ビアンエッセイ♪

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■13196 / 親記事)  紅い月
  
□投稿者/ 雅 ちょと常連(68回)-(2005/10/06(Thu) 01:39:08)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    ある美しい女は

    夜空を見上げて ギターを奏でた

    星空は、静けさの中で

    その美しい調べに耳を傾け

    吹き抜ける風は、その旋律に合わせるように

    少し哀しげに音を奏でる


    女は、目を閉じていた

    その瞳から溢れる涙を隠すように・・・


    その日の月は

    紅く・・・妖しい・・。




    --------------------------


    「私たち、ほんとに、もう終わりなの?」


    「うん。もう終わりよ。」


    ベッドで、煙草を吸いながら冷ややかな目で、さらりと葉月は言った。


    いつも、そうなんだ・・。

    1年以上もったことなんて1度もない。

    月に1、2度会って、ホテルでHして・・。


    「もう十分でしょ?」

    葉月は、奈子に言った。


    「十分って何が十分なの?こんなに愛しているのに・・」


    せせら笑うように、葉月は答えた。


    「もう、十分に身体は満足したでしょ?って意味よ。」


    奈子は、怒ってベッドから起き上がり、服に着替えて


    「あんたって本当に最低な女ね!」


    そう言い捨てて、ホテルの部屋を出て行った。


    葉月は、そのままベッドで横たわったまま、天井にフーッと煙草の煙を

    はいた。


    一体、奈子は、私の何を愛してるというんだろう。

    私の何を分かっているつもりなんだろう・・。


    ただ肉欲だけでしか繋がっていなかったと言うのに・・。

    愛してるなんて

    そんな簡単に口に出すもんじゃないよ・・

    だって、私は

    そんな愛されるような女じゃないから。


    奈子・・

    あんたの同級生の、何てったっけな・・

    名前忘れたけどさ

    この前、抱いたよ。このホテルでさ。

    たまたま知り合ったら、奈子と同じ高校出身で同期だったとはね。フフフ。

    そんな女なんだよ。私って。



    (つづく)
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■13208 / ResNo.1)  紅い月2
□投稿者/ 雅 ちょと常連(73回)-(2005/10/06(Thu) 12:04:28)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    「おはよ」

    「わぁ〜おっはよう。珍しいね、単位ヤバイんでしょ。」


    葉月は、久しぶりに大学のゼミに顔を出した。


    「いい加減、そろそろ顔だしときなさいよ。私にも限界はあるんだからね。」

    先週、ゼミの橋岡教授にベッドで言われた言葉。


    葉月・・21歳。

    1年留年して、今年は大学卒業予定。

    現在彼女なし

    身長 165cm 

    見た目クール、涼しげな顔立で色素薄め

    髪は、天然茶色のさらさらショートヘア


    「ファァァァ・・・。」

    橋岡ゼミの真っ最中、葉月は、うつむき加減に、大きな欠伸をした。

    隣に座っている、理恵が葉月に囁いた。


    「お疲れぎみね。」


    「そう?ちょっと寝不足なだけ。」


    そう言って、教授の声に、耳を傾ける振りをする。


    夕べ?

