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■4949 / inTopicNo.1)  人体観測。
  
□投稿者/ JEE 一般人(1回)-(2007/11/20(Tue) 23:39:40)
    2007/11/21(Wed) 04:03:11 編集(投稿者)

    カーテンの隙間から、肌色のものが小刻みにうごめいているのが見える。

    片桐裕は、覗き込んでいた天体望遠鏡の倍率を上げ、それがなにかを観測しようとした。

    激しく上下される腕。汗にまみれた体。レンズ越しにみてもその肌はキメ細やかそうで、ラインからしても女性であることに間違いなさそうだった。
    裕の位置からは腹部しか見ることはできないが、ベッドの上で裸になってひとりで汗にまみれるといえば、彼女にはひとつしか思い当たらなかった。

    オタノシミチュウ。

    ちょうど一年前、天文部があるからという理由だけで選んだ高校の入学祝にかこつけて買ってもらった天体望遠鏡。今日は記念すべき一周年記念の1人観測会、としゃれこんだつもりだった。のだが。

    「すげえもん、観測しちゃったな・・・」

    裕の家は高層マンションの20階にあり、あたりにはちらほら同じようなマンションが建っている。
    たまたまそのうちのひとつに向けたまま調整中、眼に飛び込んできたのがそれだった。

    「でも・・・」

    のぞきはいけない、と思いつつ、裕はその動きから目が離せなくなっていた。
    腕の動きがさらに激しくなってきて、腰が思い切り浮いたかと思うとビクビクと痙攣し、やがてゆっくりとベッドの上に降ろされ、しばらく動かなくなった。

    しばらくしてその影がゆっくりと起き上がると、ちょうど横顔が見えた。
    「あっ・・・!?」
    裕に衝撃が奔った。それは、同じ学年の直海涼子だった。




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■4952 / inTopicNo.2)  Re[1]: 人体観測。2
□投稿者/ JEE 一般人(2回)-(2007/11/21(Wed) 00:24:27)
    直海涼子。

    ロングの黒髪がよく似合う、その名のとおりさっぱりした雰囲気の子だ。しかし、だからといってオトコのようにさばさばしている、というわけでもない。男子の人気は高いはずだ。生徒会役員をしていることもあってしっかりした印象があった。

    クラスが違うので話をしたことはない。しかし、興味はあった。機会があれば話しかけたいと思っていた。
    はっきりいって、裕のタイプど真ん中だったからだ。

    まだ「好き」だのといった感情はなかったが、腹だけとはいえあんな場面を見てしまうとは・・・
    覗き行為をしたという罪悪感は多少あったが、それよりも誰も知らない彼女の一面をかいま見たようで、気分が良かった。

    今日の「観測会」はやめにして、カーテンの間から見えなかった部分を想像してみる。
    あの腕の先は間違いなく股間にのびていて、細い指でイイトコロをまさぐっていたんだろう。快感に恍惚としている涼子の表情を想像しながら、裕は座ったまま自分の下着に手をつっこみ慰め始めた。

    ぴちゃ・・・くちゅん
    「あっ・・・あぁ・・ん」


    涼子の自慰を見ながら、裕のそこもまた十分に潤っていた。
    勃起したクリトリスのまわりをゆっくりと撫で、たまに力をこめて弾く。
    そのたびに前かがみになった裕の背中が跳ね、だんだんとベッドに突っ伏していく。

    「ふぁあん・・・ぅあっあっ・・・イイッ・・・よぉ」

    一点から快感の波が押し上げてくる。裕はとうとう上半身をベッドに預け、腰を浮かせて好き放題に股間を掻きまわした。

    「あっあッあぅうぅぅ、あいっ・・・イくっいくうぅぅぅ!!」

    直海涼子が絶頂を迎える姿を想像しながら、片桐裕もまた絶頂に達した。
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■4954 / inTopicNo.3)  Re[1]: 人体観測。3
□投稿者/ JEE 一般人(3回)-(2007/11/21(Wed) 01:14:58)
    翌日。

    20時30分。

    昨日、直海涼子を「観測」した時間だ。

    「今日は、さすがにやってないだろ・・・」

    と思いつつ、一応確認、とばかりに望遠鏡を覗き込む。
    案の定、涼子の部屋のカーテンは閉められていて、怪しげな影もない。

    ちょっと残念、と思いつつおとなしく目を離し、それから明日の一時間目までの宿題があったことを思い出してあわてて机に向かう。
    「あー、結局今日も天体の観測はできないのか〜・・」

    元来星が好きな裕は望遠鏡が手に入ってから基本的に毎日星を見ていた。
    晴れてるのに見れないなんて、と悔しがるも、お勉強もしなければ望遠鏡を取り上げられる。まったく世知辛い世の中だ。

    夜も更けて、四年経ってもさっぱり理解のおぼつかない英語による拷問もあと少しで終わる、というとき、ちょっと息抜きにと空を見ることにした。

    都会では光害でなかなか星は見えづらいが、この時間になるとさすがに住宅地ではそれほど光がきらめいているということもなく、月も出ていないので比較的よく星が出ている方だった。

    暫くすると自然と裕の向く先はある場所へ引き寄せられた。
    涼子の部屋だ。
    さっきは閉じていたカーテンが、昨日よりもかなり大胆に開いている。
    深夜だからといって油断しているのだろうか?

