| エステティシャンの恋 ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ・ヴ‥‥ 「あぁ〜〜、すごいっ、ひ〜〜!」 キョウコはバイブを女のソコに突き入れた。 「お客様、すごいことになってますよ。気持ちいいですか?」 「あぁ〜、気持ちいい!」 「何処が気持ちいいですか?」 「アソコ、アソコがいい〜!」 「アソコってどこですか?ちゃんと言って下さい。」 「マ、マXコ、マXコがいい〜〜!」 キョウコは女を追い詰めていく。
ここは高級住宅街の一角にある会員制エステサロン。 キョウコひとりで経営している。 始めた当初は固定客も少なく、倒産しそうになったこともあった。 苦肉の策でスペシャルコース、つまり性感エステを始めたところ、安定した。 もともとビアンなので抵抗はなかった。 客層は、30代から60代の主婦と幅広い。 でも、とキョウコは思う。 毎日、おばさま達の相手をしていると どんどん冷めていく自分がいた。 客が感じれば感じるほど、自分はどんどん乾いていく。 自分はまともな恋愛ができるのだろうかと心配になるのだ。 そんな時、さくらと出会ったのだ。
さくらは常連の藤井さんに連れられてやってきた。 「ここよ、ここ、ここ。」 なかば強引に腕を取られ、髪の長い女が入ってきた。 気の弱そうな感じの女の顔を見て、キョウコはハッとなった。 女子高生だった時の初恋の娘にそっくりなのだ。 もちろんそんなことはなく、どう見てもキョウコより10歳は若く見えた。 「キョウコさん、この人最近近所に越してきたんだけど、 旦那さんが商社マンで、海外出張が多いらしいのよ。 だから、ねっ、わかるでしょう?スペシャルでお願いしたいの。」 当の本人は何のことかわからないようで、キョトンとしている。 「じゃあね、よろしく!」 と置き去りにして、帰ってしまった。 後で根掘り葉掘り聞くつもりに違いない。悪趣味な。 「それではスペシャルコースでよろしいですね。」 「あっ、はい。」 と蚊のなくような声で答えた。 「こちらで、これにお着替え下さい。」 と紙製のブラとショーツを渡した。
続く
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