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■7794 / inTopicNo.1)  負の遺産
  
□投稿者/ omame 一般人(46回)-(2016/01/22(Fri) 17:01:06)
     十六の時に母親を事故で亡くし、父親は私が十八の頃、五十五歳で再婚した。
     再婚相手は二十二歳。
     まさに娘と言っていいような若い女性だった。
     しかも恐ろしいほどの美人だった。
     なぜ彼女、優華が、資産家だけれど凡庸な父と結婚したのか、その目的が金にあることは明らかだった。
     父と優華は夜になると地下室に籠もり、朝は私が大学に行く頃まで起きてこなかった。
     そんな生活が二年も続いた。
     そして父は仕事中に脳梗塞で倒れ、寝たきりになり、一月で息を引き取った。
     最期の言葉も何も無かった。
     悲しみに暮れるある日、私の部屋に優華がやってきた。
     アンタがパパを殺したのよ、とそんな目で睨んでやった。
    「来て。見せたいものがあるの」
    「何よ?」
    「来ればわかるわ」
     優華は地下室の鍵を指先でクルクルと回した。
     地下室に入ったことはなかった。
     私は優華に従った。
       ※
     ムン、と異様な匂いが鼻についた。
     後でそれが、汗と精液と愛液と排泄物の混じり合った匂いだと知った。
     灯りがつけられた。
     私は「アッ」と声を上げた。
     噂では聞いたことのある、でも実際に見るのは初めての、鞭や、巨大な注射器や、様々な大きさの人工ペニス、その他その他、何に使うのかわからないものが壁に掛けられていた。
     そして天井からは鎖。
     磔台。
     木馬。
     床はタイル張りで、排水溝も。
     その隣にベッド。
    「お父さんがどんな趣味だったか、わかるでしょ」
     私は頭を振った。
     振って、振って、振りまくった。
    「私が毎晩、どんな目にあってたか」
     私は泣きながら頭を振った。
    「これから毎晩、その身体に教えてあげる」
    「い、嫌よ」
    「嫌って言えるのかしら? あなたの後見人は私なのよ。私のサイン一つで、あなたは路頭に迷うのよ。大学だって、あんな授業料のバカ高いお嬢様学校、ヤメなきゃならなくなるのよ」
    「嫌、嫌……」
    「私の本当の目的はあなただったの。あなたをここで責めさいなむことだけを夢みて、あなたのために、少しずつ、こういう器具を買い揃えたの」
    「な、なぜ?」
    「おねだりするのに、恥ずかしくもなんともなかった。だって、あなたのお父さん、男としてはもう終わってたの。こういう器具を使わないと女を満足させられなかったのね」
    「もう、もうヤメて!」
    「覚悟なさい!」
     その言葉を合図にしていたかのように、とてつもない体格をした女が二人、地下室のドアを開けて入って来た。
     そしてあっと言う間に私は全裸にされ、天井と床の鎖に、X字に拘束された。
     胸も、下も、何にも隠せなくなった私の身体を、優華は舐めるように眺め回した。
    「素敵ね、素晴らしいわ。とりあえず、今日は金曜だから、日曜までに腫れが退くくらい、お尻を徹底的にやって」
     そう言ってベッドの上に横たわった。
    「始めて」
     風を切る音と共に、お尻に火のような痛みが走った。
     ヒュン、ヒュン!
     連続した音と激痛が走った!
     何度も何度も!
     痛い!
     キャァァアァアアァ……
    「痛い?」
     優華が聞いた。
    「痛い! ヤメて、こんなこと!」
    「いいわぁ、さあ、ドンドン続けて」
     ヒュン、ヒュン、ヒュン……
     連続して左右から!
     叫ぶ、叫ぶ、泣きながら叫ぶ!
     見れば優華はベッドの上で自分の胸を揉みしだいているのだった。
     いつの間にか全裸で!
     そして自分の指を股間へ……
     オナニー?
     オナニーしてるの?
     私が鞭打たれるのを見ながら?
