ビアンエッセイ♪

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■21454 / 親記事)  宿題
  
□投稿者/ 桜子 一般♪(1回)-(2012/03/12(Mon) 22:47:53)
    橘 結子、私が今夢中の先生の名前。
    彼女は昨秋の10月、臨時教師として私の、と言うより一つ上3学年の現代国語教師として現れた。

    「ねえ、あなた。篠女の生徒かなあ・・?」突然声をかけてきた女性は、とても綺麗な人だった。
    「はい、・・・・そうです」と言うのも、恥ずかしいくらいドキドキした。なんてまつ毛が長いのだろう。カールしたまつ毛、二重の瞼、鼻梁がくっと高い美しい鼻、それ以上に私を釘付けにした唇の形の美しさだった。レディコミのヒロインのような完璧な輪郭の顔だった。

    「良かった。私今日が初勤務なの。現国の橘結子、よろしくね。貴方は?」
    「・・・ええ・・・と、はい、2年C組の伊藤由香です。」と、しどろもどろの私。
    「へえ・・・、由香ちゃんね。・・・結子と由香か。・・・ステキな組み合わせかも」
    と言った直ぐ後、結子先生は人差し指を自分の唇に当てチュッとすると、その紅の着いた人差し指を私の唇に押し当てたのだ。
    「あっ・・・??!!??」突然のことで、脳内麻痺のように真っ白になってしまった。結子先生の唇が、下弦月のように僅かに吊り上がっていて、目も唇も微笑んでいた。キ・レ・イ・・・

    あの初対面の指キスから1週間たった朝、下校しようと校門まで来た時、
    「伊藤さん、・・由香さんだったよね。」
    後ろから声が聞こえた。えっ、あっ・・と、振り向くと、帰りメイクばっちりの結子先生が小走りに駆け寄ってきた。この1週間、私はいつもドキドキと高鳴る胸を感じてきた。それは恋だ。食堂で食事中の結子先生の姿を、何枚も携帯カメラで撮り貯めててきた。

    「先生今ですか?」
    結子先生は、駆け寄って来て私の横に並んだ。好い匂いが私を包んだ。
    「今日は不動産屋さん廻りなの。急に臨時教員が決まったでしょ、まだウイクリーマンションなのね。半年勤務の予定だったらか、ウイクリーマンションでいいと思っていたんだけど、何となくこの学校やこの町が気に入ったみたい。それと由香ちゃんとも出会ったし・・・・・」

    えっ・・・・なに?・・・どういう意味? 私の脳みそは演算不能、解析不全に陥ってしまった。
    「先生部屋探しなんだ。大変ですね。駅前に10軒くらいありますよ」
    私は、結子先生のピンク色の唇を見ながら言っていた。並んで歩くのはあの時以来だ。オレンジの花のような甘酸っぱい先生の美香(びこう)が私を蕩かせていく。
    「貴方はどこから通っているの? 」
    「私は柳町です。歩いて帰っても20分くらいです。」
    「そう、柳町かあ・・・。並木通りね。いいなぁ、静かな街だよね。小川が流れていて、・・・、私も柳町で探そうかなぁ。でもお家賃が高そうな街ね」

    「先生は彼氏は?・・・・・」私はどうしてこんなことを聞いたのだろう? 気がついたら、口から出てしまっていた。
    「気になる・・・・? う〜ん、いた。でも別れた。」
    私は無意識に笑みを浮かべてしまっていることに気がつかなかった。
    「ねぇ、土日デートしない? って言うか、部屋探し手伝ってくれると助かるのだけど。どう??嫌っ?」
    「えっ、いいんですか? ご一緒しても。行きます。行きます。・・・・』私は、無意識に結子先生の左腕に抱きついていた。先生は、何も言わずゆっくり腕を絡ませてくれて、ありがとう、と言った。





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■21464 / ResNo.1)  Re[1]: 宿題
□投稿者/ 桜子 一般♪(2回)-(2012/03/13(Tue) 10:17:42)
    「結子先生初メールです。先生のこといっぱい聞きたくて、いっぱい話したくて、今夜はうれしくて眠れないかも。あ、そうだ、私由香は、ゆうかって言うの。ゆかじゃなく。結子先生、急だったね。携帯が鳴って、あらあら・・・・、どうしようって。慌ててタクシーに飛び乗ったけど間に合った? 荷物いっぱい届いたのかなぁ? 近所なら行っちゃうのに。でもいいの。メルアド交換しよっか、って先生が言ってくれて涙が出そうなくらい嬉しかったよぉ。結子先生からメールがきたら、何はおいても返信するね、だから先生もだよ。」