    夕べは、深夜まで奈子と最後の肌合わせ。

    何度も何度も、狂ったように奈子を抱いて、家帰ったの朝の4時。

    お陰で、背中はミミズ腫れ。


    ゼミが終わり、先生に、教授室へ呼ばれた。


    「ちゃんと出てきたのね、葉月。」


    部屋に入った瞬間、教授は、葉月に抱きついた。

    しなだれかかる、この女・・

    ただの肉欲に取り付かれたメス・・。


    葉月は、そっと顎を持ち上げて、軽くキスをする。

    首に巻かれた手は、段々と葉月の背中を愛撫するように、

    うっとりした目で見つめ、いやらしい手の使い方で、葉月を誘う。


    葉月は、ニヤッと笑い、

    大きなハイバックのソファに教授を押し倒した。


    「アァァァン・・葉月・・。」


    葉月は、涼しげな目つきで、教授の目を見ながら

    ブラウスのボタンを一つづつ、上から順番に外していく。


    「もう・・濡れてるんでしょ?」


    そう囁き、肌蹴たブラウスから覗く、黒いブラの淵の白い肌に、

    そっと舌を這わした。


    「アァァン・・」


    そのまま、ブラを下に下ろして、露になった乳房の先端を舌先でゆっくりと

    円を描くように・・

    部屋に響き渡る、甘い吐息・・。

    捲れ上がったスカート・・

    その右手は、大きく開かれた太腿を撫で、そっとパンストの上から

    湿った割れ目に指を這わせた。


    「やっぱりね・・。フフフ」


    教授は、腰をくねらせて吐息を漏らし、さらに葉月を誘う・・。



    コンコン 長谷部です、失礼します。

    ガチャっ


    慌てて、離れて、振り向くと、見たことある顔・・

    そうだ、確か同じゼミの子。


    教授はドアに背を向けて、ブラウスのボタンをかけていた。

    見られた?・・。


    「あっ、すみません。頼まれてたコピーここに置いときます。失礼しました。」


    そのままその子は、扉を閉めて出て行った。


    「鍵・・。すっかり、忘れてたわね。大丈夫よ、あの位置からなら絶対見えない

    から。」


    「あの子、確か同じゼミだったよね。」


    「そうよ。」


    教授は、そう言って、部屋の鍵を閉め、ソファに横たわった。


    「まだ、続けてほしいのね。ほんと懲りない先生・・。」


    葉月は、教授のパンストを脱がせ、そのパンストで教授の手首を縛った。


    「こうされるのが好きなのよね、先生は。」


    デスクの小引き出しから、ガムテープを取り出し、

    教授の、口をふさいだ。

    葉月は、妖しく微笑んだ。

    「これなら、いくらでも喘いでいいわよ。ウフフ」


    呻くようにこもった激しい喘ぎ声が静かな部屋に延々と響いていた。


    (つづく)
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■13213 / ResNo.2)  紅い月3
□投稿者/ 雅 ちょと常連(74回)-(2005/10/06(Thu) 12:44:05)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    はぁ・・まだ次の講義まで時間あるな・・。


    葉月は、本館よりかなり奥にある、学生会館の裏へ向かった。

    そこは、余り人もこないし、休憩にもってこいの場所だった。

    少しだけど、芝生があって、木が茂ってるので日陰もある。

    そこにポツリと置いてあるベンチで、横たわって居眠り・・。

    学生会館前にはジュースの自動販売機もあるし、結構お気に入りなんだよね。


    あれ?


    そのベンチには、さっきいたあの子・・。


    確か、長谷部っていってたっけな・・。


    立ち去ろうとした瞬間、


    「どうぞ。」


    にっこりとした笑顔で、その子はベンチの端に腰をずらした。


    「あっ・・。いいよ、別行くからさ。」


    「そんな事言わないで、ねっ。」


    てな訳で、その子の隣に座る羽目になった。

    何話せばいいんだ?


    葉月は、黙ってさっき買ったミルクセーキを缶を開けた。


    「フフフ」


    その子は、何か笑っている・・。


    「ん?何かおかしい?」


    「だって、見かけによらず、ミルクセーキなんか飲んでるから。」


    「飲む?」


    葉月は、ミルクセーキの缶をその子に差し出した。


    「ありがとう。」


    ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ


    葉月は、プッと吹き出した。

    その子は、キョトンとした顔で、葉月を見つめる。


    「普通さ、ちょっとは遠慮するもんじゃない?」


    何だか、後から後から笑いがこみ上げてきて、声を出して笑った。


    その子は恥ずかしそうに、うつむいて答えた。


    「だって、美味しかったから。」


    「いいよ。あげるよ、それ。」


    葉月は、そう言って煙草に火をつけた。

    大きく煙を吸い込んで、フーッとゆっくりと息をはく。


    「斉藤さんも笑うんですね。とっても素敵ですよ。その方が。」


    その子は、笑顔で葉月に言った。


    そう言えば・・

    こんな風に笑ったのって、何年ぶりなのかな。。

    それに、この子私の名前知ってるんだ・・。

    めったにゼミも顔だしてないのに。

    不思議な子だな・・この子。

    (つづく)
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■13217 / ResNo.3)  紅い月4
□投稿者/ 雅 ちょと常連(75回)-(2005/10/07(Fri) 00:15:03)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    「ここ、よく来るの?」

