ビアンエッセイ♪

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■17945 / 親記事)  相思相愛
  
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(1回)-(2007/02/18(Sun) 00:39:57)
    「あたしは男好きだし、飽きたら捨てるよ?」

    彼女は私に忠告した
    それでも私は彼女を好きでたまらなかった

    「別にいいよ。フラれなれてるから・・・」

    私は精一杯余裕なフリをして笑った

    「じゃぁこれからヨロシクね。」

    彼女は私にそう言った。
    これが私達の始まり。

    彼女は男性としか付き合ったことはなく
    女性を好きになるなんて今でも不思議がってる
    私が男ぽいせいもあるんだるけど・・・
    「あんたといると落ち着く」が彼女の唯一私への褒め言葉。

    最初の1、2ヶ月はキスも手すらも繋いだことはなかった。
    「あたし達友達だね?」と彼女が意地悪く笑う
    私は我慢してた欲を彼女にぶつける

    乱暴なキス

    「あんた下手」と彼女が舌を絡めてきた

    あんな幸せな気分は味わったこと無かった。

    私はどんどん彼女が欲しくなり何度も唇を重ねる
    彼女は薄めを開けて笑っている
    私はどんどん彼女の服を脱がせる

    「待って。やっぱ無理・・・」

    それ以上進む勇気は出なかった。
    それ以来私達はキスと少しのいちゃいちゃだけ
    身体がいくら濡れようが

    それ以上進む勇気はなかった

    「あんたはそれでいいの?」

    「・・・」

    「あたし男んとこ戻るかもよ?」

    「・・・」

    「バーカ嘘だよ」

    笑えない冗談を彼女は言う
    私は我慢してた

    半年が過ぎた。
    相変わらず私達は変われない。
    『友達以上恋人未満』


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■17949 / ResNo.1)  相思相愛U
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(2回)-(2007/02/18(Sun) 02:08:48)
    雨の日のデート
    彼女は濡れた髪に服から透けた下着
    不覚にも男性的な感情に囚われた

    「雨だるいねー何処行く?」

    迷わずラブホ

    「女と入るの緊張する」と彼女は笑ってた

    お風呂に一緒に入った
    初めて見る彼女の裸
    触れるのも怖いぐらい美しい

    「あんた結構乳あるね」笑う顔が何処か照れている気がした

    ベットに入る
    2人は初めてSEXする学生みたいに
    お互いの心臓音を聞こえないよう話した
    主に彼女の話だったけど。
    今までの男性歴だの、恋愛だの、
    彼女は永遠と話し続けた

    私は相槌を打つだけ

    会話は途絶え
    彼女は黙った

    「私本当に好き」

    彼女は受け入れた
    彼女の身体に触れ
    彼女は私に身をよじらせ喘いだ

    本当に彼女が好きだ


    それからはお互い半年分を取り戻すかのように
    毎晩毎晩SEXをした

    愛おしい
引用返信/返信 削除キー/
■17950 / ResNo.2)  相思相愛V
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(3回)-(2007/02/18(Sun) 02:18:03)
    私程彼女を愛してる人はいない
    そう言いきれる程彼女が好きだ

    相変わらず彼女とのSEXは楽しい

    それも2ヶ月過ぎた頃

    彼女はいつもと違う雰囲気で・・・

    「・・・いつもあんたが攻めてるから今日はあたしが攻めてあげる」

    彼女は私から学んだ女性への愛撫を私にギコチなくする。
    全然気持ちよくないのに私は嬉しくて声が出る

    彼女は不安そうな顔で私に
    「気持ちいい?」

    その瞬間私には『守らなくちゃ』と言う意思が生まれた

    「ありがとう。気持ちよかったよ。」

    と・・・キスをする

    彼女は微笑んでキスをする

    それでもまだ私は不安だった
引用返信/返信 削除キー/
■17951 / ResNo.3)  相思相愛W
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(4回)-(2007/02/18(Sun) 02:25:03)
    彼女の周りは常に男だらけ
    彼女もノンケで私はビアン
    むしろ、彼女だけのもの

    彼女が私の全て


    「今日○○から告られちゃったよ〜」

    妬かせるためか
    彼女は最近頻繁にそんなことを言う

    1回や2回ならその言葉も笑って聞けた

    「今日飲みに誘われてー金欠だし連れてってもらっちゃった」

    私は涙がこぼれた

    彼女は久しぶりに取り乱して
    慌てふためきながら謝った。
    そして言った。ようやく言った。

    「・・・でも愛してるのはあんただけ」

    あなたの為なら私・・・。



    こうして順調に私達は交際を続けた。

引用返信/返信 削除キー/
■17952 / ResNo.4)  相思相愛X
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(5回)-(2007/02/18(Sun) 02:46:32)
    1年記念の日