    私はドキドキしながら初メールした。直ぐ返信くれるだろうか? ドキドキそわそわ、こんな気持ちは初めてだ。それも女の人、先生。これってやっぱり”恋”? 女教師に恋をするって、女子校にはありふれたことだ。中学生の時も、バレー部顧問の先生に憧れて、手紙やバレンタインチョコやバースデーカードを送ったこともある。でも、初対面で突然指キスされたときから私の何かが変わったのではないか、とても不思議なのだ。

    夕方、先生と並んで腕を組んで歩いて、あれこれおしゃべりして、通学路を避け寝小道をくねり、気がついたらとなり駅前に出ていて、私たちは駅前のマクドに入った。楽しくて話が止まらなかった。座ってゆっくり話したかった。向かい合って座って、学校のこと、家族のこと、興味や関心あるファッションやおしゃれの話題で盛り上がった。結子先生は、ドリンク&フードを載せたトレーをテーブルに置くと、
    「おまたせー・・・・、どうぞ」というと、コーヒーを飲みかけながら、私の顔をじぃーっと見詰めながら私の左足を結子先生の両足で挟んできたのだ。
    「あっ・・・」と思わず声を漏らした。
    「由香さんのドキドキが分かる。とってもドキドキしてるでしょう。貴女はとてもキレイね。顔も身体も」女教師が女生徒に囁く言葉でないということが、私の胸の鼓動を更に速くした。
    「そんなこと友達にも言われたことないですよ。・・・・でも。結子先生先生に言われるととても嬉しい」素直に気持ちを吐露しながら、そして胸の熱さと初めて感じる下半身の熱い火照りの兆候だった。
    一人エッチは中学生になっていつの間にかしていたから、花弁の蕾みに滴を満たす甘いお漏らしの快感は、女子高生なら口には出さないが普通のことだ。だけど、両足首で挟んで圧をかけたり、パンプスを脱いで親指の腹で撫でたり、一人エッチでは感じたことの無い初体験の熱い快感をもたらしていた。

    「あんっ・・・、先生っ//、結子先生っ//あのう・・・・」恥ずかしくて言葉にできない。
    「どうしたの? 気持ちいい? 白くて柔らかいのね。素敵だわ」
    「・・・・はい、・・・うっ・・」
    「由香さん、今日は貴方とおしゃべり出来てとっても幸せ。土日が待ちどうしいわ。部屋探し一緒にお願いね」足首から先生の体温が伝わって、その信号はさざ波信号となって脳内に点滅信号となって巡り回る。そんな脳内信号が由香の上半身から下半身へ広がりながら下がっていく。
    「ねぇ、メルアド交換しよっか。」結子先生先生は携帯の赤外線を合わせるよう目で誘った。
    「ありがとう。毎日メールも電話も出来るわね」
    「はい、・・・・」と声出したつもりだったが。蚊の啼くほどの小さな声しかなかった。
    そんな時だ。結子先生の携帯がメロディーがなったのが。相手は運送業者で、ウイクリーマンション前からだと言う。先生は、後で電話するね、といいながら慌ただしくマックを出て行き、通りかかったタクシーに乗り込んだ。
    私は、先生の足の感触、体温を思い出して、恥ずかしさと思いがけない恋の予感の高揚で、秘密の花園が熱い滴で濡れる悦びを感じていた。

    「由香さん、初メールありがとう。先越されっちゃったな。うれしいなぁ、とってもよ」
    送信してまもなく結子先生からメールが返ってきた。涙が出てきた。嬉しくて・・・・

