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■21574
/ ResNo.20)
Re[1]: 宿題
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□投稿者/ 唯
一般♪(1回)-(2012/07/21(Sat) 22:49:31)
素敵です☆
続きが楽しみ^^
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■21575
/ ResNo.21)
Re[2]: 宿題
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□投稿者/ 桜子
一般♪(18回)-(2012/07/22(Sun) 04:29:18)
唯さん
読んでいただいてありがとうございます。
未完にならないように、頑張ります^^
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■21577
/ ResNo.22)
宿題14
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□投稿者/ 桜子
一般♪(20回)-(2012/07/22(Sun) 21:16:00)
「おはよう・・・・・」
「おはよう、・ママ・・・・」由香は、はにかみながらキッチンで朝食を作る七海に応えた。夕べには無かったピンクのバラがテーブルのセンターに可愛く盛られていた。
「ねぇ・・・・眠くない・・・・・?」七海も何だか疲れた表情で、由香を見て笑ってる。
「・・・うん・・・・少し・・。じゃなく・・とっても・・・・。だって・・・・」由香は、夕べのことを思い出し、汗ばむパジャマの中の感触を感じながら七海の胸に飛び込んだ。もう2人には理屈も会話も不要だった。七海は由香の身体を抱きしめた。ムニュ、プリュン、フワンッ・・・人並み以上の柔らかな由香の身体が腕の中で弾む。夢にまで見た由香との一夜が蘇る。
まだシャワー前の由香の身体からは、由香の爽やかな柑橘系の甘酸っぱい匂いと、少し大人びた女性のフェロモンを感じさせる匂いがダブって臭っている。私のコロンの残り香が由香の肢体から匂ってくる。
「ママの匂いだわ・・・・うっふふふっ・・・・・」由香の言葉に七海は素早く反応すると、朝シャワーの後、ピンクのルージュにグロスを塗り重ねた唇を由香に重ねた。はあぁぅーと由香は溜め息を洩らす。
思えば、30分も前まで2人はベッドで抱き合い足を絡めながら目覚めたばかりだ。
「おはよう・・・・」と言いながら七海は由香をゆっくりと抱きしめキスをした。昨日から何度この甘い唇を吸い、舐め、絡め合ったことか、目覚めれば昨日が嘘のように唇が恋しくなった。由香のキスも一夜で別人のように変わった。もうすっかり性遍を重ねて来た大人の女性のように、唇の触れ方も吸い方も、甘く舐めて絡める舌の動きも七海と変わらないほど上達したみたい。その天才的な上達ぶりに、七海も後半には舌を巻いた。
「由香ちゃんのキスにママはもうめろめろよ。・・・・ああ〜んっ、・・・だめぇ・っ・・、さあ、早くシャワーに入ってらっしゃい、それにちょっと臭ってる・・かな? 由香ちゃん、ママは逃げわ・・・」
七海はもう一度熱いキスを由香と交わして、由香の背中をバスルームに向けて押し出した。
「だって、・・・う〜ん・・いやだぁーもう・・ママったら・・・・・・・」由香の表情は、まるでホテルに泊まった恋人同士のように、嬉し恥ずかし・・・のようだ。
ベッドで目覚めた時、2人は生まれたままの美裸どうしで抱き合っていた。由香の鎖骨には、私が付けたキスマークがうっすらと2つ3つあった。それに、濃厚な唾液交換の後長々と由香の身体の隅々を舐め続けた跡が、何故かナメクジの軌跡のような光沢で、由香の白い柔肌に残していた。
バスルームの愛戯の後、濡れた身体のまま抱き合いながらキスを交わし、縺れるように七海の大きベッドに倒れたのはゆうに夜12時を回っていたと思う。湯船の泡の中で加速度が増すようにキスを交わし、由香の固く張り裂けるような両乳房を口に含み、延々と舐め転がし、柔柔と揉みしだし続けた。由香はいつの間にか少女の快感駅を通過し、最新型新幹線のように、瞬く間に各途中駅を猛スピードで通過する快感列車と化した。若い柔肌は、何度も何度も全身を振るわせ、エビのように反り返り、悲鳴のように悶え喘ぐことも無意識に覚えてしまった。由香はきっと、夕べの快感を全て覚えてはいないだろう。それほど乱れに乱れて快感の頂上に登った。