     そこへもう一人、優華とそっくりな女が入って来た。
     鞭の嵐が止み、私は荒い息をやっとの思いで整えた。
    「やってるわね、ああその子?」
    「そう。私たちの共有財産にしましょ」
     そう言って優華はその女に抱きつき、ゆっくりと服を脱がせた。
     女が全裸になり横たわると、優華はその上に、それも股間に頭を埋め、自分の股間を女の顔に押しつけた。
    「始めて」とくぐもった声がした。
     鞭が始まった。
     ベッドの上の女達は妖しげに身もだえを始めた。
     卑猥な音が聞こえてきた。
     互いのそこを、舐め合ってる!
     私が鞭打たれるのをオカズに!
     私は泣きながら叫び、叫びながら泣いた。
     泣いて許しを乞うた。
     痛い、あまりに痛い!
     二人の全裸の女は上下を入れ替わりながら、妖しく汗にぬめ光る身体を絡み合わせ、同時に痙攣して絶頂を訴えた。
     鞭の嵐はやっと止み、お尻に薬が塗られるのがわかった。
     私は泣いて、泣いて、泣きじゃくった。
     見れば、足下のタイルには水たまりが出来ていた。
    「お漏らししたのよ」
    「お漏らしするところも、素敵だったわ」
     二人は顔を見合わせて、目を閉じると、ウットリとした表情で唇を重ねた。(続く)

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■7795 / inTopicNo.2)  Re[1]: 負の遺産
□投稿者/ omame 一般人(47回)-(2016/01/23(Sat) 08:59:14)
     シャワーで下半身を清められ、縛めを解かれた私はベッドの上に投げ出された。
    「よく我慢したわ」
     私は優華をにらみつけた。
    「そんな怖い目をしたって、無駄よ。あなたはもう逃げられない。さあ、始まるわよ。本物のマゾ女がどんなものか、しっかり見るの。あなたに見て欲しくて、彼女は来たのよ」
     名前も知らない女は自ら進んで拘束されているようだった。
     怪物女二人は女を拘束し終わると、壁から巨大な注射器を外し、用意されていた液を吸い上げた。
     そしてその突端を女の顔に突きつけると、驚いたことに、女はまるで愛おしいモノのように、それをくわえるのだった。
    「あれは浣腸器よ」
     浣腸!
     いったい、何が始まるの?
     怪物女二人は女の後ろにしゃがみ込み、巨大な注射器を女の股に押しつけた。
     見る見る、注射器の中の液体は女の中に消えて行った。
     次も、次も、二本の注射器が交互に、三回ずつ、液体を注入した。
     女の顔は注入されるごとに、まるで快楽を味わうように歪んだ。
     怪物女の一人が、奇妙な棒を持って来た。
     それは直径十センチくらいで、片方は尖っており、もう片方には円盤が取り付けてあって、直立するようになっていた。
     それを浣腸を受けた女の足下に置くと、二人で女を持ち上げ、その棒の上に……
     女は軽い悲鳴を上げた。
     つま先立ちになって、苦しそうにうめいた。
    「串刺しよ」
     と優華は言った。
    「肛門に突き刺したの。あの棒に全体重がかかってる。ドンドン入って行くわ。自力では浣腸された中身も出せない。つま先立ちになって地獄の苦しみに耐えるのよ。あれを考えたのも、あなたのお父さんよ」
     そう言うと、優華は私の胸に手を伸ばしてきた。
     あまりのことに、私は胸を隠すのも忘れていた。
    「綺麗な胸、触っても良いでしょ」
     私は無言で手を振り払い、胸を隠した。
    「それとも、あなた、もう一度あそこでハリツケになる?」
     それは絶対に嫌だった。
    「さあ、手を下ろして。一緒に楽しみましょうよ。マゾ女が身もだえするのを眺めながら」
     私の手をゆっくり払うと、露わになった乳首に、優華はキスをした。
     舌が、乳首を転がすのがわかった。
     マゾ女の身もだえが始まった。
     全身の肌は汗にぬめ光り、額や頬に淡いブラウンの髪が張り付いていた。
    「もう、駄目……耐えられない」
     マゾ女は呻いた。
     けれど怪物女達は情け容赦なく、鞭打ちを始めたのだった。