    部屋の中には今は誰もいないようだ。
    と、ドアが開く。
    水色の爽やかなパジャマを着た涼子が入ってきた。
    髪が濡れている。風呂上りなのだろう。
    涼子はこちらに背を向けてベッドの上に腰を下ろし、しばらく雑誌のようなものを眺めていた。

    そのうち、涼子の様子がおかしくなってきた。
    頭を下げ、下を向いた背中が不定期に揺れる。
    右手は胸元を押さえているようだ。
    涼子が上着を脱ぎ始めた。細い肩が露になる。
    ゆっくりと服が下におろされ、背中が見えてきた。

    「まじでか。・・・」ごくり、と裕は生唾を飲み込んだ。

    それでもパジャマは涼子の体にまとわりついて、さっき爽やかだと感じたのが
    嘘のように艶かしく、涼子の体を際立たせていた。

    涼子が横を向く。正確に言えばベッドにまっすぐに乗っただけなのだが、こちらからは涼子の左半身がばっちり見える向きだ。
    裕は涼子の乳房に目を奪われた。発展途上だけあってそれほどの大きさはないが、ピンク色の乳首がツンと上を向いた、張りのある乳房だった。

    思わず裕は机の上にあったデジカメを手に取っていた。月やなんかを観測したとき撮影するのに使っているやつだ。

    再度覗き込むと涼子はズボンと一緒に下着もずらし、昨日は見えなかったあられもない姿の全体像があらわになっていた。

    淫らな体勢で自慰にふける涼子の顔を見ながら裕は興奮を抑えられなかった。
    同時に、「自分が触れてイカせたい、自分のものにしたい」という思いがこみ上げてきた。

    涼子の部屋で事が終わった後、手当たり次第撮影したデジカメの画像を見ながら裕もまた自らを慰めた。

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■4955 / inTopicNo.4)  人体観測。4
□投稿者/ JEE 一般人(4回)-(2007/11/21(Wed) 02:06:27)
    2008/03/14(Fri) 21:19:44 編集(投稿者)

    さらにその翌日。

    「あぁ〜やっと昼休みだぁ〜」

    四限目、本日二個目の英語の授業が終わり、昼食。

    「ゆうー!!昼ごはん食べよ!」

    春乃と澄香が寄ってくる。

    「おぅ♪じゃーん、今日はお手製コンビニ弁当〜!!」

    「コンビニ弁当なのにお手製って矛盾〜」

    「うるせ!」

    「あははは〜裕、バカだから(笑)」

    こんなかるーい会話ができる、いい友達だ。

    そのとき、ふと廊下を見ると直海涼子がクラスで集めたプリントやらノートを持って1人で通り過ぎていくところだった。日直か、大変ね。

    「部活のことで直海さんに用があるからちょっといってくるわ」

    と二人に告げ、涼子の後を追う。

    「なお・・・」バサバサっ!!

    声をかけようとした瞬間、涼子が持っていたプリントをバラまいた。もとい、落とした。

    「あちゃー」という顔をして、涼子が拾い始める。

    (チャンス!)

    裕も一緒になって拾いはじめた。

    「あ・・・ありがとう」

    涼子が気づいて言った。失敗を見られて少し恥ずかしそうに、はにかんだ笑顔だった。

    (かっ・・・。かわいい)

    「ん、全然いーよ。はい!って・・・また落としそうだね、手伝うよ」

    そういって半強制的に涼子から残りのプリントを奪うと並んで歩き始めた。

    「ごめんね、違うクラスなのに」

    「いーっていーって。ちょうど用事あったんだ。
     私天文部の片桐裕。面白くもなんともないけど友達はゆうって呼ぶ」

    「知ってる(笑)片桐さん目立つから。私は直海涼子。よろしく」

    涼子に知られていた。意外だった。私が目立つ?確かにクラスではチョット、うるさいかもだけど・・・文化部でおとなしく活動してるのに〜。
    でも、涼子に認識されていたことが少し嬉しかった。

    「うん。私も知ってる。なんせ部の命運を握る生徒会会計様だから(笑)」

    それを聞いて、涼子の表情が少し曇った。
    「あぁ。用事って予算のこと?それなら私に権限ないから困るんだけどなぁ」

    裕はあわててフォローに入る。
    「あっ、違う違う!私次の部長になるんだけど、提出する書類でよくわかんないのがあってさ。持ち出せないことになってるから悪いんだけど放課後うちの部に来てくれないかな?」

    「そういうことなら、オッケーだよ」

    あれ?

    誤解を解いた後も涼子の表情は完全には晴れなかった。
    なんか他に気に障ることいったかなぁ。

    少し間をおいて涼子が言った。

    「ねぇ、私も『ゆう』って呼んでいいかな?」

    「大歓迎!じゃ私は涼子って呼んでい?」

    「えっ、うん。そう呼ばれたことないからなんかくすぐったいな」

    といって涼子はまた照れたように笑った。そこでやっと、涼子の表情から曇りが消えた。

    職員室に着くと裕は涼子にプリントを渡し、

    「友達待たせてるから先かえるね〜」

    「うん、じゃあ放課後行くね。どうもありがとう」

    といって二人はわかれた。

    職員室までの短い会話の中で、裕は確実に涼子に惹かれていた。
    あの無邪気な笑顔が、夜になるとあんなに淫らに変わるのか・・・。
    放課後起きるであろうことを想像しながら、裕は教室への帰路を急いだ。

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■4957 / inTopicNo.5)   人体観測。5
□投稿者/ JEE 一般人(5回)-(2007/11/21(Wed) 03:13:22)
    2008/01/25(Fri) 01:42:23 編集(投稿者)

    同日―放課後。

    今日は水曜日。平日で唯一天文部の活動がない日だ。
    そもそも部員が少ない弱小文化部の部室は校舎の片隅に追いやられるのが常で、
    この学校も例外ではない。
    顧問教師でさえほとんど訪れない辺境の地にある部室で、片桐裕は来るべき時を待っていた。

    コンコン。

    来た!

