| 2012/03/09(Fri) 23:50:28 編集(投稿者) 2011/11/20(Sun) 21:57:25 編集(投稿者)
一方、由利は学校を休んだ。午後5時頃 「あいつ等、絶対許さない……」 などと呟いていた。そんなとき、彼女の携帯電話が鳴り響いた。 「だれよっ! もう」 知らない番号だった。由利は仕方なく電話に出ると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。確かこれは保健室の先生だ。 「もしもし、後藤由利さんかしら。あなた昨日は随分とイジめられたみたいね」 先生はそんなことを言ってきた。 「なんであなたが私の携帯番号知ってるのよ! それに、昨日のことまで」 「それはね、あなたの後輩達に聞いたからよ」 由利は驚愕した。 「どうやって聞き出したの?」 「ああ、元々あの子達と私はグルなのよ」 「なっ……で、私に何か用ですか、先生?」 由利は驚愕するが、すぐに立て直す。 「あら、意外と落ち着いてるのね。じゃあ、単刀直入に聞くわ。あなたも私達の実験台になってくれないかしら」 「ふざけないでっ!」 当然のごとく由利は拒否する。 「あなたに拒否権はないわよ。協力しないのなら、あなたの痴態をネットにばらまくわよ」 「くっ……」 「まあ、実験台とは言ってもあなたは河合さんを好きなように犯すだけでいいのよ」 「えっ……」 由利にとっては願ってもないチャンスだった。 「お互いの利害が一致してると思うわよ。どう、協力する気になった」 「わかりました」 「お利口ね。でも、その前に私の助手が今、あなたの近くにいると思うの。その子ね、昔貴方にいじめられてたらしいの。その子、あなたを自分の奴隷にしたいって言ってるのよ」 「い、いやよ。そんなの」 「でも、私その子にあなたのことを撮ってあるカメラあげちゃったのよ」 「なっ……ちょっと待って」 そんな話をしているときにインターホンが鳴った。 「久しぶりね、由利」 「……愛!?」 由利が家のドアを開けると、そこには前髪で顔を隠した見るからに内気そうな少女立っていた。 「先生にあなたを好きにしていいって言われたわ。今日から私があなたのご主人様よ」 「ふざけないで! アンタごときが私に指図できると思ってんの」 「こっちには、あなたの恥ずかしい姿を収めたカメラがあるわ」 「アンタから奪えばいいだけでしょ!」 「残念だったわね。この部屋にも隠しカメラがあるのよ。その様子を見て、あなたが私に少しでも危害を加えれば、私の友達があなたの痴態をネットにばらまく」 「なっ、いつの間にそんなものを」 「あら、気づかなかった。1週間くらい前に先生が置いたらしいのだけど、あんたはとんだ間抜けのようね」 「くっ……」 由利は悔しそうに唇を噛む。 「じゃあ、まずは抵抗できないように両手両足を拘束させてもらうわ」 そして、由利は抵抗しないまま、 「アンタ、後で覚えてなさいよ」 「カメラのムービーでもそんなこと言ってたわね。でも、実際何もできてないじゃない。この腰抜け」 愛は、昔の恨みを晴らせるようでとても嬉しそうだった。 「黙りなさいよ! アンタみたいな他人の力を借りなきゃいじめの仕返しもできないような奴にいわれたくないわよ!」 「うるさいわよ」 「きゃっ」 愛は由利の上着を捲り上げた。パジャマだったのでブラはつけていなかった。 「今からたっぷりいじめてあげるから覚悟しなさい」
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