「ママっ・・嫌っ・嫌っ・・、来るっ・・何か来ちゃう・・・・・・」と由香は喘いだ。
「イクの・・・? イクのね・・・。由香ちゃんいっちゃうのね・・・・。イッていいのよ、いっぱいイっていいのよ。・・・・・・」と私は言いながら、由香のアンスリュームの芽芯を口中に含み、舌でビブラートの振動を加えながら、貝柱のように固く勃起した両乳首を摘み、揉み回し続けた。由香は小刻みに早く痙攣し、白い喉を反らせ、まるでこむら返りの足先のように丸めて、やってくる巨大な快感の津波に飲み込まれようとしていた。
「ああああああっ・・いいいいいいっ・・・・」と母音を連呼しつつ性感の頂点に達したようだ。
夕べの出来事は、怖いほど恋いこがれて夢見た義娘との相姦交戯となった。それは天国のように楽しく、地獄のように熱い時間となった。でも、2人にとって愛の生活のスタートになったと今は思えて、由香の何もかもが愛しく思える七海だった。
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■21580
/ ResNo.23)
宿題15
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□投稿者/ 桜子
一般♪(22回)-(2012/07/26(Thu) 10:46:43)
2012/08/07(Tue) 07:51:42 編集(投稿者)
由香は、シャワー、着替え、朝食と、バタバタと分刻みで家中を走り回り出て行った。睡眠不足のまなこの二人は、玄関内でどちらかともなくキスを交わした。自然な成り行きだった。互いの瞳が重なった時、無意識にそうなった。
「行ってきます」「いってらっしゃい」の軽いキスのつもりだったのに、唇が触れ合うとなぜかディープキスに変わった。やっとの想いで唇が離れた。ぁは〜ん・・・っと、由香の甘い吐息が洩れた。
「ねぇ、・・じっとして。・・・・・・・・いいわ、じゃ・・・行ってらっしゃい。」
由香の唇の端に残ったピンクの口紅を、七海はエプロンで拭くと、チュッと可愛いキスをした。
由香はにこっと悦び顔を七海に向けると、ドアを開け外に出た。後ろ髪を引かれたのか二度三度後ろを振り返り、玄関先まで見送りに出た七海に笑みを送り小さく手を振った。昨日の朝とは別世界の朝になっていた。
七海の躯に由香の唇の感触が残り、じーんと火照らせた。秘芯の花蜜が、ニュルっと溢れた。
「伊藤さん、・・・・・うん・?・・どうしたの?、目に隈が出てるわよ・・・。」由香はトイレの前で結子に出会った。
「えーっ?・うそぉー・・・・嫌だぁー先生・・・」
「コイツ・・・昨日寝てないの・・?・・・・・何してたのかな・・・?」
「何もないですよぅ。親戚家族が父のお墓参りに帰国していて、従姉妹たちとおしゃべりしていたら夜中になっちゃってて・・・・」
「まあいいけど、・・・そう言うことにしておいてあげよう・・・かな」結子はにたりと笑った。
叔父家族のお墓参りは嘘ではない。ただ、それは先月のことだけど。ママとHしていました!なんて言える訳がない。
「そうそう、土曜の夕方だけど・・・部屋探し・のこと、・・・大丈夫・?」回りの生徒に聞こえないように、結子は声を抑えて聞いた。
「はい、・・・待ち合わせは・どこにします・・・・?」由香も声を同調した。
「4時に不動産屋さんなのね。3時半に駅前モス裏の喫茶店でどうかしら・・・?」
「了解です・・・」
「2カ所見て回って、・・そうねぇ、6時過ぎちゃうかな・・? お家は大丈夫・・・?」
「親戚が来ているけど、・・そのくらいなら・・・・」由香は少し躊躇した空気を見せた。
結子は、由香の目が一瞬曇ったのを見逃さなかった。女の勘だ。
「先生、今夜メールして下さい」
「よしよし・・・由香もね」結子は由香の頭をツンツンすると、くすっと笑いながら離れていった。
昼休み食堂に何度も誘われたが、睡魔に勝てず、机に顔を横にして爆睡した。
「こんな由香初めてだよぉ・・・。・・ったくぅ・・・。ご飯も食べないで寝てるんだから・・・」
