| 2016/11/09(Wed) 14:33:30 編集(投稿者) 2016/11/09(Wed) 14:32:46 編集(投稿者)
「ここが 最近のお気に入りの場所です」
コウちゃんが 車を停めたのは 高台にある公園の駐車場だった。
「降りますか? それとも このまま?」
「降りようかな…」
「ここから見る夜景 わりとキレイなんですよ」
「ホントだ…こんな場所があるなんて 知らなかった…」
2人とも 黙って 眼下の風景を見ていた…
どれぐらいの時間が経ったのか…
少しずつ体の中の緊張がほぐれていくのがわかった。
(今だ!)体からゴーサインが出た。
「コウちゃん」
「はい」
「私たちって どんな関係なのか 考えたことある?」
コウちゃんの返事を待たずに 続けた。
「私…コウちゃんが…好きです」
コウちゃんの顔を見ることは出来なかった。
「それは…」
直球が返ってきた。
「恋愛対象として という意味でですか?」
「うん」
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