     絹を裂くような、マゾ女の叫び声が地下室に響いた。
     鞭打ちは執拗に、容赦なく、何十回も続いた。
     マゾ女は、次第に鞭に反応しなくなり、ぐったりとぶら下がるような格好になった。
     怪物たちは申し合わせたように鞭を止め、棒を引き抜いた。
     ふたたび絹を裂くような声が上がり、同時に茶色の液が噴出した。
     怪物の一人は何かをマゾ女の股に当てた。
    「バイブレーターよ。マッサージャーね。何が起こるか、よく見てて」
     マゾ女は噴出を繰り返しながら、叫び声を上げた。
     叫びながら、身体をエビのように反らせ、
    「イク、イク、イク、だ、出しながらイク! 最高、最高なの! もっと、もっと! 見て、恥ずかしいところを見て! さ、最高、最高の屈辱、イイの、イイの!」
     意味のわからないことを叫びながら、身体を反らせ、ついには前からも透明な液体を噴出した。
     そういうこと全てを許容するような床の作りだった。
     叫びに叫んで、マゾ女はふたたびぐったりとぶら下がった。
    「終わったのか?」
     怪物の一人が聞くと、マゾ女は紅潮した顔で、
    「もう少し、出ます」
     と、恥ずかしそうに言った。
     その言葉通り、決して他人に見せてはいけないものが、ボトボトと足下に落ちた。
    「終わったか?」
    「もう少し……」
     何度かのやりとりの後、怪物たちはまたシャワーでマゾ女の身体と床を清めた。
     そして……
     怪物たちは何かを自分の腰に装着し、マゾ女の前と後ろから……
    「あれはペニスバンド。これから前と後ろ、二つの穴を同時に犯すの。サンドイッチってプレイよ」
     ふたたび絹を裂くような声が上がり、怪物たちの腰が、マゾ女の腰を挟んで妖しくうごめき始めた。
    「これからが本番よ。私たちも楽しみましょ」
     優華の手が、私の淡い草むらに伸びてきた。
    「もう濡れてるじゃない」
     優華は良くわからないことを言った。
     シャワーを浴びたのだから、濡れていても当たり前だった。(続く)
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■7796 / inTopicNo.3)  Re[2]: 負の遺産
□投稿者/ omame 一般人(48回)-(2016/01/24(Sun) 13:42:36)
     私は幼稚園から高校までカトリック系の女子校に通っていた。
     シスターももちろんいて、週に一回は宗教の授業があった。
     そこでは徹底的な純潔教育がやられ、私たちもそれを信じ込んでいた。
     結婚まではプラトニックな関係でなければならないし、自分で自分を汚すことは絶対に駄目、同性愛などもってのほかの堕落行為だと思い込んでいた。
     だから、私は自分の乳首さえつまんだこともなかったし、ましてやお風呂やトイレ以外で性器に触れることなどあり得なかった。
     オナニーという言葉は知っていた。
     けれど、なぜそんなことをするのかは理解不能、「濡れる」というのも意味不明だった。
     ましてや、今目の前でマゾ女が連呼する「イク」という言葉など、それが何を意味するのか、想像もつかなかった。
     ただひたすら、気持ち悪かった。
     優華に乳首をいじられても、性器を触られても、何も起こらず、ひたすら気持ち悪かった。
     どのくらい時間が経ったのか、失神したマゾ女が縛めから下ろされた。
    「お前の不感症を治してやるよ」
     優華はそう言って、私をベッドに投げやった。
     私は怪物女二人にふたたびX字に拘束された。
     浣腸器を見せられた。
     急に恐怖が湧いてきた。
    「やめて!」
     自分を待ち受ける運命が恐ろしかった。
     堕落した女達の仲間になる……
     それだけは絶対に嫌だった!
     固く閉じた後ろの門をこじ開けて冷たいガラスが入って来た。
     薬液も!
    「駄目、駄目! そんな恐ろしいこと、止めて!」
    「さあ、もう奇跡は起きないよ。お前の神様とやらに助けて貰いな。そんなのがいるならきっと助けてくれるだろうさ」
     さっきと同じ棒で栓がされた。
     肛門に突き刺さる!