    葉月は、その子に訪ねた。

    「うん。最近見つけたの。こんなとこに、こんないい場所あったんだって。」

    「そっか。」

    「もしかして、斉藤さんも?」

    葉月は、煙草の煙を吐きながら、うなづいた。


    「じゃ、ここは二人の秘密の場所ですね。」


    「そんな学校内で、秘密の場所なんてないよ。ウフフ」


    「でも、私毎日ここに来てるけど、だ〜れも来ませんよ。」


    子供みたいに無邪気にその子は笑った。


    「じゃ、ここで長谷部さんを襲っても、誰もこないってことね。」


    そう言って、肩に手をかけ、押し倒す真似をする。

    また悪い癖が出た。

    結構可愛い子だと、冗談混じりに、仕掛けてしまう・・。


    「教授だけで飽き足らず、今度は私?」

    そう言って、その子は、フフッと微笑んで、葉月の顔を覗き込んだ。


    「あっ、やっぱりバレてた?」


    「はーい。バレバレでした。」

    そう言って、右手を上げてその子は微笑んだ。


    葉月は、シガレットケースから、煙草を出そうとした。


    「はいっ!隣の彼女、吸いすぎ!没収します。ウフフ。」

    そう言って、葉月の煙草をシガレットケースごと取り上げた。


    「そんな事したら・・」

    そう言って、葉月は、その子をベンチに押し倒した。


    「そんな事したら、どうなるの?」

    その子は、真直ぐな目で葉月を見つめた。


    葉月が覆いかぶさるように、ゆっくり顔を近づけて

    その子と唇を重ねようとした瞬間・・


    キンコン カンコーン 


    「はいっ。時間切れ!今日はこれまで。」

    そう言って、葉月の頬にチュッとキスした。


    「さっ、私この後授業あるから。また明日ね♪」


    そう言って、振り向きながら、笑って手を振って駆けていったその子・・。


    葉月は、独りで含み笑いしながら、カバンの中から新しい煙草を出した。


    これって、久々に


    フ・ラ・レ・タ。


    (つづく)
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■13220 / ResNo.4)  雅さん♪
□投稿者/ まみ 一般♪(2回)-(2005/10/07(Fri) 08:36:19)
    おはようございます(^-^)
    もう新作書かれてるんですね☆
    また楽しみに読ませてもらいます♪

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■13226 / ResNo.5)  まみさんへ♪
□投稿者/ 雅 ちょと常連(76回)-(2005/10/07(Fri) 21:40:33)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    いつもありがとうございます♪
    前々から、構想を練っていた作品です。
    SMエッセイ板の「逢瀬の痕」に手がかかってしまい、UPできずにいたので
    やっと完結しましたので、早速書き始めました♪
    また、良ければお付き合いくださいませ♪

引用返信/返信 削除キー/
■13232 / ResNo.6)  紅い月5
□投稿者/ 雅 ちょと常連(77回)-(2005/10/08(Sat) 05:06:09)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    その日、葉月は、家へ帰ってから、シャワーを浴び、そのままベッド横になった。