    裕は椅子から弾かれたように立ち上がり、勢い込んでドアを開けようとして一瞬思いとどまり、平静を装ってゆっくりと言った。

    「どうぞ〜」

    ドアを開けて、涼子が入ってくる。
    「こんにちは。あれ、今日は1人なの?」

    「うん、今日は休みなんだ。まぁ座ってよ」

    涼子を中に促しながら、後ろ手で気づかれないようにカギを閉める。
    おんぼろなので音が出ないように閉められるようになるのに苦労した。

    「ありがとう。それで、書類って言うのは?」

    「まぁまぁ。せっかく友達になったんだからちょっと話でもしようよ」

    「それもそうだね。なんだか生徒会に入ったのはいいんだけど思ったより仕事が多くてせかせかしちゃって」

    「そっかあーでもエラいね。あのバカ会長なんかよりちゃんと仕事こなしてるし。ストレス溜まるでしょ?」

    「ノーコメント(笑)まぁストレスは発散してるから大丈夫」

    「発散?例えばどうやって?」

    涼子がしまった、という顔をした。
    「えっ・・・まぁ、普通にカラオケ行ったり、おいしいもの食べたり・・・」

    「それだけ?」

    「う、うん。そうだけど・・・」
    困ったような表情になり、視線をそらす。

    裕はわざと下から覗き込むようにして涼子の視線を追いかけた。

    やがて視線をはずすと、言った。
    「そっかぁ、私はまたストレス発散のためにこんなことしてたのかと思った」

    「・・・えっ?」

    涼子が顔を上げる。
    目の前にはデジカメが差し出されており、そこに写っているのは他でもない
    涼子自身の痴態だった。


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■4958 / inTopicNo.6)  人体観測。6
□投稿者/ JEE 一般人(6回)-(2007/11/21(Wed) 03:31:24)
    一瞬事態が理解できない涼子は言葉を失い、血の気が引いていくのがわかった。
    酸素のまわらない頭でやっとのこと理解し、

    「なっ・・・なによそれ、返してよ!」

    と裕のもつデジカメに向かって飛びついた。

    が、いかんせん涼子の身長は161センチとそれほど低いわけではないが、
    昔バレーもやっていた裕は175。
    たちあがって腕をあげられれば到底届かず、かえって裕に抱きつく形になった。

    裕はここぞとばかりに涼子の腰に手を回し抱き寄せた。
    「返してって?このデジカメ、涼子のじゃないよね?」
    耳元で囁く。

    「いやっ、離して!んっ・・・」

    離せといわれてはいそうですかとは行くわけがない。
    裕はかまわず唇を奪った。
    正直なところ、裕は間近に感じた涼子のぬくもりと柔らかさ、そしてその芳しい香りにくらくらきていたのだ。

    抵抗する涼子の柔らかな唇をひとしきり楽しんだ後、抱きしめたまままた耳元に口をもっていき、吐息をかけるように話す。

    「カーテンも閉めないでこんなやらしいことしてるなんて、生徒会の皆が知ったらどうなるだろうね?」

    ぴくん。耳にかかるかかからないかくらいの息に敏感に反応して、涼子の体が震えた。
    「あっ・・・。お願い、やめて・・・」
    もともと頭のいい子だ。抵抗がやんだ。
    顔は真っ赤になり目は潤んでいる。声も涙声だ。

    ちょっとかわいそうかな、とは思ったがここでやめては意味がない。
    始めてしまったからにはやり遂げなくては。
    それに、元来Sッ気のある裕にとってはそれすら興奮を高めてくれる材料だった。

    裕は答えず、黙って口元を首筋に移動させた。
    きれいな首筋を、鎖骨から上へ向かってつぅーと唇でなぞる。

    「んはぁぁ・・・・・・」
    涼子の口からなんともいえないため息が漏れる。
    ・・・感じている。

    裕はそのままうなじに向かって唇を這わせた。
    その間にも左右の手は涼子の体を撫で回し、まさぐっている。
    ブレザーの下から手を差し込み背中をさすり、スカートを捲り上げて尻から太ももにかけてゆっくりと上下させる。

    「あっ・・・はっ・・・んん・・・・・・」
    涼子は必死に声を抑えようと我慢しているようだが、裕の唇が、手が、指が体の上をはしる度ピクピクと震え小さな声と吐息が漏れる。