     つま先だけでは支えきれない!
     広がる!
     肛門に全体重がかかって、限界まで広げられる!
     そこに、猛烈な便意!
     波打つように強くなり、身もだえしても耐えられない!
     耐えきれず出そうとしても、出せない!
     苦しい!
     死ぬ!
    「トイレに、トイレに行かせて下さい。何でもしますから」
     屈辱の極みを味わいながら、身もだえる。
     汗が全身から涌きだし、髪は頬に張り付く。
    「お、お願いです、トイレへ」
     私のこの、女としてあり得ない屈辱的な哀願の様子を眺めながら、二人の女は互いの股間に顔を埋めて、悦びの嗚咽を漏らしあっている。
     ここは、どんな地獄?
     気が遠くなりかけると、栓が引き抜かれた。
     神様は助けてくれなかった。
     私は後ろから汚れたものを漏らしながら、怪物に鞭打たれながら、強力なマッサージャーを性器に当てられて強制的にオルガスムスを味合わされるという、女として想像しうるかぎり最悪な形で、最初の性的な快感を得たのだった。
     それも何度も、何度も、何度も……
     前から後ろから噴き出しながら、鞭打たれながら……
     自分がこんな最悪な女だと知って、私は自分の性器を呪った。
     こんなものを私の身体に与えた神をさえ呪った。
     舌を噛んで死のうかと思ったけれど、自殺は最悪の犯罪だからと思いとどまった。
     神が与えた試練なら、それも仕方ないと思った。
     私は地獄の快楽に溺れて叫び続けた。(続く)

引用返信/返信 削除キー/
■7797 / inTopicNo.4)  Re[3]: 負の遺産
□投稿者/ omame 一般人(49回)-(2016/01/25(Mon) 18:32:40)
     毎週、土曜の夜に繰り広げられる地獄絵図とグロテスクな責めは、純粋だった私には辛くてたまらず、金曜の夜になると本気で死のうと何度も思った。
     辛うじて自殺を思いとどまったのは、キリストの教えがあったからだった。
     でも、それも最初のうちだけ。
     女は、慣れる。
     それに、男性に責められるのならともかく、同性だ。
     恥ずかしさなど、すぐに消える。
     銭湯や温泉と一緒。
     さらに言えば、こんなことをしなければ快楽を得られない可哀想な人たちなのよ。
     私はまるでマザーテレサのような気持ちになっていた。
     私は羞恥を感じてるふり、屈辱に泣くふりを演じてあげた。
     鞭だって、そりゃ痛いけど、冷静になって味わえば、耐えられないってほどのものじゃない。
     でも、ギャーギャー叫いて泣いてあげる。
     浣腸なんて……
     便秘気味だから、ちょうど良いくらい。
     羞恥心なんて、最初の二三回でかなり消えた。
     でも演じてあげる。
    「ト、トイレに行かせて下さい」
     なんて、迫真の演技で。
     細いものから始めたディルドゥはかなり太いのが前も後ろも入るようになって、サンドイッチさえ出来るようになった。
     中でもいけるようになった。
     でも、処女よ。
     男性のものは入れてない。
     男性とは手さえつないだことも無い。
     何の問題があるの?
     私は頭のおかしな女達の狂った欲望を満たしてあげているだけ。
     すぐに私にも飽きるだろうし、そうしたら自由になって、男と恋愛する。
     それでいいと思っていた。
     二年が過ぎ、私は二十歳になった。
     そして事件が起こった。
     その土曜、私はインフルエンザで寝込んでいた。
     異変に気付いたのは日曜の昼くらい。
     優華がいないのだった。
     お手伝いさんたちに聞いても、朝から見ていないという。
     寝室にもいない。
     私は悪い予感がした。
     地下室には鍵がかけられている。
     その鍵がない。
     中に持って入ったとしか考えられない。
     閉じ込められた?
