□投稿者/ ゆい 一般♪(17回)-(2020/12/02(Wed) 02:47:03)
| ≪ケース:高3≫ 数日後に卒業式を控えて、私は校舎の屋上でタバコを吸っていた。 推薦が決まってるからエスカレーター。 頭上に広がる綺麗な青空を眺めて、授業をサボってた。 そこに、タバコ仲間で親友のGが来た。
「もう、卒業だね。吸いに来た?」 私は聞いた。 「吸いに来た。」 「“若葉”じゃない?ダサいからやめなよ。」 「分かってないなぁ。そっちこそ、セブンやめなよ。」
屋上に通じるドアは一つしか無くて、下級生が来た。
中学生と高校生とでは雲泥の差があって、私はその下級生の 目を見つめながら、と言うか、睨みつけながら、 「何?」 と聞いた。今思えば、酷かったかも。 「チアリーダー部の練習で…。屋上を…使いたいんです。…。」 「あとにして。」 「はい。済みません。」 今、思えば最低の先輩だったと思うけど、 チアリーダー部の練習は何時でも出来る。 私とGとの時間は、限られてる。 タバコ一本の時間。5分位。 5分でも、大事な瞬間ってある。
私はよく授業をサボって屋上でタバコを吸ってた。 昔で言う、イケイケの子とかも、仲良くないのに一緒に吸ってた。 ある日、そのイケイケの子が一緒にタバコを吸いながら、 「妊娠しちゃった。ママと病院行くんだ。」 って言ってきたときにはビックリしたけど、 「そうなんだ。」 って平静を装って返答したな。 内心は、度肝を抜かれてました。
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