    天井を見ながら、何となく昼間のあの子の言葉を思い出した。


    斉藤さんも笑うんですね。その方が素敵ですよ・・か・・。

    葉月は、フフと、独り寂しく笑った。


    階段を上がってくる足音・・。

    葉月の顔が変わった。


    「葉月ちゃん。ご飯の支度できてるけど・・」


    「後で、食べるから。置いといて。」


    開いた部屋の扉の方を見ようともせず、葉月は答えた。



    葉月は、そのまま服を着て、車に乗って家を出た。

    洗ったままの髪の毛・・。まだ少し濡れてる・・。

    携帯電話で、この前知り合った子に連絡をとった。


    「今日、時間あるんだけど、どう?」



    そのまま、待ち合わせの駅まで迎えに行って、そのままホテルへ。


    「アァァァーン、もうイッちゃう、ハァハァ」


    「フフフ。イっちゃうんじゃなくて、イきたいんでしょ?」


    葉月は、その女の股間に顔を埋め、静かなホテルの部屋には、愛液の臭いと

    その女の激しい息遣いと喘ぎ声がこだまする。


    「アァァァン、早く、はやく、ハァハァ、ゆび・・アァァァァー」


    何ていやらしい女。

    逢ってまだ2回目。今日が初めてってのに。


    「こんなに、いやらしい蜜垂らして・・」


    葉月は、ゆっくりとその女に見えるように、腰ごと上にあげて、その蜜の出所

    を、舌先でなぞっていく・・一番敏感な部分には触れずに・・。


    女は、腰を動かし、葉月の顔に股間を押し付けてくる。


    「そんなに押し付けたって、イかしてはあげないよ。ウフフ」


    「そんな・・意地悪いわないで、ハァハァお願い、イかせて。」


    「どうしようかな・・」


    そう言って、葉月は、妖しく笑みを浮かべた。


    葉月は、持ってきたディルドを着けて女に言った。


    「してほしかったら、これ、上手に舐めてごらん。いやらしく、官能的にさ。」


    女は、腰を振りながら、ディルドを根元まで咥えて音を出して舐めあげる。

    それを、葉月は冷ややかな目で見つめていた。


    「片っぽの手で、自分を慰めてごらんよ。」


    女は、ディルドを咥えながら、喘いだ。


    腰振って、右手激しく股間に擦り付けて・・。ほんといやらしい女。

    女は、我慢できずに葉月に言った。


    「お願い・・、もう・・・ハァハァ、いれて・・」


    「そんなにほしいのね。これが。」


    葉月は、ディルドを後ろから女に突っ込んだ。

    少し起き上がらせ加減にし、右手で女の蜜で溢れた大きくなった股間の突起を

    指で愛撫し、左手は、柔らかい乳房を揉み、先端を刺激しながら、激しくリズミカ

    ルに葉月は腰を動かしていく。


    「アァァァァン、イイ・・ハァ、すごく・・イイ、アァァァー」


    女は身体を仰け反らして、エクスタシーを迎えた。


    (つづく)
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■13240 / ResNo.7)  紅い月6
□投稿者/ 雅 ちょと常連(78回)-(2005/10/08(Sat) 15:20:06)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    ホテルを出て、そのまま車に乗り込んだ。

    女は、そのままベッドで眠ってしまっている。


    私、一体何してんだろ・・。

    後、いつもそう思う。

    どんなに肌を重ねても・・どんなに女の喘ぎ声を聞いたって、

    結局、後は独り。

    でも、後のこの疲れが心地いい・・だから、そうさせるのかな・・。


    あっ・・雨・・。


    車のフロントガラスに、ポツポツと水滴が落ちてと思ったら、どんどん激しい雨に

    変わっていった。

    わっ・・、これじゃ余り前、見えないな。どっかのガソスタでも寄って、

    ガラスが雨弾くように、何か買って塗らないと無理かも・・。


    あれっ?


    あの子・・・?


    葉月は、少し先で、車を歩道側に寄せてハザードを点滅させた。

    後ろから歩いてくるあの子・・やっぱり、間違いない。


    その子は、葉月の車を見ることもなく、横を通りすぎていく。

    葉月も、声を掛けずに、その通り過ぎていく後姿をただ見ていた。


    こんな大雨の中、傘もささずに

    泣いてた?


    声かけなかった、と言うより、かける事が出来なかったんだ。

    余りにもさ・・

    哀しい後姿だったから・・・。


    葉月は、家へ帰ってから、ベッドに仰向けになって考えていた。


    あの子、あんな顔するんだね・・。

    昼間の顔から考えられないけど・・。

    よっぽどな事、何かあった?