     ドアをどれだけ激しく叩いても応答がない。
     私はお手伝いさんたちと相談して、鍵屋を呼んでもらった。
     鍵が開いたら、私が一人で中を確認したら良い。
     ちょっと、他人に見せられるような室内じゃ無いから。
     そして、鍵屋が鍵をあけ、私が中に入ると……
     全裸の女の身体が四つ、床に転がっていた。
     救急車を呼んだが手遅れだった。
     警察によれば、足下の水たまりに電器マッサージ器から漏電して、全裸だったためもあり、一瞬で感電、心臓麻痺を起こしたのだろう、と。
     悲しくも何ともなかった。
     無様な、まさしく優華らしい最期だった。
     私は自由になった。
     相続した資産は、現金だけで二百億円。
     一年に一億使っても死ぬまで使い切れない。
     これは相当に危険なので、家と土地は売り払って、短大卒業後は東京の男女共学の大学に編入することにした。
     田舎の資産家の娘など、東京にはゴロゴロしているだろう。
     恋愛だって、してみたいし。(続く)

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■7798 / inTopicNo.5)  Re[4]: 負の遺産
□投稿者/ omame 付き人(50回)-(2016/01/26(Tue) 16:51:50)
     東京では、私は誰の娘でもなく、金持ちのお嬢さんでもなかった。
     小さなワンルームマンションを借りて、電車で大学まで通った。
     全てが新鮮だった。
     何より、男の子たち!
     声を交わすのも恥ずかしくて、ドキドキして……
     そして、合コンというのをやった。
     初めてのお酒だった。
     酔った。
     近くにホテルの部屋をとっていたのもまずかった。
     部屋でもっと話そう、という男の子と、二人で……
     それはいきなりだったけど、始めるのは嫌じゃなかった。
     もともと、ゼミでも気の合う男の子だったし。
     でも、いったいこれは何?
     というのが初体験の感想だった。
     初めての男の子とのキスにうっとりしたのもそこそこ……
     さんざんいじくり回され、そのものを入れられたのに、何も感じなかった。
     そもそも女の子って、もっと優しく扱われるものなんじゃないの?
     乱暴な腕、荒々しい指、そして自分勝手な男性自身。
     勝手に入ってきて、勝手にいって、しぼむ。
     何これ?
     もっとこう、無いの?
     相手へのいたわりとか、そういうの。
     優華とその仲間たちは、確かに暴力的だったけど、もっとこう、何かが違った。
     愛があったから?
     同性への愛?
     同性愛?
     まさか!
     愛されていた?
     いや、違う。
     違うと思いたかった。
     それからその最初の男の子と何度かやっても、気持ち悪いだけでちっとも良くなかった。
     相性が悪いんだろうな、と思った。
     その子と別れて、すぐにゼミの別の子とそういう関係になった。
     でも全くだった。
     また別れた。
     そうこうするうち、半年でゼミの男の子全員と関係が出来てしまった。
     とにかく、男に対して何の免疫もない、なのに金だけは使い切れないほどある女の子がやることなんざ、そんなものだ。
     で、来るものが来た。
     ゼミの女の子たちに呼び出され、いきなり平手打ちを食らった。(続く) 
引用返信/返信 削除キー/
■7799 / inTopicNo.6)  Re[5]: 負の遺産
□投稿者/ omame 付き人(51回)-(2016/01/27(Wed) 18:34:07)
     私を打ったのは夏美という気の強い女の子で、そこで泣いているレイナという子の親友だった。
     そのレイナの彼が私と寝たことが携帯のメールからバレ、それを夏美に相談し、こうなったというわけだ。
     私はこんな形で人に打たれるのは初めてで、優華の時のプレイとは違った、もっと根本的な屈辱に脚が震えるほどだった。
    「なぜこんなことしたのか、わかるでしょ。二度とあの子には近づかないで」
     悔しさに涙が溢れた。
    「わかれば良いのよ」
     勝ち誇ったように、吐き捨てて夏美とレイナは去った。
     あまりにも悔しかった。
     悔しくて、悔しくて、刃物があったら、後ろから刺してやりたかった。
     私はその足で銀行へ行き、一日の限度額の200万円をおろした。
     そして探偵事務所に駆け込んで、前金として払い、夏美とレイナの素性、素行、すべてを丸裸にして欲しいと依頼した。
     結果は二週間後に知らされた。
     夏美の素性はなんとも哀れなものだった。
     東北の実家は事業に失敗して多額の借金を抱えており、夏美は風俗でバイトしてその借金返済に充てているのだった。
     レイナの家も似たようなもの。
     夏美に誘われて、同じ風俗でバイトをしている。
     だから結束は固い、と。
     借金の総額は夏美が700万位、レイナが800万位。
     はあ?
