| 先に帰った私はとりあえず部屋を片付けて軽く夕食の用意をして愛羅を待った。 そして彼女はやってきた。
「おじゃまします」 礼儀正しく脱いだ靴もちゃんとそろえて家に上がってくる。 ほんとしっかりしてるな〜。それにしても・・・ 「愛羅うちに何泊するつもり?;」 愛羅は1泊には大きすぎるカバンでやってきた。 「秘密です♪これはあとで先輩と楽しむために持ってきたんです」 「相談があってきたんでしょ?;」 あきれて言うと私より大人っぽい顔が微笑んだ。 「まあいいけど。何か食べる?軽く用意しといたけど」 言いながらリビングに案内する。 「いただきます」
軽くお酒も入って私はいい感じになっていた。あれ?でもそういえば・・・ 「愛羅、あなた私に相談があったんでしょ?」 「ええ」 酔ってる場合じゃなかった。 「でももうすぐ解決しそうです」 ?まだなんにも聞いてないんだけど。腑に落ちない顔をしてると愛羅は言った。 「実は先輩にお願いしたいことがあって」 「なに?」 「見てもらいたいものがあって・・・あの目を閉じて向こうむいてもらってもいいですか。」 ますますわけがわからない。でもたぶんあのカバンの中身だな・・・ 私を驚かせようとでもしてるのかな? 「わかった。これでいい?」 素直に私は目を閉じて言われた方向に体をむかせた。 「両手を後ろにまわしてもらっていいです?」 「・・・なんか変なもの触らせたりしないでしょうね;」 「違いますよ」 くすくすと愛羅が笑った。 私はおずおずと両手を後ろにまわした・・・。
そしてその夜は始まった。。。
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