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■21465 / ResNo.2)  Re[2]: 宿題
□投稿者/ 桜子 一般♪(3回)-(2012/03/14(Wed) 00:13:34)
    [由香さーん、ごはんよう」
    義母の七海の声だ。初めて七海と会ったのは3年前の春、桜が満開のお昼だったか。父が会ってほしい女性が来るんだが・・・・・と、何とも曖昧な表現で、また遠回しに新しい母親候補の紹介を考えていたようだ。
    紹介されたその美しい女性に私は魅了された。写真の亡母にどことなく似ていたからも知れない。それに、父が幸せそうだったから、「いいよ、パパ」って言ってやったの。「そうか、・・ありがとう、由香」と父は瞳を赤くしながら私を抱きしめて必死に涙を堪えていた。
    私は寂しかったの。父は仕事で出張ばかり、いつも一人ぼっちだったから。結婚式の前夜、3人で食事した帰り、七海さんにぎゅっと抱きしめられた。お姉さんだと思ってよろしくね、と。その時の七海さんの身体の柔らかな感触に震えた。性的快感のような。一緒に生活するようになって、私は時々七海さんに抱きしめてもらった。理由をつけて。受験日、合格発表、卒業式、誕生日、入学式、思えば、いってきますのハグだったりする。義母七海の肌の柔らかさは、他では得られない興奮快感なのだ。七海も、嫌な顔ではなくかえって積極的だったりする。きっと七海はスキンシップだと思ってハグしているのだろう。

    「最近なにかかあった?  ・・・とてもニコニコしてるもの。それにキレイになった、・・ような」
    七海は、笑み満々の顔で言った。
    「うん、・・ちょっと。新しい先生がとても素敵な人なの。それにすっごく綺麗なの。」
    「ふーん、そっかぁ。好きなのね。いいなぁ、そういうの。いいと思う。いつか、お食事に誘ってみたら」七海も興味心身のようだ。食事に誘う、いいかもしれない。名案だわ、と私は思った。
    鶏団子入りポトフにサーモンマリネ、 タマモサラダ。我が家の定番食。というより七海さんの得意料理だ。テレビを見つつ赤ワインを2杯。それが七海さんの毎夜の酒量、それが今夜は3杯目をグラス傾けている。そのためか、白い顔がピンクに輝いていた。
    「ねえ、後で一緒にお風呂どう・・?」
    「いいけど。・・・・でも、照れちゃうかも」
    「いいじゃない。女同士だし、親子だし・・」
    「うん、そうだけど。・・・・初めてだね、一緒にお風呂入るのって・・・・」
    じゃお湯張って置くねといって、私はお風呂に行った。胸に手を置いて、甘い胸騒ぎに心が揺れた。
    思えば、新婚早々父が交通事故で亡くなり、七海さんは、父の仕事の後をついで小さな会社の社長になった。従業員は20名ほど。帽子専門の輸入商社だ。客筋はデパートやアパレルなど多岐にわたるらしい。
    元々、父の秘書として輸入業もを補佐していたのだから、父なき後は当然とスタッフにも取引先にも浮け入れられ期待されてきた。その期待に彼女は実績で答えているらしかった。
    【由香さん、先に入ってるわね。お風呂で長話しよ・・・・。女同士の・・・・・ね」
    七海はシルクパジャマを提げてお風呂に消えていった。




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■21466 / ResNo.3)  Re[3]: 宿題
□投稿者/ 優心 一般♪(22回)-(2012/03/15(Thu) 00:43:36)
    桜さん 今晩は♪