     と思った。
     はした金じゃない。
     私は弁護士に依頼してその債権の全てを買い取った。
     そして夏美とレイナの両親に、二人が哀れで見ていられないから、債権を買い取った、卒業後、ゆっくりと返してくれればいいから、と手紙を書いた。
     泣かんばかりの返事が来て、夏美とレイナが揃って挨拶に来た。
     どうもこの二人は、私が男を盗った詫びに借金を引き受けたとでも勘違いしているようだった。
     ひたすら頭を下げる二人の態度に、どこか上から見るようなものがあった。
     私は言った。
    「勘違いしないで。あなたたち二人が風俗でバイトしてることも知ってるの。サービスの対象が男たちから私に替わっただけよ」
     私はマンションをキャッシュで買い、グランドピアノ用のヤマハのアビテックスを入れて防音を完璧にした小部屋を作った。
     その床を改造し、トイレもしつらえた。
     ハリツケも。
     鞭も。
     浣腸も。
     あの二人を徹底的に責め抜いてやる。
     死なない程度に。(続く)

引用返信/返信 削除キー/
■7800 / inTopicNo.7)  Re[6]: 負の遺産
□投稿者/ omame 付き人(52回)-(2016/01/28(Thu) 11:47:59)
    2016/01/30(Sat) 18:30:04 編集(投稿者)
    2016/01/30(Sat) 18:29:54 編集(投稿者)

     二人にはもちろん、親の保証人になってもらった。
     成人が誰かの連帯保証人になることの恐ろしさなど何も告げずに。
     担保になっている不動産の抵当も全て引き継ぎ、この二人の首根っこは全て押さえた。
     こうやって人を支配していくやり方は、父の事業を引き継いだ優華から教わった。
     父は不動産の看板を掲げながら、実際には街金、普通の高利貸しで財を築いていた。
     その悪名は故郷全体にとどろいていたし、後継者たる優華のあくどさも評判になっていた。
     父は借金で首が回らなくなった女達を例の地下室でオモチャにしていたし、それは優華も同じだった。
     目の覚めるような美人が何人も、私の目の前で全裸になり、鞭打たれ、浣腸で全てをさらけ出し、バイブで無理にイカされ、サンドイッチで気絶するまで責め抜かれた。
     仁王立ちになった優華の生理中の股ぐらを口で清めるように言われ、泣きながら、口の周りを血まみれにした。
    「綺麗にしてやるよ」
     と優華は聖水と呼ぶオシッコを顔にかけた。
     泣いて、泣いて、泣き崩れる女に、優華はけたたましく笑いながらオシッコをかけ続けるのだった。
    「嫌だったら、自殺しなよ。そしたら保険金が入ってくるから。それが嫌なら、聖水を飲みな。一滴残らず」
     女は必死で口で受け止めようとするのだった。
     こんな女たちを哀れだとは思ったけれど、借金なんてする方が悪い。
     それも街金なんかから。
     アタマ悪すぎ。
     自業自得というものだ。
     さて、すっかり設備の用意が出来て、私は二人をマンションに呼びつけた。
     フローリングの床を指さすと、悟ったように、二人揃って正座した。
    「ゆっとくけど、逃げられないよ。いや、逃げても良いし、警察に飛び込んでもかまわない。けど、私に何かあったら、アンタたちの債権、生命保険専門の取り立て屋に渡ることになってるから。どういうことかわかる? 生命保険をかけておいて、追い込んで追い込んで、事故に見せかけて殺すのが専門の連中よ。こいつらの標的になったら、絶対に助からない。たいてい、ダンプの前にダイブして死ぬわ」
