| 困ったことに私は捨て猫や捨て犬を見ると、すぐに拾ってしまう性格だった。 幼い頃から雨の日の度にダンボールで鳴いている動物を見つけ家に連れて帰っていた。 自分の親も似たような性格だったので、エサを与え回復するまで飼わせてくれた。 それからいつも近所のペットショップに張り紙をし、里親探しをする。 里親が見つかった猫や犬と別れるのが辛くて別れの度に泣く。 それがとても辛いことだとわかっているのに、それでも捨てられていると拾わずにはいられない。 だから今でもこうやってニ匹も飼うハメになっている。 いづれ来る別れに怯えながら・・・。
「ご飯だよ、キキ・・・ララ・・・」 子犬のキキと子猫のララは勢い良く、私の足元に駆けよってくる。 この子達、実際には人間だ。 だけど拾って首輪をつけて飼ってるうちに、犬と猫にしか見えなくなった。 二人の性格は両極端で、まさに犬と猫。 「ご飯ご飯〜vv今日も僕のために働いてくれてありがと、ご主人様vv」 子犬のキキはよく懐く。 私の足をペロペロ舐めながら喜ぶ姿が、完全に子犬。 キキの一人称は「僕」だが、キキは女である。 尻尾を(正確には尻尾付きこけし)を嬉しそうに振り、エサを食べる姿がいい。 四つん這いになって食べる後ろ姿から除く、秘部からは甘いジュースが溢れている。 「キキ、お留守番できた?」 「はいっ、ご主人様の帰りをじっと待ってました」 「えらいね・・・キキ・・・」 「んっ、はぁっ・・・ご主人さまぁ・・・」 甘いジュースを舐めてやると、キキは甘い声を出す。 これが私の晩御飯なのだ。 「今日も美味しいよ、キキ・・・」 「ふっ・・・ありがとうございます・・・んんっ・・・あぅ・・・」 「・・・ご主人さまぁ」 いつもこうやって食事をしていると、遠慮がちにすりよってくるのがララだ。 自分の食事を終えたララは、私の目の前で仰向けになる。 服従のポーズ・・・普通の猫はこんなポーズとらない。 でも私の前では特別、そう躾たのだから。 「キキ、ちょっと待ってね?」 キキの秘部から口を離すと、キキはララを恨めしそうに見る。 そんなキキが可愛くて、私は更に虐めたくなる。 細めのバイブを入れてやり、私はララの方に興味を向ける。 「ララもお留守番できたかな?」 弱々しく首を縦に振り、顔を真っ赤にして私の愛撫に反応する。 猫の気持ちのいいところは全て知ってる。 首、背中、お腹、手・・・ララの性感帯を執拗に責める。 その度に掠れたような声を出す。 溢れ出す愛液は甘美な味がする。 この食事時間は、自分の一日の中で一番好き。 キキもララも私を愛してくれるから。 拾って来たこの子達しか愛せない。 「キキ、ララ、愛してるよ」 二人を同じくらい愛していて、大切に思ってる。 そのうち別れがくるのは分かってるのに、どんどん深く愛してしまう。 少しの時間だけでも、二人を出来る限り愛してあげよう。 同じくらいの愛で、同じくらいの愛撫を・・・。
だけど、二人がこの「平等な愛」に納得いかないことくらい、ちゃんと分かっていたんだ・・・。
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