    「あんたさー今まで何人くらいと付き合ってたの?」

    と珍しく私のことを聞く彼女。

    「えっ・・・少ないよ」

    「・・・何人?」

    「6人」

    彼女ほその後喋ってくれなくなった
    いくら私があやしても謝っても。

    「ねぇ・・・怒ってる理由聞かせて?」

    彼女は帰っていった。

    お願い理由聞かせて・・・

    「あたしの前に女と付き合ってたのがなんか・・・」






    あぁ・・・
    ヤキモチですか。

    彼女が可愛く見えた
    実はすごくヤキモチ妬きなんだ。

    私は笑えて来た
    彼女の家まで走った

    「ねぇ?仲直りしよっか?」

    キスをした

    1年前の話をしよう
    二人の馴れ初めなんてね。


    春だった
    ぽかぽかした天気で
    その場所は日当たりがよく
    人通りも少なく日向ぼっこに最適な場所

    「ライター持ってません?」

    彼女と私の出会い。

    綺麗だけど傲慢で遊び人ぽいオーラの女性
    私は憧れはあるものの・・・興味はなかった

    私のお気に入りの場所に行くと必ず彼女がいる

    そのうちタバコ友達になり遊びに行くようになった
    周りの友達には異色な2人だったみたい

    「あたしさーよくあんたと仲良いの不思議がられるんだけど?」

    「私も」

    彼女と一緒にいると優越した気分になる
    私の中に『もし彼女なら・・・』

    こんないい女はいないと思った
    外見的に。

    彼女の見た目に惚れていた春

    私はいつの間にか彼女を口説き落とすということに集中していた
    それは恋愛ではなくゲームだった

    「好き」と言う回数を増やした
    電話もメールも毎日した

    「あんたあたしの彼氏より豆」

    ・・・彼氏いるんだ。

    諦めた夏。


    距離をとって接した
    彼女は無理なんだ・・・
    ゲームのはずだったのに
    私は目で彼女を追った

    「あんたさー彼氏いらないの?」

    と彼女は余計な心配

    「いらない」

    「なんで?」

    「好きな人がいるから」

    「・・・片思い?」

    「そう」

    「あたし?」

    思わず咳き込んだ
    動揺は隠せなかった

    「・・・うん」

    なんて呆気ない告白
    彼女は大爆笑していた

引用返信/返信 削除キー/
■17953 / ResNo.5)  相思相愛Y
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(6回)-(2007/02/18(Sun) 02:54:40)
    なんだか情けなさとバカにされてる感で私はその場を去った

    その夜電話が鳴った

    「ごめんー笑ったりして。けど女に好かれるぐらいあたし魅力的かな〜?」

    以外にも彼女は同性愛に軽蔑や偏見は無かった
    むしろ興味津々に色々私に聞いてきたっけな。

    「そんな長い間好かれてたんだー何となく分かってたけどまさかね」

    分かってたんだ

    「付き合えないけど友達としてよろしく?」

    告白しても友達でいれるのが嬉しかった秋。


    クリスマスの日

    彼女は彼氏をデート
    私は一人バイト

    バイトは疲れた
    さびしいな。

    電話が鳴った
    「彼氏と別れちゃったー」

    彼女が言う
    嬉しいのか悲しいのか・・・
    複雑な気持ちになった。

    「ついでに言うと・・・あんたに興味ある」
引用返信/返信 削除キー/
■17957 / ResNo.6)  NO TITLE
□投稿者/ そら ちょと常連(65回)-(2007/02/18(Sun) 11:31:44)
    あなたの気持ちがすごく分かります。私も似たような経験をしています。どんなに思い合っても繋がれなくて、繋がったら壊れてしまいそうな関係。大切だから、先に進めなくて。相思相愛なのに、崖っぷちの恋で。未来の確信などなくて。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■18131 / ResNo.7)  ありがとう
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(7回)-(2007/02/25(Sun) 04:12:46)
    本当に辛いですよね
    私もこんな繊細な愛があることを知りました。
    美化された恋愛小説ですが・・・引き続き共感していただけると嬉しいです。
    コメントありがとうございました。
引用返信/返信 削除キー/
■18133 / ResNo.8)  相思相愛Z
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(8回)-(2007/02/25(Sun) 04:26:15)
    「あんたに興味がある」以来私は彼女に会うのが更に嬉しくなった

    彼女も私に会うとなんだかギコちない。

    「バーカ」と口パクで私に合図
    なんだか幸せな気分になれる
    こんなに近くにいるのに彼女はメールで

    「今日会える?」と送ってきた

    私は口パクで「もちろん」と返した。

    その日の夜
    ガヤガヤした居酒屋へ

    「なんかあたしバカみたいに緊張するんだけど」と

    きっと私のが緊張していただろうな

    居酒屋へ入ってカウンターしか空いてなくて2人隣同士
    あなたの肩が近くてあなたの方を見れなかった

    「近いね」と笑う彼女がすごく綺麗だった

    「なんか告られたのに告白した気分」と彼女

    酒も入って私は強気

    「付き合おう」と告げた2度目の告白

    彼女は黙って

    「付き合うって何?」と問う


    ねぇ神様「付き合う」って一生を寄り添うこと?
    それとも一瞬を寄り添うこと?

    そのときの私にはどちらでも良かったんだ
    一生でも一瞬でも・・・彼女がいてくれるのなら私は幸せなんだ。

    彼女の耳元でつぶやいた

    「私があなたのものになること」
引用返信/返信 削除キー/
■18134 / ResNo.9)  相思相愛[
□投稿者/ 匿名希望 一般♪(9回)-(2007/02/25(Sun) 04:32:30)
    私は彼女のものになった。
    彼女が必要なときに私は彼女に会いに行く

    別に恋人らしいことはしない
    あくまでも友達

    だけどそれは積み重なるうちに彼女の中に根っこを深く生やしていた

    手を繋ぎ
    キスをして
    抱きしめあって
    愛を交わした

    「ねぇ・・・あたしのこと好き?」

    彼女からそんなことを聞いてくるのはこれが初めて

    「うん・・・好きだよ」

    むしろこんな甘えた声聞いたことないよ
    彼女は微笑みながら私の腕をきつく抱きしめる

    彼女を出会って3回目の季節を超えた
    その頃から私達は『相思相愛』と言う言葉が2人のために出来たんだと思えた

    ヤキモチも喧嘩もすべてが愛おしい
引用返信/返信 削除キー/

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