    フフフ・・。

    葉月は、独り笑った。


    そんなに知らないあの子の事、気にかけてる。

    人の事には無関心なはずなのに。


    葉月は寝そべったまま、煙草の箱をとって、1本咥えた。

    そして、煙草に火をつけた。


    没収か・・。フフ



    (つづく)
引用返信/返信 削除キー/
■13252 / ResNo.8)  紅い月7
□投稿者/ 雅 ちょと常連(79回)-(2005/10/09(Sun) 05:10:44)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    次の朝・・・

    葉月は、階段を降りて台所へ行った。


    「おはよう、葉月ちゃん。」


    「おはよ」


    そっけない顔で、葉月は答える。


    「今日は、早いのね。ご飯食べる?」


    「いらない。今から学校行くから。」


    あのさ、驚いたような顔で、こっちみないでくれる?

    私も、早くから出る時もあるんだって・・。


    葉月が玄関を出ようとした時


    「はい、サンドイッチ。車の中ででも食べて。」


    葉月は、何も言わず、受け取ってそのまま玄関をでた。



    大学で、朝から退屈な講義に出席して、昼、学生会館の裏へ向かった。

    今日は、誰もいないな・・。


    葉月は、ベンチに横になってボーっとしていた。

    今日は、天気もいいし・・気持ちいい・・。



    「こらっ、誰ですか!こんな所で居眠りをしている人は!」


    葉月は、びっくりして、慌てて起きて立ち上がった。


    そこには、笑顔のあの子がいた。


    「びっくりした?ウッフッフ♪」


    「人が、せっかく気持ち良く昼寝してたのに・・」


    葉月は、少しそっけなく言った。


    「ま、そんな固いこと言わないの。だって、ここは二人の場所でしょ?

    一人で陣取られたら、私の場所がないじゃない。」


    「誰の場所でもないの。早いもの勝ちよ。」


    「じゃ、私の勝ち〜〜♪」


    そう言って、その子は笑いながらベンチに横たわった。


    「あっ、そんな事するんだ。」


    葉月は、覆いかぶさるようにして、横たわったその子の目を見つめた。

    その子は、そっと目を閉じた。


    「そんな事したら、唇奪っちゃうよ?」



    「お腹すいた・・。」


    えっ?


    「お腹すいた。斉藤さん。」


    目を閉じたまま、その子は言った。


    葉月は、クックックと笑った。


    この雰囲気の中で、よくも、まぁ平気でこんなこと言うかなぁ。

    ほんと、変な子だ。


    「ちょうど、サンドイッチあるよ。」


    覆いかぶさったまま、葉月は言った。


    「ほんと?」


    その子の目が開いた。結構綺麗な目してんだね・・。


    「うん。じゃ、その代償に・・」


    葉月は、その子の頬に軽く、チュッとキスして、その子を起き上がらせた。


    「ほら、ミルクセーキもあるよ。ウフフ」


    葉月は、サンドイッチとミルクセーキを出して、その子に差し出した。


    「ね、独りじゃ美味しくないから、一緒に食べようよ。あげるからさ。」


    あげるって・・、それさ、今、私があげたやつ・・。


    「じゃ、いただくことにするよ。」


    その子は、嬉しそうな笑顔を見せた。

    この子も多分、無理してんだね・・。


    二人は、ベンチで一緒にサンドイッチを食べた。

    変わってないな・・。この味・・。

    何年ぶりだろう・・。


    (つづく)
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■13258 / ResNo.9)  紅い月8
□投稿者/ 雅 ちょと常連(80回)-(2005/10/09(Sun) 20:30:03)
http://id7.fm-p.jp/23/bianmiyabi/
    橋岡ゼミ、斉藤葉月さん、いらっしゃいましたら教授室まで・・・


