を慣れた手つきで脱がした。


    「あっ、あのっ、シャワー浴びるまで待って・・・」


    「ダメ。先生の匂いが消えるから嫌だよ」


    「イジワルなんだから。。。。(><)」



    咲希は私が履いていたすストッキングもスムーズに脱がせると、自分の服を脱いだ。
    焦らすような咲希の手つきと、味わうように私をじっと見つめる瞳。
    最後の下着まで簡単に取られてしまった。
    あまりの恥ずかしさに、目を閉じた。

    咲希の体が触れただけで、女性の柔らかい体の感触に感じている自分がいた。
    体中にキスをされ、綺麗な指で全身を撫でられた。


    「やぁ・・・っ////」

    敏感になって硬くなった乳首を強く吸われ、咲希の頭を抱き締めた。


    「先生、濡れてる」

    咲希は、私の濡れている部分に指を這わせた。
    ゆっくり擦るように触りながら、硬くなった乳首を何度も吸った。


    「あっっ・・・だ・・・めっ・・・」



    もうイってしまいそうだった。

    咲希は意地悪にもそこで手の動きを止め、私の濡れている部分へ顔を下ろした。


    「やだっ・・・それはダメっ・・・・(><)」


    咲希は私の足を開いて、濡れている部分に顔を埋めた。


    「はぁ・・・あっ・・・ だめっ・・・・」

    咲希の舌が執拗に私の濡れている部分を舐め上げた。
    どうしよう・・・もう、頭が変になりそう。
    足がガクガクと震えた。


    「先生、すんごい濡れてる」


    「やだっ・・・言わないで(><)」


    咲希は私を抱き締めながら、今度は濡れてる部分にゆっくり指を入れた。
    足を大きく開かれて、何度も指を出し入れされた。
    耳元で何度も好きだと言われた。


    「もう・・・だめっ・・・ イッちゃ・・・う・・」

    咲希の指の動きが早くなるのと同時に、頭が真っ白になって果てた。
    体中が痙攣したように、ぐったり力尽きた私の体を咲希はしばらく抱き締めていた。


    「先生、大丈夫?」


    「・・・うん」


    「先生、好きだよ」


    「・・・あなたが気持ちよくなるには、どうしたらいいの?」


    「先生は何も考えなくていいんだよ。私は先生の感じてる姿を見るだけで気持ちいいんだから」


    「そうなの?」


    「うん」


    女の人と付き合ったことがない私は、咲希にどうすれば良いかわからなかった。
    今は咲希の言う通りにしたらいいんだよね?
    こんなに幸せなのに、ふとしたことで不安になる。

    裸のまま、咲希に抱きついた。


    「先生?」


    「・・・・」


    「どうしたの?」


    「なんでもない」


    「裸の先生に抱きつかれたら、またしたくなっちゃうよ」


    「も〜エッチなんだから・・・////」



    結局、その日は朝まで一緒にいた。





引用返信/返信 削除キー/
■21705 / inTopicNo.45)  36
□投稿者/ zoo 一般♪(38回)-(2012/12/09(Sun) 13:57:30)

    朝起きると、私を後ろから抱き締めたまま眠っている咲希がいた。
    起こさないようにベッドから出ようとしたら、咲希が目を覚ましてしまった。


    「起こしちゃったね。ごめんなさい」


    「おはよ」


    「おはよう。シャワー浴びてきていい?」


    「うん。一緒に入る?」


    「だめっ!」


    「なんで?(笑)」


    「だって・・・もう朝だし、明るいし・・・」


    「先生の体がよく見えていいね」


    「だからダメって。。。(><)」


    咲希は私を抱き締めると、すぐに離してくれた。


    一人でシャワーを浴びながら、色々なことを考えた。
    結局、お泊りしちゃった。
    卒業までは・・・って、偉そうに教師ぶってたのに。

    でも、後悔はない。
    何だか、悩んでいたことが馬鹿ばかしいくらい、幸せだと感じた。


    リビングに戻ると、咲希がコーヒーを淹れていた。
    簡単にトーストとスクランブルエッグを作ってくれた。


    「先生、食べれる?」


    「うん」


    「朝はいつも簡単にしか食べないから、こんなのしか出来ないけど」


    「ありがとう」


    二人でダラダラ朝の時間を過ごした。


    咲希は夕方からバイトの予定だった。
    それまでの時間、少し外出しようという話になった。

    そういえば、私から咲希にはクリスマスプレゼントを渡してなかった。
    もうクリスマスは過ぎてしまったけど、一緒に選びに行けばいいかな?



    「もうクリスマスは終わっちゃったけど、何かプレゼントに欲しいものはない?」


    「ん?ないよ」


    「も〜 何か欲しいって言ってよ・・・。」


    「先生が欲しいだけだよ」


    「も〜。。。。」


    「(笑)。じゃあ・・・欲しいCDがある」


    「ほんと?CDでいいの?」


    「うん」



    咲希の車に乗って、街へ出た。
    今日は、以前に行った怪しいCD屋さんではなく、普通の大手のレコード店。
    今回、咲希が欲しいCDは、ひと昔前の普通のヒットソングらしい。