    「涼子・・・こんな状況なのに感じてるでしょ。やっぱり、淫乱なんだ」

    「やぁっ・・・ちが・・・あぁっ!」
    涼子に最後まで言わせず、裕は耳たぶに噛み付いた。
    そのまま息を吹きかける。
    「ああぁあぁん!」

    「耳、好きなんだね・・・チョー敏感だよ」

    「いや・・・そんなこと・・・」

    わざと局部を除いて体中まさぐられるうちに、涼子の目がとろんとしてきた。
    今までは抵抗がやんだといっても裕から離れようとしていたのに、
    いまや半分体を預けるような状態になっている。

    そこでいきなり裕は涼子を解放した。


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■4959 / inTopicNo.7)   人体観測。7
□投稿者/ JEE 一般人(7回)-(2007/11/21(Wed) 04:01:04)
    「えっ・・・?」

    いきなり突き放された涼子はよろめいてそのまま後ろにあったソファに座り込んだ。
    長い黒髪もブレザーもスカートも、さんざん裕の手でかき回されて乱れきっている。

    「涼子がどうしてもいやだっていうなら、やめてもいいよ。ドアのカギは中から開くし、今のうちに逃げたら?」

    「・・・・・・・・・・」

    それを聞いてほっとしたような期待が外れたような複雑な表情をした涼子は、
    荒い息をつきながら乱れた服を直そうともせず、不安げに裕のデジカメを見つめる。

    「あぁ、コレ?これはもちろん私のだから返してはあげられないよ。
     まぁ、盗撮写真だから表にはでないんじゃない?」

    表には。

    暗に、「裏に流す」と言っているようなものだ。

    「どうする?逃げないの?」

    涼子は泣きそうになりながら唇をかみしめた。

    「ゆう、ずるいよ・・・」

    選択肢はない。

    だが、裕は心外とばかりに言った。

    「ずるい?ずるいのは涼子じゃん?私に犯されるふりして気持ちイイ思いしようとしてるんだもんね?私は涼子が素直になれるようにしてあげてるだけだよ」

    「・・・・・・・・・・・!」

    ズバリ言われて、涼子は声も出ない。

    「ハイ、もうタイムアップ!」

    裕は涼子の座っている古いソファに涼子を押し倒した。
    ぎしっ・・・と音がする。

    「『脅された』かわいそうな涼子ちゃん、言うこと聞かないと・・・
     わかってるよね」

    言うが早いか、裕は涼子の唇に唇を重ねた。

引用返信/返信 削除キー/
■4961 / inTopicNo.8)  面白いですね!
□投稿者/ ふら 一般人(1回)-(2007/11/21(Wed) 08:42:53)
    この先の展開がとても楽しみです。
引用返信/返信 削除キー/
■4965 / inTopicNo.9)  人体観測。8
□投稿者/ JEE 一般人(8回)-(2007/11/21(Wed) 19:10:20)
    二度目のくちづけ。

    さっきは裕の強硬姿勢を見せるために抵抗するのを押さえつけて乱暴にしてしまったが、今度は違う。「脅されて観念した」涼子の、それでもまだこわばっている唇をほぐすように優しく、唇ではさむようについばむ。
    涼子を押し倒したソファの座部に片肘をついて身体を支え、空いた手で首筋や耳、胸元をかすかに撫でながら、裕は涼子が自分から唇を開くのを待った。

    「んっ・・・はぁ・・・・・・」
    ちょうど裕が口角の辺りをちろちろと舐めたとき、涼子が切ないため息を漏らしうっすらと口をあけた。
    この機を逃さず、舌を滑り込ませる。

    ぬるっとした感触にぎょっとしたのか、涼子が目を見開いて一瞬逃れようとする。
    裕は気づかないフリをして涼子の口の中をさぐり、あちこちを刺激しながら舌を探し出した。
    ぴちゃ・・・と音を立てて、裕と涼子の舌が絡み合う。
    「あふ・・・・・・」
    柔らかな粘膜が触れ合って生み出す初めての感触に涼子は戸惑ったが、嫌悪感は感じなかった。むしろ心地いい。目を閉じ、うっとりと感じ入っている。

    深く長いキスをしながら、裕は次の段階に移ろうとしていた。
    鎖骨を撫でていた手が、ブラウスの下に入り込み肩をつたってブレザーごとブラウスをはだけさせた。いつの間にか、ボタンははずされている。
    人前でさらされたことのない白い柔肌があらわれた。

    「あ・・・!や、やめて」
    いまやズレまくって意味をなしていないブラジャーが涼子の乳房に食い込み、余計に卑猥に演出している。
    「フロントホックだ・・・。実はこういうの、期待してたんじゃないの?」
    図星なのかなんなのか、頬を染めて目をそらす涼子のブラジャーを外し乳房を解放した。

    ・・・キレイだ。

    レンズ越しに見るよりもずっと、きれいだった。
    「んぁっ!?」
    裕は欲求に襲われいきなり乳首にしゃぶりついた。
    唾液をたっぷりとつけて円を描くように舐め、勃起してくると舌で弾き、吸い付きながら口の中で転がす。
    「あぅっ!あん!あぁっ・・・!やだぁ・・・」
    裕の舌の動きに合わせて涼子の体が跳ね、喘ぐ。
    裕の頭に添えられた指先が髪の毛を強く掴んで、少し痛い。

    裕は舐めながら涼子の表情を盗み見た。
    目をつむり、きれいに整えられた眉は八の字に歪み、口は半開きで舌の先がのぞいている。本気で嫌がっているようには見えない。