こんな姿を心配し見かねた誰かが担任を呼んだ。
「へぇー・・珍しいわねえ・・・。・・どうしたの? 伊藤さん・・・。うん・・? ずっと、・この調子・・・・?」由香の爆睡は変わらない。一心不乱・・・というのも当て嵌らない。何故なら寝込んでしまって、意識がないのだから。
担任は、熱は? 顔は?と、掌を由香の額や顔に触れ覗き込んだりして由香の体調を気遣った。
すると、さすがに回りの気配がザワツイてきたのに気付いたのか、
「んんーんっ・・」と寝言を洩らすと、また何もなかったように寝てしまった。
「しょうがないわねえ・・・、どこも悪いところがないようだからこのまま寝かせておいて上げなさい。授業が始まっても起きないようなら、その時は起こしてあげなさい。・・・まぁ、眠い日もあるでしょ・・ね」
担任は、呆れ顔で教室を出て行った。
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■21585
/ ResNo.24)
宿題16
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□投稿者/ 桜子
一般♪(25回)-(2012/08/08(Wed) 01:20:24)
睡魔に耐えて午後の授業をどうにかクリアした由香は、友人達の強い勧めで一目散で帰宅した。ベッドに潜り込んだ由香が漸く目を覚ましたのは夜8時を過ぎていた。階下のダイニングキッチンでは、七海が夕食の支度を終えたところだった。
「よく寝てたわね。シャワー浴びてらっしゃい。お風呂から上がったら食事にしましょ・・・・。」
「ママ、・・・・もうこんな時間・・・・。授業終わって直ぐ帰ってきて・・・爆睡子しちゃった!」
由香は七海の胸に飛び込みように抱きついた。
七海は、由香の背中に腕を回しひしと強く抱きしめた。
朝同様二人は満面の微笑みを交わしながら唇を重ね合った。
一夜の情交が二人の関係を変えた。血の繋がらない義理の母娘という関係が、最愛の恋人に変わっていた。
美しい母娘の熱いディープキスは、小鳥のさえずりのような音が洩れ響いている。
互いの唇をX字に重ね合い吸い合う愉しさ嬉しさを味わっていると、二人は昨夜の性悦を思い出した。
義母娘という禁忌の壁を乗り越え、女同士の官能を探り合った甘やかな快楽の蜜時間を。
あふっ・・・ちゅっ・・・ぁんっ・・・などと、どちらからともなく途切れなく吐息が洩れて、込み上げる快感の悦びを堪えるのが辛くなってくる。
唇を吸い、舌で舐め、口から少し出かけた舌同士が嘗め合い絡め合う。
やがて、互いの舌が相手の口の奥に侵入を繰り返し。
出たり入ったり唾液のカクテルを味わい貪り合う。
知ってしまったキスという淫らな麻薬に冒され、溺れて愛の蜜沼に流されてゆく。
で、で、でも、・・・・・
「ねぇ、・・由香ちゃん、・あうっ・・シャワーが先よ。・・ね。・・・」
ぴちゃっ・・・という淫音を立て二人の口唇が離れた。
「早く入ってらっしゃい。待ってるから・・・・」
七海の濡れているような瞳は、悩ましいほど妖艶な笑みで光っていた。
お預けを食らって、由香はだだを捏ねるような素振りを見せバスルームに消えた。
「美味しい・・・・。やっぱりデパ地下シェフね。・・・だって、とっても眠かったんですもの・・」
と、七海は少しはにかみ拗ねるような仕草を由香に見せた。
「ママも・・・・?。授業・・・地獄だったようー。・・・・・ポテトサラダさあ、やっぱりママの方が好き」
「えっ、ホント?・・・嬉しいなぁ、・・・目・ウルウルー・・。ありがとう・・・・
頑張って一杯食べてね。・・・お勉強も頑張らなくちゃあね。」
「そう来るわけね。・・・じゃ、ちゃちゃっと宿題片付けますか・・! ねえママ、・・あのね・・・」
「なあに、・・・どうしたの?」
「うん・・・・???・・・・・・・夜はママの部屋で・・・・・・・」
「・・・・嬉しい・・・。ママも一緒に・・・と今日一日中想ってたの。・・何だか変ね、親子なのに」
「ううん・・変じゃないわ、私たち母娘だし・・・ママ・・・だし。・・・何だか恥ずかしい・・・・」
「好きよ由香ちゃん・・・」
「私も・・・・ママ・・・」
二人はやっと互いの願いが同じだったことが分かると、満面の笑みを浮かべて目をうるうるさせた。