     私はそう言って、優華が使っていた事故の写真を2枚二人の前に出した。
     1枚はダンプに挽かれた女の身体のパーツが路上に散乱した、えげつないもの。
     もう1枚は、内臓に張り付いたショーツが妙に生々しい、若い女の写真。
     顔が無傷で、目を見開いたままなのが薄気味悪い。
    「アンタたちが逃げれば、両親のうち、どちらかがこうなる。両方かも知れない」
    「もういいわ!」と夏美は言った。
    「あなたに自由にされるなんてまっぴらゴメンだわ。借金は元に戻して。前みたいに少しずつでも返していくわ」
    「あなたね、そんなこと出来るわけがないでしょ。もう債権者は私なの。前の債権者なんか何の関係もないのよ。あなたたち、可哀想に、法律のこと、何にも勉強してこなかったのね。東京の一流私立でも、自分の身を守る基本的なことは何にも教えないんだ。だから、私が教えてあげる。もうあなたたちの人生は終わったのよ。とりあえずは私の奴隷。私に飽きられたら、他の誰かの奴隷。奴隷として生きていけなくなったら、こうやって」
     私は事故の写真を二人の鼻先に突きつけた。
    「生命保険をかけられて、惨めに死ぬのよ。それ以外の人生は、無いわ」
     レイナは突っ伏して泣き始めた。
    「こんなこと、いつまで話してても始まらないわ。さ、まずは服を脱いでちょうだい。嫌ならこっちで脱がすけど、破れたりしたら、帰りの服がなくなるわよ」
     夏美の手が屈辱に震えるのがわかった。
     震えながら、ブラウスのボタンを一つずつ……
     ああ、快感!
     夏美は座ったまま全裸になり、泣き続けるレイナに、たたんだ服から取りだしたハンカチを渡し、
    「さ、レイナも。一緒にがんばろ!」
     などと、健気に言うのだった。
     レイナもレイナで、
    「うん……夏美もね」
     などと健気に顔を上げ、涙を拭って夏美に返し、同じように座ったまま全裸になったのだった。
    「立って」
     二人は立ち上がった。
     けれど胸と下を手で隠している。
    「何隠してるのよ。手は頭の上!」
     二人は言われたようにした。
     夏美の目が憎悪に燃えていた。
     ああ、なんという快感!
     これだけでイキそ!
    「来なさい」
     私は二人を完全防音のアビレックスの中に導き入れた。
     そして鎖につなぎ鍵をかけ、三日間、放置した。
     もちろん飲まず食わず、垂れ流し状態で。
     三日目にワンルームマンションから戻ってくると、二人は床にぐったりと倒れていた。
     私は夏美が漏らした汚物を食パンに挟み、レイナに渡した。
    「全部食べな」
     レイナは貪るようにそれを食べた。
    「レイナは便秘気味だったみたいだな。お前の食事は無しだ」
     と私は夏美に言った。
    「お願い、お水と、食べ物をちょうだい」
     気の強かった夏美は見る影もなかった。
     私はスカートをたくし上げ、パンティを下ろし、仁王立ちになって、
    「さあ飲みな」
     優華と同じようにした。
     夏美は必死で受け止め、ゴクゴクと喉を鳴らして飲んだ。
    「私にも、下さい」とレイナが言った。
     レイナにもあげた。
     床にこぼれた雫を夏美は必死に舐め取っていた。
     これだ!
     これが私の求めていたもの!
     私は軽く後始末をして、
    「明日また来るわ。レイナ、夏美の食事を用意しておくのよ」
     ワンルームマンションに戻ると、私はヴァイブレーターをあそこに押し当て、イッて、イッて、イキまくった。
     なんて素敵な世界!
