| 「なにより大事なのは」と講師の女性はにこやかに言った。「奉仕の心です」 「相手に悦んで貰うには、それがどのような悦びであるか、皆さん自身がよく知っておく必要があります。これから一月の間、卒業間近のウォシュレットの方々に、皆さん自身がサービスを受けていただきます」 研修生の間にどよめきが起きた。 「下着を脱いで、各自、トイレを跨いで下さい」 研修室には一人一つずつ洋式のトイレがあるのだった。 ただ、水洗ではなく、しかも便器の前には人間の頭が入る大きさの穴が開いていた。 ウォシュレットたちがやってきて、それぞれの前に立った。 美咲の前に立ったのは、前に役得のサービスを受けた女の子だった。 一足早く研修所に叩き込まれていたのだ。 「よろしくお願いします」と女の子は言った。 美咲のことは忘れているようだった。 女の子は仰向けになって頭を便器に潜り込ませた。 女の子の舌が美咲の敏感な芽に触れた。 あまりに意外な出来事に、美咲は声を上げた。 他の研修生達も同じような声を上げた。 「これもウォシュレットの大事な仕事なのです。皆さんには、まずはその場所で逝っていただきます」 花弁ごと吸われ、まるで小さな芽を育てるように舌先で愛撫され、押すかと思えば退き、退くかと思えば強引に吸われ、もうなすすべもないまま、崩れ落ちそうになる身体を必死に支え、美咲は、 「逝きそう、逝きそう」 と叫び続けた。 研修室に同様の声が響き渡っていた。 まるで真空に吸われるかのように、性器全体が柔らかな粘膜に包まれ、芽や池のありとあらゆる快楽が掘り起こされた。 けれど、逝くことは出来ないのだった。 微妙な一線がそこにあり、逝きたくて逝けないもどかしさを残していた。 「まだまだですよ。ウォシュレットのワザはこんなモノではありません。まだまだ焦れていただきます」 その通りだった。 芽と池を往復する舌はまるで一匹の生き物のように、そして何か敏感な部分を探り当てるセンサーでも付いているかのように、丁寧に、ひとつひとつ、眠っている快楽を探り当てるのだった。 もう恥も外聞もなかった。 ひたすら味わい、耐えるしかない快楽の拷問だった。 研修生すべてが髪を振り乱して、 「逝きたい! 逝かせて! 逝かせて!」 と叫んでいた。 「まだですよ。全身の力がすべて抜けるほど耐えて下さい。まだですよ」 永遠にも思える時が過ぎ、 「さあ、逝きなさい」 の声のもと、ウォシュレットは総攻撃をかけてきた。 花咲くほどに育った芽は恐ろしく敏感になっており、ウォシュレットの攻撃に耐えられるはずもなかった。 研修生達は声もなく、深く深く逝った。 次の瞬間、アナルへの攻撃が始まった。 ヒッと、美咲も声を上げた。 予想だにしなかった攻撃に、便意を感じるまもなく、中身を吸い出された。 その後、何度も何度も吸い出され、最後にアナルを丁寧に舐める舌を感じた。 病みつきになりそうな快楽に、美咲は恐怖を感じた。(これからもっと恐くなるよ。感想待ってるね)
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