見詰め合うだけで息苦しくなるほどの愛おしさを二人で感じて、昂る躯の火照りに気付いた。
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■21589
/ ResNo.25)
宿題17
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□投稿者/ 桜子
一般♪(27回)-(2012/08/11(Sat) 16:39:50)
2012/10/14(Sun) 06:05:20 編集(投稿者)
2012/08/24(Fri) 10:21:35 編集(投稿者)
朝目を醒ますと、七海と由香はどちらからとも無く抱き合い唇を求め合った。
毎夜の悦戯を思い出すかのように、唇を重ね合い互いの口内で舌を絡め舐め合う光景は、まるで夫婦か恋人たちのようだ。
「おはよう・・・・」「おはよう・・・・」とキスの合間で囁く。
啄むようなフレンチキスを繰り返しながら、朝の会話を愉しむ。
「今日はママ名古屋に出張なの。急なんだけど・・・・」
「えっ・・それじゃ今夜は・・・・?」
由香の顔が虚ろになった。
「寂しい・・・? ・・・大丈夫、夜9時頃には帰れるわ。」
「良かった・・・。ママがいないな・・・・」
最後の言葉は、七海の唇で消された。
出張とは言え、由香がいないホテルで宿泊するなんて、今の七海には想像出来ないほど、由香との夜の営みは生活の目的であり生き甲斐になっていた。
由香も、そう言えば父が亡くなりママと二人の生活になった日から、宿泊出張に行かなくなっていた。
それを殊更考えたことも無かったけれど、愛し合う義母娘になって初めて分かったのは、七海への愛情と存在の大きさだった。
ママがいない夜なんて寂しすぎると思った。
帽子輸入会社として継続していくには、海外出張や国内ブランドやデパートへの営業活動は不可欠だった。しかし、夫が亡くなり由香が家に一人になることを案じて、七海は宿泊は止め日帰りの出張を選んだ。
昨秋九州各県のデパート回りを、由香を伴って出張したこともあった。それは、祭日や学校の卒業記念日等の巡りがよく、由香の休学日が2日で済んだから。
由香は七海の深い愛情に気づくと、七海を強く抱きしめディープキスをした。
もう今日は離れたくないと想った。
「あふっ・・・ちゅっ・・あはっ・・・・うっ・・あう・・・・」
由香の熱いキスを受けて、七海は狼狽えた。
自分の躯の奥に疼く火照りを再び覚えたから。
「だめっ・・・だめよ、・・・あうっ・・・後は帰ってから・・・・・」
由香のキスで再び言葉の先を失った。
「由香ちゃん、今日の予定は・・・・?」
「3時までは塾で、それから橘先生と会うの・・・」
「橘先生って、産休の・・・・綺麗な先生って・・・言う・・・」
「そう・・、先生の道案内っていうかアパート探しに・・・・・」
「気に入られたのね。・・・どんな方かしら・・・・?」
微睡みのディープキスを愉しんだ後、七海は由香と一緒にシャワーを使い、キッチンで軽い朝食を採っていた。
国内有名ブランドのワンピースーツに身を包んだ七海は、ピンクのバラのように美しく輝いていた。由香を虜にした七海の今朝の美唇は、シャネルピンクのバッグと合わせてあった。作り物のように美しい長楕円の七海の爪も、同じ色に塗られ、七海の美しい顔を引き立てて神々しかった。
「ママ・・・・綺麗・・・すっごく・・きれ・・・・・」
由香の言葉を七海はお返しとばかり、グロスで濡れ光るピンクの唇で塞いだ。由香の口内に七海のリップの香りが広がった。性感の鼓動が振動となり、幸せの快感が全身を伝播した。
これで今夜まで我慢出来るかもしれないと由香は感じた。
由香の鼻腔いっぱい、七海の美香を残して七海は出て行った。
この香りはママのマーキングなのだと、由香は七海に包まれている幸せに浸っていた。
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■21650
/ ResNo.26)
Re[19]: 宿題17
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□投稿者/ みゆ
一般♪(1回)-(2012/09/28(Fri) 17:28:20)
すごく素敵です。また続きとか新作楽しみにしてますね!