    「涼子・・・めっちゃエロいカオしてる」
    興奮を抑えられず息を荒くしながら、裕が言った。
    「エロくなんか・・・あっ・・・ない」
    「そうかな?じゃああとで見せたげる」
    いつの間にとりだしたのか、涼子が目を閉じているのをいいことに裕はまたも写真を撮っていた。デジカメを掲げてにっこりと笑いかける。
    「えっ?そんな・・・お願い、もうとらないで」
    「ん〜それは約束できないなぁ。涼子って感じてるときすごいイイ顔するんだもん。私ね、星も好きだけど写真も好きなんだ」

    言うと裕はまた涼子の乳首にしゃぶりつき、さらにブラウスの上からもう片方の乳首を指で弾いた。涼子は今までにもまして激しく反応した。
    「あああぁっ!!うぁあぁん!ふぅっ・・・はぁぁあぁ・・・んっ」
    「両方が好きなんだ・・・欲張りだね。だから家でも毎日自分でシテるんだ」
    乳首の上を行き来する指を休めず、コトバでも責める。

    「あんっ!ま、毎日なんて。してなっあぁっん」
    休みなく与えられる刺激に身体を震わせながら、涼子は必死に弁解を試みる。
    「そうなの?じゃ週何回くらい?」
    「ご・・・5・・回・・・・・・あっ・・・」
    普通ならば答えるはずのない問に、しかしここに至って思考回路がおかしくなっている涼子は素直に答えた。

    「5回も!?それってほとんど毎日じゃん!
     涼子って私が思ってたよりずーっとインランなんだねー」

    「うぅう・・・・・・」涼子はとうとう涙をこぼしながら屈辱に耐えている。
    しかし、もう完全に抵抗する気配はない。
    片腕で身体を支えるのがしんどくなってきたのと両手を自由に使いたいのとで、
    裕は体勢を変えることにした。

引用返信/返信 削除キー/
■4966 / inTopicNo.10)  ふらさんへ
□投稿者/ JEE 一般人(9回)-(2007/11/21(Wed) 19:13:10)
    感想ありがとうございます!

    初めて書くので矛盾点等ご容赦ください。

    気まぐれ更新になるとは思いますが完結まではもってきたいと思ってるので
    温かい目で見守ってやってください。
引用返信/返信 削除キー/
■4967 / inTopicNo.11)  人体観測。9
□投稿者/ JEE 一般人(10回)-(2007/11/21(Wed) 20:58:04)
    裕は涼子を責める手をいったん止め、抱き起こした。
    力の入らない涼子は裕に上体を預けてくる。

    体勢を変えようとしてソファに手をついたとき、裕の指先がぬるっとしたものに触れた。ちょうど涼子が寝ていたとき尻があった辺りだ。
    「んん・・・?」
    裕はそれが何かすぐに思い当たり、そして密かに喜んだ。

    乳を吸われ弄ばれただけでぐったりした涼子の顎を上げさせ唇を吸ってから、優しく命令した。
    「涼子、こっちに向かって机に座って、脚を開いて」

    当然、陰部がさらされることになる。自分の状態を知っている涼子はもちろん、
    はっとしてそれを拒んだ。
    「い・・・いや」
    「へーえ。断ってもいいの?」
    デジカメをひらひらと見せ付ける。
    「・・・・・・・・・」黙り込んだ涼子に裕はもう一度命令した。今度は凄みを効かせて。
    「・・・やれよ」

    涼子はしぶしぶ従った。のろのろと机に寄りかかり、10センチばかり膝を開く。
    「全然ダメ。もっとちゃんと机の上に乗って限界まで開いて」
    裕にダメだしされ、すこしずつ脚が開いていく。いまや涼子の身体は完全に机の上に乗っかって、裕がやっとオッケーを出したときには学校机の上で思いっきり股を開いてまるで誘っているかのようなポーズになっていた。

    この期に及んでまだスカートで隠そうとするのを制してめくらせると、改めて裕は涼子の陰部の状態を確認した。

    想像以上だった。

    涼子のあそこから流れ出た愛液は薄いショーツをぐしょぐしょにしただけでは飽き足らず、脇からはみ出て内ももを濡らし、さらにスカートにも染みをつけてソファにまで達していたのだ。

    「すごい・・・。」
    裕は一瞬言葉を失った。
    「やだぁ・・・・・・恥ずかしいよ・・・」
    羞恥に全身を紅く染めてうつむく涼子を見て、裕はますますいじめたくなった。
    「イヤイヤ、されてただけなのにね?こんなに濡らしちゃって・・・感じちゃってたんだよねぇ。それにしたってフツー、こんなに出ないよ?」

    言いながら手を伸ばし、指先で割れ目を一撫でする。
    「ひゃうぅ!」
    それだけでまた涼子のなかからじわりと汁があふれてくる。そのまま尻を伝って、机を濡らす。

    「あーあ、学校の備品汚しちゃってるよ、会計様。きれいにしなきゃいけないから、予算回してね?『直海涼子のオマンコ汁清掃費』ね」
    笑いながら、愛液のついた指先をねっとりと舐め、涼子をねめつけながら
    卑猥な言葉でますます涼子の羞恥心をあおる。