    読ませて頂きました
    ドキドキな展開の次回を待ってますw
    風邪にお気を付けて!
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■21467 / ResNo.4)  Re[3]: 宿題
□投稿者/ 桜子 一般♪(4回)-(2012/03/15(Thu) 02:31:45)
     七海は少し火照った裸体を湯船に沈めた。少し大きめの湯船は、少し温めの湯が七海の身体を入れた分ざぶーんと溢れた。少し多めに飲んだ赤ワインのせいもあるだろうが、胸の鼓動がトクトク、トクトクと秒を刻むほど昂まるのは、今から義娘由香と初めてお風呂するというこに他ならない。どうして急にお風呂しようと言ったのか、今も分からない。本当は前々から一緒したかった。お風呂に入って、親子のコミュニケーションをはかるということ、スキンシップという言い方もある。でも、心に正直問えば、娘由香の身体、裸体、若肌、乳房、S字の優美なカーブを描く若くて綺麗な躯が見たいと密かに待ち望んでいた。思えば初対面桜の花咲く庭で亡夫に紹介された時からだ。この大人びた早熟の美少女刃・・・・?
    それ以来、胸の中に棲む秘密の花園になった。いつも脳裏にちらちらしていた。結婚したのは、心の中に由香ちゃんを毎日見られることの喜びがあった。亡夫へのプロポーズのOKには、由香への恋慕があった。これは、胸に秘めた誰にも知られてはならない私の秘事なのだ。
     由香の通う女子校は私の母校でもある。公立小・中からあこがれだった私立篠花女子高校に上がったのだ。制服が可愛いということでは決して無い。むしろその反対だった。その頃すでに、時流はブレザー&スカートにブラウスという時代だったのにも関わらず、あえてどちらかと言えば昔風のダサいセーラー服の制服を選んだのには、思春期に多感な性的ストレスを避けたいという気持ち、悩みがあったから。私は小学校5年に春には初潮がきて、順調な周期を重ねていく。いつしか、成長の早い早熟の少女を見る同性、異性の目を集める日が月を重ねる毎に多くなり、通学のバスや電車やすれ違う男性の視線が嫌でならなかった。中学生になると、身長は160cmを早々越え、身体の起伏も他の女子以上に目立つ成長と美しさを見せていた。七海は綺麗だね、同級生や先輩、また先生などに言われる度に、却って自分の早熟な身体が恨めしかった。でもそれは家の外にいる時で、自分の家、部屋にいる時はひたすら趣味の読書とピアノに浸っていた。風呂に入ると自分の身体が、女性としての躯に、肌が、季節を変える度に女性らしい形、起伏、ラインを造形築きつつあることには、・・・そう一人で鏡に写る美少女には内なる喜びを感じていた。母も、七海はいつの間にかすっかり大人の女性ね、と中学2年の冬だったか思わず呟いたものだ。人の、大人の、異性の視線から逃れることの出来る高校は、ダサいセーラー服、身体をだぼっと包んで隠してくれる制服の篠女だった。
     卒業後は女子大に進み、黒ぶち丸眼鏡に、時代遅れの白ブラウス、膝下10cmの黒スカートを定番とした。しかもワンサイズ上の。そのような時代錯誤のスタイルの女子大生は、キャンパスにあっても目立つことも無く、好きな読書と図書館や美術館や博物館など巡るのが趣味となった。そんな4年間の生活が就活に生き、語学、海外、美術博物の仕事ができるところと、2年始めから探して辿り着いたのが、七海の父が営んでいた帽子を主とした小さな洋雑貨商社だった。3年の春には、週2日3時間〜4時間アルバイトを兼ね資料の翻訳や書類制作、輸入手続きなど担当した。
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■21474 / ResNo.5)  Re[4]: 宿題
□投稿者/ ミカ 一般♪(1回)-(2012/03/17(Sat) 23:03:48)
    続きが、楽しみです^^

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■21475 / ResNo.6)  Re[4]: 宿題
□投稿者/ 桜子 一般♪(5回)-(2012/03/19(Mon) 06:02:59)
    優心さま
    ご返信ありがとうございます。
    ご期待に自身はありませんが、続けてみますね。
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■21476 / ResNo.7)  Re[5]: 宿題
□投稿者/ 桜子 一般♪(6回)-(2012/03/19(Mon) 06:07:18)
    ミカさま

    ご返信ありがとうございます。
    いよいよ義母娘のバスルームです。
    タイトルの「宿題」を出すまで、随分遠回りになっちゃいました。
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■21477 / ResNo.8)  Re[6]: 宿題
□投稿者/ 優心 一般♪(23回)-(2012/03/20(Tue) 23:36:18)
    桜子さんお元気ですか?また覗きに来ますねw
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■21481 / ResNo.9)   宿題4
□投稿者/ 桜子 一般♪(7回)-(2012/04/08(Sun) 21:28:19)
    由香は迷っていた。バスルームに今義母七海がいて、そして由香を誘ってくれて、着替えのパジャマ選びに悩んでいた。いつものお気に入りの花がらの木綿パジャマでいいと思う。しかし、初めて憧れて憧れて秘かに恋してきた七海とお風呂に入れると思うと、なんだかチロチロと熾る炭火の赤い炎のような胸騒ぎが心臓の鼓動を高鳴らせていた。
    「やっぱりあれがいいかしら・・・・?」
    あれとは、昨年のクリスマスに七海からプレゼントされたゴージャスなレースが散りばめられた淡いピンクのパジャマ。一度だけ袖をとおしたなりで仕舞ってあったものだ。
    女高生が家の中で過ごすには、余りにも豪華で優雅で気恥ずかしさが先にたつような一着だったからだ。

     どれほど悩んでいただろうか、由香は今夜は特別の夜と悟り、七海からのパジャマと新しいショーツ&ブラとを胸に抱き部屋から出た。
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