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■21667
/ ResNo.27)
宿題18
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□投稿者/ 桜子
一般♪(32回)-(2012/10/14(Sun) 12:48:11)
「この部屋です。明るいですし風通しも申し分無いかと・・・・・」
と言いながら不動産屋さんの社員が、ドアを開けながら女教師とその生徒という2人連れを部屋に入れた。
社員が言うように、ベランダに面するガラスサッシから西日の光が溢れ眩いほど明るかった。しかも眺めも素晴らしいのだ。社員がベランダのサッシを開けると、すーっと風が通り玄関ドアから抜けてゆく。
これならクーラーの風に弱い結子にとって、夏の夜も扇風機と夜風で過ごせそうだと思った。それに、3階立ての小さなアパートだが高台にある為ベランダの位置が高く防犯上の心配も無いようだ。
「先生、見て見て・・・」
由香かベランダから呼び手招きしている。
「どうしたの・・・?」
「先生、・・あそこ・・・。あそこにこんもりした大きな木が見えるでしょ・・」
由香の指差した先を結子も見た。
「あの無駄に大きな木のところが由香のお家・・・・」
「じゃぁ、あなたは伊藤様のお嬢様でしたかぁ・・・・」
驚いたように不動産屋さんの社員が背後から声をかけた。
「伊藤様のお屋敷は私共のホームページにも使わせていただいているんです。私共の社長が亡くなられたお父様の旧友とかで、・・・。とても評判がいいんですよ。木造3階立ての白いお屋敷で、大きな木と芝生のお庭・・・・・」
「ねぇ、・・じゃぁ・あの並木通りの古い素敵な・・・・ 」
結子は由香の顔を驚きの表情で見ながら囁いた。
「古い・・そうとっても古いよね。外から眺めると良いけど、家の中や階段はギシギシ鳴るんだから・・・。でも私は気に入ってるの。お家も・・か・ぞ・・・も・・・」由香の最後の語尾は消えそうなほど小さな声になった。結子はそれが何故か少し胸にツンッと響いた。
夕日でオレンジ色に染まる部屋で、不動産屋さんの社員が出してくれたペットボトルのお茶を飲みながらおしゃべりの時間を楽しんでいた。
業者の説明では、ある企業の宿泊施設として長期契約されてきたが、近年の経済状況や経費節減もあり、契約満了を持って空け渡し・・・というが、正式決定ではないが恐らくそうなるだろうということだった。
社員用宿泊施設ということで、ベッドやエアコン、食器類など、最低限の備品日用品は備え付けられていたから、スーツケース1つで赴任してきてウィクリーマンションで過ごしている結子にとって、明け渡しの際は現状使用可能という現契約者の意向は手放しで喜ぶべきことだった。
ついては、現契約者と相談し詳細を連絡しますと言って帰って行った。もう少し部屋にいて良いですか? という希望に、不動産屋は伊藤様のお嬢様も一緒であり、夜7時までに鍵を返納することを条件にOKしてくれた。
2人は夕日に染まる街を眺めながらおしゃべりを楽しんでいた。
「由香さん・・ねぇ・・・・・」
といいながら結子は由香の左手に自分の右手を難なく絡ませた。由香は一瞬はっとしたが何度か手を繋いで歩いたこともあり、あまり気にしなかった。
「由香ちゃんの手って本当に柔らかいよねぇ・・・。羨ましいな・・・」
「そうかなぁ・・?普通ですよぉー・・・・・・」
人は紅い夕陽を浴びると昂揚するという。まさに今2人の顔がオレンジ色の夕陽を浴びて何だか昂揚しているかのようだ。
「ねぇ・・由香ちゃん、・・キスしていい・・・??」
結子の行動は言葉より速かった。夕陽に暮れ行く街並みの視界が一瞬閉ざされた時、すでに由香の唇は結子の紅い唇で吸われそして起用に舌を口内に滑り込ませていた。瞬き2度3度という間のことだ。
由香の左手に絡まっていた結子の右手は由香の右の肩に移り、柔らかな感触の肩を抱きしめた。その分合わさっていいる唇の密着が進み、由香の身体中に快感信号が点灯した。
あうっ・・・ああっ・・ん・ん・んっ・・・・・・