    フっ・・お呼びみたいだね。

    葉月は、ゆっくり教授室に向かい、部屋をノックする。

    「どうぞ。開いてるわよ。」


    葉月は、ドアを開けて部屋へと入った。


    「鍵は閉めなくていいの?」


    葉月は、にやっと笑って、教授の顔を見た。


    「今日は構わないわ。あんまり時間がないのよ。残念だけど。」

    そう言って、しなだれかかるように、葉月の首に腕を回し、キスした。


    「条件次第では、卒業、何とかなりそうよ。早く教えてあげたかったのよ。」


    「条件?」


    「ちゃんと、真面目に、卒論書くことよ。去年、貴女卒論たった1枚のレポートだ

    ったんですって?」


    「じゃ、卒論手伝ってよ。ねぇ、せーんせ。」


    葉月は、そう言って、教授の耳たぶに、キスして甘い声で囁いた。


    「アァァンもう・・仕方ないわねぇ。」


    「ありがと。じゃ、そのご褒美に・・」


    葉月は、教授を後ろ向きに、扉に押し付けて、後ろから首筋に舌を這わせた。


    「アァァン・・ダメよ。今日はこの後、会議があるんだから・・アァァ」


    葉月の両手は、教授の乳房を包み、うなじ、肩へと唇を這わせた。


    「アァァァン、もう・・いけないコ・・ンアア・・」


    葉月の右手は、スカートをまくりあげ、ストッキングの内側から、パンティの中

    へ、熱くなった恥部を確認する。


    「やっぱり・・。せんせ。もうこんなに・・」


    葉月の指は、その部分から溢れた蜜で絡み、その滑りで、草むらの突起物を

    滑らかに刺激する。


    知ってるのよ。せんせ。

    先生は、こうやって、つまみながら回すようにするとダメなんだよね。フフフ


    「アァァァーン、葉月、ダメ・・ハァッ、アァァァァー」


    「時間ないんだよね。やめようか?ウフフ」


    葉月の手は止まらない。知り尽くした教授の弱点をどんどんと攻めながら囁いた。


    「アァァァァ、おねがい、やめないでぇ、葉月、いれてぇ。アアァァァー」


    立ったまま、葉月は教授を扉を背にし、片一方だけパンストとパンティを脱がし

    た。

    葉月は、腰を落とし、教授の片足を自分の肩へ置き、大きく開かれた股間を

    じーっと眺めた。


    「せんせ。いやらしいですね。こんなに腫れちゃって。」


    「そんなに、見ないで・・。葉月・・。お願い、して・・」


    フフっと、葉月は笑った。


    「じゃ、どうしてほしいの。順番に教えて。先生のいう通りにするからさ。」


    教授は、恥ずかしそうに、顔を赤らめて言った。


    「・・舐めて、そして・・噛んでほしい・・」


    葉月は、露になった、草むらに顔を埋めた。

    教授は、仰け反るように、腰を振って声を上げた。

    葉月は、教授の大きく腫れた突起物を音を立てて何度も吸い、そして、口全体でそ

    れを含み、舌を絡ませ、そして、少し強めに噛み付いた。


    「アァァァァーン」

    教授の、快気の声は、部屋中に響いた。

    せんせ・・噛まれるの好きだもんね・・フフフ


    教授の腰は、感じてくる程、激しくくねらせ、葉月の顔に股間を押し付けてくる。


    「先生、そんなに腰押し付けて、何してほしいの?」


    指いれてほしいんよね。知ってるよ、フフ。


    「アァァァー、葉月、お願い、奥まで、奥までちょうだい、アァァァン」


    葉月は、肩に教授の脚を乗せたまま、立ち上がった。


    「身体、断然柔らかくなったよね。せんせ。誰のお陰?」

    そう囁きながら、大きくパックリ開いた割れ目を指でなぞる・・。


    「アァ、葉月、貴女のお陰よ・・アァァン、早くちょうだい・ウッ、アァァァーン」


    葉月は、ニヤリと笑みを浮かべながら、指を2本入れた。

    激しく動く葉月の指・・それに合わせて、扉が、ガタガタと揺れる。

    教授は、快楽に、身体を波打たせ、腰の動きが段々早くなってくる。

    支えた方の教授の片足は、もうガタガタを振るえ、支える限界が近づいていた。

    葉月は、教授の一番感じる角度で、激しく指を動かした。その2本の指は、教授の

    中でギターを奏でるような指づかいで、巧みにスポットを刺激する。


    「アァァァ、イクゥ、ハァハァ、アァァッァァー」


    教授は、全身の力が抜け、そのまま下へ座り込んだ。


    「せんせ。汗いっぱいかいてるよ。」


    葉月はニヤリと笑った。

    ありがと、せんせ。

    助かったよ。

    (つづく)

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