    「もう許してぇ・・・」
    意味をなさなくなったショーツ越しからでも、涼子の秘部がピクピク痙攣しているのがわかる。クリトリスは触ってもいないのに大きく勃起し、刺激を求めている。
    コトバで責められ、強要されることで、涼子は快感を覚えていた。

    見透かしたような目で、裕が冷ややかにしかし楽しそうに答えた。
    「許して?早く触って、の間違いじゃないの?
     いじめられて感じちゃうヘンタイ涼子ちゃん♪」
    言うと同時に涼子の乳首を強く捻った。
    「あああっ!!」
    ますます「清掃費」がかさんでいく。

    「お・・・お願いぃ・・・・・・も、もう」
    涼子は荒い息をつき、下半身をもじもじさせながら上目遣いに裕を見た。

    「そうだなぁ。ちゃんとお願いできたら、ね。
     言ってごらん?『涼子のヘンタイおまんこぐちゃぐちゃにかき回して気持ちよくしてください』。ハイ」

    涼子はしばらく凍りついたように固まっていたが、暇つぶしのように乳首を弄ばれとうとう我慢できなくなったのか、消え入りそうな声で口を開いた。

    「涼子の・・・ヘンタイおまんこ」
    「声が小さい!あと目はこっち」
    それでもなおダメだしされて涼子はとうとう意を決したようにまっすぐ裕を見て叫んだ。追い詰められた表情で、泣きながら。
    「りょうこのへんたいおまんこぐちゃぐちゃにかき回して、気持ちよくしてくださいぃ!!」

    それを聞いた瞬間裕の理性は吹っ飛び、役に立たなくなったショーツを破り捨てて
    涼子のアソコにむしゃぶりついていた。

    「はああああああぁあんん!!あああん!あっあっあっ・・・
     いやっ・・・・・・きもちぃ・・・よぉ・・・ひあぁあぁっ」

    やっとしてもらえる悦びと、いきなり舐められるという強すぎる刺激に身悶えて
    涼子も我を忘れてよがった。誰か来るかもしれないなんて恐怖は追いやられ、ただ快感に追い立てられて叫ぶように喘ぎ続ける。
    あまつさえ裕の舌の動きに合わせるように腰を動かし始めた。

    ぐちょ、ぐちょ、ぐちょ・・・・・・ぴちゃぴちゃ、ズズーッ・・・
    「あん、あん、あん・・・うふぅ、ああああ・・・・・・」

    裕はといえば、涼子の股に挟まれていっぱいに広がった甘酸っぱい「女」の匂いに理性を手放していた。
    少し酸味のきいた涼子の愛液を無我夢中で舐めとり、吸い上げ、それによってまた愛液をあふれさせる。ひとしきりそれを繰り返し理性を取り戻してくると、今度は涼子により多くの快感を与えることに専念し始めた。

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■4974 / inTopicNo.12)  レスありがとうございます
□投稿者/ ふら 一般人(2回)-(2007/11/22(Thu) 03:01:09)
    初めてお書きになったとは思えないです!
    文章は読みやすいし、起伏があって、どんどん読んでしまいました。
    ホントに、今後も楽しみにしております。
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■5042 / inTopicNo.13)  続きお待ちしています
□投稿者/ ヒロミ 一般人(1回)-(2007/12/18(Tue) 00:24:10)
    どきどきしながら待っています。

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■5068 / inTopicNo.14)  人体観測。10
□投稿者/ JEE 一般人(1回)-(2007/12/30(Sun) 21:47:05)
    涼子のクリトリスを這い回っていた舌が、だんだんと下に降りていく。
    小陰唇を咥え、丁寧に舐めあげたあと、その奥に向かって舌をゆっくりと突き出していく。

    「いっ・・・あああ・・・」

    裕が限界まで舌を突き出しても膣口の浅いところまでしか到達しなかったが、
    異物感に涼子が身体を緊張させる。自身を慰めるときは、ナカは使っていなかったのだろうか。裕はそのまま、少し強めに膣壁を舐めてみた。

    「ぁあっ」
    ぴくん。 と、涼子の腰が跳ねる。

    いけそうだ。

    裕は舌を引き抜き、同時に右手の中指を入り口に当てた。
    指の腹でクリトリスから膣口の下のほうまで、上下に擦る。
    指の動きにあわせて涼子も腰を上下させてくる。
    指に大量の愛液が絡みついたところで、中指を涼子の中に差し込む。
    滑りやすくなっているおかげか、さしたる抵抗なく入った。
    「ぅん・・・」初めての感触に涼子が顔をしかめる。
    そんな表情も今は裕の情欲をあおる材料でしかない。

    入れたまま、さらけ出されたまま放置されていた乳房にまた吸い付き、
    空いた手で乳首をこねる。

    裕はゆっくりを指を動かし始めた。探るように、優しく指の腹で膣壁を撫でる。
    「あっ・・・ふはぁ・・・・・・あん」
    胸から与えられる快感と相俟って、丁寧にナカを探られるうちに異物感にも慣れ、涼子は快感を覚えるようになってきていた。
    裕の指が行き来するたび、ぞくぞくと身体を震わせる。

    ゆっくりとまさぐり続けるうちに、裕は涼子の「イイトコロ」を見つけ出していた。
    「どうして欲しい?」
    『欲しい?』のところでそのポイントを強く擦る。
    「あぁっ!」
    そのまま何度も擦り続けながら、返事ができないとわかりきっている涼子になお問いかける。
    「どこがいいのか言ってごらん・・・もっとよくしてあげる」
    「あ、あっ、あ、あぁぅっ!」