キスという行為に洩れる鼻濁音だ。
結子のキスは、七海との性生活に目覚め幸福に満ちた生活をおくっている由香でも、信じられないほど激しい快感を与えていた。七海のキスは桃のミルクセーキのような、甘くて優しくてうっとりが続くキスだ。
それが由香には何より安心で愛情・慈しみに溢れたものだけど、結子のキスは、強いリキュールベースの甘いカクテルのようだ。以前父と行ったホテルのバーで、大人の味を覗いてみるか・・・? と笑う父に、はい!と言って飲んだ甘美な衝撃に似ていた。
由香は混乱していた。
最愛の義母であり恋人として愛し合っている七海と、憧れ以上の気持ちを感じていた女教師結子との狭間で。結子の燃えたかる情熱のようなキスの嵐に、困惑と動揺、恐怖と背信の出口を探せないなまま、結子の上体に押されスローモーションを見るような動きで由香の身体が寝かされていった。
「あなたと初めて会ったときから私は夢中だったのかもしれない・・・・」
囁くような小さな声なのに、ビブラートのかかった声は由香の脳を痙攣させ朦朧とさせた。
「・・ああっ・・イヤッ・あっ・ダメッ・先生・・んっ・・ああっ・・・・。
・・ダメッ・・あっ・叱られちゃう・・・ああっ・・アアッ・・・・・」
いつの間にか結子の左手が由香の胸にあって、若い乳房の膨らみを計測するかのように優しく動いている。
「誰に叱られるの・・・・?」
「ああっ・・ダメッ・・叱られちゃう。・・ママに・・ママに・叱られちゃう・・・あああっ・・・」
まだ成長過程の若く硬い胸乳を、柔柔と揉まれながら、強弱を付け吸われ舐め続けられるキスの暴風に喘いだ。由香は七海とのセックスでは出会えなかった、頭の中が霞み瞬く間に気が遠くなるような未知体験の渦中にいた。
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■21872
/ ResNo.28)
宿題19
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□投稿者/ 桜子
一般♪(4回)-(2015/01/27(Tue) 07:42:55)
結子のスコールのような愛撫から逃げるように離れた由香は、一心不乱に走った。
結子に惹かれてゆく自分を認めたくなかった。
認めると大好きな七海を裏切っているという現実に心が壊れそうだから。
夕闇が更に進んで、街に灯りやネオンが灯りはじめている。
身体に奔った結子の愛撫や匂いのシグナルは、逃げても逃げても、走っても走っても後から追いかけてくるような気がした。
でも、誰もいないはずの家に灯りか点いているのを見て、由香は砕けた心が何故か潤い修復されていくのを感じた。
ドアを開け、玄関に入ると七海のヒールがあった。
「ママーっ・・・・!?・・・」
バスルームに灯りが灯り、湯音がした。
「ママっ・・・・只今ぁ・・・・」
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■21873
/ ResNo.29)
宿題20
▲
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□投稿者/ 桜子
一般♪(6回)-(2015/01/27(Tue) 07:52:42)
2015/01/14(Wed) 21:46:39 編集(投稿者)
由香は浴室のドアを開き、湯船に浸かる七海に声をかけた。
「ママ・・・ねぇ予定より早くない・・・・??」
「由香ちゃんお帰りなさい。たった今帰ったところ・・・なの。ねぇ、来てぇ・・・・・」
湯船から立ち上がり美しい裸身を晒した七海は、浴室のドアから半身を中に入れていた由香に近寄ると、由香の手を中に引き込み濡れたままの身体で抱きしめた。
「早く会いたくて・・・ご接待を須藤さんに御願いして大急ぎで帰って来ちゃった」
今朝熱い抱擁を交わしただけなのに、半日も経たないうちに由香は恋しくて堪らなくなる。
少女期特有の甘酸っぱい匂いが七海の理性を溶かしてゆく。
由香の胸からウエスト辺りが濡れてブラジャーを透かしている。