    咲希が選んだのは、海外アーティストのもので、あまり洋楽に詳しくない私でも、どこかで見たことあるようなジャケットだった。

    その1枚だけでいいと咲希が言い張るから、結局それだけを買った。
    安いクリスマスプレゼントになってしまったけど、咲希曰く重要なのは金額じゃないと。


    CD選びの後、少し遅めのランチをした。
    年末で混み合っている街中だけど、咲希は人が少ない場所を良く知っている。
    連れて行ってくれたお店は、ランチタイムのピークを過ぎているせいか、空いていた。


    夕方に近づき、家まで送ってもらうことになった。
    咲希は車を出す前に、買ったCDを一緒に聴きたいと、子どものように袋を開け始めた。
    昔から好きな曲だけど、CDは持っていなかったらしい。

    帰りの車の中では、ずっと手を繋いでいた。

    流れているBGM は、Angel of mine / Eternal


    幸せいっぱいだった。



引用返信/返信 削除キー/
■21706 / inTopicNo.46)  37
□投稿者/ zoo 一般♪(39回)-(2012/12/09(Sun) 13:58:45)

    二人の関係が今後、どれくらい続くかはわからない。
    でも、ダメになることを考えるより、今の幸せを大切にしたい。


    年が明けて卒業が近づいた。
    お互い、人目につかないように外で会うことは極力避けた。
    どちらかの家で一緒に食事をしたり、音楽を聴いたり、映画のDVDを観たり。
    一緒にいられるだけで幸せだった。


    卒業式の日。
    朝からバタバタしていた。
    生徒達は、卒業式が終わった後も教室で写真を撮りあったりお喋りしたり、
    教師もなかなかすぐに帰ることが出来ない日である。
    泣いたり笑ったり、無邪気な高校生はまだまだ子どもらしさが垣間見える。
    自分の教え子が卒業していくちょっぴり寂しい瞬間。
    でも、一人一人が大人になっていく姿を見届けることが出来る、教師は素晴らしい職業だと感じている。

    咲希は、相変わらず大勢で騒ぐことなく、卒業式が終わると静かに教室を出た。
    教室を出たところで、数人の後輩が咲希のところへ駆け寄っていた。
    やっぱり咲希はモテるらしい・・・。
    こういう場面を見ると、毎回不安になってしまう。。。
    でも、信じるって決めたんだもんね。


    卒業式の夜、私の家で咲希と食事をした。
    卒業のお祝いってことで、咲希にプレゼントを用意した。
    車の鍵につけるキーホルダー。
    気に入るかわからないけど、咲希に似合いそうなブランドを選んだつもり。


    「これ、気に入るかわらないんだけど・・・卒業のお祝いに」


    「・・・ありがと。絶対に失くせないね」


    「大袈裟だよ(笑)」


    「先生から貰ったんだから大事に決まってるでしょ」


    咲希にぎゅって抱き締められた。
    何だか、自分がすごく大切にされていると感じる。

    咲希は、私が不安な時、いつもぎゅってしてくれる。
    いつだって不安を取り除く努力をしてくれる。
    咲希のことがすごく好き。


    歳が離れていても、立場が違っても、性別が同じであっても、
    世間一般的な普通の恋じゃなくてもいい。




    ただ、声を聞くだけで切なくて、抱き締められるだけで満たされる。

    あなたには、いますか?そんな人。





    私は、そんなどうしようもなく愛しい人に出会って、恋をした。

    幸せいっぱいの恋、現在進行中・・・




    誰もがそれぞれの形をした、素敵な恋に出逢えますように。

    心から。





    END


完結!
引用返信/返信 削除キー/
■21707 / inTopicNo.47)  お礼
□投稿者/ zoo 一般♪(40回)-(2012/12/09(Sun) 14:10:19)
    2012/12/10(Mon) 09:33:54 編集(投稿者)

    Thanks To:
     このお話を何人の方が読んでくれていたのかはわかりませんが、
    最後まで読んで頂けた方、コメントをくださった方、本当にありがとうございます。

    感謝。


    Special Thanks To:
    頻繁にコメントをくださっていたmiyaさん、期待にお応え出来るような結末だったでしょうか?
    毎回のコメント、ありがとうございます。とても嬉しかったです。
    心からお礼を申し上げます。




引用返信/返信 削除キー/
■21708 / inTopicNo.48)  Re[38]: お礼
□投稿者/ miya 一般♪(9回)-(2012/12/21(Fri) 19:16:51)
    完結まで、ありがとうございましたm(_ _)m

    催促ばかりで申し訳ないな〜と思っていたのですが、
    応援できていたのなら、安心しました(^^ゞ
    しかし、後半のくだりは、気になりますねぇ〜(笑)

    また素敵な物語(実話?)を紡いでください^^

    来る年が、zooさんにとって更に輝いた年になりますように...
引用返信/返信 削除キー/
■21711 / inTopicNo.49)  感想
□投稿者/ 愛 一般♪(2回)-(2013/01/02(Wed) 21:10:50)
    とっても素敵でした。
    次の作品も期待しています♪
引用返信/返信 削除キー/
■21712 / inTopicNo.50)  お礼
□投稿者/ こねこ 一般♪(1回)-(2013/01/11(Fri) 17:07:22)
    ステキなお話しありがとうございます。
    m(__)m

    では、失礼いたします。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■21713 / inTopicNo.51)  感想^^
□投稿者/ miya 一般♪(10回)-(2013/01/13(Sun) 13:53:30)
    面白かった〜^^
    また、書いてくださいね^o^v
引用返信/返信 削除キー/

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