    案の定、涼子は喘ぐばかりで質問に対する返答はない。
    いや、あるいはその喘ぎ声が返事なのかもしれない。

    なんにせよ裕にとっては返事があろうがなかろうがどっちでもよかった。
    そろそろ仕上げだ。

    いままでゆっくりとナカを行き来していた裕の指の動きが、だんだん早くなっていく。中指を少し折り曲げて固定し、涼子がとくによく反応したエリアを中心に、円を描くようにぐちゅぐちゅとかき回すように刺激する。
    あわせて手のひらの指の付け根のあたりをクリトリスに押し付け、これもクリクリと同時に愛撫してやる。
    勿論乳首はいまだに裕の舌先で弄ばれている。

    三点同時の強すぎる刺激に、涼子にはもう限界が来ていた。
    裕の頭に腕を回してしがみつき、自らの胸に押し付ける。
    荒かった呼吸がだんだんと切れ切れになり、しなやかに跳ね回っていた身体が硬直してきた。

    「あはぁん!あぁーっ!あっ、・・・・・・あ、あ・・・あぁ・・・イく・・・・・・っ!!」

    涼子の身体がびくん!!とひとつ大きくのけぞり、脚をきつく閉じて動き続ける裕の指を押さえつける。さらに数回、びくびくと小さく痙攣を繰り返して、涼子は果てた。

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■5069 / inTopicNo.15)  Re[2]: 続きお待ちしています
□投稿者/ JEE 一般人(2回)-(2007/12/30(Sun) 21:50:52)
    ヒロミさん、ありがとうございます。

    このところ忙しく更新する暇がなかったのですが年末になりようやく一息つけました。少しだけですが続きをどうぞ!

    これからも、よろしくお願いします。
引用返信/返信 削除キー/
■5070 / inTopicNo.16)  人体観測。11
□投稿者/ JEE 一般人(3回)-(2007/12/30(Sun) 23:23:04)
    涼子が天文部の部室を訪ねてきたときは、あたりはまだ日暮れ前の明るさを保っていた。
    しかし気づいてみると、カーテンの開け放たれた窓の外は既に薄暗く、周辺の民家のつくりだす生活の光が、校舎を囲むフェンスの向こうで瞬いていた。

    ヤバイ。さすがにそろそろ見回りの教師がやってくる時間だ。
    下校時間はとっくに過ぎている。

    しかしここで焦りを見せたら台無しだ。

    「はぁ・・・はぁ・・・・・・あ」
    乱れに乱れきった制服を身体にまとわりつかせてぐったりと机の上に横たわっている涼子の顎を掴んで強引にキスをしてから、ゆっくりと起き上がる。

    「可愛かったよ・・・・・・涼子」言って、優しく頭を撫でる。
    絶頂の余韻に浸っていた涼子はようやく我に返ったのか、顔を紅くして起き上がる。
    裕に背を向けて黙って乱れまくったブラジャーとブラウスを身に着けなおし、何かを探すように辺りを見回す。

    「あ。コレ?ごめんね、もう使えないよね」
    裕が掲げたのは、女の匂いを放つ粘液がいっぱいに染み付いててらてらと光を反射している、元パンティーだった布切れだった。

    「か・・・返して」自分の淫らさを突きつけられてうつむきながらも、涼子は何とか言葉を吐き出した。

    「欲しいの?もう使えないんだからいらないでしょ。私が処分しといたげるから」
    裕はことごとく涼子のお願いを拒否している。

    「可哀相だけど今日はノーパンで帰るしかないね〜。
     お詫びに今度何かプレゼントするから!」

    「そんなぁ・・・」絶望的な表情になる涼子。
    「まぁまぁ・・・家までそんな遠くないんだから大丈夫だよ。
     早くここ出ないと先生きちゃうし」
    あまり考える暇を与えたくなかったのと本当にいつ教師が来るかわからなかったので、
    裕は涼子を急かした。

    涼子の愛液で濡れたソファと机を雑巾でざっと拭いて、証拠隠滅。
    手早く荷物を持って一緒に部屋を出る。右手にある非常用の出入り口からこっそりと校舎を抜け出し、既にしまっている裏門の脇の隙間から脱出する。

    やれやれ、危なかった、と思って裕は隣を歩いている涼子の顔を見た。
    やはり裕にされたことのショックは大きかったようだ。
    普段は明るい性格でそこそこよくしゃべるはずの涼子は、下を向いてじっと黙りこくって歩いている。スカートを気にしながら。

    と、突然口を開いた。
    「ねぇ・・・なんで家近いって知ってるの?」

    「あ?あぁ。涼子の家とウチ、実はご近所様でさ。私天体観測よくするんだけど
     たまたま、涼子が近くのマンションの部屋にいるの、見えて」

    「・・・・・・それで、あんな写真撮ったんだ」
    責めるように言う。

    「カーテン開けッパで、見てくださいって言ってるみたいだったから」
    ものともせず裕が返す。

    「だからって、写真とって脅すなんて。ひどい」
    涼子もだんだん頭が働いてきたようだ。
    裕に恥ずかしいことをいわれてうつむくばかりだったのが、反論し始めた。