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■No21454に返信(桜子さんの記事) > 橘 結子、私が今夢中の先生の名前。 > 彼女は昨秋の10月、臨時教師として私の、と言うより一つ上3学年の現代国語教師として現れた。 > > 「ねえ、あなた。篠女の生徒かなあ・・?」突然声をかけてきた女性は、とても綺麗な人だった。 > 「はい、・・・・そうです」と言うのも、恥ずかしいくらいドキドキした。なんてまつ毛が長いのだろう。カールしたまつ毛、二重の瞼、鼻梁がくっと高い美しい鼻、それ以上に私を釘付けにした唇の形の美しさだった。レディコミのヒロインのような完璧な輪郭の顔だった。 > > 「良かった。私今日が初勤務なの。現国の橘結子、よろしくね。貴方は?」 > 「・・・ええ・・・と、はい、2年C組の伊藤由香です。」と、しどろもどろの私。 > 「へえ・・・、由香ちゃんね。・・・結子と由香か。・・・ステキな組み合わせかも」 > と言った直ぐ後、結子先生は人差し指を自分の唇に当てチュッとすると、その紅の着いた人差し指を私の唇に押し当てたのだ。 > 「あっ・・・??!!??」突然のことで、脳内麻痺のように真っ白になってしまった。結子先生の唇が、下弦月のように僅かに吊り上がっていて、目も唇も微笑んでいた。キ・レ・イ・・・ > > あの初対面の指キスから1週間たった朝、下校しようと校門まで来た時、 > 「伊藤さん、・・由香さんだったよね。」 > 後ろから声が聞こえた。えっ、あっ・・と、振り向くと、帰りメイクばっちりの結子先生が小走りに駆け寄ってきた。この1週間、私はいつもドキドキと高鳴る胸を感じてきた。それは恋だ。食堂で食事中の結子先生の姿を、何枚も携帯カメラで撮り貯めててきた。 > > 「先生今ですか?」 > 結子先生は、駆け寄って来て私の横に並んだ。好い匂いが私を包んだ。 > 「今日は不動産屋さん廻りなの。急に臨時教員が決まったでしょ、まだウイクリーマンションなのね。半年勤務の予定だったらか、ウイクリーマンションでいいと思っていたんだけど、何となくこの学校やこの町が気に入ったみたい。それと由香ちゃんとも出会ったし・・・・・」 > > えっ・・・・なに?・・・どういう意味? 私の脳みそは演算不能、解析不全に陥ってしまった。 > 「先生部屋探しなんだ。大変ですね。駅前に10軒くらいありますよ」 > 私は、結子先生のピンク色の唇を見ながら言っていた。並んで歩くのはあの時以来だ。オレンジの花のような甘酸っぱい先生の美香(びこう)が私を蕩かせていく。 > 「貴方はどこから通っているの? 」 > 「私は柳町です。歩いて帰っても20分くらいです。」 > 「そう、柳町かあ・・・。並木通りね。いいなぁ、静かな街だよね。小川が流れていて、・・・、私も柳町で探そうかなぁ。でもお家賃が高そうな街ね」 > > 「先生は彼氏は?・・・・・」私はどうしてこんなことを聞いたのだろう? 気がついたら、口から出てしまっていた。 > 「気になる・・・・? う〜ん、いた。でも別れた。」 > 私は無意識に笑みを浮かべてしまっていることに気がつかなかった。 > 「ねぇ、土日デートしない? って言うか、部屋探し手伝ってくれると助かるのだけど。どう??嫌っ?」 > 「えっ、いいんですか? ご一緒しても。行きます。行きます。・・・・』私は、無意識に結子先生の左腕に抱きついていた。先生は、何も言わずゆっくり腕を絡ませてくれて、ありがとう、と言った。 > > > > >
File
/
アップ可能拡張子=> /
.gif
/
.jpg
/
.jpeg
/
.png
/.txt/.lzh/.zip/.mid
1) 太字の拡張子は画像として認識されます。
2) 画像は初期状態で縮小サイズ250×250ピクセル以下で表示されます。
3) 同名ファイルがある、またはファイル名が不適切な場合、
ファイル名が自動変更されます。
4) アップ可能ファイルサイズは1回
200KB
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