     翌日朝にマンションに行くと、レイナは汚物を漏らしていた。
     それを食パンに挟んで夏美に渡すと、貪るように食べた。
     これ以上学校を休ませるとマズイので、とりあえず二人にはお昼に粥を与え、夜には普通の食事を与えて帰した。
     そのことに夏美は感謝の言葉さえ漏らすのだった。(続く)

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■7801 / inTopicNo.8)  Re[7]: 負の遺産
□投稿者/ omame 付き人(53回)-(2016/01/28(Thu) 15:01:57)
     それからはもう、やりたい放題だった。
     秘密を守るために遠くの大阪のエグイSMクラブからバケモノみたいな女王様を借りてきて、どちらかを責め抜き、どちらかに私をサーヴィスさせた。
     夏美が激しい鞭に泣き叫び、許しを乞うのを眺めながら、レイナの唇と舌をあそこで心ゆくまで味わった。
     レイナが浣腸され、栓をされ、
    「お願い、トイレに、トイレに……」
     と泣き叫ぶのを眺めながら、夏美の指を味わった。
     夏美とレイナの強制レズも楽しかった。
     特に69!
     レイナは感じてくると夏美への責めが出来なくなる。
    「レイナ! しっかりするのよ!」
     気を取り直して夏美の股間に顔を埋めるレイナ!
    「親友同士、こんなこと出来て良かったでしょ!」
     時には二人並べて浣腸。
     そのまま抱き合ってキス。
     耐えきれずに二人とも漏らし始める。
     それでも離れることは許されない。
     キスしながら後ろからダラダラと漏らす、そのへっぴり腰の嫌らしいこと!
     二人は私の従順すぎる奴隷になった。
     最初のうち、夏美が少しでも反抗的な目を見せると、私は壁に額に入れて貼ってある二人の債券証書を指さすのだった。
     それだけで充分、大人しくなった。
     一年も経つと、反抗の芽など欠片もないようになった。
     夏美が言った。
    「本当は、あなたも私たちみたいにされたいんじゃない?」
     ギクリとした。
     見透かされていた。
    「してあげるわよ、優しく。でも徹底的に」
     私はドキドキが止まらず、
    「いいの?」
     と聞いた。
    「もちろん。じゃ、服、脱がしてあげる」
    「恥ずかしいわ」
    「大丈夫よ」
     私は全裸になり、磔台に両手両脚を拘束された。
    「動けない?」
     私は身体を動かして確認した。
    「うん」
     夏美とレイナは顔を見合わせた。
     そして無言で壁の債券証書を取り外し、額から出してびりびりに破き、トイレに流した。
    「あなたはここで、誰にも看取られず餓死するのよ」
    「何言ってるの?」
    「私たち、この一年、この機会を待ってたのよ。従順な奴隷の振りをしながら」
    「待って、お金はあるの。お金をあげる。一億円上げる。だから助けて」
    「あなたはこの場所、慎重に隠してきたわね。だから誰も探さない。友達もいないから、誰も不思議にも思わないでしょうよ。大丈夫、三日目から何にも考えられなくなるから。意外と楽にいけるものよ。じゃね」
     そう言ってアルビレックスの灯りを切り、ドアを閉めた。
     私は叫んで叫んで叫んだ!
    「助けて! 開けて! 誰か、助けて!」
     完全な暗闇、完全な静寂。
     私は疲れ果ててぐったりとなった。
     座ることも、横たわることも出来ない。
     こうやって、死んでいくんだ。
     お金なんて、何の役にも立たない。
     あの世にも持って行けない。
     生まれ変わったら、もっと良く生きよう……
     いつの間にか眠り、目が覚めた。
     と言うより、睡眠と覚醒の境がなかった。
     時間の感覚も。
     そして、アルビレックスのドアが開いた。
     あまりのまぶしさに目が開けていられない。
     徐々に慣れると、レイナだった。
    「まだ生きてる」
    「助けて!」
    「普通に絶望されちゃ、面白くないからね」
     と夏美は言った。
    「助けてもらえるかもって、はかない希望を抱いて、惨めに死んでいって欲しいの。じゃね」
     ふたたびドアが閉まった。
     そのドアは二度と開くことはなかった。(終わり。殿堂入り希望です)

     
完結!
引用返信/返信 削除キー/
■7805 / inTopicNo.9)  Re[1]: 負の遺産
□投稿者/ 亜里沙 一般人(1回)-(2016/04/12(Tue) 20:21:44)
    どきどきします#^o^#
引用返信/返信 削除キー/



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