    「でも、気持ちよかったでしょ?」

    「・・・・・・・・・・・ヘンタイ!」

    正直な娘だ。「よくなかった」とは言わない。
    裕は涼子のそんなところも気に入っていた。

    「うん。そうかも。でも、涼子にだけだよ(笑)」

    「・・・そんなの、嬉しくない」

    「はは。だよね。
     ・・・ね、メアド交換しようよ」

    裕は自分のずうずうしさに半ば感心した。
    あんなひどいことをして涼子のプライドをズタズタにしておいて、
    仲良くメールなどできるわけがない。
    それでも、もっと涼子のことを知りたかった。

    が、涼子は黙って自分の携帯を取り出した。

    「え・・・いいの?」

    「教えなかったら、どーせまた脅すんでしょ?」

    そういうことか。

    「さぁ?どうかな」

    当たり前ながらかなり印象悪いみたいだけどもらえないよりましか。
    いっそ悪役になりきるのもおもしろいかもね。

    赤外線通信でメアド交換をしながら、裕は次の「悪事」について考えをめぐらせていた。



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■5071 / inTopicNo.17)  感想
□投稿者/ まな 一般人(1回)-(2007/12/31(Mon) 00:48:50)
    始めから今日更新されたところまで読ませていただきました(^_^)

    私の好みのシチュエーションで正直とても興奮する内容で楽しませていただいてます。

    マイペースに更新頑張ってください☆


    (携帯)
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■5082 / inTopicNo.18)  (削除)
□投稿者/ -(2008/01/05(Sat) 00:59:27)
    この記事は(投稿者)削除されました
引用返信/返信 削除キー/
■5193 / inTopicNo.19)  NO TITLE
□投稿者/ ヒロミ 一般人(1回)-(2008/01/22(Tue) 00:48:39)
    裕と涼子は、このあと
    どうなるんですか?
    続きをゆっくりお待ちしています

    (携帯)
引用返信/返信 削除キー/
■5201 / inTopicNo.20)  人体観測。12
□投稿者/ JEE 一般人(4回)-(2008/01/25(Fri) 01:37:49)
    あれから一週間が経った。
    この一週間、クラスが違うということもあってメール以外で涼子とはほとんど話をしていなかった。
    裕が学校では意識的にあまり涼子に構わないようにしていたのもあるが。
    ただ、裕がマメに毎晩送るメールでとりとめのない話を続けていくうち、
    あの日の出来事は置いておいて友人として自然に振舞える程度には仲良くなっていた。

    この日、例によって部活が休みである裕は帰り際、涼子のクラスに立ち寄った。
    「涼子!今日生徒会ある?」
    「あれ、裕。今日はないよ」
    「じゃあさ、プラネタリウム行きたいと思わね?」
    「う、うん・・・いいけど」
    「やった♪じゃあ行こう!行きつけあるんだ(笑)」

    学校を出て家とは反対方向へ10分ほど歩いたところに、そこはあった。
    あまり流行っていないのでいつ行っても人が少ないところが気に入っている。
    案の定、今日もガラガラだった。広いホールに客は数組しかいない。

    裕は涼子を連れて、いつもの指定席である最後尾のど真ん中のシートに陣取る。
    シートが倒され、部屋が暗くなっていく。
    完全に照明が落ちたところで、裕は右隣に横たわる涼子の左肢にそっと、右手を這わせた。

    くすぐったさと驚きに涼子が息を呑む。
    ひざから内ももへと撫で上げ、またひざへ向かって撫でおろしていく。
    涼子はくすぐったそうにひざを閉じようとしている。
    「はぁぁ・・・・・・」
    涼子が震える息を漏らした。くすぐったさが、次第に快感へと変わってきたのだろう。

    同じルートの往復を繰り返していた裕の右手が、いつもより少し上まで上がってきた。
    小指がかすかに涼子の柔らかな部分に触れ、刺激ともいえない感触を残して去っていく。

    その繰り返し。

    腿をさすられて性感を呼び覚まされていた涼子は、度重なるがしかし
    わずかな接触に焦れて過敏に反応し、もっと、と主張するように腰をくねらせる。
    それに応えるように裕は徐々に責める範囲を上昇させていった。

    「んっ・・・はぁ・・・・・・・・・」

    周りには、少ないとはいえ人がいる。
    当然ながら皆上方を注視しているが、声が聞こえれば当然見つかる状況だ。
    今はまだ我慢できているが、これ以上触られると声が出てしまうかもしれない。

    涼子のそんな思いにはお構いなしで、裕はとうとうターゲットを一点に絞った。
    三本の指でパンツの上から軽く撫で上げ、
    突起らしきものに触れるとその周りを優しくひっかき始める。

    「・・・・・・・・・・・・!」

    突然与えられた快感。
    まだそれほど激しいものではないが焦らされて敏感になっていた
    涼子には強すぎるものだった。

    裕の指は休むことを知らず容赦なく涼子を責め続ける。
    涼子は為す術なくシートの手すりを掴み、必死で声を抑えることしかできない。

    じわ、と・・・身体の奥から愛液があふれてくるのが自分でもわかった。
    (いやだ・・・・・・恥ずかしい・・・)
    この状況に感じている自分が。それに。
    「ちゃんと、我慢してた?」
    徐に裕が、周りには聞こえないくらいの声で囁く。


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